213 / 215
地球へ
第213話 地球歴程
しおりを挟む
これは西暦9980年のはるか未来のお話し。
この時代に召喚されたマイとマインは、パートナーであるサポートAIのアイとミサ、そしてマイのクローンであるベータとともに、地球へ向かい出発した。
マイの戦闘機、シリウスアルファーワン。
マインの戦闘機、シリウスアルファーツー。
そしてアイとミサが乗る、シリウスアルファースリー。
この三機が、45億6千万光年先にあるはずの、地球を目指す。
アイの身体には、マイのクローンであるベータが憑依している。
だけどアイの身体への負担を考え、ベータは必要な時以外沈黙している。
三機の機体は真っ直ぐ地球を目指さず、まずは八時方向へと進路を取る。
地球へ向かうには、特殊な次元空間を通る必要がある。
そのために使う特殊なブースターは、使用中は直進しか出来ない。
そのため、障害物の無い長距離の直線区間が必要だった。
三機は、目標宙域に到達する。
そして地球方向を向いて、トライフォースを展開。
アイの身体で沈黙していたベータが、覚醒する。
アルファーシリーズ三機のトライフォースに、もう一機のアルファーシリーズの機体、シリウスアルファーゼロが反応する。
アルファーゼロの有る場所、地球の位置が確定する。
そこは、マイの指し示した座標から、2光年ずれていた。
そしてそこへの最適経路を、ミサとナコとアイツウが算出する。
この算出にアイも加わる予定だったが、ベータの憑依は思いのほか負担がかかるものであり、アイの算出参加は見送られる。
そして、ここから十時方向の宙域を目指す。
三機の機体は、特殊ブースターを点火。
トライフォースを維持したまま、超加速で多次元空間に突入する。
激しい振動が、機体のパイロット達を襲う。
マイ達は、その振動になんとか耐える。
機体の操縦桿が少しでもブレたら、機体は爆散する。
今三機の機体は、光速の263%の超速度で飛んでいる。
程なく三機は、多次元空間を抜け、目標宙域に達する。
三機は特殊ブースターを止め、減速する。
そして特殊ブースターの整備に入る。
この整備には、子猫ロボットがあたる。
今回の地球行きにあたり、三機の機体に五匹ずつ、子猫ロボットは乗っている。
それと同時に、レーダーはレンジツーに多数の機影を捉える!
戦闘機内にアラートメッセージが鳴り響く!
五千の戦闘機が、三機の戦闘機を待ち伏せていた。
特殊ブースターを装着している今、戦闘機本体は戦闘に参加出来ない。
投影した伴機で、切り抜けるしかなかった。
アルファースリーに乗るアイとミサには、戦闘経験はない。
ここはマイとマインで、なんとかするしかなかった。
まず、三機の機体はシールドバリアを強力展開。
そしてマイとマインの機体は、伴機を投影する。
数は、一度に操れる最大限の数。
マイは、11機。
テトラフォーメーション二つの、トライフォースひとつ。
マインは、18機。
テトラフォーメーション三つの、トライフォースふたつ。
二時間ほどの戦闘で、マイとマインは敵機五千を落とし尽す。
マイとマインも、無傷ではなかった。
マイは伴機をプラス8機投影し、最後に残ってたのは5機だった。
マインは伴機をプラス7機投影し、最後に残ってたのは8機だった。
そして子猫ロボットも三匹ずつ、エネルギーがきれる。
マイとマインは疲弊し、8時間の休息を余儀なくされる。
その8時間の間、アイとミサがレーダーで監視する。
途中二度ほど、敵機の襲撃を受ける。
どちらも20機ほどの襲撃だったので、アイとミサでなんとか撃退出来た。
そして8時間が経ち、マイとマインが休息を終える。
二度目の特殊次元空間への突入を試みる。
今度の目標宙域は、一時方向。
そこは地球から500天文単位の宙域だった。
二度目のトライフォースを敢行する直前、敵機の襲来を受ける。
その数80機!
