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390『卒業式のサプライズ』
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せやさかい
390『卒業式のサプライズ』さくら
…………と、いろいろな出来事やさまざまな思いがありましたが、無事に目出度く卒業の日を迎えることができました。
こんな身勝手な三年生に付いて来てくれた在校生のみなさん、導いてくださった先生方、職員のみなさん。お父さんお母さん、家族のみんな。商店街を始めとするご近所の方々。そして、入学以来ここまで見守り、我々の魂を磨いてくださったマリア様に感謝の誠を捧げ、卒業の言葉といたします。
2023年 2月 24日 卒業生代表 田中真央
シーーーーーーーーーーーン
パチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチ!!
さすがは百武真鈴! いや、卒業生代表田中真央!
式場の全員、聞きほれてしもて、とっさには拍手がでけんと、シーンとしてしもてからの大拍手!
三年に及んだ流行り病のために、授業やら行事が押せ押せになって、例年より一週間遅れての卒業式。
でも、もうマスクもせんでええし、ソーシャルディスタンスもいらんし、真鈴先輩の名調子も拝聴できたし。
これで雨やなかったら120点の卒業式やった!
で、折り入って話があるんだが……
学食の外テーブル。
散策部の四人で、午後の紅茶を頂きながら卒業式の感動を噛み締めてると、本人の真鈴先輩がやってきた。
「先輩、さっきの答辞、めっちゃよかったですよ!」
「百武真鈴の新境地ですね!」
「あはは、うんうん、好きなだけ褒めてくれていいんだぞぉ……と言いたいんだが、直ぐに結論を出さなければならない相談があるんだ」
「「「「え?」」」」
四人揃ってびっくりし、わたしが代表で聞いた。
「なんですか?」
「実はな、この金土日と君たち散策部に付き合ってもらいたいんだ」
え?
期待半分心配半分(^_^;)
文化祭のパレードといい、こないだの『犬が西向きゃ尾は東』と言い、真鈴先輩の「ちょっと相談」というのは絶対ちょっとやないからね。
「実はな、頼子に卒業証書を持って行ってやりたいんだ。ついてはわたし一人ではつまらないし、みんなにもいっしょに付いて来てもらいたいんだが。みんな、パスポートは切れてないだろう?」
「はい、大丈夫です!!」
わたしが代表して、行く気まんまん!
「でも、費用とか飛行機のチケットとかは……」
「うん、むろんこっち持ち。っていうことは放送局の企画なんだけどね(^_^;)」
「いくいく!」
「大丈夫です!」
「わたしはダメだ」
「ええ、ソニーあかんのん?」
「部長から金曜の夜から仕事だと言われてる」
「部長って、ミスター・ジョン・スミスだよね?」
「うん、あっちは大佐、こっちは伍長だからね」
「ああ……軍務なら仕方ないよね」
お父さんが自衛隊のメグリンは俯いてしまう。
「ええと、その反応は想定内だったりしてね……」
先輩が言葉を継ごうとしたら、ソニーのスマホが鳴った。
「ちょっと、ごめん」
スマホを持ってピロティーの方へ行くソニー。
「忙しそうだね……」
メグリンが同情の眼差しを向ける。
英語でやり取りしてるソニー、むろん話が聞こえる距離やないねんけど、うちらと話す時とは違う軍人さんの姿勢。
「なんか、草薙素子みたいだね」
先輩は声優の大先輩がやってるキャラの印象みたいに言う。
「イエッサー!」
なんか、最後はやけくそみたいに返事して戻ってきた。
「わたしも行くことになった!」
よかったあ(^▽^)/…………うちらが喜ぶ割には、冴えへんソニー。
「最後まで聞け、使う飛行機はヤマセンブルグの公用機、そしてパイロットは、このソニーだ」
え!?
みんな口を開けたままフリーズしてしもた。
☆・・主な登場人物・・☆
酒井 さくら この物語の主人公 聖真理愛女学院高校一年生
酒井 歌 さくらの母 亭主の失踪宣告をして旧姓の酒井に戻って娘と共に実家に戻ってきた。現在行方不明。
酒井 諦観 さくらの祖父 如来寺の隠居
酒井 諦念 さくらの伯父 諦一と詩の父
酒井 諦一 さくらの従兄 如来寺の新米坊主 テイ兄ちゃんと呼ばれる
酒井 詩(ことは) さくらの従姉 聖真理愛学院大学二年生
酒井 美保 さくらの義理の伯母 諦一 詩の母
榊原 留美 さくらと同居 中一からの同級生
夕陽丘頼子 さくらと留美の先輩 ヤマセンブルグの王女 聖真理愛女学院高校三年生
ソフィー ソフィア・ヒギンズ 頼子のガード 英国王室のメイド 陸軍少尉
ソニー ソニア・ヒギンズ ソフィーの妹 英国王室のメイド 陸軍伍長
月島さやか さくらの担任の先生
古閑 巡里(めぐり) さくらと留美のクラスメート メグリン
百武真鈴(田中真央) 高校生声優の生徒会長
女王陛下 頼子のお祖母ちゃん ヤマセンブルグの国家元首
江戸川アニメの関係者 宗武真(監督) 江原(作監) 武者走(脚本) 宮田(制作進行) 花園あやめ(声優)
さくらをとりまく人たち ハンゼイのマスター(昴・あきら) 瑞穂(マスターの奥さん)
390『卒業式のサプライズ』さくら
…………と、いろいろな出来事やさまざまな思いがありましたが、無事に目出度く卒業の日を迎えることができました。
こんな身勝手な三年生に付いて来てくれた在校生のみなさん、導いてくださった先生方、職員のみなさん。お父さんお母さん、家族のみんな。商店街を始めとするご近所の方々。そして、入学以来ここまで見守り、我々の魂を磨いてくださったマリア様に感謝の誠を捧げ、卒業の言葉といたします。
2023年 2月 24日 卒業生代表 田中真央
シーーーーーーーーーーーン
パチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチ!!
さすがは百武真鈴! いや、卒業生代表田中真央!
式場の全員、聞きほれてしもて、とっさには拍手がでけんと、シーンとしてしもてからの大拍手!
三年に及んだ流行り病のために、授業やら行事が押せ押せになって、例年より一週間遅れての卒業式。
でも、もうマスクもせんでええし、ソーシャルディスタンスもいらんし、真鈴先輩の名調子も拝聴できたし。
これで雨やなかったら120点の卒業式やった!
で、折り入って話があるんだが……
学食の外テーブル。
散策部の四人で、午後の紅茶を頂きながら卒業式の感動を噛み締めてると、本人の真鈴先輩がやってきた。
「先輩、さっきの答辞、めっちゃよかったですよ!」
「百武真鈴の新境地ですね!」
「あはは、うんうん、好きなだけ褒めてくれていいんだぞぉ……と言いたいんだが、直ぐに結論を出さなければならない相談があるんだ」
「「「「え?」」」」
四人揃ってびっくりし、わたしが代表で聞いた。
「なんですか?」
「実はな、この金土日と君たち散策部に付き合ってもらいたいんだ」
え?
期待半分心配半分(^_^;)
文化祭のパレードといい、こないだの『犬が西向きゃ尾は東』と言い、真鈴先輩の「ちょっと相談」というのは絶対ちょっとやないからね。
「実はな、頼子に卒業証書を持って行ってやりたいんだ。ついてはわたし一人ではつまらないし、みんなにもいっしょに付いて来てもらいたいんだが。みんな、パスポートは切れてないだろう?」
「はい、大丈夫です!!」
わたしが代表して、行く気まんまん!
「でも、費用とか飛行機のチケットとかは……」
「うん、むろんこっち持ち。っていうことは放送局の企画なんだけどね(^_^;)」
「いくいく!」
「大丈夫です!」
「わたしはダメだ」
「ええ、ソニーあかんのん?」
「部長から金曜の夜から仕事だと言われてる」
「部長って、ミスター・ジョン・スミスだよね?」
「うん、あっちは大佐、こっちは伍長だからね」
「ああ……軍務なら仕方ないよね」
お父さんが自衛隊のメグリンは俯いてしまう。
「ええと、その反応は想定内だったりしてね……」
先輩が言葉を継ごうとしたら、ソニーのスマホが鳴った。
「ちょっと、ごめん」
スマホを持ってピロティーの方へ行くソニー。
「忙しそうだね……」
メグリンが同情の眼差しを向ける。
英語でやり取りしてるソニー、むろん話が聞こえる距離やないねんけど、うちらと話す時とは違う軍人さんの姿勢。
「なんか、草薙素子みたいだね」
先輩は声優の大先輩がやってるキャラの印象みたいに言う。
「イエッサー!」
なんか、最後はやけくそみたいに返事して戻ってきた。
「わたしも行くことになった!」
よかったあ(^▽^)/…………うちらが喜ぶ割には、冴えへんソニー。
「最後まで聞け、使う飛行機はヤマセンブルグの公用機、そしてパイロットは、このソニーだ」
え!?
みんな口を開けたままフリーズしてしもた。
☆・・主な登場人物・・☆
酒井 さくら この物語の主人公 聖真理愛女学院高校一年生
酒井 歌 さくらの母 亭主の失踪宣告をして旧姓の酒井に戻って娘と共に実家に戻ってきた。現在行方不明。
酒井 諦観 さくらの祖父 如来寺の隠居
酒井 諦念 さくらの伯父 諦一と詩の父
酒井 諦一 さくらの従兄 如来寺の新米坊主 テイ兄ちゃんと呼ばれる
酒井 詩(ことは) さくらの従姉 聖真理愛学院大学二年生
酒井 美保 さくらの義理の伯母 諦一 詩の母
榊原 留美 さくらと同居 中一からの同級生
夕陽丘頼子 さくらと留美の先輩 ヤマセンブルグの王女 聖真理愛女学院高校三年生
ソフィー ソフィア・ヒギンズ 頼子のガード 英国王室のメイド 陸軍少尉
ソニー ソニア・ヒギンズ ソフィーの妹 英国王室のメイド 陸軍伍長
月島さやか さくらの担任の先生
古閑 巡里(めぐり) さくらと留美のクラスメート メグリン
百武真鈴(田中真央) 高校生声優の生徒会長
女王陛下 頼子のお祖母ちゃん ヤマセンブルグの国家元首
江戸川アニメの関係者 宗武真(監督) 江原(作監) 武者走(脚本) 宮田(制作進行) 花園あやめ(声優)
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