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50[そして再びの始まり]
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宇宙戦艦三笠
50[そして再びの始まり]
「キャ!」「イテ!」
ぶつかったことと二人で悲鳴を上げたことだけが確かな現実だった……あとは唐突に切り替わった夢のよう。
さっきまでいたピレウスも、たった今ぶつかって二人そろって尻餅をついている横須賀国際高校の校門の前も夢かリアルかよく分からなかった。
街の喧騒と例年になく早い木枯らしが頬をなぶっていく感覚で、少しずつ現実感が蘇ってきた。
「なんか、唐突な帰還……帰還ですよね……?」
「いつまでひっくり返ってんだ。みんな見てるぞ」
天音に言われて、トシは意外な素早さで立ち上がった。
―― やっぱ、旅立ち前のトシとは変わってる。あの時は電柱の陰に隠れて、目が合うと逃げ出したもんな ――
天音は、そう思ったが、もうひとつのことが気になった。
「修一と樟葉はやっぱり、ピレウスに残ったんだ……」
取り出したスマホで、今が20××年11月29日であることと、スマホに二人が出ないことを確認した。
「天音先輩、三笠に行ってみましょう!」
「もう閉艦時間過ぎてるぞ」
「外側だけでも。オレたち20年以上、あの艦に乗っていたんすよ。行けばなにか分かる……感じられるかもしれない」
二人は学校に置きっぱにしている自転車に乗って三笠を目指した。
街への坂を下ると、木枯らしに雪がチラホラと混じってきた。
まだ十一月だぞ……。
「……先輩、まだ開いてますよ」
「ほんとだ……でも人気(ひとけ)がないな」
三笠は、いつも通り三笠公園の海側に喫水線から下をコンクリートで埋められた姿だったけど、舷灯が点いていて、なんだか、たった今帰港してきたという風情だった。
「先輩、雪がひどくなってきました」
「ちょ、洒落にならないなあ」
雪は吹雪めいてきて、三笠の向こうの横須賀の街が鈍色に霞んできた。
タラップを登って艦内へ急ぐ。
明かりは点いているけど人影は無かった。
ブリッジに上がる。
雪はいっそう繁くなって、白い宇宙にいるような錯覚にとらわれる。
「宇宙が白いんですか?」
「ネガに焼いたら、こんな感じだろう」
「ああ、そう言えば、ワープした瞬間は、こんな感じですよね」
「ワープの予感か……」
「懐かしいけど、本当にオレたちピレウスに行ったんでしょうか……」
「行ったさ。だってトシ全然変わっちゃったじゃん。あの引きこもりが、あたしをここまで引っ張ってきた。行く前のトシは、電柱の陰からあたしたちを見て、見つかるとコソコソ逃げ出したんだぞ……それに、樟葉と修一がいないし……ピレウスに残ったんだ」
「……お蔭で、地球の寒冷化は止まるんですよね」
「どうだろ、木枯らしでさえ早いのに、この雪だぞ」
「吹雪よぉぉぉ止れっ!」
「何年前の変身ヒーローだ(〃△〃)」
「変身ヒーローじゃないっす『ふしぎな少年』ってマンガの主人公が時間を止める時のっす! ブンケンの資料にあるっす!」
「そうだな……もう部室は無いけど、またブンケンやるか」
「おっす!」
やれやれと思う天音だったが、みるみる吹雪は止んで穏やかな雪景色になった。
「先輩……」
「ひょっとして……」
「チュートリアル的な?」
「なんのチュートリアルだ?」
「えと……新宇宙戦艦三笠的な、みたいな?」
「勘弁してくれ、いま帰ってきたとこだぞ(-o-;)」
「ホールに行ってみましょう!」
「ちょ……あ、そうか」
ミカさんはピレウスに残った。だけど、それは、いわば分祀。別にお祀りしただけだ。ミカさんは船霊だ。艦がある限りは三笠に居るだろう。
ホールに向かおうとして、タラップを降りた刹那、艦首の方に人影が見えた。
「あ……」
「どうした?」
「ああ……錨甲板に樟葉先輩と修一先輩! ネコメイドたちも!」
「シロメにゃ!」「クロメにゃ!」「チャメにゃ!」
「「「ニャニャニャニャ((´∀`))!」」」
「ああ、どうして!?」
二人はベテランの乗組員のように、素早くタラップを降りると錨甲板に走った。
「どうして、あんたたち……!?」
「おまえらが、ピレウスを出てから二十五年がたった」
「でも、どうして……?」
「オレたちピレウスじゃ歳を取らないんだ。だから、あの時のままさ」
「ワケ分かんない、ピレウスはどうなったのよ?」
修一が目配せして、樟葉が少し大人びた口調で言った。
「子供たちも、上は、もう24歳。あれからジェーンがテキサスで連れてきた子たちも合わせて18人。もうあの子たちだけで、ピレウスはやっていけるわ。で、銀婚式を機に、子供たちもレイマ姫も『地球に戻りなさい』って」
「見かけは18歳の高校生だけど、中身は43のオッサンとオバハン」
「でも、明日からは元の高校生やるからね!」
「地球の寒冷化防止がきちんと進むように、オレたちも居た方が……とも思ってな」
「理屈だか郷愁だか分からないんだけどね」
「ま、そのなんだ……やっぱ卒業ぐらいはしておかなくっちゃな。まだ二年生なんだし」
「そうか、そうだな。卒業は三人揃ってでなきゃな!」
「なんだ、天音、泣いてんのか?」
「ち、ちげーよ! 雪が目に入ったんだ!」
「「「鬼の目に雪ニャ!」」」
「うるさい!」
「あれ、ミケメはいないのか?」
トシがネコメイドの欠員に気付くと、ネコメイドたちは東郷さんの銅像の方をうながした。
銅像の傍で俺に似た青年がお供のミケメといっしょに手を振ったかと思うと、すぐに消えてしまった。
「次男だ。オレたちを、ここまで送ってきてくれた」
そして、11月29日は何事もなく30日になった。
なにもかももとのまま。
でも、ただ一つ前の日と違ったことがあった。トシのクラスは41人だったが、42人になっていた。
野中クレアという女の子が居て、なにくれとなく久々に登校してきたトシの面倒を見てくれた。半日不思議に思っていたトシだったが、午後には慣れてしまった。
そうして、一週間後には誰も29日と30日の間に起こったことは言わなくなった。
図書室の掲示板に貼ってあるニュースに、記念艦テキサスが久々にドッグ入りして二年間の修理に入ったことが出ていた。
世界は、相変わらず温暖化が問題になっているが、21世紀半ばになっても温暖化がすすまず。想定外という日本語がスシと並んで国際的な言葉になった。むろん寒冷化も起こらなかった……。
宇宙戦艦三笠(改訂版)……完
☆ 主な登場人物
修一(東郷修一) 横須賀国際高校二年 艦長
樟葉(秋野樟葉) 横須賀国際高校二年 航海長
天音(山本天音) 横須賀国際高校二年 砲術長
トシ(秋山昭利) 横須賀国際高校一年 機関長
レイマ姫 暗黒星団の王女 主計長
ミカさん(神さま) 戦艦三笠の船霊
メイドさんたち シロメ クロメ チャメ ミケメ
テキサスジェーン 戦艦テキサスの船霊
クレア ボイジャーが擬人化したもの
ウレシコワ 遼寧=ワリヤーグの船霊
こうちゃん ろんりねすの星霊
50[そして再びの始まり]
「キャ!」「イテ!」
ぶつかったことと二人で悲鳴を上げたことだけが確かな現実だった……あとは唐突に切り替わった夢のよう。
さっきまでいたピレウスも、たった今ぶつかって二人そろって尻餅をついている横須賀国際高校の校門の前も夢かリアルかよく分からなかった。
街の喧騒と例年になく早い木枯らしが頬をなぶっていく感覚で、少しずつ現実感が蘇ってきた。
「なんか、唐突な帰還……帰還ですよね……?」
「いつまでひっくり返ってんだ。みんな見てるぞ」
天音に言われて、トシは意外な素早さで立ち上がった。
―― やっぱ、旅立ち前のトシとは変わってる。あの時は電柱の陰に隠れて、目が合うと逃げ出したもんな ――
天音は、そう思ったが、もうひとつのことが気になった。
「修一と樟葉はやっぱり、ピレウスに残ったんだ……」
取り出したスマホで、今が20××年11月29日であることと、スマホに二人が出ないことを確認した。
「天音先輩、三笠に行ってみましょう!」
「もう閉艦時間過ぎてるぞ」
「外側だけでも。オレたち20年以上、あの艦に乗っていたんすよ。行けばなにか分かる……感じられるかもしれない」
二人は学校に置きっぱにしている自転車に乗って三笠を目指した。
街への坂を下ると、木枯らしに雪がチラホラと混じってきた。
まだ十一月だぞ……。
「……先輩、まだ開いてますよ」
「ほんとだ……でも人気(ひとけ)がないな」
三笠は、いつも通り三笠公園の海側に喫水線から下をコンクリートで埋められた姿だったけど、舷灯が点いていて、なんだか、たった今帰港してきたという風情だった。
「先輩、雪がひどくなってきました」
「ちょ、洒落にならないなあ」
雪は吹雪めいてきて、三笠の向こうの横須賀の街が鈍色に霞んできた。
タラップを登って艦内へ急ぐ。