マインが三機の伴機で応戦する。
マイには、アルファーシリーズでのトライフォース敢行と、敵機撃退の同時進行は無理だった。
マインの伴機三機も、特殊ブースターの点火の直前に、コントロールを失う。
敵機78機の襲撃を振り切り、特殊次元空間に突入する。
今度の突入では、光速の98%しか速度が出せなかった。
マイ達が休息を取っている時の敵機襲来で、アルファースリーは直撃ダメージを食らっていた。
一応、応急処置で出来る範囲では、完璧に修理した。
理論上はプラス100%は可能だが、安全航行速度は、今の速度が限界だった。
そして光速100%をきった事により、敵機の追撃を受ける。
その数、戦艦四隻!
元々戦艦は多次元空間に居て、そこから艦載機で襲撃していた。
戦艦での多次元空間突入は、繰り返し出来るものではなかった。
そしてこの次元空間では、艦載機での追撃は出来ない。
しかし戦艦からの激しい砲撃は、対撃する術はない。
ただ、逃げるしかない。
そして今の三機は、直進しか出来ない。
戦艦は主砲にエネルギー集中。
主砲の砲撃速度は、光速の99%に達する!
アルファーシリーズの三機は急遽、光速の188%まで速度をあげ、砲撃を振り切る。
目標宙域に到達し、多次元空間を抜ける。
と同時に、アルファースリーの特殊ブースターが爆散。
アルファースリーに乗っているのは、サポートAIのアイとミサ。
直前にシールドバリアを展開し、爆発の衝撃をやわやげるが、多大なダメージを受ける。
アルファースリーは亜空間航行エンジンにダメージを受け、光速航行が不能になる。
今居る子猫ロボットは一匹。
この応急処置には、子猫ロボット四匹は必要だった。
最高速度マッハ200しか出せなくなった今、アルファースリー自力での地球到達は、事実上不可能になった。
そしてこの宙域でも、敵連合艦隊の待ち伏せを受ける。
その数戦艦29隻、艦載機推定36000!
アルファースリーは多次元空間に隠れてシールドバリア展開、そしてステルス機能全開。
最後の子猫ロボットのエネルギーは、あと二時間で尽きる。
マイとマインは、特殊ブースターを切り離し、伴機を上限の99機投影。
今度の戦闘は、自機の参戦可能。
そしてふたりの連携が可能!
戦略の幅が数段広がる!!
二時間後、敵機は戦艦5隻、艦載機推定6500まで減っていた。
そこへ、敵の増援!その数戦艦5隻、艦載機推定6000!
アルファーシリーズ三機は、ここで黄色の変形合身スティックを使用。
三つ首のドラゴンに変形合身!
一時間後、戦艦3隻撃沈、戦艦10隻を航行不能にする。
そしてアルファーシリーズ三機は、赤色の変形合身スティックを使用。
怪鳥の姿へ変形合身!
その場で力強く翼を羽ばたかせると、その場の全艦載機2540が一時制御不能となり、怪鳥は瞬時に土星軌道まで突入する。
と同時に、アルファースリーのエネルギーが尽き、合身解除される。
アルファースリーはアルファーツーから航行給油を受ける。
そしてアルファースリーは他の二機に牽引され、マッハ2500で地球を目指す。
マイもマインも、疲弊が限界を超えていたが、この場で休む訳にはいかなかった。
ふたりはアバター体のリミッターを74%解除。
これで本来なら爆睡状態でも、運動可能になる。
しかし、この状態を長く続けていれば、アバター体は二度と動かなくなり、魂がアバター体を離れられなくなる。
このタイムリミットは、人により、リミッターの解除状態により、異なる。
そのタイムリミットは、6秒から2時間35分37秒!
