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惑星ファンタジー迷走編
第60話 逆襲の冒険者
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これは西暦9980年のはるか未来のお話。
行方不明になったケイは、なんと千年前にタイムスリップしていた。
ケイは千年前のこの星で三つのほこらを封印したのだが、その封印を解いてほしいと、千年後のマイ達にメッセージを残す。
その旅路に、神武七龍神のひとり、グリーンドラゴンも同行する事になった。
ぶっちゃけ、グリーンドラゴンのキャラづけには悩まされる。
宇宙開闢以前から存在する設定らしいので、婆さん口調にしたい。
だが、少女の姿に化身する。
そっちの少女としての性格に、引っ張られるのだ。
もう、そんなキャラだと、わりきるしかないのか。
ついでに言うが、マイ達主要の召喚者五人。
この五人は髪型と髪の色を意識して、ようやくキャラのイメージが出来た。
召喚者のパートナーのサポートAIにいたっては、ミサしかキャラづけは出来ていない。
主人公のマイのパートナーであるアイも、よく分かってないのだ。
マイとユアとメドーラとローラス。
そしてグリーンドラゴンのナツキが憑依した、ケイのサポートAIであるミイ。
五人は森の出口へと向かう。
途中、ローラスとマイは、ケイの遺した八極陣を、反復する。
ローラスは武具の形状を意識しながら。
マイは風のマナを意識して。
そうこうするうちに、森の出口にたどり着く。
そこで、執事のセバスが馬車の番をして、待ってるはずだ。
「何やら、物騒な気配がするのう。」
森の出口を目前にして、ミイに憑依しているナツキは、何かを感じとる。
その言葉にローラスはセバスの事が心配になり、駆け出した。
ユアとマイも、あとを追うように駆け出す。
森の出口で、セバスは戦っていた。
そして手傷を負っていた。
「セバス!大丈夫ですか!」
ローラスはセバスのもとに駆け寄る。
「お、お嬢さま、気をつけなされ。」
セバスが前方に視線を向ける。
そこには、冒険者のドルクが立っている。
何か禍々しい剣を担いで、ニヤついている。
「ローラス、どいて。僕が治療するわ。」
マイは早速、セバスに回復系のマナを注ぐ。
そして、この傷が普通ではない事に、すぐに気づいた。
これは、森の大木のそばにいた、緑色のドレスの少女の傷と同類だった。
つまり毒素系。
だが、まだ傷は新しかったため、ローラスの助力を借りずに、マイだけ治療出来た。
「ほう、このじじいが邪魔すると思ったら、おまえらだったのか。」
ドルクはマイ達を見て、自分の代わりにドラゴン退治に行ったのが、こいつらだったのかと気が付いた。
「あのドラゴン、俺が弱らせておいたから、簡単に退治出来ただろう?」
ドルクはそう言いながら、冒険者の腕輪でマイ達の情報を覗き見る。
「ん?ドラゴンスレイヤーの称号がねーじゃんか。」
ドラゴンを退治したら、ドラゴンスレイヤーの称号を得る。
直近に得た称号なら、冒険者同士で確認出来る。
「なら、ドラゴンは毒ですでに死んでたのか?
