22 / 28
第22話 襲撃
しおりを挟む
温泉から帰ってきた私達の警護は、ロビンから領主の近衛へと引き継がれた。
ロビンはそれなりに位が高いようで、城ではなく館へ帰るのだそうだ。
「それでは、ゆっくりと休んで下さいね」
そう言って鼻歌でも奏でるような足取りで帰っていった。
相変わらず呑気だね。エンリ村での任務に戻らなくていいのかな。なんて疑問がわいたけど、坊っちゃんなんだからこれでいいのかな。
それよりも、だ。温泉の壁に描かれていた絵、特に城についての文献を漁るのが優先だ。
私は近衛に領主への面会を求めたが、夜も遅いと言う事で拒否された。
「とても大切なお話なんです。どうか取次いで下さい」
どんな話だと問い返して来たので、キフ族の城についての話だと正直に答えた。途端に門番の顔に?が浮かび上がる。
「…いや、それは大切ではないだろう」
酷いよ。人がこんなにお願いしているのに取次いでくれないなんて。こんな気持ちじゃ眠れないよ。
もう一度お願いしたが、取り付く島もない様子で、客室にご案内しますと繰り返す。
「今日は、もうやめましょ」
ノノさんに言われて、私はしぶしぶ城の中にある客室に向かった。
こうなったら朝一番に領主の部屋に行ってやるんだから。
客室は、領主の間を正面にに向かって左奥の階段を登った所にあって、領主の部屋と対になっているようだった。
そこには寝室があり、ベットが二つと、簡単な作りのテーブルと椅子がある。客室と言う割にはどれも質素な作りで驚いたけど、領主の部屋の調度品も同じ様なものだったので、こういうものなんだろう。
そして、なんと今日もノノさんとお泊りです。なんて言えば良いんだろうこの気持ち。ひと言で表すと嬉しいなんだけど。もうね、ノノさんに依存しているんじゃないかと思うくらい一緒にいたいです。
私達はベッドに潜り込むと、一瞬だけ例の絵のことを考えた。なぜ一瞬だけなのかというと、眠ってしまったからです。先程、眠れないと言った事なんて、思い出す暇もなかった。
どれくらい寝たのだろうか、私は変な音で目を覚ました。
窓から誰か中に入ろうとしている…。
私は寝っているフリをしながら自分とノノさんに【防壁】を展開して侵入者を待った。
起きて攻撃をしなかったのは、この人達の目的を知りたかったからだ。生け捕りにして、色々と尋問してやろうじゃないのと思った。
取り外された窓が室内にそっと置かれ、人が入ってきた。
3人の男だ。
ぞう認識した瞬間、二人の男が私とノノさんに襲い掛かっていた。
彼らの手にしているアイスピックの様な武器が、私とノノさんに突き刺さろうとした瞬間、甲高い音叉のような音が響く。【防壁】が侵入者の攻撃を防いだ音だ。
私は素早く起き上がった。
彼らは戦いに慣れているようで、初撃が防がれた瞬間に私達から間合いをとった。それでも、逃げようとはしていない。
殺意があるのはわかったからね!
私は大きな声でノノさんを起こした。
「え、なにぃ…」
ねぼけた声が、かわいい。
雑念を振りほどき、ノノさんに襲撃されている事を伝えると、彼女は目を見開いた。
とにかくノノさんを逃がそう。
そう思って出入口に目を走らせると、そこには敵が1人、すでに立ちふさがっていた。これは廊下から護衛の兵士が来るのを防いでもいるな。
「あなた達だれ?」
私は質問をして、ノノさんが体勢を整える時間を稼ごうとしたが、彼らは何も答えなかった。
だったら蹴散らしてやるからね。
私は【雷】を3人の男に発射した。と、同時に彼らも【雷】を発射した。
それぞれの【雷】が絡み合い、激突した所で消滅した。
…え?魔法使い…!こいつ等、3人とも【雷】を使ったけど、私の力を知ってやってきた?
