212 / 215
地球へ
第212話 白と黒の新コスチューム
しおりを挟む
これは西暦9980年のはるか未来のお話し。
この時代に召喚されたマイは、自分のクローンが実効支配しているという、この時代の地球に向かう決意をする。
地球に向かう為には、戦闘機に追加装備が必要となる。
そしてサポートAIの改良も必要だった。
そのためマイとマインは、その準備の十日間、暇になった。
その間、バカンスを楽しむ事になるのだが、ジョー達の陰謀で、惑星イプビーナスにある機体合身用スティックの回収と、戦闘機の訓練生に対する訓練をする事になった。
当初はメドーラに会いに行くつもりだったが、予定通りにはいかなかった。
宇宙ステーションに戻って来た、マイとマイン。
「バカンスは、楽しめたか。」
戦闘機を降りるマイとマインに、ジョーが話しかける。
ふたりに連れられた子猫ロボットは、ジョーに近づくと、元の円柱形ロボットに姿を変え、そのままその姿を消す。
「ええ、お陰様で。」
マインは皮肉たっぷりに答える。
「もう、酷い目にあったよ。」
言葉ではそう言うマイだが、その表情はまんざらでもなかった。
「で、これはなんな訳?」
マインは惑星イプビーナスのアルファポネ男爵のお屋敷で見つけた、緑色のスティックを取り出す。
「あ、僕も気になってたんだよね。」
マイも緑色のスティックを取り出す。
「それは、シリウス構想にある、変形合身用スティックと思うが、詳しくは解析しなくちゃ、分からないな。」
ジョーはスティックを受け取ろうと、右手を差し出す。
マイは素直にスティックを渡す。
しかしマインは、スティックを渡さずに持ったままだ。
「バカンスと言いながら、私達にこれを回収させるのが、目的だったんだろ?」
マインはジョーをにらむ。
「それは、偶然だよ。」
とジョーは、すっとぼける。
しばらくジョーをにらむマインだが、観念してニヤける。
「ふん、どうだか。」
マインは緑色のスティックを放る。
放ったスティックは、丁度ジョーの右手の手のひらに落ちる。
そんなふたりのやりとりを見て、マイは屋敷で見つけた日記帳を渡すのをやめる。
格納庫の傍らに、追加装備を装着したマイ達の戦闘機があった。
追加装備は、大型ブースターだった。
戦闘機の尾翼部分から後方に、戦闘機の半分くらいの長さがあった。
「なんか、凄い装備だね。」
マイは大型ブースターを装着した戦闘機の不恰好さに、圧倒される。
「これだと、旋回とかは出来ないわね。」
マインも尾翼操作が出来なくなってるのを見て、感想を述べる。
「ああ、こいつ使用中は、直進しか出来ないぞ。」
とジョーは、マインの発言を修正する。
「え、じゃあ戦闘する時はどうするの。」
とマイは驚きの声をあげる。
「そんなの、ふりきって逃げろ。」
ジョーは無下もなく、そう答える。
「そんなぁ。」
マイは実際の戦闘シーンを想像して、絶望する。
「投影した伴機で、どうにかするしかなさそうね。」
マインはため息混じりに、そう述べる。
「こっちのブースターは、立体映像の投影では代用出来ないからな。」
ジョーはマインの発言を、補強する。
この時代の太陽系は、マイのクローンであるアルファによって隠されている。
そこに向かうには、特殊な次元空間を通らなければならない。
この大型ブースターはそのためのもので、ジョーの言う通り、具現化させた立体映像での代用は不可能だった。
「まあ、これを付けての戦闘なんて、起きないでしょ。」
実際戦闘があるとすれば、太陽系に着いた後だろう。
マインはそう言って、マイを安心させる。
だけどマイは、その移動中の戦闘を、完全に否定は出来なかった。
「で、ミサ達はどうしてるのかしら。」
とマインはジョーに尋ねる。
「さっきから呼びかけてるんだけど、応答がないわ。」
召喚者であるマイン達は、額にまいたはちまきに仕込まれたチップにより、サポートAIとコンタクト出来る。
「ああ、ミサとアイなら、今は最終調整中だ。
あと、半日ってとこかな。」
ジョーは腕時計を見ながら、そう答える。
「半日。」
マイは思わずつぶやく。
「休息でも取って、待つしかなさそうね。」
マインは、マイを安心させる様に、そう述べる。
マイは無言でうなずく。
マイとマインは、その場を後にするが、ジョーが呼び止める。
「そうだおまえ達。これを装着しとけ。」
ジョーはふたりに、腕輪を渡す。
「これがあれば、ベータと通信出来るからな。」
マイのクローンであるベータ。
彼は夢の中の住人であり、彼の肉体はすでに死んでいる。
そんなベータは、自分の意識を集団無意識に潜り込ませる事で、この世に魂を保っている。
そのためベータは、集団無意識を通じて、魂ある者に語りかける事が出来る。