そして二時間後、シリウスアルファーシリーズの三機の戦闘機は、地球の月軌道内に入る。
この時代に召喚されたマイとマインは、パートナーであるサポートAIのアイとミサ、そしてマイのクローンであるベータとともに、地球へ向かい出発した。
マイの戦闘機、シリウスアルファーワン。
マインの戦闘機、シリウスアルファーツー。
そしてアイとミサが乗る、シリウスアルファースリー。
この三機が、45億6千万光年先にあるはずの、地球を目指す。
アイの身体には、マイのクローンであるベータが憑依している。
だけどアイの身体への負担を考え、ベータは必要な時以外沈黙している。
三機の機体は真っ直ぐ地球を目指さず、まずは八時方向へと進路を取る。
地球へ向かうには、特殊な次元空間を通る必要がある。
そのために使う特殊なブースターは、使用中は直進しか出来ない。
そのため、障害物の無い長距離の直線区間が必要だった。
三機は、目標宙域に到達する。
そして地球方向を向いて、トライフォースを展開。
アイの身体で沈黙していたベータが、覚醒する。
アルファーシリーズ三機のトライフォースに、もう一機のアルファーシリーズの機体、シリウスアルファーゼロが反応する。
アルファーゼロの有る場所、地球の位置が確定する。
そこは、マイの指し示した座標から、2光年ずれていた。
そしてそこへの最適経路を、ミサとナコとアイツウが算出する。
この算出にアイも加わる予定だったが、ベータの憑依は思いのほか負担がかかるものであり、アイの算出参加は見送られる。
そして、ここから十時方向の宙域を目指す。
三機の機体は、特殊ブースターを点火。
トライフォースを維持したまま、超加速で多次元空間に突入する。
激しい振動が、機体のパイロット達を襲う。
マイ達は、その振動になんとか耐える。
機体の操縦桿が少しでもブレたら、機体は爆散する。
今三機の機体は、光速の263%の超速度で飛んでいる。
程なく三機は、多次元空間を抜け、目標宙域に達する。
三機は特殊ブースターを止め、減速する。
そして特殊ブースターの整備に入る。
この整備には、子猫ロボットがあたる。
今回の地球行きにあたり、三機の機体に五匹ずつ、子猫ロボットは乗っている。
それと同時に、レーダーはレンジツーに多数の機影を捉える!
戦闘機内にアラートメッセージが鳴り響く!
五千の戦闘機が、三機の戦闘機を待ち伏せていた。
特殊ブースターを装着している今、戦闘機本体は戦闘に参加出来ない。
投影した伴機で、切り抜けるしかなかった。
アルファースリーに乗るアイとミサには、戦闘経験はない。
ここはマイとマインで、なんとかするしかなかった。
まず、三機の機体はシールドバリアを強力展開。
そしてマイとマインの機体は、伴機を投影する。
数は、一度に操れる最大限の数。
マイは、11機。
テトラフォーメーション二つの、トライフォースひとつ。
マインは、18機。
テトラフォーメーション三つの、トライフォースふたつ。
二時間ほどの戦闘で、マイとマインは敵機五千を落とし尽す。
マイとマインも、無傷ではなかった。
マイは伴機をプラス8機投影し、最後に残ってたのは5機だった。
マインは伴機をプラス7機投影し、最後に残ってたのは8機だった。
そして子猫ロボットも三匹ずつ、エネルギーがきれる。
マイとマインは疲弊し、8時間の休息を余儀なくされる。
その8時間の間、アイとミサがレーダーで監視する。
途中二度ほど、敵機の襲撃を受ける。
どちらも20機ほどの襲撃だったので、アイとミサでなんとか撃退出来た。
そして8時間が経ち、マイとマインが休息を終える。
二度目の特殊次元空間への突入を試みる。
今度の目標宙域は、一時方向。
そこは地球から500天文単位の宙域だった。
二度目のトライフォースを敢行する直前、敵機の襲来を受ける。
その数80機!
マインが三機の伴機で応戦する。
マイには、アルファーシリーズでのトライフォース敢行と、敵機撃退の同時進行は無理だった。
マインの伴機三機も、特殊ブースターの点火の直前に、コントロールを失う。
敵機78機の襲撃を振り切り、特殊次元空間に突入する。
今度の突入では、光速の98%しか速度が出せなかった。
マイ達が休息を取っている時の敵機襲来で、アルファースリーは直撃ダメージを食らっていた。
一応、応急処置で出来る範囲では、完璧に修理した。
理論上はプラス100%は可能だが、安全航行速度は、今の速度が限界だった。
そして光速100%をきった事により、敵機の追撃を受ける。
その数、戦艦四隻!
