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キャラ設定 あとがき
キャラ設定 グランディーネ
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グランディーネ
神様が作ったはじめのセカイの東側、天使たちの住む村の長の娘。
5人姉妹の三女くらいの設定。
10歳くらい?の小柄な少女。
身長は130センチくらいのイメージです。
聡明、合理的な人物像になるように書いたつもりです。
特徴として無駄に丁寧な敬語を使ってもらいました。
オードリーヘップバーンさんの後半生からヒントを得てグランディーネが生まれました。(あくまでもヒントです。モチーフではありません)
グランディーネは戦争を起こすことで、セカイを救おうとしました。なぜ、彼女はそんな過激な行動をとったのでしょうか。
いろいろな考えがあるとは思いますが、ここでは作者の考えている答えを紹介したいと思います。
彼女の選択の理由
彼女は自分の理想を叶えるために、自分を“殺して”と言いましたが、それでは彼女は叶った理想を見ることはできません。
それでは自分を殺してもらうことは得策とはいえませんね。
彼女はあくまでもセカイを救う理想を求めていました。戦争を起こせば人は多く死にますし、作者はあまり良い選択ではなかったと思います。
では、合理的思想の彼女がそんなことを考えたのでしょうか。
私が出す答えには3つの要因があります。
一つはグランディーネが自分の理想を押し付けることで、沢山の命が無くなるのをわかっていたからです。自分の言い出したことで、多くの命が消えるのです。彼女には責任を取ろうという気持ちがありました。
また、自分の理想が叶った時、自分の周りの人がもし、命を落としていなくなっているのを見てしまえば耐えられない、という気持ちもあったと思います。
もう一つの要因は自分が戦争の一番良い火種だとわかっていたからです。
上にも本編にもあるように、彼女は天使の長の娘。天使の中で一番権力を持つ人に、近い存在でした。グランディーネは、父親の感情まかせな性格を理解した上で決断しました。
最後の一つの要因です。彼女は彼女の大切な人が危険に晒されることが耐えられなかったのでしょう。
身勝手な人間達に過剰に崇められる天使も、なんの非もなく迫害を受ける悪魔達も、彼女にとっては大切な仲間であり、どちらも助けたかった。
神様が助けてくれるまで待つこともできず、仲間の身を案じて突飛な行動に走りました。
結果、どちらも死者が出てしまうこともわかっていましたが、彼女は、今を凌いでも、いづれ同じことが繰り返されるだろうと考えてあのような選択をしました。セカイを切り分けてもらうことでそれぞれのつながりを絶とうとしたのです。
どのみち戦わなければそのようにならないこともわかっていて、それを見ることが耐えられないとも考えたのでしょう。
以上、答え合わせです。
冷たく切り捨てれば、子供の浅はかな考え。
しかし、彼女が命を捧げた、幼いながら考え抜いた彼女の最善策。
他にどんな選択があったのでしょうか。
どんな結果があったのでしょうか。
作者はこのお話に入り込んで試行錯誤をしてみたい気持ちでいっぱいです。
みなさんもよかったら考えてみてくださいね。
神様が作ったはじめのセカイの東側、天使たちの住む村の長の娘。
5人姉妹の三女くらいの設定。
10歳くらい?の小柄な少女。
身長は130センチくらいのイメージです。
聡明、合理的な人物像になるように書いたつもりです。
特徴として無駄に丁寧な敬語を使ってもらいました。
オードリーヘップバーンさんの後半生からヒントを得てグランディーネが生まれました。(あくまでもヒントです。モチーフではありません)
グランディーネは戦争を起こすことで、セカイを救おうとしました。なぜ、彼女はそんな過激な行動をとったのでしょうか。
いろいろな考えがあるとは思いますが、ここでは作者の考えている答えを紹介したいと思います。
彼女の選択の理由
彼女は自分の理想を叶えるために、自分を“殺して”と言いましたが、それでは彼女は叶った理想を見ることはできません。
それでは自分を殺してもらうことは得策とはいえませんね。
彼女はあくまでもセカイを救う理想を求めていました。戦争を起こせば人は多く死にますし、作者はあまり良い選択ではなかったと思います。
では、合理的思想の彼女がそんなことを考えたのでしょうか。
私が出す答えには3つの要因があります。
一つはグランディーネが自分の理想を押し付けることで、沢山の命が無くなるのをわかっていたからです。自分の言い出したことで、多くの命が消えるのです。彼女には責任を取ろうという気持ちがありました。
また、自分の理想が叶った時、自分の周りの人がもし、命を落としていなくなっているのを見てしまえば耐えられない、という気持ちもあったと思います。
もう一つの要因は自分が戦争の一番良い火種だとわかっていたからです。
上にも本編にもあるように、彼女は天使の長の娘。天使の中で一番権力を持つ人に、近い存在でした。グランディーネは、父親の感情まかせな性格を理解した上で決断しました。
最後の一つの要因です。彼女は彼女の大切な人が危険に晒されることが耐えられなかったのでしょう。
身勝手な人間達に過剰に崇められる天使も、なんの非もなく迫害を受ける悪魔達も、彼女にとっては大切な仲間であり、どちらも助けたかった。
神様が助けてくれるまで待つこともできず、仲間の身を案じて突飛な行動に走りました。
結果、どちらも死者が出てしまうこともわかっていましたが、彼女は、今を凌いでも、いづれ同じことが繰り返されるだろうと考えてあのような選択をしました。セカイを切り分けてもらうことでそれぞれのつながりを絶とうとしたのです。
どのみち戦わなければそのようにならないこともわかっていて、それを見ることが耐えられないとも考えたのでしょう。
以上、答え合わせです。
冷たく切り捨てれば、子供の浅はかな考え。
しかし、彼女が命を捧げた、幼いながら考え抜いた彼女の最善策。
他にどんな選択があったのでしょうか。
どんな結果があったのでしょうか。
作者はこのお話に入り込んで試行錯誤をしてみたい気持ちでいっぱいです。
みなさんもよかったら考えてみてくださいね。
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