しかしそんなベータとの会話は、ベータからの一方通行だった。
魂の波長が同じマイなら、マイからの会話も可能だが、それはふたりの波長が、一致した時限定だった。
そんなベータの言葉を伝えるため、ベータはサポートAIのアイに憑依しようとしている。
その憑依に耐えられるようにと、アイとミサは今、改良中である。
ジョーからもらった腕輪は、そんなベータと会話する為のデバイスだった。
これはベータとの直通電話みたいなもので、ベータが受話器を取らなければ、いくら呼びかけても会話は成立しない代物だった。
マイとマインは帰り道、ベータに呼びかけてみたが、応答はなかった。
だけどふたりは、ベータが眠りについてるのを感じた。
ふたりは顔を見合わせて、思わずニヤけてしまう。
そしてふたりは、マインの部屋の前にたどり着く。
格納庫からだと、マインの部屋の方が近かった。
思えば、マインにとっては久しぶりの自室だった。
北部戦線で負傷したマインは、ずっとメディカルルームで液体漬けだった。
回復後はすぐに、マイの部屋へ殴り込み。
その後ベータの所へ行き、その後ジョーと会食。
そしてバカンスに突入するも、バカンスの計画はマイの部屋で一緒に立てた。
そんなもの思いにふけるマイン。
その横に、マイが立っている。
自室に入ろうとして、そんなマイに気づく。
「どうしたの、マイ。早く帰って休息取らないと。」
「そ、そうだね、マイン。じゃあ、おやすみ。」
「うん、おやすみ。」
マイは、もう少しマインと一緒にいたかった。
でもそれを言い出せず、そそくさと帰る。
マイの自室は、少し前まで、アイツウとナコが居たが、今はいない。
マイはそれが寂しかった。
せめてアイと話せればと、額のチップから呼びかけるが、応答はなかった。
マイは少し悲しい気持ちで、眠りについた。
夢の中でベータと会った。
マイはベータに、アルファポネの日記帳について聞いてみる。
ベータからは、人の日記帳は読まない方がいいと言われた。
この日記帳に綴られているのは、アルファに対するグチだと言う。
アルファポネはアルファのクローンであったが、完全な別人格。
ふたりの根本的な部分は同じでも、考え方には違いがあった。
そんなふたりが喧嘩別れするのに、時間はかからなかった。
アルファポネは、いつか召喚されるマイのために、アルファに対抗するためのスティックを遺した。
これはシリウスアルファーシリーズの機体四機を、合身させるためのスティックだった。
四機合身させるのに、スティックは二本しかないのは、疑問だった。
そんな夢も、ベータがアルファの事をマイに頼んで、終わりになった。
アイからの呼びかけで、マイは目がさめる。
アイの最終調整が終わったのだ。
マイは飛び起きて、そのまま調整室に急ぐ。
マインも同じく、マイの前を走っていた。
調整室の扉を開けると、アイとミサが待っていた。
ふたりともいつもはグラマラスなその肉体を、簡易ドレスで包んでいた。
その簡易ドレスが、マイ達みたいなボディスーツになっていた。
アイは白を基調として、ミサは黒を基調としたボディスーツだった。
そしてふたりのロングヘアは、後頭部にまとめられていた。
これで地球行きの準備が整った。
しかし、まだ出発出来る訳ではない。
地球の場所の特定が、まだだった。
地球の場所は、シリウスアルファーシリーズの機体三機でのトライフォースによって、明らかになる。
しかし、そのトライフォースが向かう方向くらいは、限定させる必要があった。
宇宙ステーションのマザーコンピュータが、その候補地を、10箇所ほど算出する。
それは、全宇宙に散らばっていた。
コンピュータルームにある天球儀に、その10箇所が投影される。
それを基に、マイがここだと思う場所を、直感で指差す。
そこは10箇所の候補地のうち、四番目の候補地から、5光年程離れた場所だった。
この宇宙ステーションからは、45億6千万光年先だった。
そして五日後、マイ達は地球に向けて出発した。
この時代に召喚されたマイは、自分のクローンが実効支配しているという、この時代の地球に向かう決意をする。
地球に向かう為には、戦闘機に追加装備が必要となる。
そしてサポートAIの改良も必要だった。
そのためマイとマインは、その準備の十日間、暇になった。
その間、バカンスを楽しむ事になるのだが、ジョー達の陰謀で、惑星イプビーナスにある機体合身用スティックの回収と、戦闘機の訓練生に対する訓練をする事になった。
当初はメドーラに会いに行くつもりだったが、予定通りにはいかなかった。
宇宙ステーションに戻って来た、マイとマイン。
「バカンスは、楽しめたか。」