私は状況を整理しながら、ノノさんの盾になるように、敵の前に立った。
【防壁】を展開しているとはいえ、人が襲ってくる姿は恐怖を呼び起こすからだ。
「大丈夫だからね」
私は、敵から目を離さずに、ノノさんに声をかける。
彼らも私の力を見て、攻めあぐねているようだった。その後、攻撃をしてこない。もしかしたら、私が【防壁】を展開することでの魔力切れを待っているのかもしれない。でも、ウォルフの話では、私に魔力切れはない。【防壁】をガッツリ使っても問題はないのだ。
私は部屋の出入口と、彼らが侵入してきた窓に、球体の【防壁】を展開した。もちろん逃さないようにするためだ。
絶対に捕まえてやる。ノノさんとの大切な時間を奪った事は許さないからね。
で、こいつ等をどうやって倒すかだけど、【球雷】は使いたくないんだよね。あまり手の内を晒したくないから。かといって【稲妻】を使えば、城の天井に穴を開けることになるし、何より城にいる人を巻き込んじゃう。
仕方ない、【球雷】を使おう。ただし、少しアレンジして、ね。
私は左手から【雷】を出して、侵入者に攻撃をした。彼らも【雷】を出して対抗し、先程と同じように絡み合い消滅する。
私は驚きの表情を作る。呼吸を浅くして、いかにも焦りを覚えているかのように、肩に力を入れた。そういう演技をしてみた。
侵入者達から勝機を掴んだ雰囲気が伝わる。
私はそれに気圧されるように、一歩、また一歩と下がった。
いま私の足元には、ウォルフが持たせてくれたリュックがある。
私は素早くしゃがみ込むと、リュックの中へ右手を入れ、小さな玉を取り出し彼らに投げつけた。
彼らは私の投げる物に当たるほど、鈍くはない。なんてこともないように、避ける。
私は、あっちに行け、と叫びながら、さらに2個の玉を投げつけた。もちろん当てることはできなかった。
最後に私はリュックを投げた。
万事休す。私は体から力を抜いて、うつむいた。
彼らは訓練された戦士だろうけれど、この一瞬だけは気が緩んだ。しかも相手は子供で、今にも泣き出しそうな顔をしている。
私はこの時を待っていた。
先程の投げつけた玉は、リュックの中で出現させた【球雷】だ。これを静かに移動させ、侵入者の足にそっと触れさせて電流を流した。
「が…っ…く、く…」
勝利を確信していた彼等は【雷】を受け、悲鳴にならない声を響かせて、それぞれ床に倒れた。
もちろん回復魔法をかけるのも忘れていない。
はぁ…疲れた。さて、警備兵でも呼ぶか。
私はようやく気を抜いた。
出入口の【防壁】を解除すると、部屋の出入り口の戸が開いた。と、同時に。「あ、入れた…」なんて呑気な声を出しながら、3人の護衛の兵士が入ってきた。
言葉を発している者は、警護を引き継がれた近衛だ。
そうかそうか、私が【防壁】を展開
していたから、入ってこれなかったんだ。
彼らは部屋の状況を見て、驚きの表情を見せた。
「これは一体…」
「早くこの人たちを捕まえて下さい」
例の近衛に声を上げたのはノノさんだ。
ちょっと怒ってる。
私は壊れた窓から外を見た。
見える範囲では特に変わった様子はないし、襲撃犯の仲間らしき人影も見えない。
誰が私達を狙ったのかな。
私が考えを巡らせていると、廊下の方からは話し声が聞こえてきた。語気が荒い。
「襲撃がありましたので、今晩はひかえていただきたい」
「じゃまをしないで下さい」
兵士の声と、それに反論する領主の声だった。
「アンナさん、ノノさん」
領主は顔を出すなり頭を下げた。
周りに家来がいるなかで、立場のある人が目下の者に頭を下げるなんて。新たな嫌がらせなの?
