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二 名取美優
第45話 絶法村へと
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柵を乗り越えた場所は、今までより一層暗かった。街灯もなければ、機械音もしない。ここに来た瞬間、蝉の鳴き声がしなくなった。つんざくような蝉の鳴き声と温い風の音、光も全て虚無になった。
言葉にならない不気味さに急に鳥肌がたった。さっきまでムシムシして、どっと汗をかいていたのに、腕やら足には鳥肌がたっている。
「不気味……」
無意識に、腕をさすりました。隣にいた修斗くんが懐中電灯をキョロキョロさせた。橙色の光が暗闇の中を人魂のように浮いている。
「道がないね。とりあえず、真っ直ぐ進もう」
修斗くんを先頭に、私たちは獣道へと足を運んだ。
「ここ絶対管理してないよな? 草やべぇ」
つーちゃんがそこら辺に放棄されてた木の棒を拾って、膝まで浸かる草をバッサバッサと刀のように切っていった。
「痛い! やめてよ」
キザキザな草が足に当たって痛い。しかし、無情にもつーちゃんは癖になって止まろうとはしない。もう、そんな元気があるなら修斗くんと入れ替わって先頭歩けよ。まったく、いつもの威勢はどこへやら。痛っ! 修斗くんの背中にぶつかった。立ち止まるなんて思いもしなかったから、舌噛んじゃた。痛い。鉛のような味がする。血が出ちゃった。
「どうしたの?」
口を抑えて、見上げると修斗くんはそこに、神秘的な建築物が建ってあったかのように、その方向を魅入ってた。そして、静かに腕をあげた。
「あれ……」
人差し指でさしている場所を思わず目がいった。そこにはロープがきれて、こちら側とあちら側に繋がる橋が真っ二つに別れてプランと下に沈んでいる。
「あの橋、去年まで使えてたのに」
足をわなわなさせるほど、心が乱れている。同様に、つーちゃんもつり橋を凝視して、呆然としている。
「でも、別ルートあるよね?」
確か、二つのルートがあるってノートに書かれていたから絶対大丈夫。でも、修斗くんもつーちゃんも顔色は変えない。絶望に満ちた暗い顔。私はわざと手を叩いてこう言った。
「大丈夫だよ! 遠回りの崖道でも着くもんは着くし! ねっ!」
修斗くんは肩を落として、首を横にふった。
「その道、何年か前に山崩れに遭って今は通れない」
「そんな……」
どうにもならない壁に、ぶちあたり、絶望感が心中を支配する。ここまで来たのに、やっと来れたのに、叶わないなんて。気がつくと、地面に膝をついていた。
どうにもならない壁にぶつかると人はどうやって登るんだろう。漫画とかアニメとかでよくそのシチュエーションを見たことあるのに、実際、現実で現れると太刀打ちできない。
いきなり、袖が後にグンと引っ張られた。誰かにつねられたようだ。でも、後ろを振り返っても誰もいない。
二人とも、私のサイド横にいる。腕を伸ばせば確かに届く距離だけど、どう考えてもおかしい。つーちゃんはくっついて歩いてたぶん距離が近いけど、私側の腕には木の棒を持っていたのだ。利き手に移したら届くけど、そんな行動は見られなかった。
修斗くんは私より一歩前にいるので、腕を伸ばした瞬間、分かってしまうので修斗くんもつーちゃんも違う。
じゃあ、誰が?
