379 / 390
367『シマイルカンパニー日暮里営業所』
しおりを挟む
銀河太平記
367『シマイルカンパニー日暮里営業所』越萌マイ
うちの東京本社は丸の内にあるが、わたしがハナと滞在しているのは日暮里の営業所。
シマイルカンパニーは総合商社だけど、元々は河内の恩智に作ったファンシーグッズの会社。中小の繊維会社や店舗が多い日暮里には親和性がある。
老朽化で移転した幼稚園を買い取って営業所にしている。三百年前の昭和二十年代から続いたヤマブキ幼稚園で地元からも惜しまれ、うちが外観を保存した営業所は地域からも好感が持たれている。むろん商品や資材を置いておくには手狭なので、隣接する倉庫も含めて500坪。そのうち100坪ほどが園庭で、その園庭をハナとペスが走り回っている。
ワンワンワン キャハハハ ワンワン ギャハハハ
幼稚園時代の遊具がそのまま残っているので、野生児ハナとペスは飽きることが無い。
『ハナ、そろそろご飯食べてしまっとくれ、片付かないから!』
お岩さんがゾウさん組のガラス戸を開けて苦情を言う。
島の食堂をバイトの子たちに任せ、昨日から営業所に来てくれている。横須賀の咸臨丸が西之島に避難するというので、咸臨丸との連絡の為に孫大人の筋斗雲を飛ばしてきてくれた。ペスも正式にハナに譲渡されて、昨日から園庭を走り回っている。
『おお、いま行くからよ!』
『犬は、ちゃんと足拭いてからだよぉ!』
『おお、分かってらい』
もともとが食堂の女主人と店員、呼吸は島に居るのと同じで聞いているだけで落ち着く。わたしも、すっかり島に同化したようだ。
「どうだい、ドンパチの方は?」
ゾウさん組から事務所に周って来てモニターを覗き込むお岩さん。
「うん、今のところ西麻布の線で停まっているけどね……」
「他のところで始まってしまいそうって感じなんだね」
「ええ、東京に目を奪われてるけど、名古屋、福岡、大阪、その他にも不穏なところはいっぱいある」
「そうだねえ、全国の目が東京に集まってる、岸波総理も松代に移っちまって東京こそが危ないって言ってるようなもんだけど、敵の立場で考えたら地方で事を起こす方が理にかなってるねえ」
モニターの地図を全国規模に広げる。
東京の細部は分からなくなってしまうけど、全国的な動きや彼我の戦略と見通しが見えてくる。満州戦争の時興隆鎮の司令部でモニターを睨んでいた時を思い出す。
あの時、劉宏将軍の漢明軍は一気に奉天を目指してくると確信できた。だから、A・B両高地に陣を張り、そこで一戦交えた後は奉天まで敵の侵入を許し、その上で雪見大福の皮のように薄い包囲陣を敷いて敵をかく乱させ、俺が戦死することと引き換えにからくも勝利を得た。
「マイさん、なんか違うオーラが出てるよ」
「あ、ちょっとね、勝負所になると燃えてきちゃって(^_^;)」
島の人間は孫大人以外にわたしの正体を知らない。お岩さんは鋭い。
「しかし、岸波って総理もバカだね。松代なんかに引っ込んじまって弱腰を満天下に示したようなもんじゃないかい」
「そうとも言えないわ」
「え、そう?」
「松代じゃ議会を開けない。オンラインでやる手もあるけど、衆議院の解散ですでにやっている。議会も世論も許さないでしょう」
「え、ということは……」
「40日以内の総選挙、首班指名もできなくなる。憲法修正第二条で当面は総理で居続けられる」
「え……国の危うさと自分の地位を天秤にかけるってのかい!?」
「意識しているかどうかは別だけどね……」
法律と言うのは運用する人間が正気であることを前提で作られている。今の総理は、どうやら、その埒外に居るようだ。
二人でモニターを見続ける……。
「……敵は地方で事を起こすね」
数分画面と睨めっこして、お岩さんは断言した。
「わたしも同じ」
成功すれば東京で勝った方が話が早い。しかし、日本軍も総力を挙げて防衛にかかるだろうから、相当なリスクと犠牲が伴う。それよりも地方で勝ちを重ねて東京に迫った方が確実だ。