「領主様、困ります。頭を上げて下さい」
これ以上、知らないところで恨みを買いたくはない。ここで起ったことに、どういう尾ひれがついて拡散されるのか分かっただものじゃない。
どうしようか考えている私の横をノノさんが歩み出てひざまずく。
「私共のような者に、このような丁寧なお詫びをくださるなんて、ただただ困惑するのみでございます。どうか頭をお上げ下さい」
ノノさんは冷静に言葉を吐いた。
領主は黙って頭を上げた。
「今夜は私の部屋に泊まってもらいましょう」
周りの人に微妙な空気な流れるのを感じた。
「ご命令とあれば従います」
これもノノさん。
あくまでも、領主が望むならという立ち位置。
領主は、新たな寝具を自身の部屋に用意するよう指示をだし、準備が整うままで広間で待ちましょうと、私達を促してくれた。
と言っても、広間はすぐ下の階なんだけどね。
「エンリ村から来た晩にこれでは、疲れも取ることができませんね」
申し訳なさそうに領主が話しかけてきた。
「それは些末なことでしかありません…後で少し時間を頂いてもよろしいでしょうか」
さっきの襲撃からノノさんが少し怖いのだけれど、命を狙われたのだから当たり前だけど、どこか違和感がある。
「構いませんよ」
領主は短く答えた。
ロビンはそれなりに位が高いようで、城ではなく館へ帰るのだそうだ。
「それでは、ゆっくりと休んで下さいね」
そう言って鼻歌でも奏でるような足取りで帰っていった。
相変わらず呑気だね。エンリ村での任務に戻らなくていいのかな。なんて疑問がわいたけど、坊っちゃんなんだからこれでいいのかな。
それよりも、だ。温泉の壁に描かれていた絵、特に城についての文献を漁るのが優先だ。
私は近衛に領主への面会を求めたが、夜も遅いと言う事で拒否された。
「とても大切なお話なんです。どうか取次いで下さい」
どんな話だと問い返して来たので、キフ族の城についての話だと正直に答えた。途端に門番の顔に?が浮かび上がる。
「…いや、それは大切ではないだろう」
酷いよ。人がこんなにお願いしているのに取次いでくれないなんて。こんな気持ちじゃ眠れないよ。
もう一度お願いしたが、取り付く島もない様子で、客室にご案内しますと繰り返す。
「今日は、もうやめましょ」
ノノさんに言われて、私はしぶしぶ城の中にある客室に向かった。
こうなったら朝一番に領主の部屋に行ってやるんだから。
客室は、領主の間を正面にに向かって左奥の階段を登った所にあって、領主の部屋と対になっているようだった。
そこには寝室があり、ベットが二つと、簡単な作りのテーブルと椅子がある。客室と言う割にはどれも質素な作りで驚いたけど、領主の部屋の調度品も同じ様なものだったので、こういうものなんだろう。
そして、なんと今日もノノさんとお泊りです。なんて言えば良いんだろうこの気持ち。ひと言で表すと嬉しいなんだけど。もうね、ノノさんに依存しているんじゃないかと思うくらい一緒にいたいです。
私達はベッドに潜り込むと、一瞬だけ例の絵のことを考えた。なぜ一瞬だけなのかというと、眠ってしまったからです。先程、眠れないと言った事なんて、思い出す暇もなかった。
どれくらい寝たのだろうか、私は変な音で目を覚ました。
窓から誰か中に入ろうとしている…。
私は寝っているフリをしながら自分とノノさんに【防壁】を展開して侵入者を待った。
起きて攻撃をしなかったのは、この人達の目的を知りたかったからだ。生け捕りにして、色々と尋問してやろうじゃないのと思った。
取り外された窓が室内にそっと置かれ、人が入ってきた。
3人の男だ。
ぞう認識した瞬間、二人の男が私とノノさんに襲い掛かっていた。
彼らの手にしているアイスピックの様な武器が、私とノノさんに突き刺さろうとした瞬間、甲高い音叉のような音が響く。【防壁】が侵入者の攻撃を防いだ音だ。
私は素早く起き上がった。
彼らは戦いに慣れているようで、初撃が防がれた瞬間に私達から間合いをとった。それでも、逃げようとはしていない。
殺意があるのはわかったからね!
