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章なしで行きたいんだが~オオミヤからチチブへ
第114話 勇者ムサシに立ち寄る
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会話の通じないオオミヤ城にて、スターダストサンドをゲットした俺とユミコは、オオミヤ城を後にした。
もう、この城に来る事はないだろう。
そう言えば、このスターダストサンドの使い方が気になるな。
オオミヤ城に居る預言者のミツフタにでも、聞くべきだったかな。
まあ、旅を続けていれば、いつか分かるだろう。多分。
次の目的地は、城塞都市チチブにあるルギア神殿だ。
そこの宝箱に、俺が立て替えたピザ代1583円が入っている。
それを回収しに行く。
で、その後は、どうすればいいんだろ。
このサーイターマルドの全域、ほぼ全て行き尽くした。
だけど神帝のほこらに入るための、勇者の証は、まだゲットしていない。
その神帝のほこらで虹の橋を作るのだが、そのための素材が必要そうだ。
それも、まだゲットしていない。
うーん、預言者ミツフタに聞いてみるべきだったか?
まああいつ、あんまり頼りにならんしな。
あ、ユミコを連れ戻した事は、報告するべきだったかな?
一応あいつに、アドバイスしてもらったんだし。
って、すでにオオミヤ城を遠く離れすぎている。もう遅いや。
俺たちは、ムサシの街跡の近くまで来ていた。
あ、まだ行ってない場所あったじゃん。
魔物に滅ぼされた街だが、行ってみるべきかな。
とりあえず行ってみるか。
ムサシの街は、普通に廃墟だった。
ここが襲われたのって、確か15年くらい前だったと思う。
廃墟となった建物は、かろうじて建物としての名残りを留めている。
だが、あと数年もしたら、完全に砂漠に埋もれてしまうだろう。
あ、言い忘れたが、ムサシの街周辺は砂漠である。
この廃墟には、魔物も大勢居た。
モヒカン頭のカブトを被った、全身スカイブルーの甲冑の魔物。
剣を装備したガイコツの魔物。
茶色い毛並みで、服を着た二足歩行のオオカミの魔物。
街の外では、いきなり現れるこいつら。
だけど街の中、つか廃墟エリアだと、普通にタムロしている。
こっちからちょっかい出さないと、襲ってこないのが救いか。
「この街って、どんな街だったんだ?」
おもむろにユミコに聞いてみる。
「そうね、私も数回立ち寄っただけなんだけど、」
と前置きして、ユミコは語りだす。
「ここはオオミヤと肩を並べるくらい、栄えていたわ。
北の岩山は、石切り場として活用されて、すぐ東の港から運び出されていたわね。
そう言えば、近くで金鉱が見つかった様な事を聞いたけど、どうなったのかしら。
そうそう、タカスナの使った王者の剣を作ってもらったのは、ここだったわね。
刀鍛治さんって、私達と同郷だったから、結構意気投合したのよね。」
「ふーん、そーなんだ。」
ユミコの話しが結構長かったので、俺は途中から聞き流してた。
もう、この城に来る事はないだろう。
そう言えば、このスターダストサンドの使い方が気になるな。
オオミヤ城に居る預言者のミツフタにでも、聞くべきだったかな。
まあ、旅を続けていれば、いつか分かるだろう。多分。
次の目的地は、城塞都市チチブにあるルギア神殿だ。
そこの宝箱に、俺が立て替えたピザ代1583円が入っている。
それを回収しに行く。
で、その後は、どうすればいいんだろ。
このサーイターマルドの全域、ほぼ全て行き尽くした。
だけど神帝のほこらに入るための、勇者の証は、まだゲットしていない。
その神帝のほこらで虹の橋を作るのだが、そのための素材が必要そうだ。
それも、まだゲットしていない。
うーん、預言者ミツフタに聞いてみるべきだったか?
まああいつ、あんまり頼りにならんしな。
あ、ユミコを連れ戻した事は、報告するべきだったかな?
一応あいつに、アドバイスしてもらったんだし。
って、すでにオオミヤ城を遠く離れすぎている。もう遅いや。
俺たちは、ムサシの街跡の近くまで来ていた。
あ、まだ行ってない場所あったじゃん。
魔物に滅ぼされた街だが、行ってみるべきかな。
とりあえず行ってみるか。
ムサシの街は、普通に廃墟だった。
ここが襲われたのって、確か15年くらい前だったと思う。
廃墟となった建物は、かろうじて建物としての名残りを留めている。
だが、あと数年もしたら、完全に砂漠に埋もれてしまうだろう。
あ、言い忘れたが、ムサシの街周辺は砂漠である。
この廃墟には、魔物も大勢居た。
モヒカン頭のカブトを被った、全身スカイブルーの甲冑の魔物。
剣を装備したガイコツの魔物。
茶色い毛並みで、服を着た二足歩行のオオカミの魔物。
街の外では、いきなり現れるこいつら。
だけど街の中、つか廃墟エリアだと、普通にタムロしている。
こっちからちょっかい出さないと、襲ってこないのが救いか。
「この街って、どんな街だったんだ?」
おもむろにユミコに聞いてみる。
「そうね、私も数回立ち寄っただけなんだけど、」
と前置きして、ユミコは語りだす。
「ここはオオミヤと肩を並べるくらい、栄えていたわ。
北の岩山は、石切り場として活用されて、すぐ東の港から運び出されていたわね。
そう言えば、近くで金鉱が見つかった様な事を聞いたけど、どうなったのかしら。
そうそう、タカスナの使った王者の剣を作ってもらったのは、ここだったわね。
刀鍛治さんって、私達と同郷だったから、結構意気投合したのよね。」
「ふーん、そーなんだ。」
ユミコの話しが結構長かったので、俺は途中から聞き流してた。
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