お岩さんは、ただの食堂のオバチャンじゃない。その昔は月の銀行で枢要なポジションにいたらしいし、それ以前の人生でも相当なことを経験している。西之島戦争で正面に出ることは無かったけれど、食堂はほとんど戦場のど真ん中にあったにもかかわらず、ほとんど無傷だった。数々の島の危機にあたっても、氷室社長、いや、睦仁殿下の傍にいた。
次は地方で起る。
そう確信したけど、場所までは絞り込めない。
もう少し考えよう…………。
「あれじゃ足んねえよ、お岩さん!」「ワン!」
ペスとハナが闖入してきて、あと一歩のところで吹き飛んでしまった(-_-;)。
☆彡主な登場人物
大石 一 (おおいし いち) 第一師団曹長、一をダッシュと呼ばれることが多い
穴山 彦 (あなやま ひこ) 扶桑幕府書院番士 扶桑政府老中穴山新右衛門の息子
緒方 未来(おがた みく) 第一師団軍医、一の幼なじみ、祖父は扶桑政府の老中だった
平賀 照 (ひらが てる) 扶桑科学研究所博士
加藤 恵 天狗党のメンバー 緒方未来に擬態して、もとに戻らない
姉崎すみれ(あねざきすみれ) 扶桑第三高校の教師、四人の担任 じつは山野勘十郎 月で死亡
扶桑 道隆 扶桑幕府将軍
扶桑 徳子 道隆の御台所
扶桑 道興 玄武守、道隆の弟、二人の息子(道次・道忠)と娘がいる
本多 兵二(ほんだ へいじ) 書院番士小姓頭、彦と中学同窓
胡蝶 元小姓頭 将軍直属の隠密
児玉元帥(児玉隆三) 地球に帰還してからは越萌マイ
孫 悟兵(孫大人) 児玉元帥の友人 乳母の老婆婆の小鈴に頭が上がらない JR東と西のオーナー 東鈴(妻) 悟遼(息子)
テムジン モンゴル草原の英雄、孫大人の古い友人
森ノ宮茂仁王 心子内親王はシゲさんと呼ぶ
ヨイチ 児玉元帥の副官
マーク ファルコンZ船長 他に乗員(コスモス・越萌メイ バルス ミナホ ポチ)
アルルカン(メアリ・アン・アルルカン) 銀河系一の賞金首のパイレーツクィーン
氷室(氷室 睦仁) 西ノ島 氷室カンパニー社長(部下=シゲ、ハナ、ニッパチ、お岩、及川軍平) 島守を称す(270から)
村長(マヌエリト) 西ノ島 ナバホ村村長
主席(周 温雷) 西ノ島 フートンの代表者
及川 軍平 西之島市市長
須磨宮心子内親王(ココちゃん) 今上陛下の妹宮の娘
劉 宏 漢明国大統領 満漢戦争の英雄的指揮官 PI後 王春華のボディ
王 春華 漢明国大統領付き通訳兼秘書 JR西のボディー 劉宏にPI
胡 盛媛 中尉 胡盛徳大佐の養女
栗 尊宅(りつそんたく) 元輸送船の船長 大統領秘書官
朱 元尚 少将 ホトケノザ採掘基地の責任者 胡盛徳大佐の部下だった
※ 重要事項
扶桑政府 火星のアルカディア平原に作られた日本の植民地、独立後は扶桑政府、あるいは扶桑幕府と呼ばれる
カサギ 扶桑の辺境にあるアルルカンのアジトの一つ
グノーシス侵略 百年前に起こった正体不明の敵、グノーシスによる侵略
扶桑通信 修学旅行期間後、ヒコが始めたブログ通信
西之島 硫黄島近くの火山島 パルス鉱石の産地
御山 西之島の火山
パルス鉱 23世紀の主要エネルギー源(パルス パルスラ パルスガ パルスギ)
氷室神社 シゲがカンパニーの南端に作った神社 御祭神=秋宮空子内親王
ピタゴラス 月のピタゴラスクレーターにある扶桑幕府の領地 他にパスカル・プラトン・アルキメデス
奥の院 扶桑城啓林の奥にある祖廟
367『シマイルカンパニー日暮里営業所』越萌マイ
うちの東京本社は丸の内にあるが、わたしがハナと滞在しているのは日暮里の営業所。
シマイルカンパニーは総合商社だけど、元々は河内の恩智に作ったファンシーグッズの会社。中小の繊維会社や店舗が多い日暮里には親和性がある。
老朽化で移転した幼稚園を買い取って営業所にしている。三百年前の昭和二十年代から続いたヤマブキ幼稚園で地元からも惜しまれ、うちが外観を保存した営業所は地域からも好感が持たれている。むろん商品や資材を置いておくには手狭なので、隣接する倉庫も含めて500坪。そのうち100坪ほどが園庭で、その園庭をハナとペスが走り回っている。
