78 / 110
書籍化記念
柾人が嫉妬をした夜は12
しおりを挟む
まだ自分を好きでいてくれるのが、なによりも嬉しい。
興奮を隠せない逞しい欲望が腰の下で自分を待っているのも。
蕾を刺激したまま、反対の手を伸ばして柾人の欲望に触れた。
「こらっ」
笑いを含んだ叱責を無視して、先端だけを撫でていく。
朔弥に煽られてすぐに透明な蜜が先を濡らし始めた。
「ぁぁ……まぁぉさ……すきっ」
この行為がじゃない。この人だから自分の全部を捧げたくなるほどの愛情を注いでいるのだと伝えたい。けれどいつだって上手く伝えることができない。特にベッドの上ではいつだって翻弄されて想いの半分も伝えられずにいる。
大きな手が太腿から腰へ、そして手の届くギリギリの胸の傍まで辿り、また下りていく。その刺激にもう我慢なんてできなかった。
痛くてもいい、早く柾人と一つになりたい。
ゆっくりと腰を下ろしていきり勃った欲望の先を蕾へと押し当てる。息を吐き出してゆっくりと先端を飲み込んでいく。
「あっ……ぁぁ……ぉっきい」
いつもよりも猛っているように感じるのは久しぶりだからだろうか。
「こんなに大きくしたのは朔弥だろう」
コクコクと何度も頷いて、また息を吐き出した。
さっき自分が吐き出した蜜のぬめりだけを借りてゆっくりと最奥まで飲み込んでいく。潤滑剤ではないので滑りが足りず、途中でつっかえてしまう。そうなってからゆっくりと腰を上下して少しずつ、深く飲み込ませていく。
この瞬間が好きだ。
柾人が自分だけを見つめ、自分だけを欲してくれるから。
二人だけの世界はいつだって色めいた愛情だけが存在していて、どんなにみっともない姿を見せても、可愛いと、愛しいと言って貰える。だから気負うことなくありのままの自分を晒せる。彼を愛して彼だけを求める自分を。
「あぁぁぁっ……やぁっ」
ずるりと先端が感じる分身の裏側を擦ったとき、一瞬強張った後に力が抜け、自重で深く繋がった。堪らず、少量だが白濁が飛ぶ。
「可愛いね、朔弥は。ここが感じるんだろう」
ずっと大人しくしていた柾人が下から突き上げてくる。
「だめっうごかないで! ……あぁぁぁぁ」
朔弥の身体を知り尽くしている手は、細い腰を持ち上げ落とすと同時に下から突き上げる。しかも感じる場所を狙って。分身の裏と最奥の二カ所を一突きで刺激され、自分が悦ばせようとしていた朔弥は嬌声を放って仰け反るしかなかった。
「や……だぁしないでぇぇぇ、そこだめぇぇ」
「どうしてだい? 好きだろう朔弥は。ほら、ギュウギュウに私に絡みついて離さない」
もっと欲しいんだろう。
甘い囁きに頷き、震える膝に力を入れ自分から感じる場所へと欲望を擦り付けていく。
「あぁぁ、いいっきもちぃっ」
興奮を隠せない逞しい欲望が腰の下で自分を待っているのも。
蕾を刺激したまま、反対の手を伸ばして柾人の欲望に触れた。
「こらっ」
笑いを含んだ叱責を無視して、先端だけを撫でていく。
朔弥に煽られてすぐに透明な蜜が先を濡らし始めた。
「ぁぁ……まぁぉさ……すきっ」
この行為がじゃない。この人だから自分の全部を捧げたくなるほどの愛情を注いでいるのだと伝えたい。けれどいつだって上手く伝えることができない。特にベッドの上ではいつだって翻弄されて想いの半分も伝えられずにいる。
大きな手が太腿から腰へ、そして手の届くギリギリの胸の傍まで辿り、また下りていく。その刺激にもう我慢なんてできなかった。
痛くてもいい、早く柾人と一つになりたい。
ゆっくりと腰を下ろしていきり勃った欲望の先を蕾へと押し当てる。息を吐き出してゆっくりと先端を飲み込んでいく。
「あっ……ぁぁ……ぉっきい」
いつもよりも猛っているように感じるのは久しぶりだからだろうか。
「こんなに大きくしたのは朔弥だろう」
コクコクと何度も頷いて、また息を吐き出した。
さっき自分が吐き出した蜜のぬめりだけを借りてゆっくりと最奥まで飲み込んでいく。潤滑剤ではないので滑りが足りず、途中でつっかえてしまう。そうなってからゆっくりと腰を上下して少しずつ、深く飲み込ませていく。
この瞬間が好きだ。
柾人が自分だけを見つめ、自分だけを欲してくれるから。
二人だけの世界はいつだって色めいた愛情だけが存在していて、どんなにみっともない姿を見せても、可愛いと、愛しいと言って貰える。だから気負うことなくありのままの自分を晒せる。彼を愛して彼だけを求める自分を。
「あぁぁぁっ……やぁっ」
ずるりと先端が感じる分身の裏側を擦ったとき、一瞬強張った後に力が抜け、自重で深く繋がった。堪らず、少量だが白濁が飛ぶ。
「可愛いね、朔弥は。ここが感じるんだろう」
ずっと大人しくしていた柾人が下から突き上げてくる。
「だめっうごかないで! ……あぁぁぁぁ」
朔弥の身体を知り尽くしている手は、細い腰を持ち上げ落とすと同時に下から突き上げる。しかも感じる場所を狙って。分身の裏と最奥の二カ所を一突きで刺激され、自分が悦ばせようとしていた朔弥は嬌声を放って仰け反るしかなかった。
「や……だぁしないでぇぇぇ、そこだめぇぇ」
「どうしてだい? 好きだろう朔弥は。ほら、ギュウギュウに私に絡みついて離さない」
もっと欲しいんだろう。
甘い囁きに頷き、震える膝に力を入れ自分から感じる場所へと欲望を擦り付けていく。
「あぁぁ、いいっきもちぃっ」
38
あなたにおすすめの小説
こわがりオメガは溺愛アルファ様と毎日おいかけっこ♡
なお
BL
政略結婚(?)したアルファの旦那様をこわがってるオメガ。
あまり近付かないようにしようと逃げ回っている。発情期も結婚してから来ないし、番になってない。このままじゃ離婚になるかもしれない…。
♡♡♡
恐いけど、きっと旦那様のことは好いてるのかな?なオメガ受けちゃん。ちゃんとアルファ旦那攻め様に甘々どろどろに溺愛されて、たまに垣間見えるアルファの執着も楽しめるように書きたいところだけ書くみたいになるかもしれないのでストーリーは面白くないかもです!!!ごめんなさい!!!
陰キャな俺、人気者の幼馴染に溺愛されてます。
陽七 葵
BL
主人公である佐倉 晴翔(さくら はると)は、顔がコンプレックスで、何をやらせてもダメダメな高校二年生。前髪で顔を隠し、目立たず平穏な高校ライフを望んでいる。
しかし、そんな晴翔の平穏な生活を脅かすのはこの男。幼馴染の葉山 蓮(はやま れん)。
蓮は、イケメンな上に人当たりも良く、勉強、スポーツ何でも出来る学校一の人気者。蓮と一緒にいれば、自ずと目立つ。
だから、晴翔は学校では極力蓮に近付きたくないのだが、避けているはずの蓮が晴翔にベッタリ構ってくる。
そして、ひょんなことから『恋人のフリ』を始める二人。
そこから物語は始まるのだが——。
実はこの二人、最初から両想いだったのにそれを拗らせまくり。蓮に新たな恋敵も現れ、蓮の執着心は過剰なモノへと変わっていく。
素直になれない主人公と人気者な幼馴染の恋の物語。どうぞお楽しみ下さい♪
久々に幼なじみの家に遊びに行ったら、寝ている間に…
しゅうじつ
BL
俺の隣の家に住んでいる有沢は幼なじみだ。
高校に入ってからは、学校で話したり遊んだりするくらいの仲だったが、今日数人の友達と彼の家に遊びに行くことになった。
数年ぶりの幼なじみの家を懐かしんでいる中、いつの間にか友人たちは帰っており、幼なじみと2人きりに。
そこで俺は彼の部屋であるものを見つけてしまい、部屋に来た有沢に咄嗟に寝たフリをするが…
上司、快楽に沈むまで
赤林檎
BL
完璧な男――それが、営業部課長・**榊(さかき)**の社内での評判だった。
冷静沈着、部下にも厳しい。私生活の噂すら立たないほどの隙のなさ。
だが、その“完璧”が崩れる日がくるとは、誰も想像していなかった。
入社三年目の篠原は、榊の直属の部下。
真面目だが強気で、どこか挑発的な笑みを浮かべる青年。
ある夜、取引先とのトラブル対応で二人だけが残ったオフィスで、
篠原は上司に向かって、いつもの穏やかな口調を崩した。「……そんな顔、部下には見せないんですね」
疲労で僅かに緩んだ榊の表情。
その弱さを見逃さず、篠原はデスク越しに距離を詰める。
「強がらなくていいですよ。俺の前では、もう」
指先が榊のネクタイを掴む。
引き寄せられた瞬間、榊の理性は音を立てて崩れた。
拒むことも、許すこともできないまま、
彼は“部下”の手によって、ひとつずつ乱されていく。
言葉で支配され、触れられるたびに、自分の知らなかった感情と快楽を知る。それは、上司としての誇りを壊すほどに甘く、逃れられないほどに深い。
だが、篠原の視線の奥に宿るのは、ただの欲望ではなかった。
そこには、ずっと榊だけを見つめ続けてきた、静かな執着がある。
「俺、前から思ってたんです。
あなたが誰かに“支配される”ところ、きっと綺麗だろうなって」
支配する側だったはずの男が、
支配されることで初めて“生きている”と感じてしまう――。
上司と部下、立場も理性も、すべてが絡み合うオフィスの夜。
秘密の扉を開けた榊は、もう戻れない。
快楽に溺れるその瞬間まで、彼を待つのは破滅か、それとも救いか。
――これは、ひとりの上司が“愛”という名の支配に沈んでいく物語。
やっと退場できるはずだったβの悪役令息。ワンナイトしたらΩになりました。
毒島醜女
BL
目が覚めると、妻であるヒロインを虐げた挙句に彼女の運命の番である皇帝に断罪される最低最低なモラハラDV常習犯の悪役夫、イライ・ロザリンドに転生した。
そんな最期は絶対に避けたいイライはヒーローとヒロインの仲を結ばせつつ、ヒロインと円満に別れる為に策を練った。
彼の努力は実り、主人公たちは結ばれ、イライはお役御免となった。
「これでやっと安心して退場できる」
これまでの自分の努力を労うように酒場で飲んでいたイライは、いい薫りを漂わせる男と意気投合し、彼と一夜を共にしてしまう。
目が覚めると罪悪感に襲われ、すぐさま宿を去っていく。
「これじゃあ原作のイライと変わらないじゃん!」
その後体調不良を訴え、医師に診てもらうととんでもない事を言われたのだった。
「あなた……Ωになっていますよ」
「へ?」
そしてワンナイトをした男がまさかの国の英雄で、まさかまさか求愛し公開プロポーズまでして来て――
オメガバースの世界で運命に導かれる、強引な俺様α×頑張り屋な元悪役令息の元βのΩのラブストーリー。
オッサン課長のくせに、無自覚に色気がありすぎる~ヨレヨレ上司とエリート部下、恋は仕事の延長ですか?
中岡 始
BL
「新しい営業課長は、超敏腕らしい」
そんな噂を聞いて、期待していた橘陽翔(28)。
しかし、本社に異動してきた榊圭吾(42)は――
ヨレヨレのスーツ、だるそうな関西弁、ネクタイはゆるゆる。
(……いやいや、これがウワサの敏腕課長⁉ 絶対ハズレ上司だろ)
ところが、初めての商談でその評価は一変する。
榊は巧みな話術と冷静な判断で、取引先をあっさり落としにかかる。
(仕事できる……! でも、普段がズボラすぎるんだよな)
ネクタイを締め直したり、書類のコーヒー染みを指摘したり――
なぜか陽翔は、榊の世話を焼くようになっていく。
そして気づく。
「この人、仕事中はめちゃくちゃデキるのに……なんでこんなに色気ダダ漏れなんだ?」
煙草をくゆらせる仕草。
ネクタイを緩める無防備な姿。
そのたびに、陽翔の理性は削られていく。
「俺、もう待てないんで……」
ついに陽翔は榊を追い詰めるが――
「……お前、ほんまに俺のこと好きなんか?」
攻めるエリート部下 × 無自覚な色気ダダ漏れのオッサン上司。
じわじわ迫る恋の攻防戦、始まります。
【最新話:主任補佐のくせに、年下部下に見透かされている(気がする)ー関西弁とミルクティーと、春のすこし前に恋が始まった話】
主任補佐として、ちゃんとせなあかん──
そう思っていたのに、君はなぜか、俺の“弱いとこ”ばっかり見抜いてくる。
春のすこし手前、まだ肌寒い季節。
新卒配属された年下部下・瀬戸 悠貴は、無表情で口数も少ないけれど、妙に人の感情に鋭い。
風邪気味で声がかすれた朝、佐倉 奏太は、彼にそっと差し出された「ミルクティー」に言葉を失う。
何も言わないのに、なぜか伝わってしまう。
拒むでも、求めるでもなく、ただそばにいようとするその距離感に──佐倉の心は少しずつ、ほどけていく。
年上なのに、守られるみたいで、悔しいけどうれしい。
これはまだ、恋になる“少し前”の物語。
関西弁とミルクティーに包まれた、ふたりだけの静かな始まり。
(5月14日より連載開始)
ブラコンすぎて面倒な男を演じていた平凡兄、やめたら押し倒されました
あと
BL
「お兄ちゃん!一肌脱ぎます!」
完璧公爵跡取り息子許嫁攻め×ブラコン兄鈍感受け
可愛い弟と攻めの幸せのために、平凡なのに面倒な男を演じることにした受け。毎日の告白、束縛発言などを繰り広げ、上手くいきそうになったため、やめたら、なんと…?
攻め:ヴィクター・ローレンツ
受け:リアム・グレイソン
弟:リチャード・グレイソン
pixivにも投稿しています。
ひよったら消します。
誤字脱字はサイレント修正します。
また、内容もサイレント修正する時もあります。
定期的にタグも整理します。
批判・中傷コメントはお控えください。
見つけ次第削除いたします。
親友が虎視眈々と僕を囲い込む準備をしていた
こたま
BL
西井朔空(さく)は24歳。IT企業で社会人生活を送っていた。朔空には、高校時代の親友で今も交流のある鹿島絢斗(あやと)がいる。大学時代に起業して財を成したイケメンである。賃貸マンションの配管故障のため部屋が水浸しになり使えなくなった日、絢斗に助けを求めると…美形×平凡と思っている美人の社会人ハッピーエンドBLです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。
このユーザをミュートしますか?
※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。