いや、それなら俺にドラゴンスレイヤーの称号がつくはず。」
ドルクは自問自答する。
「おまえら、ドラゴンを退治してねーな。
ははは、ドラゴンにやられて逃げ帰ってきたのかよ。」
ドルクはそう結論を出すと、森に向かって歩き出す。
その進路にメドーラが立ちはだかる。
「なんのつもりだ?」
「あなたは聞かされていないようですね、私がギルドで言った言葉が。」
「なに?」
「ドラゴンと話してみて、あなたがたを退治するかを決めるって言ったのよ。」
「け、レベルが高いからって、図に乗るなよ。」
ドルクは、禍々しい剣をメドーラに向けて構える。
「レベルの差なんて、優れた装備で超えられるんだよ。」
「その剣には、気をつけて下さい!」
メドーラ達から遅れて森をぬけたミイが、叫ぶ。
メドーラ達は走ってきたが、ミイは歩きだったため、その分森を抜けるのに、時間差ができた。
その剣の詳細は、憑依したナツキの記憶が、サポートAIのミイに伝わる。
その情報は、サポートAI同士で共有され、メドーラ達にも伝わる。
グリーンドラゴンは、森の奥で冒険者達をけちらしていた。
うんざりするほどの冒険者達をけちらした後、疲れて眠ってしまう。
そこへドルクがやってきて、あの禍々しい剣でグリーンドラゴンの右脚を斬りつけた。
頭を狙わなかったのは、眼を覚ます事を恐れたからだ。
異変に気づいてグリーンドラゴンは眼を覚ますのだが、すでに右脚は呪いの毒素に侵されていた。
グリーンドラゴンの怒りの一撃により、ドルクは森の外までぶっ飛ばされる。
グリーンドラゴンは少女の姿に化身して、森の大木からマナを得て治療しようとした。
そこへ、マイ達がやって来たのであった。
「んほー、いい女じゃねーか!」
ドルクは、ミイをひと目見て気に入った。
「おまえを、俺の女にしてやるぜ。」
「ひい。」
ミイは怯える。
グリーンドラゴンのナツキが憑依してるとはいえ、ミイはただのサポートAI。
ドルクを退ける戦闘力など、持ち合わせてはいない。
「こいつらをけちらしたら、おまえは俺の女だ。」
ドルクはミイに向かってニヤけてみせる。
「ゲスめが。」
ミイとドルクとの直線上の間に、ユアがソウルブレイドの剣を展開して、割ってはいる。
「そういやあ、おまえらには恥をかかせてもらったな。」
ユアも視界に入った事で、ドルクはギルドでの件を思い出す。
「たっぷりとお礼してやるぜ、まずはおまえからだ!」
ドルクはセバスを治療中のマイに襲いかかる!
「その服、今度こそひんむいてやらあ!」
以前にも、同じシチュエーションはあった。
セバスを治療中のマイが、背後から襲われる。
だが、あの時とは違い、マイは治療に集中している!
もうそろそろ終わりそうだが、ドルクの急襲に、気づいていない!
行方不明になったケイは、なんと千年前にタイムスリップしていた。
ケイは千年前のこの星で三つのほこらを封印したのだが、その封印を解いてほしいと、千年後のマイ達にメッセージを残す。
その旅路に、神武七龍神のひとり、グリーンドラゴンも同行する事になった。
ぶっちゃけ、グリーンドラゴンのキャラづけには悩まされる。
宇宙開闢以前から存在する設定らしいので、婆さん口調にしたい。
だが、少女の姿に化身する。
そっちの少女としての性格に、引っ張られるのだ。
もう、そんなキャラだと、わりきるしかないのか。
ついでに言うが、マイ達主要の召喚者五人。
この五人は髪型と髪の色を意識して、ようやくキャラのイメージが出来た。
召喚者のパートナーのサポートAIにいたっては、ミサしかキャラづけは出来ていない。
主人公のマイのパートナーであるアイも、よく分かってないのだ。
マイとユアとメドーラとローラス。
そしてグリーンドラゴンのナツキが憑依した、ケイのサポートAIであるミイ。
五人は森の出口へと向かう。
途中、ローラスとマイは、ケイの遺した八極陣を、反復する。
ローラスは武具の形状を意識しながら。
マイは風のマナを意識して。
そうこうするうちに、森の出口にたどり着く。
そこで、執事のセバスが馬車の番をして、待ってるはずだ。
「何やら、物騒な気配がするのう。」
森の出口を目前にして、ミイに憑依しているナツキは、何かを感じとる。
その言葉にローラスはセバスの事が心配になり、駆け出した。
ユアとマイも、あとを追うように駆け出す。
森の出口で、セバスは戦っていた。
そして手傷を負っていた。
「セバス!大丈夫ですか!」
ローラスはセバスのもとに駆け寄る。
「お、お嬢さま、気をつけなされ。」
セバスが前方に視線を向ける。
そこには、冒険者のドルクが立っている。
何か禍々しい剣を担いで、ニヤついている。
「ローラス、どいて。僕が治療するわ。」
マイは早速、セバスに回復系のマナを注ぐ。
そして、この傷が普通ではない事に、すぐに気づいた。
これは、森の大木のそばにいた、緑色のドレスの少女の傷と同類だった。
つまり毒素系。
だが、まだ傷は新しかったため、ローラスの助力を借りずに、マイだけ治療出来た。
「ほう、このじじいが邪魔すると思ったら、おまえらだったのか。」
ドルクはマイ達を見て、自分の代わりにドラゴン退治に行ったのが、こいつらだったのかと気が付いた。
「あのドラゴン、俺が弱らせておいたから、簡単に退治出来ただろう?」
ドルクはそう言いながら、冒険者の腕輪でマイ達の情報を覗き見る。
「ん?ドラゴンスレイヤーの称号がねーじゃんか。」
ドラゴンを退治したら、ドラゴンスレイヤーの称号を得る。
直近に得た称号なら、冒険者同士で確認出来る。
「なら、ドラゴンは毒ですでに死んでたのか?
いや、それなら俺にドラゴンスレイヤーの称号がつくはず。」
ドルクは自問自答する。
「おまえら、ドラゴンを退治してねーな。
ははは、ドラゴンにやられて逃げ帰ってきたのかよ。」
ドルクはそう結論を出すと、森に向かって歩き出す。
その進路にメドーラが立ちはだかる。
「なんのつもりだ?」
「あなたは聞かされていないようですね、私がギルドで言った言葉が。」
「なに?」
「ドラゴンと話してみて、あなたがたを退治するかを決めるって言ったのよ。」
「け、レベルが高いからって、図に乗るなよ。」
ドルクは、禍々しい剣をメドーラに向けて構える。
「レベルの差なんて、優れた装備で超えられるんだよ。」
「その剣には、気をつけて下さい!」
メドーラ達から遅れて森をぬけたミイが、叫ぶ。
メドーラ達は走ってきたが、ミイは歩きだったため、その分森を抜けるのに、時間差ができた。
その剣の詳細は、憑依したナツキの記憶が、サポートAIのミイに伝わる。
その情報は、サポートAI同士で共有され、メドーラ達にも伝わる。
グリーンドラゴンは、森の奥で冒険者達をけちらしていた。
うんざりするほどの冒険者達をけちらした後、疲れて眠ってしまう。
そこへドルクがやってきて、あの禍々しい剣でグリーンドラゴンの右脚を斬りつけた。
頭を狙わなかったのは、眼を覚ます事を恐れたからだ。
異変に気づいてグリーンドラゴンは眼を覚ますのだが、すでに右脚は呪いの毒素に侵されていた。
グリーンドラゴンの怒りの一撃により、ドルクは森の外までぶっ飛ばされる。
グリーンドラゴンは少女の姿に化身して、森の大木からマナを得て治療しようとした。
そこへ、マイ達がやって来たのであった。
「んほー、いい女じゃねーか!」
ドルクは、ミイをひと目見て気に入った。
「おまえを、俺の女にしてやるぜ。」
「ひい。」
ミイは怯える。
グリーンドラゴンのナツキが憑依してるとはいえ、ミイはただのサポートAI。
ドルクを退ける戦闘力など、持ち合わせてはいない。
「こいつらをけちらしたら、おまえは俺の女だ。」
ドルクはミイに向かってニヤけてみせる。
「ゲスめが。」
ミイとドルクとの直線上の間に、ユアがソウルブレイドの剣を展開して、割ってはいる。
「そういやあ、おまえらには恥をかかせてもらったな。」
ユアも視界に入った事で、ドルクはギルドでの件を思い出す。
「たっぷりとお礼してやるぜ、まずはおまえからだ!」
ドルクはセバスを治療中のマイに襲いかかる!
「その服、今度こそひんむいてやらあ!」
以前にも、同じシチュエーションはあった。
セバスを治療中のマイが、背後から襲われる。
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