将来の義理の娘に夫を寝取られた

無味無臭(不定期更新)

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「何しに来たのよ!」


私はアイが収監される牢の前にやってきた。


「バカにする気?!
今に見てなさい!
また…
また…
戻ってやる!
そしてお前を殺してやるわ!」


アイは私にそう叫ぶ。


「アイ、私は貴方が好きよ。」


「私は大っ嫌い!」


「知ってるわ。」


私はアイに語りかけるように話す。


「私…貴女とお茶する時間がすごく楽しみだったの。
ほら貴女は 話上手だから。」


私がそう言うとアイは拍子抜けた表情でこちらを見る。


「本当の娘のように思ってた。
それは今も変わらない。」


「お人好しなわけ?
私は貴女を毒を盛って殺したのよ。」


そうなんだけど。
でも…


「私 貴女が言うように、お人好しなのかもしれない。」


「…?」


「今 私は貴女のことを助けたいと思ってるの。」


どうやって助けたら良いかはまだ分からないけど。

でも絶対貴女を助ける道を見つけてみせる。


「助けたい?
嘘言わないで!
私の気持ちなんて分からないくせに!
本当の母親でもないんだから私に構わないで…!」


アイはそう言って泣き出した。

私はそれを見てふと気付く。


「もしかして貴女…本当のお母様に会いたいの?」


アイにもお母様がいるはずよね。


「会いたいに決まってるでしょ!
でも会えない!
戻れないの!
だって私は死んでるから!」

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