ぼっちな僕がデスゲームに強制参加させられたんだけど、逃げ回っているうちにハーレムがどんどん増えて夜の順番とか勝手に決められて困っています

Rain

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23 スローセックス

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 実験の結果、一度放出した精子の効力は30分おきに一割消耗することが分かった。

 つまりアナルセックス後、1時間後にゆかりちゃんの子宮に転送してもらうと、ステータスは8掛けになります。

 だから直腸保存のタイムリミットは5時間。
 この奥義を発動させようと思ったら、5時間おきにアナルセックスをしないといけないことになります。

 ちなみに精液を飲んでもらって胃に温存してもらうと、消化されてもっと早く効果はなくなってしまいます。

 その他の実験もしました。
 オナニーで体外に放出して、真空パックのような物に保存して、戦う直前にレスティルさんに飲んでもらって誰かの子宮に転送するといった方法も思いついたのですが、一度体外に射精した場合、まったく効果が無くなるようです。


 また量は多い少ない関係なく、一回分の精液を転送する必要があります。
 新たな可能性が見いだせたものの、割と厳しいことが分かりました。



 まだ可能性はあるのかもしれませんが、大量に射精しました。
 もう限界です。


 パタンと、ベッドに背中から倒れました。
 みんなぼくのベッドに入ってきます。
 
 女の子と触れ合ったら失神するぼくでしたが、一度中出ししたこの子達となら何ともありません。


 みんなの体温を感じることができてほんとうに嬉しいですが……
 贅沢な悩みだと思います。
 ですが、みんなのおまんこを見るのが、ちょっと怖かった。


 短時間でイクことだけに集中したバトルセックスにちょっぴり疲れただけなのかもしれません。
 ふとベッドから起き上がると、ラブホテルからフラフラと外へと歩いていきました。



 
 *



 すっかり夜も更けています。
 綺麗な満月のもと、ラブホテルの周りを少し散歩しました。
 


「どうしたの? 海斗くん」

「あ、ゆかりちゃん」

 振り返ると、Tシャツに半ズボンのゆかりちゃん。
 背中には護身用のギガトンアックス。


「ちょっと疲れただけだよ」と苦笑いしました。

「そりゃそうよね。精力3倍のおくすりの力があるにしても、もう10回以上も射精をしているんだから」

 お腹を抑えるゆかりちゃん。
 ぼくの精子が、たっぷりとゆかりちゃんの子宮に届いているみたいです。


「もしかして海斗くんが、セックスが怖くなったんじゃないのかなって心配だった」

「あ、うん……。大丈夫だよ。どうして?」


「だってここのところ無茶しすぎているじゃない」

「……」

 セックスが怖いなんて思ってはいけない。
 だって、ぼくからバトルセックスを取ったら無能な凡人だ。
 でも抜かずの三連発や、トライアングル3P、敵が迫ってくる中、時間との勝負のバトルセックスで精神的にかなり疲労しているのは確かです。
 小雪ちゃんは、バトルセックスをハイスピードで走り続けるF1レーサーに例えていたけど、まさにそういった心境です。


 ゆかりちゃんは、にっこり笑った。


「分かるよ。
 だってフルマラソンを全力で走りきった後、同じコースを見たらぞっとすると思う。
 そんな時はゆっくり走って体を慣らすの。
 LSD(ロングスローディスタンス)って知っている?
 とにかくゆっくりゆっくり走るの。
 歩いているくらいで走って、ランニングを楽しむだけ。
 プロだってシーズンオフには、よくやる走法だよ。
 賛否両論はあるんだけど、体調を整えるのには最適なんだ。
 セックスも同じだと思う。
 今度スローセックスをしよっ!」

「スローセックス?」

「イクことなんてまったく考えなくて、とにかく気持ちいいことだけを、時間をかけてゆっくりするの。
 キスをして、互いの体温が感じたくなったら時々挿入したり……
 勃起してなくても互いのアソコを、こすり合って、ゆっくりと感じ合うだけ」

「それなら気が楽でいいな」

「うん。楽しいと思うよ。
 あ、ゆかりね。
 マットプレイを覚えるからね」


「マットプレイ??」


「お風呂屋さんでやるみたいなの」


 お風呂屋でそんなのあったかな?


「よく分からないけど、ゆかりちゃんはマット運動が得意だから、きっとうまいと思うよ。楽しみだな」


「楽しみにしといてね。たっぷり癒してあげるから」


 ゆかりちゃんはそう言うと、抱き付いて優しくキスをしてくれました。
 暖かい彼女の舌を感じると、心の底からホッとします。






 その時だった。

「セックスソードマン! 待っていましたよ」

 妖獣将軍レイカが、満月を背に屋根の上から見下ろしていた。


「海斗さま! 一人になってはいけません!」
 その声はレスティルさん。
 振り返ると小雪ちゃんも走ってきた。


「レイカ! ぼくは対触手用に新バトルセックスを編み出した! もうお前には負けない!」


 ぼくはレスティルさんに目配せをした。
 レスティルさんはお腹を抑える。
 直腸に蓄えた精子を、ゆかりちゃんの子宮に転送しているのだ。


「ククク。君の考えそうなことはお見通しだ!」
 この声は魔将軍サイフィス。
 奴もこの場にいたのか!?

