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番外編*もしもユーリと婚約したら
しおりを挟むユーリと結ばれる世界線が書きたかった…!
時系列はグレン兄様が飛ばされたまま関わりを無くしちゃって学園を卒業したよーってところです(*´∀`)
ユーリに絆されて婚約を受け入れたカティアちゃん。
■□▪▫■□▫▪■□▪▫
公爵家の養子となり、ユーリとの婚約を受け入れて間もなく、私たちは学園を卒業した。
グレン兄様やカティア、不特定多数の人間に敬遠され、嫌悪され続けた学園生活は、とてもじゃないが居心地が良いとは言えなかった。
しかし、それでもユーリや殿下など、私にとって大切な存在ができたのもこの学園だった。
そう考えると少しだけ寂しい。
卒業して数日が過ぎても私の心はまだぼんやりとして足が地に着かないような、そんな落ち着かない気持ちだった。
「カティ?まーたぼうっとしてるの~?」
呆れたような声で近づいてきて、ソファに座る私の首に腕を巻き付かせるユーリ。
「…暑苦しい」
「え~?婚約者に向かってそんなこと言うの?」
少したれ目気味のヘーゼルの瞳が悲しげにこちらを見つめる。
…わざとらしい顔なのに、どうしてか私はユーリのこの顔に弱かった。
「せめて隣に座ってくれないかしら」
「カティの隣は僕の定位置だもんね?」
ええ、そうね。
あの頃からずっと、ユーリは私のそばにいてくれた。
侯爵家の家族を一気に失ってしまったあの日から。
今となってはのびのびとした生活に、ユーリや大切な人達に囲まれる日常に胸を張って幸せだと言えるが、当時は胸にどこかぽっかりと穴が空いてしまったような虚無感に包まれていた。
私の世界はすごく狭かったから。
エクルや義母、父…そしてグレン兄様。
あの頃はユーリの存在すらも、家族以上の影響を私に与えることは無かった。
私の悪名がとれ公爵家に迎えられた途端に手のひらを返して擦り寄ってくるたくさんの人間の中で、ユーリの態度が以前とは何も変わらずすごく安心したことを覚えている。
「ユーリにはずっとそばにいてほしい」
たくさんの物を失ってきた私だからこそ、大切なものは絶対に手放したくない。
優しい彼の隣に寄り添っていたいんだ。
「なにそれ可愛い」
「…面白がってる?」
にまにまと笑みを浮かべるユーリに少しムッとして頬をふくらませた。
「えー?ふざけてないよ?ただ僕の将来の奥さんが愛しすぎてどうにかなっちゃいそうなだけ」
「もう、やっぱり面白がってるでしょう」
伝えた本人に笑われると、じわじわと自分の言葉が恥ずかしくなってくる。
私はユーリから視線を外し、そっぽを向いた。
……思ったまま口を開くとろくなことがない。
悶々とそんな事を思っていると、軽いリップ音がして頬に柔らかいものが降ってきた。
「僕も同じ気持ちだよ」
びっくりしてもう一度ユーリに視線を戻すと、心底愛おしそうに私を見る優しい瞳と目が合った。
「カティのそばにずっといたい。カティが嫌になるくらいドロドロに甘やかしてあげたい」
「…甘やかさなくていい」
今のままで十分感謝してる。
ユーリに絆されるまま婚約したあの時の自分を今になって全力で褒めてやりたい。
これは、まだユーリに伝えていない気持ち。
きっと人の心に敏感な彼は気づいているだろうけど…
「ユーリ…もう、ちゃんと好きだよ」
「っ」
私の言葉に小さく目を見開いた彼。
そのまま数秒固まったあと、嬉しそうな、だけどどこか泣きそうな、そんな複雑な顔をしていた。
「カティ」
震える声で私の名前を呼ぶ。
「カティ…大好き。本当に、誰よりも愛してるんだ…っ、ありがとうカティ」
ぎゅっと抱きしめられ、ユーリの温かい体温を体いっぱいに感じた。
少し早い心臓の鼓動はいったい私のものか、彼のものか。
「ありがとうは私の方よ?いつも私を助けてくれてありがとう。私のそばにいてくれてありがとう。私を…愛してくれてありがとう」
「うん…どういたしまして、カティ」
___見つめあい、そっと唇を合わせた。
「カティ、顔真っ赤だよ~?」
「うるさい!」
「照れながら怒っても可愛いだけだからね?」
ことある事に、可愛い可愛いと私を褒めまくるユーリになんだか面白くない。
その度に私は心臓がきゅっと掴まれて苦しくなるのに、当の本人は心底幸せそうだ。
「ユーリばっかり余裕だわ」
「そう見えてるなら僕の努力の賜物だよねぇ」
「どういう意味よ」
ムッとする私にユーリはくすっと笑みを漏らして口を開く。
「僕はカティにドキドキさせられっぱなしだけど、それを悟られたらかっこ悪いでしょ~」
「なにそれ」
ユーリの言い分はよくわからないけれど、私と同じくらい彼も幸せを感じてくれていたらいいなと思った。
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ユーリend嬉しい!
幸せなユーリとの甘々ラブラブが見れて良かった😭❣️
ありがとうございます!
お忙しいなか早速の更新ありがとうございます😭
本当に嬉しいです!
グレンとカティのイチャイチャ見れて嬉しいです😊
カティとの結婚式の為に教会立てちゃうグレン可愛いですね笑
お忙しい中、たくさん更新していただきありがとうございます😊
とても嬉しいです!
グレンとカティの思いが通じ合い読んでいてニヤニヤが止まりませんでした。笑
あとカティと張り合っちゃう殿下が可愛いです。笑