私は大きな声でノノさんを起こした。
「え、なにぃ…」
ねぼけた声が、かわいい。
雑念を振りほどき、ノノさんに襲撃されている事を伝えると、彼女は目を見開いた。
とにかくノノさんを逃がそう。
そう思って出入口に目を走らせると、そこには敵が1人、すでに立ちふさがっていた。これは廊下から護衛の兵士が来るのを防いでもいるな。
「あなた達だれ?」
私は質問をして、ノノさんが体勢を整える時間を稼ごうとしたが、彼らは何も答えなかった。
だったら蹴散らしてやるからね。
私は【雷】を3人の男に発射した。と、同時に彼らも【雷】を発射した。
それぞれの【雷】が絡み合い、激突した所で消滅した。
…え?魔法使い…!こいつ等、3人とも【雷】を使ったけど、私の力を知ってやってきた?
私は状況を整理しながら、ノノさんの盾になるように、敵の前に立った。
【防壁】を展開しているとはいえ、人が襲ってくる姿は恐怖を呼び起こすからだ。
「大丈夫だからね」
私は、敵から目を離さずに、ノノさんに声をかける。
彼らも私の力を見て、攻めあぐねているようだった。その後、攻撃をしてこない。もしかしたら、私が【防壁】を展開することでの魔力切れを待っているのかもしれない。でも、ウォルフの話では、私に魔力切れはない。【防壁】をガッツリ使っても問題はないのだ。
私は部屋の出入口と、彼らが侵入してきた窓に、球体の【防壁】を展開した。もちろん逃さないようにするためだ。
絶対に捕まえてやる。ノノさんとの大切な時間を奪った事は許さないからね。
で、こいつ等をどうやって倒すかだけど、【球雷】は使いたくないんだよね。あまり手の内を晒したくないから。かといって【稲妻】を使えば、城の天井に穴を開けることになるし、何より城にいる人を巻き込んじゃう。
仕方ない、【球雷】を使おう。ただし、少しアレンジして、ね。
私は左手から【雷】を出して、侵入者に攻撃をした。彼らも【雷】を出して対抗し、先程と同じように絡み合い消滅する。
私は驚きの表情を作る。呼吸を浅くして、いかにも焦りを覚えているかのように、肩に力を入れた。そういう演技をしてみた。
侵入者達から勝機を掴んだ雰囲気が伝わる。
私はそれに気圧されるように、一歩、また一歩と下がった。
いま私の足元には、ウォルフが持たせてくれたリュックがある。
私は素早くしゃがみ込むと、リュックの中へ右手を入れ、小さな玉を取り出し彼らに投げつけた。
彼らは私の投げる物に当たるほど、鈍くはない。なんてこともないように、避ける。
私は、あっちに行け、と叫びながら、さらに2個の玉を投げつけた。もちろん当てることはできなかった。
最後に私はリュックを投げた。
万事休す。私は体から力を抜いて、うつむいた。
彼らは訓練された戦士だろうけれど、この一瞬だけは気が緩んだ。しかも相手は子供で、今にも泣き出しそうな顔をしている。
私はこの時を待っていた。
先程の投げつけた玉は、リュックの中で出現させた【球雷】だ。これを静かに移動させ、侵入者の足にそっと触れさせて電流を流した。
「が…っ…く、く…」
勝利を確信していた彼等は【雷】を受け、悲鳴にならない声を響かせて、それぞれ床に倒れた。
もちろん回復魔法をかけるのも忘れていない。
はぁ…疲れた。さて、警備兵でも呼ぶか。
私はようやく気を抜いた。
出入口の【防壁】を解除すると、部屋の出入り口の戸が開いた。と、同時に。「あ、入れた…」なんて呑気な声を出しながら、3人の護衛の兵士が入ってきた。