戦闘機を降りるマイとマインに、ジョーが話しかける。
ふたりに連れられた子猫ロボットは、ジョーに近づくと、元の円柱形ロボットに姿を変え、そのままその姿を消す。
「ええ、お陰様で。」
マインは皮肉たっぷりに答える。
「もう、酷い目にあったよ。」
言葉ではそう言うマイだが、その表情はまんざらでもなかった。
「で、これはなんな訳?」
マインは惑星イプビーナスのアルファポネ男爵のお屋敷で見つけた、緑色のスティックを取り出す。
「あ、僕も気になってたんだよね。」
マイも緑色のスティックを取り出す。
「それは、シリウス構想にある、変形合身用スティックと思うが、詳しくは解析しなくちゃ、分からないな。」
ジョーはスティックを受け取ろうと、右手を差し出す。
マイは素直にスティックを渡す。
しかしマインは、スティックを渡さずに持ったままだ。
「バカンスと言いながら、私達にこれを回収させるのが、目的だったんだろ?」
マインはジョーをにらむ。
「それは、偶然だよ。」
とジョーは、すっとぼける。
しばらくジョーをにらむマインだが、観念してニヤける。
「ふん、どうだか。」
マインは緑色のスティックを放る。
放ったスティックは、丁度ジョーの右手の手のひらに落ちる。
そんなふたりのやりとりを見て、マイは屋敷で見つけた日記帳を渡すのをやめる。
格納庫の傍らに、追加装備を装着したマイ達の戦闘機があった。
追加装備は、大型ブースターだった。
戦闘機の尾翼部分から後方に、戦闘機の半分くらいの長さがあった。
「なんか、凄い装備だね。」
マイは大型ブースターを装着した戦闘機の不恰好さに、圧倒される。
「これだと、旋回とかは出来ないわね。」
マインも尾翼操作が出来なくなってるのを見て、感想を述べる。
「ああ、こいつ使用中は、直進しか出来ないぞ。」
とジョーは、マインの発言を修正する。
「え、じゃあ戦闘する時はどうするの。」
とマイは驚きの声をあげる。
「そんなの、ふりきって逃げろ。」
ジョーは無下もなく、そう答える。
「そんなぁ。」
マイは実際の戦闘シーンを想像して、絶望する。
「投影した伴機で、どうにかするしかなさそうね。」
マインはため息混じりに、そう述べる。
「こっちのブースターは、立体映像の投影では代用出来ないからな。」
ジョーはマインの発言を、補強する。
この時代の太陽系は、マイのクローンであるアルファによって隠されている。
そこに向かうには、特殊な次元空間を通らなければならない。
この大型ブースターはそのためのもので、ジョーの言う通り、具現化させた立体映像での代用は不可能だった。
「まあ、これを付けての戦闘なんて、起きないでしょ。」
実際戦闘があるとすれば、太陽系に着いた後だろう。
マインはそう言って、マイを安心させる。
だけどマイは、その移動中の戦闘を、完全に否定は出来なかった。
「で、ミサ達はどうしてるのかしら。」
とマインはジョーに尋ねる。
「さっきから呼びかけてるんだけど、応答がないわ。」
召喚者であるマイン達は、額にまいたはちまきに仕込まれたチップにより、サポートAIとコンタクト出来る。
「ああ、ミサとアイなら、今は最終調整中だ。
あと、半日ってとこかな。」
ジョーは腕時計を見ながら、そう答える。
「半日。」
マイは思わずつぶやく。
「休息でも取って、待つしかなさそうね。」
マインは、マイを安心させる様に、そう述べる。
マイは無言でうなずく。
マイとマインは、その場を後にするが、ジョーが呼び止める。
「そうだおまえ達。これを装着しとけ。」
ジョーはふたりに、腕輪を渡す。
「これがあれば、ベータと通信出来るからな。」
マイのクローンであるベータ。
彼は夢の中の住人であり、彼の肉体はすでに死んでいる。
そんなベータは、自分の意識を集団無意識に潜り込ませる事で、この世に魂を保っている。
そのためベータは、集団無意識を通じて、魂ある者に語りかける事が出来る。
しかしそんなベータとの会話は、ベータからの一方通行だった。
魂の波長が同じマイなら、マイからの会話も可能だが、それはふたりの波長が、一致した時限定だった。
そんなベータの言葉を伝えるため、ベータはサポートAIのアイに憑依しようとしている。
その憑依に耐えられるようにと、アイとミサは今、改良中である。
ジョーからもらった腕輪は、そんなベータと会話する為のデバイスだった。
これはベータとの直通電話みたいなもので、ベータが受話器を取らなければ、いくら呼びかけても会話は成立しない代物だった。
マイとマインは帰り道、ベータに呼びかけてみたが、応答はなかった。
だけどふたりは、ベータが眠りについてるのを感じた。
ふたりは顔を見合わせて、思わずニヤけてしまう。