 刹那、レスティルさんが凍りついていく。
 

「お前の仲間の一人に、体内のものを転送できる能力をもつ者がいると知ってな。そうなれば、次にどういった手でくるか予測などたやすい!」

 
 前のバトルで、能力を開示したのが失敗だったか。
 奴らは、ぼくたちの作戦まで読んでいた!
 くそぅ。
 なんてことだ。
 恐るべき、悪魔の頭脳。


 同時に触手が地中から現れる。
 小雪ちゃんとゆかりちゃんは、足が取られた。
 逆さまに吊るされて、スカートとズボンが破られ、パンツの隙間から体内に侵入していく。

「このやろー! やめろっ! うぐぅ」「ああぁん」
 ズプ。ズププッ!

 
 くそう。
 いとも簡単に、おまんこが塞がれてしまった。
 みんなちょっと前まで猛特訓をしていた。
 疲労が残ったままだったのか。
 反応すらできなかった。

 ゆかりちゃんは必死に抵抗するが、次から次へと触手が絡みついてくる。
 小雪ちゃんは消毒を圧倒的濃くした――ズバリ塩酸を生成したが、瓶ごと触手に絡め取られた。
 おまんこの中の触手が、派手に暴れまくりお腹をぷくぷくさせている。
 二人は、オエッと吐きだす。


「や、やめろ!」


 サイフィスは笑い出す。
「ははははは! これで脅威なる力を宿したセックスソードマンも一貫の終わりだ」

 そして指をパチンと鳴らした。

 凍りついたレスティルさんと、触手に捕まっていた二人は姿を消した。


「サイフィスゥ! み、みんなは? みんなをどうした!? どこへやった!?」

「女は人質だ。
 返して欲しくば、この街より北東に位置するヴァルザークの神殿まで来い。
 私はいずれこの世界を支配する一人となる。
 このように目立つ場所で戦いたくない。
 待っているぞ。
 セックスソードマン、海斗くん」


「ま、待て!」


 サイフィスは漆黒の空へ飛びあがる。
 だが妖獣将軍のレイカは、こちらを睨んだままだ。


 サイフィスは振り返る。
「どうした? レイカ」

「サイフィス様、あの少年を見ると、どうも血がたぎり、胸が高鳴るのです」

「なるほど。お前の気持ちは分かるぞ。
 私達をここまで手こずらせたセックスソードマンの弱点を見破ったのはレイカだ。
 穴を封じ込め、体内移動の異能を持つ娘の身動きをとめ、そして触手を切断する剣技を持つ娘を隔離させる。
 すべてなくして、ここまでの状態を作れなかった」


「も、もしかして、サキちゃんも……!? サキちゃんは無事か!?」


「ほぅ、サキというのか。あの小娘。
 どうも道に迷ったらしく、私に気づき近づいてきたところを間髪入れず氷漬けにしてやったわ。
 くくく。他愛もない。
 そろそろ半日が経つか。
 早く助けに来なければ、最初に死ぬのはサキとかいう小娘だ」


 くそったれ!
 サキちゃんまで捕まってしまったのか。
 万事休す……か。

 
 レイカは、ぼくの目の前に舞い降りた。

「サイフィスさま。この少年と戦わせてください。
 どういう訳か、あたしの血が騒ぐのです。
 この感情を抑えることができません」


「まぁよかろう。凡人と化した海斗くんに、百の幼獣が扱えるお前が負ける筈もなかろう」

 そこまで言うと、サイフィスは嫌見たらしくこちらを見やる。

「海斗くん。
 宣戦布告した建前、人質は預かっておく。
 万が一、君がレイカを破ったら次は私だ。
 来ることはないと思うが、一応待っている。あはははは!」

 

 サイフィスは暗闇の空へと消えていった。



 ぼくはレイカと対峙する。

 彼女は黒のコンバットスーツ。
 蒼い肌をさらけ出している妖魔は、切れ長の目でこちらを睨んでいる。

「うふふふ。興奮するわ。
 あたしが真魔竜様でさえ恐れた、あのセックスソードマンを追い詰めているんだわ」
 
 
 大鎌を高く掲げ、ジリジリとにじり寄ってくる。
 
 ゆかりちゃんが落としたギガトンアックスを拾い、両手で強く握った。
 
 なんて重さだ。
 思わずよろけてしまう。
 
 ゆかりちゃんはあんな細い腕で、こんなに重たい斧を自在に振り回していたのか。




 ゆかりちゃん、お願いだ!
 ぼくに力を貸してくれ。


 ぼくは彼女との約束に応えるまで、絶対に死ねない。
 ゆかりちゃんはぼくに言った。
 スローセックスをしよって。
 マットプレイをしよって。
 その二つを体験しないまま死ねるか!
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