ワンワンワン キャハハハ ワンワン ギャハハハ
幼稚園時代の遊具がそのまま残っているので、野生児ハナとペスは飽きることが無い。
『ハナ、そろそろご飯食べてしまっとくれ、片付かないから!』
お岩さんがゾウさん組のガラス戸を開けて苦情を言う。
島の食堂をバイトの子たちに任せ、昨日から営業所に来てくれている。横須賀の咸臨丸が西之島に避難するというので、咸臨丸との連絡の為に孫大人の筋斗雲を飛ばしてきてくれた。ペスも正式にハナに譲渡されて、昨日から園庭を走り回っている。
『おお、いま行くからよ!』
『犬は、ちゃんと足拭いてからだよぉ!』
『おお、分かってらい』
もともとが食堂の女主人と店員、呼吸は島に居るのと同じで聞いているだけで落ち着く。わたしも、すっかり島に同化したようだ。
「どうだい、ドンパチの方は?」
ゾウさん組から事務所に周って来てモニターを覗き込むお岩さん。
「うん、今のところ西麻布の線で停まっているけどね……」
「他のところで始まってしまいそうって感じなんだね」
「ええ、東京に目を奪われてるけど、名古屋、福岡、大阪、その他にも不穏なところはいっぱいある」
「そうだねえ、全国の目が東京に集まってる、岸波総理も松代に移っちまって東京こそが危ないって言ってるようなもんだけど、敵の立場で考えたら地方で事を起こす方が理にかなってるねえ」
モニターの地図を全国規模に広げる。
東京の細部は分からなくなってしまうけど、全国的な動きや彼我の戦略と見通しが見えてくる。満州戦争の時興隆鎮の司令部でモニターを睨んでいた時を思い出す。
あの時、劉宏将軍の漢明軍は一気に奉天を目指してくると確信できた。だから、A・B両高地に陣を張り、そこで一戦交えた後は奉天まで敵の侵入を許し、その上で雪見大福の皮のように薄い包囲陣を敷いて敵をかく乱させ、俺が戦死することと引き換えにからくも勝利を得た。
「マイさん、なんか違うオーラが出てるよ」
「あ、ちょっとね、勝負所になると燃えてきちゃって(^_^;)」
島の人間は孫大人以外にわたしの正体を知らない。お岩さんは鋭い。
「しかし、岸波って総理もバカだね。松代なんかに引っ込んじまって弱腰を満天下に示したようなもんじゃないかい」
「そうとも言えないわ」
「え、そう?」
「松代じゃ議会を開けない。オンラインでやる手もあるけど、衆議院の解散ですでにやっている。議会も世論も許さないでしょう」
「え、ということは……」
「40日以内の総選挙、首班指名もできなくなる。憲法修正第二条で当面は総理で居続けられる」
「え……国の危うさと自分の地位を天秤にかけるってのかい!?」
「意識しているかどうかは別だけどね……」
法律と言うのは運用する人間が正気であることを前提で作られている。今の総理は、どうやら、その埒外に居るようだ。
二人でモニターを見続ける……。
「……敵は地方で事を起こすね」
数分画面と睨めっこして、お岩さんは断言した。
「わたしも同じ」
成功すれば東京で勝った方が話が早い。しかし、日本軍も総力を挙げて防衛にかかるだろうから、相当なリスクと犠牲が伴う。それよりも地方で勝ちを重ねて東京に迫った方が確実だ。
お岩さんは、ただの食堂のオバチャンじゃない。その昔は月の銀行で枢要なポジションにいたらしいし、それ以前の人生でも相当なことを経験している。西之島戦争で正面に出ることは無かったけれど、食堂はほとんど戦場のど真ん中にあったにもかかわらず、ほとんど無傷だった。数々の島の危機にあたっても、氷室社長、いや、睦仁殿下の傍にいた。
次は地方で起る。
そう確信したけど、場所までは絞り込めない。
もう少し考えよう…………。
「あれじゃ足んねえよ、お岩さん!」「ワン!」
ペスとハナが闖入してきて、あと一歩のところで吹き飛んでしまった(-_-;)。
☆彡主な登場人物
大石 一 (おおいし いち) 第一師団曹長、一をダッシュと呼ばれることが多い
穴山 彦 (あなやま ひこ) 扶桑幕府書院番士 扶桑政府老中穴山新右衛門の息子