そしてふたりは、マインの部屋の前にたどり着く。
格納庫からだと、マインの部屋の方が近かった。
思えば、マインにとっては久しぶりの自室だった。
北部戦線で負傷したマインは、ずっとメディカルルームで液体漬けだった。
回復後はすぐに、マイの部屋へ殴り込み。
その後ベータの所へ行き、その後ジョーと会食。
そしてバカンスに突入するも、バカンスの計画はマイの部屋で一緒に立てた。
そんなもの思いにふけるマイン。
その横に、マイが立っている。
自室に入ろうとして、そんなマイに気づく。
「どうしたの、マイ。早く帰って休息取らないと。」
「そ、そうだね、マイン。じゃあ、おやすみ。」
「うん、おやすみ。」
マイは、もう少しマインと一緒にいたかった。
でもそれを言い出せず、そそくさと帰る。
マイの自室は、少し前まで、アイツウとナコが居たが、今はいない。
マイはそれが寂しかった。
せめてアイと話せればと、額のチップから呼びかけるが、応答はなかった。
マイは少し悲しい気持ちで、眠りについた。
夢の中でベータと会った。
マイはベータに、アルファポネの日記帳について聞いてみる。
ベータからは、人の日記帳は読まない方がいいと言われた。
この日記帳に綴られているのは、アルファに対するグチだと言う。
アルファポネはアルファのクローンであったが、完全な別人格。
ふたりの根本的な部分は同じでも、考え方には違いがあった。
そんなふたりが喧嘩別れするのに、時間はかからなかった。
アルファポネは、いつか召喚されるマイのために、アルファに対抗するためのスティックを遺した。
これはシリウスアルファーシリーズの機体四機を、合身させるためのスティックだった。
四機合身させるのに、スティックは二本しかないのは、疑問だった。
そんな夢も、ベータがアルファの事をマイに頼んで、終わりになった。
アイからの呼びかけで、マイは目がさめる。
アイの最終調整が終わったのだ。
マイは飛び起きて、そのまま調整室に急ぐ。
マインも同じく、マイの前を走っていた。
調整室の扉を開けると、アイとミサが待っていた。
ふたりともいつもはグラマラスなその肉体を、簡易ドレスで包んでいた。
その簡易ドレスが、マイ達みたいなボディスーツになっていた。
アイは白を基調として、ミサは黒を基調としたボディスーツだった。
そしてふたりのロングヘアは、後頭部にまとめられていた。
これで地球行きの準備が整った。
しかし、まだ出発出来る訳ではない。
地球の場所の特定が、まだだった。
地球の場所は、シリウスアルファーシリーズの機体三機でのトライフォースによって、明らかになる。
しかし、そのトライフォースが向かう方向くらいは、限定させる必要があった。
宇宙ステーションのマザーコンピュータが、その候補地を、10箇所ほど算出する。
それは、全宇宙に散らばっていた。
コンピュータルームにある天球儀に、その10箇所が投影される。
それを基に、マイがここだと思う場所を、直感で指差す。
そこは10箇所の候補地のうち、四番目の候補地から、5光年程離れた場所だった。
この宇宙ステーションからは、45億6千万光年先だった。
そして五日後、マイ達は地球に向けて出発した。
0
あなたにおすすめの小説
Re:コード・ブレイカー ~落ちこぼれと嘲られた少年、世界最強の異能で全てをねじ伏せる~
たまごころ
ファンタジー
高校生・篠宮レンは、異能が当然の時代に“無能”として蔑まれていた。
だがある日、封印された最古の力【再構築(Rewrite)】が覚醒。
世界の理(コード)を上書きする力を手に入れた彼は、かつて自分を見下した者たちに逆襲し、隠された古代組織と激突していく。
「最弱」から「神域」へ――現代異能バトル成り上がり譚が幕を開ける。
ゲームコインをザクザク現金化。還暦オジ、田舎で世界を攻略中
あ、まん。@田中子樹
ファンタジー
仕事一筋40年。
結婚もせずに会社に尽くしてきた二瓶豆丸。
定年を迎え、静かな余生を求めて山奥へ移住する。
だが、突如世界が“数値化”され、現実がゲームのように変貌。
唯一の趣味だった15年続けた積みゲー「モリモリ」が、 なぜか現実世界とリンクし始める。
化け物が徘徊する世界で出会ったひとりの少女、滝川歩茶。
彼女を守るため、豆丸は“積みゲー”スキルを駆使して立ち上がる。
現金化されるコイン、召喚されるゲームキャラたち、 そして迫りくる謎の敵――。
これは、還暦オジが挑む、〝人生最後の積みゲー〟であり〝世界最後の攻略戦〟である。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
レベルアップは異世界がおすすめ!
