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第21話 温泉の壁画
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日はとっぷりと暮れて、暗闇が辺りを包んでいる。その中を城を出た明かりが2つ、城下町に向かって歩いていた。
よく見るとその人影は3人であることが分かる。一人は子供だろうか。かなり小さい。
こんな夜に子供を連れて、どこに行こうとしているのだろう。
なんて、変わった出だしにしたけれど、温泉に向かっているんです。
私はウキウキしている。領主が是非とも味わって欲しいと言う程の温泉だし、なによりお風呂に入れるんだから。知ってますか、私はこっちの世界に来てからお風呂に入ってないんですよ。
温泉を案内してくれたのはロビンだ。
そこで疑問に思うべきだった。女性を温泉に案内するのが男性…そう、ここの温泉は混浴なんだそうだ。
偉大なる男女平等の世界。確かにこれなら多様な性にも対応している。みんな一緒に入るんだから、諸々の性別は関係ない。
なので脱衣所も男女一緒になるんだけど、一応区別されていた。それは貴族と平民とにだ。
なるほどね、性別の区別はないけれど、身分の区別はあるわけだ。なかなか皮肉めいた世界だこと。
温泉施設は石造りの建物で、外見だけで言えば美術館といったところ。違いがあると言えば、温泉特有の臭いが漂っていることだ。
入口は貴族用の出入り口と、平民用の出入り口が離れて設けられていていて、銭湯の男女の入口のように、直ぐ側に作られている訳ではなかった。
「では、私は向こうなので」
そう言って、ロビンは貴族用の出入り口に歩いていった。
うん、さすがはロビン。客人である私達をほったらかしにしていく。覚えてますか?私達は、ここの温泉に初めて来たんですよ。まあ、一緒に入ってこられても嫌だし、良しとしよう。
こうして出入り口を見ていると、暖簾(のれん)がない事に違和感がある。扉があるわけでもなく、ただ廊下の入口があるだけだから、どうも温泉に来た気がしない。
「どうしたの?入らないの?」
ノノさんに言われ、いきましょう、と先陣を切った。
廊下は2メートルくらいの幅しかなくて、すれ違った人と肩が触れそうになっちゃうんじゃない?天井も低くて高さは2メートル強といったところ。
廊下を10メートル位い歩くと、5段の登り階段になっていて、登ると、そこは広い空間になっていた。
外観と同じように石造りで、床は床暖房が入っているかのように暖かい。辺りを見回すと、直径50センチ程のカゴが数多く重ねて置いてあり、高さ1メートル程の棒状の物が、これも数多く置いてある。奥が湯船になっているようで、湯の流れる音が聞こえていた。
ここが脱衣所なるんだよね?脱いだ服はこのカゴに入れるのかな。まあ、いいや、入れちゃお。
私はカゴを2つ持ってくると、1つをノノさんに差し出した。
「服を脱いでこれに入れて」
私の着ている服はワンピースの様なものなので簡単に脱げるけど、ノノさんはそうもいかない。
私は服を手早く脱ぐと、ノノさんからランプを受け取った。
人が服を脱ぐ時間って気まずい。どこを見ていればいいのか分からず、なんでもない床を凝視していた。
「行こう」
ノノさんの準備が整った雰囲気を察して、私は浴場に誘った。
灯りは私の持っているランプのみで外灯の類は一切ない、湯の表面がランプの灯りを反射して、独特な闇を演出していた。
夜の露天風呂に行った事はあるけど、こんなに暗いのは初めてで、楽しさが増した。
夜はちょっとした汚れや破損箇所を隠してくれるから、すべてが奇麗に見えるよね。
私はランプを床に置くと、かけ湯をして右足を湯に入れた。
幸せが私の体に入ってくる。この世界でも温泉の気持ちよさは変わらない。
髪の毛を頭上にまとめ上げると、両足を湯船の底につけて、ゆらゆらと歩く。心地よいお湯の抵抗が、体の脇を抜けてゆく。
「ノノさんも、おいで」
私は振り返り呼んだ。
ランプの明かりが、ノノさんを下から照らし陰影を付けている。なんて美しいの。
思わず見惚れて、我に返った。
「ごめんなさい」
反射的に誤った私を不思議そうに眺めて、なんで謝るの、と問いかけてくる。
「なんでもない」
自分の顔が赤くなっているのを自覚して、うつむいた。
夜でよかった。
ノノさんがかけ湯をして、足を湯船に入れた。
「おもしろい」
ノノさんの温泉初体験の言葉はこれだった。
水に浸かった事はあっても、お湯に浸かるなんて事は、無かったに違いない。初めての経験に戸惑うのではなく喜びを感じているようだった。
こういうところ、羨ましい。
「凄いよアンナちゃん。どこでお湯を沸かしているんだろ」
今度は湯から出て、湯の出ている所を探しだそうとしている。
いやいや、これは人が沸かしているお湯じゃないんだよ。
でも、私はノノさんに付き合うことにした。ランプを持ち、彼女の目線の先を照らすようにした。
その時に気付いた。壁に絵が描かれている。もちろん富士山の絵ではない。
私は壁にランプを掲げた。
かなり大きくて、壁全体に描かれている。
中央に後光の射している人物がいて、その左右に貴族風の男が1人ずつ立ち、まるで宗教画のような雰囲気がある。その左後の方には、馬に乗り英雄のように剣をかざしている騎士が描かれていた。
「何がかいてあるんだろ」
ノノさんは源泉を探すのを止めた。絵に興味を持ったみたい。
「戦の絵が描かれているみたい」
「これが"え"なの?」
ノノさんの発言に私は驚いたけど、なるほど、初めて絵を見たんだね。
情報の進んだ 現代なら、色々なところで絵を見る機会がたるけど、ここではそうもいかない。絵を見たことがあっても、せいぜい地面に書いた落書きぐらいだろう。
私は自分なりに、絵の説明をノノさんにした。
「ある情景を、こんな風に写した物を、絵って呼ぶんだって」
ノノさんと私は絵をしばらく眺めた。
「これ、ここに来るときに聞いた、キフ族との戦いじゃない?」
確かに言われてみると、騎士が追い立てている人達は私達とは異なる衣服を身に着けている。
そうかもしれない。
そう思ったとき、ピラミッドのような物が描かれている事に気づいた。
騎士から逃げている人たちは、そこに逃げるように描かれている。もしかすると、このピラミッドのような建物は城かも!?もちろん神殿や寺院という考えもあるよ。でも日本の戦国時代で考えると、寺は城と同じだ。
行きたい、この場所に行きたい。行って確かめなくてはならない。
私の頭が、絵の情報を得て妄想をしだした時に、聞き慣れた、とっぽい声が聞こえてきた。
「その絵に興味がわきました?」
振り向くとロビンがこちらに歩いて来た。しかも、男性の部分を隠さずに。
混浴なのは、わかっていました。分かっていたけど、実際に男が隠さずに近寄ってきたら、拒絶反応がでる。
わたしは思わず、わぁ!、と叫んでいた。
けれどロビンは笑いながら近づいてくる。
「そんなにこの絵が怖かったですか?泣く幼子もいますからね。アンナさんには刺激が強かったかな」
そうじゃないよ。あなたが堂々と近寄って来るからでしょう。
でもノノさんも、ロビンの行動に驚く事もなく、自身の体を隠す様子もない。ここでは、そういう事におおらかなのか?
私のヤキモキした感情に気づいた様子もなく、二人は会話を始めた。
「これはキフ族との戦いですか?」
「そうです。500年前の先祖の苦労があって、今の私達が暮らしていけます」
ロビンは誇らしげに、眼の前の絵に見とれている。
「可愛そう…」
ぽつりと漏らしたノノさんの言葉は、私は強くうなづいた。まさしく同じ気持ちを抱いたからだ。
「アンナちゃん、その手付きはなに?」
どうやら無意識に手を合わせていたらしい。いわゆる合掌の格好だ。
「特に意味はないんだけど、こうすると当時の様子が分かるような気がして」
私は適当な事を言ってごまかした。
「それより、この場所はどこなんですか」
私はピラミッドを指さして聞いた。
「これは昔だから、今はないよ」
「場所を聞いてるの、場所」
お城がなくったって、城跡でも楽しめるんだぞ私は。その私が聞いてるんだから早く言いなさいよ。
ロビンは私の圧力にたじろぎながら、北の方としかわからないと教えてくれた。でもその情報だけじゃ私は満足できない。だったら領主に聞くしかないよね。領主が知らなくても、伝記のような物があるはずだ。
となれば温泉を満喫して、早く帰ろう。
「ノノさん、温泉につかろう。先祖様が苦労して作ってくれたものなんだしね」
私は勢いよく湯船に飛び込んだ。
後ろから、それはマナー違反です、とロビンの声が聴こえできたけど、私は湯の中に頭まで浸かった。
また、新たな城に出会えるかも。見た目はピラミッドだけど。それでも、早く行きたい。
私は顔がにやけていることに気づきもしなかった。
よく見るとその人影は3人であることが分かる。一人は子供だろうか。かなり小さい。
こんな夜に子供を連れて、どこに行こうとしているのだろう。
なんて、変わった出だしにしたけれど、温泉に向かっているんです。
私はウキウキしている。領主が是非とも味わって欲しいと言う程の温泉だし、なによりお風呂に入れるんだから。知ってますか、私はこっちの世界に来てからお風呂に入ってないんですよ。
温泉を案内してくれたのはロビンだ。
そこで疑問に思うべきだった。女性を温泉に案内するのが男性…そう、ここの温泉は混浴なんだそうだ。
偉大なる男女平等の世界。確かにこれなら多様な性にも対応している。みんな一緒に入るんだから、諸々の性別は関係ない。
なので脱衣所も男女一緒になるんだけど、一応区別されていた。それは貴族と平民とにだ。
なるほどね、性別の区別はないけれど、身分の区別はあるわけだ。なかなか皮肉めいた世界だこと。
温泉施設は石造りの建物で、外見だけで言えば美術館といったところ。違いがあると言えば、温泉特有の臭いが漂っていることだ。
入口は貴族用の出入り口と、平民用の出入り口が離れて設けられていていて、銭湯の男女の入口のように、直ぐ側に作られている訳ではなかった。
「では、私は向こうなので」
そう言って、ロビンは貴族用の出入り口に歩いていった。
うん、さすがはロビン。客人である私達をほったらかしにしていく。覚えてますか?私達は、ここの温泉に初めて来たんですよ。まあ、一緒に入ってこられても嫌だし、良しとしよう。
こうして出入り口を見ていると、暖簾(のれん)がない事に違和感がある。扉があるわけでもなく、ただ廊下の入口があるだけだから、どうも温泉に来た気がしない。
「どうしたの?入らないの?」
ノノさんに言われ、いきましょう、と先陣を切った。
廊下は2メートルくらいの幅しかなくて、すれ違った人と肩が触れそうになっちゃうんじゃない?天井も低くて高さは2メートル強といったところ。
廊下を10メートル位い歩くと、5段の登り階段になっていて、登ると、そこは広い空間になっていた。
外観と同じように石造りで、床は床暖房が入っているかのように暖かい。辺りを見回すと、直径50センチ程のカゴが数多く重ねて置いてあり、高さ1メートル程の棒状の物が、これも数多く置いてある。奥が湯船になっているようで、湯の流れる音が聞こえていた。
ここが脱衣所なるんだよね?脱いだ服はこのカゴに入れるのかな。まあ、いいや、入れちゃお。
私はカゴを2つ持ってくると、1つをノノさんに差し出した。
「服を脱いでこれに入れて」
私の着ている服はワンピースの様なものなので簡単に脱げるけど、ノノさんはそうもいかない。
私は服を手早く脱ぐと、ノノさんからランプを受け取った。
人が服を脱ぐ時間って気まずい。どこを見ていればいいのか分からず、なんでもない床を凝視していた。
「行こう」
ノノさんの準備が整った雰囲気を察して、私は浴場に誘った。
灯りは私の持っているランプのみで外灯の類は一切ない、湯の表面がランプの灯りを反射して、独特な闇を演出していた。
夜の露天風呂に行った事はあるけど、こんなに暗いのは初めてで、楽しさが増した。
夜はちょっとした汚れや破損箇所を隠してくれるから、すべてが奇麗に見えるよね。
私はランプを床に置くと、かけ湯をして右足を湯に入れた。
幸せが私の体に入ってくる。この世界でも温泉の気持ちよさは変わらない。
髪の毛を頭上にまとめ上げると、両足を湯船の底につけて、ゆらゆらと歩く。心地よいお湯の抵抗が、体の脇を抜けてゆく。
「ノノさんも、おいで」
私は振り返り呼んだ。
ランプの明かりが、ノノさんを下から照らし陰影を付けている。なんて美しいの。
思わず見惚れて、我に返った。
「ごめんなさい」
反射的に誤った私を不思議そうに眺めて、なんで謝るの、と問いかけてくる。
「なんでもない」
自分の顔が赤くなっているのを自覚して、うつむいた。
夜でよかった。
ノノさんがかけ湯をして、足を湯船に入れた。
「おもしろい」
ノノさんの温泉初体験の言葉はこれだった。
