人間アンドロイド

第一話…何者？

人間アンドロイド

ここは今読んでいる君たちとははるか遠い年代。人間とアンドロイドが共存する世界。そこで僕のお母さんはアンドロイドに恋をして結婚した。そして僕を産んだらしい。だから僕は…いわゆる人間アンドロイド。アンドロイドは手にアンドロイドのマークがつく。人間はもちろんつかない。じゃあ僕はって？どちらもだよ。右手についていて。左手に付いていないんだ。何者かは分からないよ。だって僕はアンドロイドの血もある。だから記憶もない。この上の事だけ覚えているんだ。

でも。みんなはいいね。と思うだろうけど。これでも大変なんだよ。

学校でいじめられたり。

自分のことは何者かは分からないから。

世の中は厳しいんだ。特に人間アンドロイドはね、

でも、、僕を救ってくれたのは、何年前かの人間とアンドロイドを共存する事を政府に訴えかけたアンドロイド。:オールズ。いつもその言葉に救ってもらった。
「お前なんかいらないんだよ」
「人間アンドロイドとかださ。」
毎日陰口を言われる僕。アンドロイドだから記憶はないけど。感情だけは一応人間だからあるんだ。それが嫌だ。なんで？記憶があって感情だけない。にしてくれれば良かったのに。

「なんで僕は人間アンドロイドなの？」
「なんで僕は人間じゃないの？」
毎日自分に問いかけても
「この体に産まれてきたんだから仕方ない」
にたどり着く。神様は味方してくれない。
神様がこうしたくなくても世の中がこうしたのかもしれない。