まったりー
ファンタジー
レベルの上がらない世界にダンジョンが出現し、誰もが装備や技術を鍛えて攻略していました。
そんな中、異世界ではレベルが上がることを記憶で知っていた主人公は、手芸スキルと言う生産スキルで異世界に行ける手段を作り、自分たちだけレベルを上げてダンジョンに挑むお話です。
【完結】発明家アレンの異世界工房 ~元・商品開発部員の知識で村おこし始めました~
シマセイ
ファンタジー
過労死した元商品開発部員の田中浩介は、女神の計らいで異世界の少年アレンに転生。
前世の知識と物作りの才能を活かし、村の道具を次々と改良。
その発明は村の生活を豊かにし、アレンは周囲の信頼と期待を集め始める。
異世界帰りの俺、現代日本にダンジョンが出現したので異世界経験を売ったり配信してみます
内田ヨシキ
ファンタジー
「あの魔物の倒し方なら、30万円で売るよ!」
――これは、現代日本にダンジョンが出現して間もない頃の物語。
カクヨムにて先行連載中です!
(https://kakuyomu.jp/works/16818023211703153243)
異世界で名を馳せた英雄「一条 拓斗(いちじょう たくと)」は、現代日本に帰還したはいいが、異世界で鍛えた魔力も身体能力も失われていた。
残ったのは魔物退治の経験や、魔法に関する知識、異世界言語能力など現代日本で役に立たないものばかり。
一般人として生活するようになった拓斗だったが、持てる能力を一切活かせない日々は苦痛だった。
そんな折、現代日本に迷宮と魔物が出現。それらは拓斗が異世界で散々見てきたものだった。
そして3年後、ついに迷宮で活動する国家資格を手にした拓斗は、安定も平穏も捨てて、自分のすべてを活かせるはずの迷宮へ赴く。
異世界人「フィリア」との出会いをきっかけに、拓斗は自分の異世界経験が、他の初心者同然の冒険者にとって非常に有益なものであると気づく。
やがて拓斗はフィリアと共に、魔物の倒し方や、迷宮探索のコツ、魔法の使い方などを、時に直接売り、時に動画配信してお金に変えていく。
さらには迷宮探索に有用なアイテムや、冒険者の能力を可視化する「ステータスカード」を発明する。
そんな彼らの活動は、ダンジョン黎明期の日本において重要なものとなっていき、公的機関に発展していく――。
はずれスキル念動力(ただしレベルMAX)で無双する~手をかざすだけです。詠唱とか必殺技とかいりません。念じるだけで倒せます~
さとう
ファンタジー
10歳になると、誰もがもらえるスキル。
キネーシス公爵家の長男、エルクがもらったスキルは『念動力』……ちょっとした物を引き寄せるだけの、はずれスキルだった。
弟のロシュオは『剣聖』、妹のサリッサは『魔聖』とレアなスキルをもらい、エルクの居場所は失われてしまう。そんなある日、後継者を決めるため、ロシュオと決闘をすることになったエルク。だが……その決闘は、エルクを除いた公爵家が仕組んだ『処刑』だった。
偶然の『事故』により、エルクは生死の境をさまよう。死にかけたエルクの魂が向かったのは『生と死の狭間』という不思議な空間で、そこにいた『神様』の気まぐれにより、エルクは自分を鍛えなおすことに。
二千年という長い時間、エルクは『念動力』を鍛えまくる。
現世に戻ったエルクは、十六歳になって目を覚ました。
はずれスキル『念動力』……ただしレベルMAXの力で無双する!!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる