ぼっちな僕がデスゲームに強制参加させられたんだけど、逃げ回っているうちにハーレムがどんどん増えて夜の順番とか勝手に決められて困っています

Rain

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21 バトルセックスの弱点

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 小雪ちゃんに案内されて、ゆかりちゃんと別れた場所までやってきた。
 その間、走りながらバトルセックスについてレスティルさんに説明した。


「セックスをする女の子によって、いろいろな力を引き出すことができるみたいなんだ」

「……なるほど。ゆかりさんがステータス増大。小雪さんが凍結呪文。そして私が竜人化なのですね」





 小雪ちゃんは足を止めて唖然としている。

 さっきまで、壮絶なバトルが繰り広げられたのだろう。
 周りの木々は薙ぎ倒されており、足元には砂煙が上がっている。


「ゆかりちゃん! どこだああ――!?」

 
 いくら叫んでも返事が返ってこない。


 その時だった!
 地中から無数の触手が現れた。


「キャー!」


 レスティルさんと小雪ちゃんは足をからめ取られ、体を持ち上げられ、真っ逆さまに吊り下げられた。



「ふふふ、こんばんは。セックスソードマン、海斗さん」
 それは女性の声だった。


「ど、どこだ!?」


 見上げると枝の上に、コンバットスーツ姿の女がいる。肌の色は青紫で、頭部には二本の角が生えている。一言でいうなら、妖魔だ。


「あたしは5大将軍のひとり。妖獣将軍のレイカ」

「ゆかりちゃんはどこだ?」

「ほら、上を見なさい」


 ゆかりちゃんは、触手でぐるぐる巻きにされていた。


「……か、海斗くん……。こいつは強い……。自在に不気味なモンスターを召喚できる」


 妖獣将軍のレイカは、
「過大評価していただき光栄です。あたしは5大将軍の中で最下位の実力しかありません。ですから、海斗さんの弱点をつかせて貰います」


 ――ぼくの弱点だと……!?


 レイカは指を空に向ける。
 それに合わせて、粘液を帯びた触手が動き出す。


「キャー!」
「ひゃう!」
「あぅん」



 みんなのおまんこに触手が突っ込まれた。


「ふふふ、穴さえ塞げば、セックスなどできません。セックスさえさせなければ、あなたはただの凡人。これでおしまいね」


 ちくしょぉ!
 ぼくにはこんな弱点があったのか。



 宙で縛られているレスティルさんは、先ほどのように石化させようとしているみたいだが、魔力が底をついているのだろうか。苦い顔でレイカを睨んでいる。


 ふとこちらに顔を向けて叫んだ。


「海斗さま。私のところまで飛び上がってください。
 私なら口でもできます!
 私は体内にあるものは、なんでも瞬間移動させることができます。あなたが必要な力をもった方の子宮に転送しますから!」
 
 
 それを聞いたレイカは、虚空に指で十文字を描く。
 触手はレスティルさんに向かって飛んでいく。
 口を塞ぐつもりか。
 だが、口に入ったと同時に瞬間移動させているのだろう。
 触手はスゥっと消える。
 
 
 
 誰の子宮がベストだろうか。
 レスティルさんの竜人化は強いが、覚醒時間はたったの3分。
 やはりここは、一番バランスがいいゆかりちゃんのおまんこか。
 
 
「ゆかりちゃんにお願い」

「分かりました」


 ゆかりちゃんも、こちらを見てうなずく。
 
 
 ぼくは木へよじ登って、ペニスを出して刺激を与え、レスティルさんに向かって飛んだ。
 
 だが、レイカの触手に叩き落とされた。
 
 
 思い切り地と激突。
 激しい痛みで、意識が飛びかけた。
 それでもなんとか奮い立つ。
 
 
 くそう。
 これでは、バトルセックスができない。
 
 
「あははは! これほどまでに苦しめてきたセックスソードマンも、あたしの敵ではなかったようね」



 レスティルさんは、尚も叫ぶ。
「海斗さま。しっかり!
 私に向かって射精してください。口で受け止めて、子宮に転送しますから」


 レスティルさんは口を大きく開く。
 だが、彼女は5メートル以上も上にいるのだ。


 それに本日は2度も出している。
 5メートルの距離を飛ばすなんて不可能だ。



 ――ど、どうしたらいいんだ!?



 触手の群れが、一斉に襲いかかってくる。
 思わず目を閉じてしまった。






 ……あれ?
 