言葉を発している者は、警護を引き継がれた近衛だ。
そうかそうか、私が【防壁】を展開
していたから、入ってこれなかったんだ。
彼らは部屋の状況を見て、驚きの表情を見せた。
「これは一体…」
「早くこの人たちを捕まえて下さい」
例の近衛に声を上げたのはノノさんだ。
ちょっと怒ってる。
私は壊れた窓から外を見た。
見える範囲では特に変わった様子はないし、襲撃犯の仲間らしき人影も見えない。
誰が私達を狙ったのかな。
私が考えを巡らせていると、廊下の方からは話し声が聞こえてきた。語気が荒い。
「襲撃がありましたので、今晩はひかえていただきたい」
「じゃまをしないで下さい」
兵士の声と、それに反論する領主の声だった。
「アンナさん、ノノさん」
領主は顔を出すなり頭を下げた。
周りに家来がいるなかで、立場のある人が目下の者に頭を下げるなんて。新たな嫌がらせなの?
「領主様、困ります。頭を上げて下さい」
これ以上、知らないところで恨みを買いたくはない。ここで起ったことに、どういう尾ひれがついて拡散されるのか分かっただものじゃない。
どうしようか考えている私の横をノノさんが歩み出てひざまずく。
「私共のような者に、このような丁寧なお詫びをくださるなんて、ただただ困惑するのみでございます。どうか頭をお上げ下さい」
ノノさんは冷静に言葉を吐いた。
領主は黙って頭を上げた。
「今夜は私の部屋に泊まってもらいましょう」
周りの人に微妙な空気な流れるのを感じた。
「ご命令とあれば従います」
これもノノさん。
あくまでも、領主が望むならという立ち位置。
領主は、新たな寝具を自身の部屋に用意するよう指示をだし、準備が整うままで広間で待ちましょうと、私達を促してくれた。
と言っても、広間はすぐ下の階なんだけどね。
「エンリ村から来た晩にこれでは、疲れも取ることができませんね」
申し訳なさそうに領主が話しかけてきた。
「それは些末なことでしかありません…後で少し時間を頂いてもよろしいでしょうか」
さっきの襲撃からノノさんが少し怖いのだけれど、命を狙われたのだから当たり前だけど、どこか違和感がある。
「構いませんよ」
領主は短く答えた。
0
あなたにおすすめの小説
主人公の恋敵として夫に処刑される王妃として転生した私は夫になる男との結婚を阻止します
白雪の雫
ファンタジー
突然ですが質問です。
あなたは【真実の愛】を信じますか?
そう聞かれたら私は『いいえ!』『No!』と答える。
だって・・・そうでしょ?
ジュリアーノ王太子の(名目上の)父親である若かりし頃の陛下曰く「私と彼女は真実の愛で結ばれている」という何が何だか訳の分からない理屈で、婚約者だった大臣の姫ではなく平民の女を妃にしたのよ!?
それだけではない。
何と平民から王妃になった女は庭師と不倫して不義の子を儲け、その不義の子ことジュリアーノは陛下が側室にも成れない身分の低い女が産んだ息子のユーリアを後宮に入れて妃のように扱っているのよーーーっ!!!
私とジュリアーノの結婚は王太子の後見になって欲しいと陛下から土下座をされてまで請われたもの。
それなのに・・・ジュリアーノは私を後宮の片隅に追いやりユーリアと毎晩「アッー!」をしている。
しかも!
ジュリアーノはユーリアと「アッー!」をするにしてもベルフィーネという存在が邪魔という理由だけで、正式な王太子妃である私を車裂きの刑にしやがるのよ!!!
