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続・モリガン一人旅(第12話)
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「・・・なんじゃと!?」
モリガンと楓が書斎から出ようとしたとき、奇妙な感覚が二人を襲ったー。
「こ、これは・・・いったい何なんだ!?」
楓が、左手で頭を抑えながら傍らのモリガンに問いかける。
「わ、わしにも何が何だか・・・」
モリガンも、こういった事態は初めてのことだ。めまいに襲われながら、何とか書斎から出ようとするが・・・。
「はい、ご招待~」
突然、男の声が響き渡った。その声を聴いた途端、モリガンの顔が青ざめた。
「ま、まさか・・・」
モリガンと楓、その目の前には、ガレスと名乗った悠久王国の男と、その手下たちの姿があった・・・さらには、彼らと対峙しているアサギの姿もある。
「・・・!?」
アサギは、突然の闖入者の姿に一瞬戸惑った。
「・・・何者だ、お前たちは!?」
だが、すぐに気を取り直して、突如目の前に現れたモリガンと楓を睨みつけた。
「・・・まさか、位相操作が、解かれたのか・・・」
モリガンが、茫然としながら、自分の位相操作が解除されたことを認識した。
「あなた方でしたか・・・位相操作を行っていたのは」
ガレスは、モリガンと楓の姿を一瞥し、
「・・・少し前、この辺りで転送魔法陣が使われた形跡があったもので、ついでに調べてみたのですが、さらに位相操作も行われていたようでしたので、こちら側で強制的に解除させていただきました。我らの開発した「マジック・キャンセラー」の効果もついでに確認させていただきましたよ」
ガレスは、さっと右腕を高く掲げると、
「そちらのお嬢さん方も捕えなさい・・・くくく、どうも今日は、見目麗しいお嬢さん方と縁があるようですね」
ガレスの声に従い、配下の者達が動き出す。モリガンと楓は、あっという間に取り囲まれ、身動きができなくなっていた。
「お、お主ら、わしらのことをどうするつもりじゃ!?」
取り押さえられながら、モリガンがガレスを睨みつける。その様子を、ガレスはさも愉快そうに見下ろしながら、
「・・・あなた方の力にはとても興味があります。なあに、抵抗さえなさらないのでしたら、このまますぐに我らの居城までご案内するだけですので、どうかご心配なさらずに」
「お主らの城じゃと・・・!?」
世界的なテロリスト集団として名が知られている悠久王国だが、その本拠地がどこなのかは一切不明である。
「・・・所在不明の城・・・まさか!?」
だが、モリガンは気が付いた。こいつらのアジトも、おそらくは位相操作により隠されているのだろうと。
「なるほどな・・・自分たちでも位相操作を行っているからこそ、その方面にも詳しいというわけか」
「そう言うことです。さあ、しばらくの間、おとなしくしていただきますよ。そうすれば・・・」
「待て!」
ガレスの言葉を、アサギが遮ったー。
モリガンと楓が書斎から出ようとしたとき、奇妙な感覚が二人を襲ったー。
「こ、これは・・・いったい何なんだ!?」
楓が、左手で頭を抑えながら傍らのモリガンに問いかける。
「わ、わしにも何が何だか・・・」
モリガンも、こういった事態は初めてのことだ。めまいに襲われながら、何とか書斎から出ようとするが・・・。
「はい、ご招待~」
突然、男の声が響き渡った。その声を聴いた途端、モリガンの顔が青ざめた。
「ま、まさか・・・」
モリガンと楓、その目の前には、ガレスと名乗った悠久王国の男と、その手下たちの姿があった・・・さらには、彼らと対峙しているアサギの姿もある。
「・・・!?」
アサギは、突然の闖入者の姿に一瞬戸惑った。
「・・・何者だ、お前たちは!?」
だが、すぐに気を取り直して、突如目の前に現れたモリガンと楓を睨みつけた。
「・・・まさか、位相操作が、解かれたのか・・・」
モリガンが、茫然としながら、自分の位相操作が解除されたことを認識した。
「あなた方でしたか・・・位相操作を行っていたのは」
ガレスは、モリガンと楓の姿を一瞥し、
「・・・少し前、この辺りで転送魔法陣が使われた形跡があったもので、ついでに調べてみたのですが、さらに位相操作も行われていたようでしたので、こちら側で強制的に解除させていただきました。我らの開発した「マジック・キャンセラー」の効果もついでに確認させていただきましたよ」
ガレスは、さっと右腕を高く掲げると、
「そちらのお嬢さん方も捕えなさい・・・くくく、どうも今日は、見目麗しいお嬢さん方と縁があるようですね」
ガレスの声に従い、配下の者達が動き出す。モリガンと楓は、あっという間に取り囲まれ、身動きができなくなっていた。
「お、お主ら、わしらのことをどうするつもりじゃ!?」
取り押さえられながら、モリガンがガレスを睨みつける。その様子を、ガレスはさも愉快そうに見下ろしながら、
「・・・あなた方の力にはとても興味があります。なあに、抵抗さえなさらないのでしたら、このまますぐに我らの居城までご案内するだけですので、どうかご心配なさらずに」
「お主らの城じゃと・・・!?」
世界的なテロリスト集団として名が知られている悠久王国だが、その本拠地がどこなのかは一切不明である。
「・・・所在不明の城・・・まさか!?」
だが、モリガンは気が付いた。こいつらのアジトも、おそらくは位相操作により隠されているのだろうと。
「なるほどな・・・自分たちでも位相操作を行っているからこそ、その方面にも詳しいというわけか」
「そう言うことです。さあ、しばらくの間、おとなしくしていただきますよ。そうすれば・・・」
「待て!」
ガレスの言葉を、アサギが遮ったー。
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