 なんともない。

 恐る恐る目を開けると、そこにはクラスメートだった、剣一筋の剣道少女サキちゃんがいる。
 道着に袴姿、両手には日本刀があり、後ろに結った髪が揺れている。
 
 そして目の前には細切れになった触手。


「サキちゃん……」

「海斗か。みっともなくチンポなど出してどうしておる?」


「あ!」


 びっくりしてパンツをはいた。


 サキちゃんは見事な剣裁きで、触手をみじん切りにしていくと、レイカの前に躍り出た。

 間髪入れず、横一閃を繰り出す。
 黒い羽が舞った。


「手ごたえがなかった。どうやら逃げられたようだ」

 静かにそう言うと、刀を鞘に納めた。


「サキちゃん。ありがとう。助かったよ!」



 *



 ぼくたちはサキちゃんに、今までの経緯を話して、一緒に旅をしてくれるようにお願いしました。
 彼女の剣の腕があれば、ずいぶんと旅が楽になります。


「ふ、くだらぬ。
 私は強い敵と戦い、剣の腕を磨きたいだけだ。
 途中まで崎谷と同行していたが、どうもつまらぬから、一人で旅をすることにした」


「でも、ぼくたちは騙されているんだよ。早くみんなを止めないと、この世界は悪いヤツに支配されて乱れてしまう」


「ふ。その方が楽しそうではないか。
 乱世こそ、私にふさわしい」


 小雪ちゃんはムッとして、
「バカな事を言っていないで、手伝いなさいよ。海斗さんの体は渡しませんが」


「は? どうしてこんな小僧の体など貰う必要があるのだ? バカバカしい」


 サキちゃんは、まったく優しくしてくれません。
 どうやら『やらしい女の子が仲良くしてくれる』スキルが発動していないようです。


 とにかくこんなところに、いつまでいても仕方ありません。
 いったん街まで帰ることにしました。


「おい」
「なんだよ? サキちゃん」


「街までなら同行してやってもいい」

「どうせ街で別れるでしょ。べつに来なくてもよろしいですわよ」と小雪ちゃん。


「また先ほどの妖魔に襲われたらどうするんだ?」

「敵の手口が分かったから、もう負けない!」とゆかりちゃん。

「いや、分からんぞ。不意打ちとか十分に考えられる」

 きっとサキちゃんは迷子になっていたんだと思います。
 でもそこを突っ込むと、ヘソをまげて、遭難しそうです。

 彼女が頑固なことは有名です。
 自分が間違っていても、絶対に非を認めない面倒な性格をしています。
 


 社会科の先生にあてられて、回答を間違った時も大変でした。


「世界一高い山は?」

と問われ、自信満々に、

「我が家の神社がある柿九毛弧(かきくけこ)山だ」



「……かなり低い方に部類されると思うが」

「ふ、お前たちは知らぬのだ。いずれ教科書が塗り替えられる。その時は悔い改めよ」


 先生に向かって、お前だし。
 そんでもって悔い改めよ、ですし。

 だけど次の日、みんなでサキちゃんの神社に行って、彼女のお父さんに尋ねたところ、大笑いされました。

 ようやく間違っていると気付いたサキちゃんは、「あーん、あーん」と泣き出しました。
 そして1週間以上、学校を休みました。
 寺で座禅をして、無心の境地とやらを悟ったとのことです。3日もしないうちに、また同じようなことがありましたが。



 街まで戻りましたが、サキちゃんはまだついてきます。


「もういいよ。バイバイしましょう」と小雪ちゃん。


 多分、小雪ちゃんは、サキちゃんがめんどくさい性格なので早く別れたいようです。


「私が言うことではないが、そなた達は警護をしてやった礼をしたいと思ってな。礼くらいは受け取ってやる」

 それとほぼ同時に、サキちゃんのお腹がグゥと鳴った。
 

 大体察しはついています。
 かなりの確率で、サキちゃんは遭難していたんだと思います。
 それを言うと面倒です。
 それにきっと崎谷くん達に、何か突っ込まれて、意地を張って一人で旅をしていたような気すらします。


 レストランに入ると、サキちゃんはこれでもかというくらい、ガッツいています。

 どうも小雪ちゃんが不愉快そうなので、お金だけ渡して別れることにしました。



 レストランからでるとぼくは、
「レスティルさんも家に帰った方がいいです。お父さんだって心配しているだろうし」


「はい、心配していると思います」

「だったら、とりあえずここでさようならしよ」

「嫌です。お父様は心配していると思うので、同行します」

「はい?」

「海斗さまが他の誰かに奪われないか心配していると思います。だから私が孕むまでは一緒にくっついて行きます。赤ちゃんができたら、責任をとって旦那さまになってくださいね」


 にっこりと笑ってそう言われてもな。
 それに小雪ちゃんの薬で、赤ちゃんはできないだろうし。
 
 それでも話はかみ合わず、みんなでラブホに行くことにしました。




 みんな同室にチェックイン。



 ここまでの道中話し合って決めたことがあります。

 今回はサキちゃんの登場で、間一髪救われたけど、次回はやばいです。
 バトルセックスの致命的な弱点を見破られた以上、こちらが更に上に行くしかありません。みんなのおまんこが塞がれた状態でも、敵に太刀打ちするための、新たな新必殺バトルセックスが必要なのです。
 
 小雪ちゃんから、精力回復ドリンクを受け取り、ゴクゴク飲みました。

 みんなは順々に風呂で身を清めて、バトルセックスの準備に入ります。


 心臓がバクバクと鳴りだしました。
 緊張します。
 だって今夜、死ぬほど射精することになるでしょうから。
 
 
 でも。
 血反吐を吐くような厳しい修行をして、変形型新バトルセックスを習得するしかありません。
 そうしないと、ぼくはやさしくしてくれるみんなを守ることができないから。
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