ゾワゾワと鳥肌がたった。半袖の間から手足のつま先まで大量の鳥肌が浮かんでいる。全身の血がさぁ、と凍り、手足の感覚がない。巨大冷蔵庫の中にずっと居たかのように、ガチガチと歯がなる。
今度はスカートの袖をチョンチョンと小さくつねってくる。まるで、悪戯っ子が悪戯をしかけているよう。その行動がだんだんエスカレートしていく。
私は意を決し、後ろを振り向いた。そこには、当然のように誰もいない。暗闇の密林の景色。でも、生い茂る草木の裏に儚い小さな光が見えた。星のように消えそうで消えない。
迷路を彷徨ってやっとゴールを見つけた気分だ。私は無意識に立ち上がって、その光のもとに走って向かった。
二人は私の行動に驚いて、慌ててあとをついてくる。
誰かに招かれたように、あるいは以前からその道を知っていたかのように私は歩を進んだ。膝まで浸かる草を追い払い、頭上近く折れた木々を避けて進む。
「ここが――絶法村!」
私の眼前には、暗闇の密林ではなく、疎らに建った民家とそれを覆う数の田畑。そして、現在では存在しない砂利道。
「嘘……こんなルート存在してたなんて」
あとから着いてきていた二人がようやく、辿りついた。二人とも、肩で息をして膝に手をついている。
「遅かったね。二人とも」
「お前が速いんだよ!」
つーちゃんが声をあげた。そのあと、力尽きて再び膝に手をつく。あんなに威勢を張ってあったのにしょんぼりと顔を地面に降ろしている。
こう見えても、五〇㍍走八秒台なんだよね。運動会でよく選抜戦に選ばれてるわけよ。自慢じゃないけど、走ることだけは誰にも負けない。
修斗くんが顔をあげた。
「ここが……絶法村」
少し歓喜の声帯が混じっているのは気のせいか。どっと疲れた顔が晴れて、キラキラと少年のような眩しい顔つきになった。真っ白な肌に大粒の汗を垂らしている。
「なんでここが分かったの?」
修斗くんが聞いてきた。
「分かんない……」
首を振って言った。
三人は急な斜面を降りてかつて住民が出歩いてた砂利道へと着地すると提案。斜面を降りるだけに都会育ちの私には時間がかかった。なんせ、そんな高くない斜面でも足が竦むんだもん。斜面の途中に、凹凸ある岩に足を置くも、その岩が崩れて落ちそうになったり。
さきに降りた修斗くんが大丈夫と言って、私の手をしっかり握って誘導してくれる。
その手を握って、やっとのことで斜面を降りた。降りて、振り向く。今さらながらにほんとに斜面が急だったと生唾をのむ。
次につーちゃん。やっぱり、男の子ながらに淡々と着地。ここからは、三人の持っている懐中電灯だけじゃ明かりが足りないぐらい暗い景色。
かつて住民が住んでいたであろう民家は、屋根から壁にかけてボロボロになっている。中には悪趣味な落書きが壁に書かれていたり、家の中がめちゃくちゃに荒らされて窓硝子が粉々になっている家もある。
それだけじゃない。夏というのに、奇妙な白い霧が辺りを立ち込めている。近くの景色がほんの僅かに見える淡泊な霧。
「ほ、ほんとに行く……すか?」
私の後ろをくっついて歩くつーちゃんが涙混じりに言う。なんだか、本当に泣いてそうな。
「そんな怖いなら帰れば?」
鼻で嘲笑しながら言うと、つーちゃんは目を極限にまで細めて私を睨んだ。
「お前だってシュウの袖握ってるくせに、怖いんだろ?」
私はムッと睨んだ。
言葉にならない不気味さに急に鳥肌がたった。さっきまでムシムシして、どっと汗をかいていたのに、腕やら足には鳥肌がたっている。
「不気味……」
無意識に、腕をさすりました。隣にいた修斗くんが懐中電灯をキョロキョロさせた。橙色の光が暗闇の中を人魂のように浮いている。
「道がないね。とりあえず、真っ直ぐ進もう」
修斗くんを先頭に、私たちは獣道へと足を運んだ。
「ここ絶対管理してないよな? 草やべぇ」
つーちゃんがそこら辺に放棄されてた木の棒を拾って、膝まで浸かる草をバッサバッサと刀のように切っていった。
「痛い! やめてよ」
キザキザな草が足に当たって痛い。しかし、無情にもつーちゃんは癖になって止まろうとはしない。もう、そんな元気があるなら修斗くんと入れ替わって先頭歩けよ。まったく、いつもの威勢はどこへやら。痛っ! 修斗くんの背中にぶつかった。立ち止まるなんて思いもしなかったから、舌噛んじゃた。痛い。鉛のような味がする。血が出ちゃった。
「どうしたの?」
口を抑えて、見上げると修斗くんはそこに、神秘的な建築物が建ってあったかのように、その方向を魅入ってた。そして、静かに腕をあげた。
「あれ……」
人差し指でさしている場所を思わず目がいった。そこにはロープがきれて、こちら側とあちら側に繋がる橋が真っ二つに別れてプランと下に沈んでいる。
「あの橋、去年まで使えてたのに」
足をわなわなさせるほど、心が乱れている。同様に、つーちゃんもつり橋を凝視して、呆然としている。
「でも、別ルートあるよね?」
確か、二つのルートがあるってノートに書かれていたから絶対大丈夫。でも、修斗くんもつーちゃんも顔色は変えない。絶望に満ちた暗い顔。私はわざと手を叩いてこう言った。
「大丈夫だよ! 遠回りの崖道でも着くもんは着くし! ねっ!」
修斗くんは肩を落として、首を横にふった。
「その道、何年か前に山崩れに遭って今は通れない」
「そんな……」
どうにもならない壁に、ぶちあたり、絶望感が心中を支配する。ここまで来たのに、やっと来れたのに、叶わないなんて。気がつくと、地面に膝をついていた。
どうにもならない壁にぶつかると人はどうやって登るんだろう。漫画とかアニメとかでよくそのシチュエーションを見たことあるのに、実際、現実で現れると太刀打ちできない。
いきなり、袖が後にグンと引っ張られた。誰かにつねられたようだ。でも、後ろを振り返っても誰もいない。
二人とも、私のサイド横にいる。腕を伸ばせば確かに届く距離だけど、どう考えてもおかしい。つーちゃんはくっついて歩いてたぶん距離が近いけど、私側の腕には木の棒を持っていたのだ。利き手に移したら届くけど、そんな行動は見られなかった。
修斗くんは私より一歩前にいるので、腕を伸ばした瞬間、分かってしまうので修斗くんもつーちゃんも違う。
じゃあ、誰が?
