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第4章 更なる戦い
第160話 情事を終えて・・・
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「はあぁぁん」
「はあはあ・・・」
カー用品店を模した建物の中ーその宿直室で、二人の少女の甘い声が響き渡る。静と紫苑の鼻にかかった声だった。
「朝比奈さん、あなた・・・いいわ、最高よ」
壁にもたれかかるように、バックから紫苑の秘所に自らのディルドを挿入している静の顔は、もはや完全にとろけている。
「風間さんこそ・・・激しすぎて、私・・・そろそろ壊れちゃいそうです」
紫苑の顔も同様だった。顔は紅潮し、固く閉じられた瞳の端には涙が光っている。
ーあの子とは違うー
静のモノを受け入れ、その身を完全に委ねながら、紫苑はその腰を揺らし始めた。
その仕草が、静のある一面を刺激した。
「朝比奈さん・・・この程度で満足しちゃだめよ。まだまだ激しくなるんだから」
ーそう、これがあなたにとっては最後の情事となるのだからー
優香たちの見立て通り、おそらく静は紫苑に勝利するだろう。つまりは、朝比奈紫苑にとって、これが最後の交わりとなるのだ。
だからこそ、この程度で満足させるわけにはいかない。この先に、紫苑の死が待っているのなら、彼女には悔いが残らないくらいの快楽を与えてやらなければならないー紫苑が、満足して逝けるように。
静は、さらに奥まで、自らのディルドを紫苑の中に突き立てていく。
「・・・!!あああ・・・!」
たまらず紫苑が歓声とも悲鳴とも取れる声を上げる。それこそ、部屋の外にまで漏れて聞こえそうなくらいの、煽情的な叫びを。
静が今まで以上に腰をうごめかすと、それにつられる形で、紫苑の腰の動きも激しくなる。その、妖しくも煽情的な腰の動きに、突いている静の方がたまらず唾を飲み込んでいた。
ーこの子、本当に可愛いー
できれば殺したくはないが、それよりも、彼女と共に、絶頂を迎えてみたいという思いの方が勝った。
静も、紫苑も、自らの体の内から湧き上がってくるものを、もはや抑えきることはできない。自分たちの刹那的な欲望のままに、例えこの先が命を懸けた殺し合いになるとわかっていても、突き進むしかなかった。
「はあああ・・・あうん」
「はあはあ・・・イクわよ、朝比奈さん」
静の言葉とともに、ディルドから疑似精液が、紫苑の中に注がれる。紫苑は一瞬目を見開くと、それが自らが戦うことになる合図だと実感したーつまりは、二人とも、絶頂を迎えた瞬間だった。
「おお、いよいよ、静とお相手さんが擬体を纏ったようだよ、子猫ちゃん」
カー用品店から漂ってくる擬体の匂いをかぎ取った優香が、待ってましたとばかりに告げた。
「そうだね、優華お姉さん」
ヒナも、戦いの始まりに気が付いたようだ。一度、擬体を纏ってしまえばもはや後には引けないーこの先に待ち受けるのは、どちらかの首が飛ぶまで戦うことになる純然たる殺し合いなのだ。
「十中八九、お静が勝つだろうけど・・・でも、何が起こるかわからないのが勝負の世界だからね・・・」
実際、実力では勝っていたとしても、一瞬の油断が隙を生み、結果的には負けてしまったという参加者もいる。静に限って、それはないと信じたいところだが、世の中に「絶対」等というものはない。
「いずれにしろ、私らにできることは二人の勝負を見届けることだけだ」
「うん・・・」
優華はニヤケ面の口元を鉄扇で覆い隠し、ヒナはその半眼をさらに細めてー
カー用品の入口へと目を向けた。
「はあはあ・・・」
カー用品店を模した建物の中ーその宿直室で、二人の少女の甘い声が響き渡る。静と紫苑の鼻にかかった声だった。
「朝比奈さん、あなた・・・いいわ、最高よ」
壁にもたれかかるように、バックから紫苑の秘所に自らのディルドを挿入している静の顔は、もはや完全にとろけている。
「風間さんこそ・・・激しすぎて、私・・・そろそろ壊れちゃいそうです」
紫苑の顔も同様だった。顔は紅潮し、固く閉じられた瞳の端には涙が光っている。
ーあの子とは違うー
静のモノを受け入れ、その身を完全に委ねながら、紫苑はその腰を揺らし始めた。
その仕草が、静のある一面を刺激した。
「朝比奈さん・・・この程度で満足しちゃだめよ。まだまだ激しくなるんだから」
ーそう、これがあなたにとっては最後の情事となるのだからー
優香たちの見立て通り、おそらく静は紫苑に勝利するだろう。つまりは、朝比奈紫苑にとって、これが最後の交わりとなるのだ。
だからこそ、この程度で満足させるわけにはいかない。この先に、紫苑の死が待っているのなら、彼女には悔いが残らないくらいの快楽を与えてやらなければならないー紫苑が、満足して逝けるように。
静は、さらに奥まで、自らのディルドを紫苑の中に突き立てていく。
「・・・!!あああ・・・!」
たまらず紫苑が歓声とも悲鳴とも取れる声を上げる。それこそ、部屋の外にまで漏れて聞こえそうなくらいの、煽情的な叫びを。
静が今まで以上に腰をうごめかすと、それにつられる形で、紫苑の腰の動きも激しくなる。その、妖しくも煽情的な腰の動きに、突いている静の方がたまらず唾を飲み込んでいた。
ーこの子、本当に可愛いー
できれば殺したくはないが、それよりも、彼女と共に、絶頂を迎えてみたいという思いの方が勝った。
静も、紫苑も、自らの体の内から湧き上がってくるものを、もはや抑えきることはできない。自分たちの刹那的な欲望のままに、例えこの先が命を懸けた殺し合いになるとわかっていても、突き進むしかなかった。
「はあああ・・・あうん」
「はあはあ・・・イクわよ、朝比奈さん」
静の言葉とともに、ディルドから疑似精液が、紫苑の中に注がれる。紫苑は一瞬目を見開くと、それが自らが戦うことになる合図だと実感したーつまりは、二人とも、絶頂を迎えた瞬間だった。
「おお、いよいよ、静とお相手さんが擬体を纏ったようだよ、子猫ちゃん」
カー用品店から漂ってくる擬体の匂いをかぎ取った優香が、待ってましたとばかりに告げた。
「そうだね、優華お姉さん」
ヒナも、戦いの始まりに気が付いたようだ。一度、擬体を纏ってしまえばもはや後には引けないーこの先に待ち受けるのは、どちらかの首が飛ぶまで戦うことになる純然たる殺し合いなのだ。
「十中八九、お静が勝つだろうけど・・・でも、何が起こるかわからないのが勝負の世界だからね・・・」
実際、実力では勝っていたとしても、一瞬の油断が隙を生み、結果的には負けてしまったという参加者もいる。静に限って、それはないと信じたいところだが、世の中に「絶対」等というものはない。
「いずれにしろ、私らにできることは二人の勝負を見届けることだけだ」
「うん・・・」
優華はニヤケ面の口元を鉄扇で覆い隠し、ヒナはその半眼をさらに細めてー
カー用品の入口へと目を向けた。
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