緒方 未来(おがた みく) 第一師団軍医、一の幼なじみ、祖父は扶桑政府の老中だった
平賀 照 (ひらが てる) 扶桑科学研究所博士
加藤 恵 天狗党のメンバー 緒方未来に擬態して、もとに戻らない
姉崎すみれ(あねざきすみれ) 扶桑第三高校の教師、四人の担任 じつは山野勘十郎 月で死亡
扶桑 道隆 扶桑幕府将軍
扶桑 徳子 道隆の御台所
扶桑 道興 玄武守、道隆の弟、二人の息子(道次・道忠)と娘がいる
本多 兵二(ほんだ へいじ) 書院番士小姓頭、彦と中学同窓
胡蝶 元小姓頭 将軍直属の隠密
児玉元帥(児玉隆三) 地球に帰還してからは越萌マイ
孫 悟兵(孫大人) 児玉元帥の友人 乳母の老婆婆の小鈴に頭が上がらない JR東と西のオーナー 東鈴(妻) 悟遼(息子)
テムジン モンゴル草原の英雄、孫大人の古い友人
森ノ宮茂仁王 心子内親王はシゲさんと呼ぶ
ヨイチ 児玉元帥の副官
マーク ファルコンZ船長 他に乗員(コスモス・越萌メイ バルス ミナホ ポチ)
アルルカン(メアリ・アン・アルルカン) 銀河系一の賞金首のパイレーツクィーン
氷室(氷室 睦仁) 西ノ島 氷室カンパニー社長(部下=シゲ、ハナ、ニッパチ、お岩、及川軍平) 島守を称す(270から)
村長(マヌエリト) 西ノ島 ナバホ村村長
主席(周 温雷) 西ノ島 フートンの代表者
及川 軍平 西之島市市長
須磨宮心子内親王(ココちゃん) 今上陛下の妹宮の娘
劉 宏 漢明国大統領 満漢戦争の英雄的指揮官 PI後 王春華のボディ
王 春華 漢明国大統領付き通訳兼秘書 JR西のボディー 劉宏にPI
胡 盛媛 中尉 胡盛徳大佐の養女
栗 尊宅(りつそんたく) 元輸送船の船長 大統領秘書官
朱 元尚 少将 ホトケノザ採掘基地の責任者 胡盛徳大佐の部下だった
※ 重要事項
扶桑政府 火星のアルカディア平原に作られた日本の植民地、独立後は扶桑政府、あるいは扶桑幕府と呼ばれる
カサギ 扶桑の辺境にあるアルルカンのアジトの一つ
グノーシス侵略 百年前に起こった正体不明の敵、グノーシスによる侵略
扶桑通信 修学旅行期間後、ヒコが始めたブログ通信
西之島 硫黄島近くの火山島 パルス鉱石の産地
御山 西之島の火山
パルス鉱 23世紀の主要エネルギー源(パルス パルスラ パルスガ パルスギ)
氷室神社 シゲがカンパニーの南端に作った神社 御祭神=秋宮空子内親王
ピタゴラス 月のピタゴラスクレーターにある扶桑幕府の領地 他にパスカル・プラトン・アルキメデス
奥の院 扶桑城啓林の奥にある祖廟
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
旧校舎の地下室
守 秀斗
恋愛
高校のクラスでハブられている俺。この高校に友人はいない。そして、俺はクラスの美人女子高生の京野弘美に興味を持っていた。と言うか好きなんだけどな。でも、京野は美人なのに人気が無く、俺と同様ハブられていた。そして、ある日の放課後、京野に俺の恥ずかしい行為を見られてしまった。すると、京野はその事をバラさないかわりに、俺を旧校舎の地下室へ連れて行く。そこで、おかしなことを始めるのだったのだが……。
女帝の遺志(第二部)-篠崎沙也加と女子プロレスラーたちの物語
kazu106
大衆娯楽
勢いを増す、ブレバリーズ女子部と、直美。
率いる沙也加は、自信の夢であった帝プロマット参戦を直美に託し、本格的に動き出す。
一方、不振にあえぐ男子部にあって唯一、気を吐こうとする修平。
己を見つめ直すために、女子部への入部を決意する。
が、そこでは現実を知らされ、苦難の道を歩むことになる。
志桜里らの励ましを受けつつ、ひたすら練習をつづける。
遂に直美の帝プロ参戦が、現実なものとなる。
その壮行試合、沙也加はなんと、直美の相手に修平を選んだのであった。
しかし同時に、ブレバリーズには暗い影もまた、歩み寄って来ていた。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる