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神様との勝負です

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私は、誰かに何々されたとか、他人に搾取されたとか、他者との関わりでマイナスなことが起きても、すぐにどうでもいいや、と思います。
それは投げやりで生きているからではありません。
「人間の社会の評価」はあまり関心がなく、人生全てにおいて、神様と勝負している感覚でいるからです。

勝負と言うと語弊がありますが、イメージとしては、自分がこの寿命を全うして、光の世界に帰った時に、そこにいるであろう存在(神様なのかなんなのかは行ってみないとわかりません)に、胸を張って自分の人生を語りたいと考えているのです。

ちなみに、よく天国はないんだとか、神様なんていないんだとおっしゃる方もいるのですが。
私はその両方があると設定した方が、物理的にも科学的にも安定するんじゃないかと思っていますし、そういった文献なども読んでいます。
何よりもそうであるとしか思えない出来事に何度も遭遇しています。

カトリック系クリスチャンであることを公表されている曽野綾子さんが著書で、
「神様がいるのかいないのかは死んでみないとわからない。
もしいなかったら、それはそれでいいんだけれども、行った時に、あーやっぱりいたのかと思いたくないから、いると信じて行動する」みたいなことを書かれていました。
(書籍名と、正確な文章は記録していないため、不明)

私は100%いると心から信じているので、ちょっと当てはまらないのですが。
でももし、実際はいなかったと言われても、がっかりするだけで、それはそれで仕方がないと思います。

信じるか信じないか決めかねている人には、曽野綾子さんのこの言葉を捧げたいなと思います。

私が神様の存在をはっきり認識したのは幼稚園の頃です。
それまでも、そのような存在と常にコンタクトをとっていた感覚があるのですが。
それが神様とか仏様と名称がついていると知ったのが幼稚園なのです。

後ほど詳しく語りますが、小樽市の西本願寺の中にある幼稚園に通っていた私は、時々開催される、お寺でのお坊様のお話が大好きで、そこで宗教的概念をたくさん教わったのです。
その時に自分の中にあった感覚と、お坊様が言葉で語られた内容が一致したことから、確信に変わりました。
明確に神様に対して恥ずかしくない生き方をしようと決めたのが幼稚園の時です。

子供ですから、とても真面目で、1点の曇りもなく、神様との対話でもって、日々のあり方を、自分自身で修正しながら生きてきました。

その時から、自分の人生の評価の対象は常に神様にあり、誰かに評価されたいとあまり思っていないのです。

だから私がやったことなのに、誰かがお手柄泥棒をしたとしても(まあまああったのですが)、私が書いた文章とか私が作った原稿をまるまるパクられても、そんなにマイナスな気持ちになりませんでした。

だってそれを作ったのは私だし、実際にやったのは私だし。
他の人がそのことを知らなかったとしても、神様は全て知っています。
そのことで誰かが代わりに評価されたとしても、それは人間社会の中でのことで、人のものを盗んだ事実は、永遠に宇宙に記録される。
だから私はその人たちを放置しても問題ないと考えていました。
そもそも人から盗むことで評価を得ているのであれば、どこかで破綻していくと思うから。
そこから努力して素晴らしい人になるのなら、それはそれでいいし、その場合、私は何もしていないのに、その人に人生のその礎に勝手になれちゃうわけですから。

搾取した側の人間も、パクった側の人間も、その事実は神様に知られている。
それだけで私は、まあいいかと思えるのです。

そう生きては来たのですが。
ある時、やっぱりこの世界で、何かしらの評価を得たいと思うようになりました。
賞賛を浴びたいとか、社会的地位を上げたいというのはありません。
ただ、年齢が上がってきて、あと何年働けるだろうと思った時に、自分のやってきたことが、もし金銭的価値になるのなら、その評価をちゃんと受け取って、やりたいことをやりたいと思ったのです。
私の場合、世界を旅して、たくさんのものを見たい、知りたい、触れたい、食べたい、そこの人たちと話したい、なのですが。

とは言え、常に神様と勝負している生き方をしているので、単なるお金儲け的な行動をすることは気持ちが悪いのです。

神様が認めてくれる「お金儲け」ってなんだろうと考えると、やはり人に役に立つことだと思います。
だから私の中にある、人様に役に立つことを発表して、それが評価されるのであれば、金銭的に受け取っていきたいと思いました。

そもそも、なぜ神様なのか。
いつから勝負しているのか。
神様と勝負する生き方ってどんなものなのか。
そしてそれをしてきたことによってどんな人生になっているのか。

さすがに50年以上も生きてきたら、多少はサンプルになると思うので、その辺のことからお伝えしていきます。
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