水に浸かった事はあっても、お湯に浸かるなんて事は、無かったに違いない。初めての経験に戸惑うのではなく喜びを感じているようだった。
こういうところ、羨ましい。
「凄いよアンナちゃん。どこでお湯を沸かしているんだろ」
今度は湯から出て、湯の出ている所を探しだそうとしている。
いやいや、これは人が沸かしているお湯じゃないんだよ。
でも、私はノノさんに付き合うことにした。ランプを持ち、彼女の目線の先を照らすようにした。
その時に気付いた。壁に絵が描かれている。もちろん富士山の絵ではない。
私は壁にランプを掲げた。
かなり大きくて、壁全体に描かれている。
中央に後光の射している人物がいて、その左右に貴族風の男が1人ずつ立ち、まるで宗教画のような雰囲気がある。その左後の方には、馬に乗り英雄のように剣をかざしている騎士が描かれていた。
「何がかいてあるんだろ」
ノノさんは源泉を探すのを止めた。絵に興味を持ったみたい。
「戦の絵が描かれているみたい」
「これが"え"なの?」
ノノさんの発言に私は驚いたけど、なるほど、初めて絵を見たんだね。
情報の進んだ 現代なら、色々なところで絵を見る機会がたるけど、ここではそうもいかない。絵を見たことがあっても、せいぜい地面に書いた落書きぐらいだろう。
私は自分なりに、絵の説明をノノさんにした。
「ある情景を、こんな風に写した物を、絵って呼ぶんだって」
ノノさんと私は絵をしばらく眺めた。
「これ、ここに来るときに聞いた、キフ族との戦いじゃない?」
確かに言われてみると、騎士が追い立てている人達は私達とは異なる衣服を身に着けている。
そうかもしれない。
そう思ったとき、ピラミッドのような物が描かれている事に気づいた。
騎士から逃げている人たちは、そこに逃げるように描かれている。もしかすると、このピラミッドのような建物は城かも!?もちろん神殿や寺院という考えもあるよ。でも日本の戦国時代で考えると、寺は城と同じだ。
行きたい、この場所に行きたい。行って確かめなくてはならない。
私の頭が、絵の情報を得て妄想をしだした時に、聞き慣れた、とっぽい声が聞こえてきた。
「その絵に興味がわきました?」
振り向くとロビンがこちらに歩いて来た。しかも、男性の部分を隠さずに。
混浴なのは、わかっていました。分かっていたけど、実際に男が隠さずに近寄ってきたら、拒絶反応がでる。
わたしは思わず、わぁ!、と叫んでいた。
けれどロビンは笑いながら近づいてくる。
「そんなにこの絵が怖かったですか?泣く幼子もいますからね。アンナさんには刺激が強かったかな」
そうじゃないよ。あなたが堂々と近寄って来るからでしょう。
でもノノさんも、ロビンの行動に驚く事もなく、自身の体を隠す様子もない。ここでは、そういう事におおらかなのか?
私のヤキモキした感情に気づいた様子もなく、二人は会話を始めた。
「これはキフ族との戦いですか?」
「そうです。500年前の先祖の苦労があって、今の私達が暮らしていけます」
ロビンは誇らしげに、眼の前の絵に見とれている。
「可愛そう…」
ぽつりと漏らしたノノさんの言葉は、私は強くうなづいた。まさしく同じ気持ちを抱いたからだ。
「アンナちゃん、その手付きはなに?」
どうやら無意識に手を合わせていたらしい。いわゆる合掌の格好だ。
「特に意味はないんだけど、こうすると当時の様子が分かるような気がして」
私は適当な事を言ってごまかした。
「それより、この場所はどこなんですか」
私はピラミッドを指さして聞いた。
「これは昔だから、今はないよ」
「場所を聞いてるの、場所」
お城がなくったって、城跡でも楽しめるんだぞ私は。その私が聞いてるんだから早く言いなさいよ。
ロビンは私の圧力にたじろぎながら、北の方としかわからないと教えてくれた。でもその情報だけじゃ私は満足できない。だったら領主に聞くしかないよね。領主が知らなくても、伝記のような物があるはずだ。
となれば温泉を満喫して、早く帰ろう。
「ノノさん、温泉につかろう。先祖様が苦労して作ってくれたものなんだしね」
私は勢いよく湯船に飛び込んだ。
後ろから、それはマナー違反です、とロビンの声が聴こえできたけど、私は湯の中に頭まで浸かった。
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