ゾワゾワと鳥肌がたった。半袖の間から手足のつま先まで大量の鳥肌が浮かんでいる。全身の血がさぁ、と凍り、手足の感覚がない。巨大冷蔵庫の中にずっと居たかのように、ガチガチと歯がなる。
今度はスカートの袖をチョンチョンと小さくつねってくる。まるで、悪戯っ子が悪戯をしかけているよう。その行動がだんだんエスカレートしていく。
私は意を決し、後ろを振り向いた。そこには、当然のように誰もいない。暗闇の密林の景色。でも、生い茂る草木の裏に儚い小さな光が見えた。星のように消えそうで消えない。
迷路を彷徨ってやっとゴールを見つけた気分だ。私は無意識に立ち上がって、その光のもとに走って向かった。
二人は私の行動に驚いて、慌ててあとをついてくる。
誰かに招かれたように、あるいは以前からその道を知っていたかのように私は歩を進んだ。膝まで浸かる草を追い払い、頭上近く折れた木々を避けて進む。
「ここが――絶法村!」
私の眼前には、暗闇の密林ではなく、疎らに建った民家とそれを覆う数の田畑。そして、現在では存在しない砂利道。
「嘘……こんなルート存在してたなんて」
あとから着いてきていた二人がようやく、辿りついた。二人とも、肩で息をして膝に手をついている。
「遅かったね。二人とも」
「お前が速いんだよ!」
つーちゃんが声をあげた。そのあと、力尽きて再び膝に手をつく。あんなに威勢を張ってあったのにしょんぼりと顔を地面に降ろしている。
こう見えても、五〇㍍走八秒台なんだよね。運動会でよく選抜戦に選ばれてるわけよ。自慢じゃないけど、走ることだけは誰にも負けない。
修斗くんが顔をあげた。
「ここが……絶法村」
少し歓喜の声帯が混じっているのは気のせいか。どっと疲れた顔が晴れて、キラキラと少年のような眩しい顔つきになった。真っ白な肌に大粒の汗を垂らしている。
「なんでここが分かったの?」
修斗くんが聞いてきた。
「分かんない……」
首を振って言った。
三人は急な斜面を降りてかつて住民が出歩いてた砂利道へと着地すると提案。斜面を降りるだけに都会育ちの私には時間がかかった。なんせ、そんな高くない斜面でも足が竦むんだもん。斜面の途中に、凹凸ある岩に足を置くも、その岩が崩れて落ちそうになったり。
さきに降りた修斗くんが大丈夫と言って、私の手をしっかり握って誘導してくれる。
その手を握って、やっとのことで斜面を降りた。降りて、振り向く。今さらながらにほんとに斜面が急だったと生唾をのむ。
次につーちゃん。やっぱり、男の子ながらに淡々と着地。ここからは、三人の持っている懐中電灯だけじゃ明かりが足りないぐらい暗い景色。
かつて住民が住んでいたであろう民家は、屋根から壁にかけてボロボロになっている。中には悪趣味な落書きが壁に書かれていたり、家の中がめちゃくちゃに荒らされて窓硝子が粉々になっている家もある。
それだけじゃない。夏というのに、奇妙な白い霧が辺りを立ち込めている。近くの景色がほんの僅かに見える淡泊な霧。
「ほ、ほんとに行く……すか?」
私の後ろをくっついて歩くつーちゃんが涙混じりに言う。なんだか、本当に泣いてそうな。
「そんな怖いなら帰れば?」
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