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ローザ姫救出編
第113話 勇者バリアを突破する
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ローザをお城の連れ帰ったお礼として、なぜかストーカーアイテムを押しつけられてしまった。
これは投げ捨てたい所だが、そんな事したら抹殺指令がくだりそうだ。
俺とユミコは、そそくさと玉座の間をあとにする。
せっかくローザを連れ帰ったのに、なんか味気ない対応だった。
その味気ない対応は、その後も続く。
さっきまで、あんなにローザ姫の帰還にわいていた城内だったが、すでに日常を取り戻していた。
話しかけてみても、以前と同じ事しか言わない。
詳しくは、第二話を参照してくれ。
「なんなんだ、この城は!」
俺は思わずはきすてる。
俺の後ろに続くユミコは、何も答えない。
「くそ、これじゃあ、俺はなんのためにローザを助けたんだよ。
ドラゴンを倒したのは、間違いだったのかよ。」
俺はローザからもらった盗聴器を、握りしめる。
ユミコは何も答えない。
「なあ、答えてくれよ、ユミコ。
ここのヤツらって、なんなんだよ。」
俺は気が変になりそうだ。
「その答えは、ユウタ自身で見つけるしか無いわね。」
ユミコの、答えになってるのか分からない答え。
だけど会話は成り立っているので、俺は嬉しく思う。
「本当に見つかるのかよ。」
吐き捨てる俺だが、ニヤけてしまった。
「見つかるわよ、あなたにならね。」
とユミコはほほえむのだが、俺にはそんな気がしない。
つか、金輪際、この城には来たくない気分だ。
「なあユミコ、罠解除呪文、使ってもらってもいいか。」
「罠解除呪文? ああ、あれね。」
ユミコは俺の言葉の意味を理解してくれた。
「でも、まだ資格は無いと思うけど、いいの?」
とユミコはニヤける。
「またここに来るよりかは、マシだろ。」
俺は魔法の鍵を使って扉を開ける。
そこは輝く床、バリアの向こうに宝箱が安置されている部屋だった。
この超ダメージを受けるバリアの、向こうの宝箱。
これを開けるには、この超ダメージに耐えうるスベが無くてはならない。はず。
今の俺に、耐えうるスベはない。
だけど、もうこの城には来たくない。
とっとと宝箱を開けるべきだ。
「トラウマ。」
ユミコは罠解除呪文を唱える。
バリアの超ダメージを受けずに、俺は宝箱まで辿り着く。
そして、宝箱を開ける。
中には、古ぼけた皮袋がひとつ、入っていた。
その皮袋の中には、砂が入っていた。
なんか輝きを放つその砂は、神秘的な感じがして、2リットルくらいの容量があるにもかかわらず、重さを感じない。
「あら、スターダストサンドじゃない。」
その砂を見て、ユミコはつぶやく。
「スターダストサンド?」
確か、ゴーレムを作るのに使った、素材のひとつだよな。
「そうそう、スターダストサンドだけ、余らせちゃったのよね。
まさか、この城にずっと保管されてたなんて、思わなかったわ。」
これは投げ捨てたい所だが、そんな事したら抹殺指令がくだりそうだ。
俺とユミコは、そそくさと玉座の間をあとにする。
せっかくローザを連れ帰ったのに、なんか味気ない対応だった。
その味気ない対応は、その後も続く。
さっきまで、あんなにローザ姫の帰還にわいていた城内だったが、すでに日常を取り戻していた。
話しかけてみても、以前と同じ事しか言わない。
詳しくは、第二話を参照してくれ。
「なんなんだ、この城は!」
俺は思わずはきすてる。
俺の後ろに続くユミコは、何も答えない。
「くそ、これじゃあ、俺はなんのためにローザを助けたんだよ。
ドラゴンを倒したのは、間違いだったのかよ。」
俺はローザからもらった盗聴器を、握りしめる。
ユミコは何も答えない。
「なあ、答えてくれよ、ユミコ。
ここのヤツらって、なんなんだよ。」
俺は気が変になりそうだ。
「その答えは、ユウタ自身で見つけるしか無いわね。」
ユミコの、答えになってるのか分からない答え。
だけど会話は成り立っているので、俺は嬉しく思う。
「本当に見つかるのかよ。」
吐き捨てる俺だが、ニヤけてしまった。
「見つかるわよ、あなたにならね。」
とユミコはほほえむのだが、俺にはそんな気がしない。
つか、金輪際、この城には来たくない気分だ。
「なあユミコ、罠解除呪文、使ってもらってもいいか。」
「罠解除呪文? ああ、あれね。」
ユミコは俺の言葉の意味を理解してくれた。
「でも、まだ資格は無いと思うけど、いいの?」
とユミコはニヤける。
「またここに来るよりかは、マシだろ。」
俺は魔法の鍵を使って扉を開ける。
そこは輝く床、バリアの向こうに宝箱が安置されている部屋だった。
この超ダメージを受けるバリアの、向こうの宝箱。
これを開けるには、この超ダメージに耐えうるスベが無くてはならない。はず。
今の俺に、耐えうるスベはない。
だけど、もうこの城には来たくない。
とっとと宝箱を開けるべきだ。
「トラウマ。」
ユミコは罠解除呪文を唱える。
バリアの超ダメージを受けずに、俺は宝箱まで辿り着く。
そして、宝箱を開ける。
中には、古ぼけた皮袋がひとつ、入っていた。
その皮袋の中には、砂が入っていた。
なんか輝きを放つその砂は、神秘的な感じがして、2リットルくらいの容量があるにもかかわらず、重さを感じない。
「あら、スターダストサンドじゃない。」
その砂を見て、ユミコはつぶやく。
「スターダストサンド?」
確か、ゴーレムを作るのに使った、素材のひとつだよな。
「そうそう、スターダストサンドだけ、余らせちゃったのよね。
まさか、この城にずっと保管されてたなんて、思わなかったわ。」
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