マジかーーーっ!!!
前世は腐女子であるが会社では働く女性向けの商品開発に携わっていた私は【夢色の恋人達】というBLゲームの、悪役と位置づけられている王太子妃のベルフィーネに転生していたのよーーーっ!!!
思い付きで書いたので、ガバガバ設定+矛盾がある+ご都合主義。
世界観、建築物や衣装等は古代ギリシャ・ローマ神話、古代バビロニアをベースにしたファンタジー、ベルフィーネの一人称は『私』と書いて『わたくし』です。
妻からの手紙~18年の後悔を添えて~
Mio
ファンタジー
妻から手紙が来た。
妻が死んで18年目の今日。
息子の誕生日。
「お誕生日おめでとう、ルカ!愛してるわ。エミリア・シェラード」
息子は…17年前に死んだ。
手紙はもう一通あった。
俺はその手紙を読んで、一生分の後悔をした。
------------------------------
幽閉王女と指輪の精霊~嫁いだら幽閉された!餓死する前に脱出したい!~
二階堂吉乃
恋愛
同盟国へ嫁いだヴァイオレット姫。夫である王太子は初夜に現れなかった。たった1人幽閉される姫。やがて貧しい食事すら届かなくなる。長い幽閉の末、死にかけた彼女を救ったのは、家宝の指輪だった。
1年後。同盟国を訪れたヴァイオレットの従兄が彼女を発見する。忘れられた牢獄には姫のミイラがあった。激怒した従兄は同盟を破棄してしまう。
一方、下町に代書業で身を立てる美少女がいた。ヴィーと名を偽ったヴァイオレットは指輪の精霊と助けあいながら暮らしていた。そこへ元夫?である王太子が視察に来る。彼は下町を案内してくれたヴィーに恋をしてしまう…。
三十年後に届いた白い手紙
RyuChoukan
ファンタジー
三十年前、帝国は一人の少年を裏切り者として処刑した。
彼は最後まで、何も語らなかった。
その罪の真相を知る者は、ただ一人の女性だけだった。
戴冠舞踏会の夜。
公爵令嬢は、一通の白い手紙を手に、皇帝の前に立つ。
それは復讐でも、告発でもない。
三十年間、辺境の郵便局で待ち続けられていた、
「渡されなかった約束」のための手紙だった。
沈黙のまま命を捨てた男と、
三十年、ただ待ち続けた女。
そして、すべてを知った上で扉を開く、次の世代。
これは、
遅れて届いた手紙が、
人生と運命を静かに書き換えていく物語。
【完結】20年後の真実
ゴールデンフィッシュメダル
恋愛
公爵令息のマリウスがが婚約者タチアナに婚約破棄を言い渡した。
マリウスは子爵令嬢のゾフィーとの恋に溺れ、婚約者を蔑ろにしていた。
それから20年。
マリウスはゾフィーと結婚し、タチアナは伯爵夫人となっていた。
そして、娘の恋愛を機にマリウスは婚約破棄騒動の真実を知る。
おじさんが昔を思い出しながらもだもだするだけのお話です。
全4話書き上げ済み。
異世界でまったり村づくり ~追放された錬金術師、薬草と動物たちに囲まれて再出発します。いつの間にか辺境の村が聖地になっていた件~
たまごころ
ファンタジー
王都で役立たずと追放された中年の錬金術師リオネル。
たどり着いたのは、魔物に怯える小さな辺境の村だった。
薬草で傷を癒し、料理で笑顔を生み、動物たちと畑を耕す日々。
仲間と絆を育むうちに、村は次第に「奇跡の地」と呼ばれていく――。
剣も魔法も最強じゃない。けれど、誰かを癒す力が世界を変えていく。
ゆるやかな時間の中で少しずつ花開く、スロー成長の異世界物語。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる