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第4章 更なる戦い
第262話 勅使河原の挑戦18
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「んん・・・くくぅ」
堂島果林による勅使河原への「肛門検査」はまだまだ続いていた。
ーなんて・・・ことなのー
肛門をかき回されるたびに喘ぎ声を響かせ身をよじるーが、拘束から逃れることはできない。
「勅使河原マヤさん・・・アンタ、誰かを縛ることには慣れていても、縛られることには慣れてねえだろ?」
天井から吊るされ、肛門を弄ばれている勅使河原の姿をさも愉快そうに見やりながら、果林はさらに激しく検査棒を蠢かしている。初めての刺激に過敏になっているのか、勅使河原の悶え姿は実にそそられるものがあった。
「ケツも縛りも初プレイ・・・よかったじゃねえか、新たな世界に挑戦することができて」
「くうぅぅぅ・・・ああ!!」
果林の言葉に抗う余裕もない勅使河原ー今まで自分は、他の誰かを拘束したり嬲ってきた経験はあるが、自分がやられる立場になるのは、確かに初めてのことだった。
そして、初めてのことゆえに、まだ味わったことのない新たな経験に、体の方は正直に反応していたのだった。
ー縛られるのが・・・こんなにいいなんてー
勅使河原の肌理細やかな肌に食い込む荒縄が痛々しく見えるものの、逆に勅使河原は、自らを拘束されることでなぜか安堵感を覚えていた。
ーお、お尻も・・・いいー
自分の不浄な部分をさらに汚されるという屈辱が、逆に勅使河原に自らの生の実感を与えていたのだ。
ーああ・・・私、壊れてしまいそうー
このままでは、正気を保つことができそうにない。かといって、拘束から逃れる術もない。今の勅使河原は、天井から吊るされて尻を突かれるだけの雌犬ー壊れかけの人形同然だった。
ーこんな・・・こんないやらしい姿を他の人間に見られるなんてー
さらには、自分のいやらしい姿を多数の人間から環視されているという点も、勅使河原の中の「何か」を刺激していた。元々、人から注目されたりするのが常だった勅使河原だが、生前は、誰も彼女のことをいやらしい目つきでは見たことはない。学校において、お嬢様然として振舞ってきたというのもあるだろう。その見目の良さもあり、確かに注目の的であったし、彼女自身もそれを当たり前に思っていた。
今、彼女に向けられた視線は、哀れみ、侮蔑、見下し、といった、生前の彼女が決して向けられることのない感情を含んだものばかりだ。いずれも、勅使河原にとっては初めて向けられたものばかりだったのだ。
ー人から蔑まれるのが、こんなに気持ちがいいだなんてー
やはり、自分の心は壊れてしまったのだろうかー勅使河原は自問するが、その答えは出ない。
看守と囚人たちの環視の中、それからしばらくの間、勅使河原に対する「肛門検査」は続けられたー
堂島果林による勅使河原への「肛門検査」はまだまだ続いていた。
ーなんて・・・ことなのー
肛門をかき回されるたびに喘ぎ声を響かせ身をよじるーが、拘束から逃れることはできない。
「勅使河原マヤさん・・・アンタ、誰かを縛ることには慣れていても、縛られることには慣れてねえだろ?」
天井から吊るされ、肛門を弄ばれている勅使河原の姿をさも愉快そうに見やりながら、果林はさらに激しく検査棒を蠢かしている。初めての刺激に過敏になっているのか、勅使河原の悶え姿は実にそそられるものがあった。
「ケツも縛りも初プレイ・・・よかったじゃねえか、新たな世界に挑戦することができて」
「くうぅぅぅ・・・ああ!!」
果林の言葉に抗う余裕もない勅使河原ー今まで自分は、他の誰かを拘束したり嬲ってきた経験はあるが、自分がやられる立場になるのは、確かに初めてのことだった。
そして、初めてのことゆえに、まだ味わったことのない新たな経験に、体の方は正直に反応していたのだった。
ー縛られるのが・・・こんなにいいなんてー
勅使河原の肌理細やかな肌に食い込む荒縄が痛々しく見えるものの、逆に勅使河原は、自らを拘束されることでなぜか安堵感を覚えていた。
ーお、お尻も・・・いいー
自分の不浄な部分をさらに汚されるという屈辱が、逆に勅使河原に自らの生の実感を与えていたのだ。
ーああ・・・私、壊れてしまいそうー
このままでは、正気を保つことができそうにない。かといって、拘束から逃れる術もない。今の勅使河原は、天井から吊るされて尻を突かれるだけの雌犬ー壊れかけの人形同然だった。
ーこんな・・・こんないやらしい姿を他の人間に見られるなんてー
さらには、自分のいやらしい姿を多数の人間から環視されているという点も、勅使河原の中の「何か」を刺激していた。元々、人から注目されたりするのが常だった勅使河原だが、生前は、誰も彼女のことをいやらしい目つきでは見たことはない。学校において、お嬢様然として振舞ってきたというのもあるだろう。その見目の良さもあり、確かに注目の的であったし、彼女自身もそれを当たり前に思っていた。
今、彼女に向けられた視線は、哀れみ、侮蔑、見下し、といった、生前の彼女が決して向けられることのない感情を含んだものばかりだ。いずれも、勅使河原にとっては初めて向けられたものばかりだったのだ。
ー人から蔑まれるのが、こんなに気持ちがいいだなんてー
やはり、自分の心は壊れてしまったのだろうかー勅使河原は自問するが、その答えは出ない。
看守と囚人たちの環視の中、それからしばらくの間、勅使河原に対する「肛門検査」は続けられたー
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