明かりは点いているけど人影は無かった。
ブリッジに上がる。
雪はいっそう繁くなって、白い宇宙にいるような錯覚にとらわれる。
「宇宙が白いんですか?」
「ネガに焼いたら、こんな感じだろう」
「ああ、そう言えば、ワープした瞬間は、こんな感じですよね」
「ワープの予感か……」
「懐かしいけど、本当にオレたちピレウスに行ったんでしょうか……」
「行ったさ。だってトシ全然変わっちゃったじゃん。あの引きこもりが、あたしをここまで引っ張ってきた。行く前のトシは、電柱の陰からあたしたちを見て、見つかるとコソコソ逃げ出したんだぞ……それに、樟葉と修一がいないし……ピレウスに残ったんだ」
「……お蔭で、地球の寒冷化は止まるんですよね」
「どうだろ、木枯らしでさえ早いのに、この雪だぞ」
「吹雪よぉぉぉ止れっ!」
「何年前の変身ヒーローだ(〃△〃)」
「変身ヒーローじゃないっす『ふしぎな少年』ってマンガの主人公が時間を止める時のっす! ブンケンの資料にあるっす!」
「そうだな……もう部室は無いけど、またブンケンやるか」
「おっす!」
やれやれと思う天音だったが、みるみる吹雪は止んで穏やかな雪景色になった。
「先輩……」
「ひょっとして……」
「チュートリアル的な?」
「なんのチュートリアルだ?」
「えと……新宇宙戦艦三笠的な、みたいな?」
「勘弁してくれ、いま帰ってきたとこだぞ(-o-;)」
「ホールに行ってみましょう!」
「ちょ……あ、そうか」
ミカさんはピレウスに残った。だけど、それは、いわば分祀。別にお祀りしただけだ。ミカさんは船霊だ。艦がある限りは三笠に居るだろう。
ホールに向かおうとして、タラップを降りた刹那、艦首の方に人影が見えた。
「あ……」
「どうした?」
「ああ……錨甲板に樟葉先輩と修一先輩! ネコメイドたちも!」
「シロメにゃ!」「クロメにゃ!」「チャメにゃ!」
「「「ニャニャニャニャ((´∀`))!」」」
「ああ、どうして!?」
二人はベテランの乗組員のように、素早くタラップを降りると錨甲板に走った。
「どうして、あんたたち……!?」
「おまえらが、ピレウスを出てから二十五年がたった」
「でも、どうして……?」
「オレたちピレウスじゃ歳を取らないんだ。だから、あの時のままさ」
「ワケ分かんない、ピレウスはどうなったのよ?」
修一が目配せして、樟葉が少し大人びた口調で言った。
「子供たちも、上は、もう24歳。あれからジェーンがテキサスで連れてきた子たちも合わせて18人。もうあの子たちだけで、ピレウスはやっていけるわ。で、銀婚式を機に、子供たちもレイマ姫も『地球に戻りなさい』って」
「見かけは18歳の高校生だけど、中身は43のオッサンとオバハン」
「でも、明日からは元の高校生やるからね!」
「地球の寒冷化防止がきちんと進むように、オレたちも居た方が……とも思ってな」
「理屈だか郷愁だか分からないんだけどね」
「ま、そのなんだ……やっぱ卒業ぐらいはしておかなくっちゃな。まだ二年生なんだし」
「そうか、そうだな。卒業は三人揃ってでなきゃな!」
「なんだ、天音、泣いてんのか?」
「ち、ちげーよ! 雪が目に入ったんだ!」
「「「鬼の目に雪ニャ!」」」
「うるさい!」
「あれ、ミケメはいないのか?」
トシがネコメイドの欠員に気付くと、ネコメイドたちは東郷さんの銅像の方をうながした。
銅像の傍で俺に似た青年がお供のミケメといっしょに手を振ったかと思うと、すぐに消えてしまった。
「次男だ。オレたちを、ここまで送ってきてくれた」
そして、11月29日は何事もなく30日になった。
なにもかももとのまま。
でも、ただ一つ前の日と違ったことがあった。トシのクラスは41人だったが、42人になっていた。
野中クレアという女の子が居て、なにくれとなく久々に登校してきたトシの面倒を見てくれた。半日不思議に思っていたトシだったが、午後には慣れてしまった。
そうして、一週間後には誰も29日と30日の間に起こったことは言わなくなった。
図書室の掲示板に貼ってあるニュースに、記念艦テキサスが久々にドッグ入りして二年間の修理に入ったことが出ていた。
世界は、相変わらず温暖化が問題になっているが、21世紀半ばになっても温暖化がすすまず。想定外という日本語がスシと並んで国際的な言葉になった。むろん寒冷化も起こらなかった……。
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