元々戦艦は多次元空間に居て、そこから艦載機で襲撃していた。
戦艦での多次元空間突入は、繰り返し出来るものではなかった。
そしてこの次元空間では、艦載機での追撃は出来ない。
しかし戦艦からの激しい砲撃は、対撃する術はない。
ただ、逃げるしかない。
そして今の三機は、直進しか出来ない。
戦艦は主砲にエネルギー集中。
主砲の砲撃速度は、光速の99%に達する!
アルファーシリーズの三機は急遽、光速の188%まで速度をあげ、砲撃を振り切る。
目標宙域に到達し、多次元空間を抜ける。
と同時に、アルファースリーの特殊ブースターが爆散。
アルファースリーに乗っているのは、サポートAIのアイとミサ。
直前にシールドバリアを展開し、爆発の衝撃をやわやげるが、多大なダメージを受ける。
アルファースリーは亜空間航行エンジンにダメージを受け、光速航行が不能になる。
今居る子猫ロボットは一匹。
この応急処置には、子猫ロボット四匹は必要だった。
最高速度マッハ200しか出せなくなった今、アルファースリー自力での地球到達は、事実上不可能になった。
そしてこの宙域でも、敵連合艦隊の待ち伏せを受ける。
その数戦艦29隻、艦載機推定36000!
アルファースリーは多次元空間に隠れてシールドバリア展開、そしてステルス機能全開。
最後の子猫ロボットのエネルギーは、あと二時間で尽きる。
マイとマインは、特殊ブースターを切り離し、伴機を上限の99機投影。
今度の戦闘は、自機の参戦可能。
そしてふたりの連携が可能!
戦略の幅が数段広がる!!
二時間後、敵機は戦艦5隻、艦載機推定6500まで減っていた。
そこへ、敵の増援!その数戦艦5隻、艦載機推定6000!
アルファーシリーズ三機は、ここで黄色の変形合身スティックを使用。
三つ首のドラゴンに変形合身!
一時間後、戦艦3隻撃沈、戦艦10隻を航行不能にする。
そしてアルファーシリーズ三機は、赤色の変形合身スティックを使用。
怪鳥の姿へ変形合身!
その場で力強く翼を羽ばたかせると、その場の全艦載機2540が一時制御不能となり、怪鳥は瞬時に土星軌道まで突入する。
と同時に、アルファースリーのエネルギーが尽き、合身解除される。
アルファースリーはアルファーツーから航行給油を受ける。
そしてアルファースリーは他の二機に牽引され、マッハ2500で地球を目指す。
マイもマインも、疲弊が限界を超えていたが、この場で休む訳にはいかなかった。
ふたりはアバター体のリミッターを74%解除。
これで本来なら爆睡状態でも、運動可能になる。
しかし、この状態を長く続けていれば、アバター体は二度と動かなくなり、魂がアバター体を離れられなくなる。
このタイムリミットは、人により、リミッターの解除状態により、異なる。
そのタイムリミットは、6秒から2時間35分37秒!
そして二時間後、シリウスアルファーシリーズの三機の戦闘機は、地球の月軌道内に入る。
0
あなたにおすすめの小説
Re:コード・ブレイカー ~落ちこぼれと嘲られた少年、世界最強の異能で全てをねじ伏せる~
たまごころ
ファンタジー
高校生・篠宮レンは、異能が当然の時代に“無能”として蔑まれていた。
だがある日、封印された最古の力【再構築(Rewrite)】が覚醒。
世界の理(コード)を上書きする力を手に入れた彼は、かつて自分を見下した者たちに逆襲し、隠された古代組織と激突していく。
「最弱」から「神域」へ――現代異能バトル成り上がり譚が幕を開ける。
ゲームコインをザクザク現金化。還暦オジ、田舎で世界を攻略中
あ、まん。@田中子樹
ファンタジー
仕事一筋40年。
結婚もせずに会社に尽くしてきた二瓶豆丸。
定年を迎え、静かな余生を求めて山奥へ移住する。
だが、突如世界が“数値化”され、現実がゲームのように変貌。
唯一の趣味だった15年続けた積みゲー「モリモリ」が、 なぜか現実世界とリンクし始める。
化け物が徘徊する世界で出会ったひとりの少女、滝川歩茶。
彼女を守るため、豆丸は“積みゲー”スキルを駆使して立ち上がる。
現金化されるコイン、召喚されるゲームキャラたち、 そして迫りくる謎の敵――。
これは、還暦オジが挑む、〝人生最後の積みゲー〟であり〝世界最後の攻略戦〟である。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
レベルアップは異世界がおすすめ!
まったりー
ファンタジー
レベルの上がらない世界にダンジョンが出現し、誰もが装備や技術を鍛えて攻略していました。
そんな中、異世界ではレベルが上がることを記憶で知っていた主人公は、手芸スキルと言う生産スキルで異世界に行ける手段を作り、自分たちだけレベルを上げてダンジョンに挑むお話です。
【完結】発明家アレンの異世界工房 ~元・商品開発部員の知識で村おこし始めました~
シマセイ
ファンタジー
過労死した元商品開発部員の田中浩介は、女神の計らいで異世界の少年アレンに転生。
前世の知識と物作りの才能を活かし、村の道具を次々と改良。
その発明は村の生活を豊かにし、アレンは周囲の信頼と期待を集め始める。
異世界帰りの俺、現代日本にダンジョンが出現したので異世界経験を売ったり配信してみます
内田ヨシキ
ファンタジー
「あの魔物の倒し方なら、30万円で売るよ!」
――これは、現代日本にダンジョンが出現して間もない頃の物語。
カクヨムにて先行連載中です!
(https://kakuyomu.jp/works/16818023211703153243)
異世界で名を馳せた英雄「一条 拓斗(いちじょう たくと)」は、現代日本に帰還したはいいが、異世界で鍛えた魔力も身体能力も失われていた。
残ったのは魔物退治の経験や、魔法に関する知識、異世界言語能力など現代日本で役に立たないものばかり。
一般人として生活するようになった拓斗だったが、持てる能力を一切活かせない日々は苦痛だった。
そんな折、現代日本に迷宮と魔物が出現。それらは拓斗が異世界で散々見てきたものだった。
そして3年後、ついに迷宮で活動する国家資格を手にした拓斗は、安定も平穏も捨てて、自分のすべてを活かせるはずの迷宮へ赴く。
異世界人「フィリア」との出会いをきっかけに、拓斗は自分の異世界経験が、他の初心者同然の冒険者にとって非常に有益なものであると気づく。
やがて拓斗はフィリアと共に、魔物の倒し方や、迷宮探索のコツ、魔法の使い方などを、時に直接売り、時に動画配信してお金に変えていく。
さらには迷宮探索に有用なアイテムや、冒険者の能力を可視化する「ステータスカード」を発明する。
そんな彼らの活動は、ダンジョン黎明期の日本において重要なものとなっていき、公的機関に発展していく――。
はずれスキル念動力(ただしレベルMAX)で無双する~手をかざすだけです。詠唱とか必殺技とかいりません。念じるだけで倒せます~
さとう
ファンタジー
10歳になると、誰もがもらえるスキル。
キネーシス公爵家の長男、エルクがもらったスキルは『念動力』……ちょっとした物を引き寄せるだけの、はずれスキルだった。
弟のロシュオは『剣聖』、妹のサリッサは『魔聖』とレアなスキルをもらい、エルクの居場所は失われてしまう。そんなある日、後継者を決めるため、ロシュオと決闘をすることになったエルク。だが……その決闘は、エルクを除いた公爵家が仕組んだ『処刑』だった。
偶然の『事故』により、エルクは生死の境をさまよう。死にかけたエルクの魂が向かったのは『生と死の狭間』という不思議な空間で、そこにいた『神様』の気まぐれにより、エルクは自分を鍛えなおすことに。
二千年という長い時間、エルクは『念動力』を鍛えまくる。
現世に戻ったエルクは、十六歳になって目を覚ました。
はずれスキル『念動力』……ただしレベルMAXの力で無双する!!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる