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Ⅱ 誘発の魔女
第26話 シノのバディ
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布の中に衝撃が走った。
「これは、一般的には女性マッサージ機。けれど、アダルトビデオでは女性器を押したり挿れたり、女性快楽マッサージ機。よく単体で行為をやるときに女性がこれを使うもの」
シノが淡々とソレを紹介した。
どんな表情でソレを熱く言ったのか想像つかん。
「なんでこんなもん持ってんだっ!」
リュウが顔を真っ赤にし、わなわな震え、怒鳴ってきた。わたしはソレのことを知らないでずっと持っていた。まさか、アレをするための道具だったなんて。
「快楽っ……!? ブハッ!!」
快楽と聞いただけで、ダイキが鼻血をだし倒れた。土台だった部分が失い、崩れるように崩壊した。
倒れてもわたしたちの姿を晒さないほど、大きくて助かったけど、いきなり倒れてしかも、ダイキは鼻血出して失神中。これじゃ、動けない。
こんな長身下半身デブが歩いてても、気にも留めなかったのに、それが倒れたら心配して住民が駆けつけるではないか。
近づいてきたら、もう一貫の終わりだ。優しいけど、今は嬉しくない。
失神するダイキを平手打ちで叩き起こしたのは、相棒であるシノ。
パチン、と弾ける音が響く。
ダイキの頬は痛々しく赤くなっている。
ダイキは蠢きながら、細目を開けた。ダイキは何が起きたのか分からない表情。寝起きみたいにボーッとしている。
「え……俺」
咄嗟に手を鼻にもっていく。
もうすでに血が止まっている鼻を。
「大丈夫。もう血は止まってるから。それと、刺激が強すぎたようね」
シノは申し訳なさそうに眉をハチの字に曲げた。
「もう近づいてくるぞ! 態勢整えろ!」
外を見張っていたリュウが指示。
ダイキも起きたし、わたしたちは元の姿勢を再現した。リュウがダイキの肩にのって、わたしがその上を乗る。
またあのゾクゾクかんがきたら、と思うと嫌だけど、ここは致し方なし。
また長身下半身デブの風貌の出来上がり。倒れたかと思いきや、すぐに立って丈夫に歩き出したので、心配した住民たちはゾロゾロと引いていった。
良かった。
良かったのは、ダイキのほうも。倒れたとき、みんなの下敷きになったけど、丈夫な体持ちしてて良かった。
バイブはリュウに没収された。早くナノカに帰すべきだった。
学校の門は当然閉まっている。ここからどう侵入するか。敷地内のセキュリティは厳しい。石ころ入っただけでブザー音が鳴り響くほど頑丈だ。
リュウがここでまたしても、記憶力を発揮させる。
学校の敷地内に入るには、セキュリティの甘い場所がないと入れない。けれど、そんなものない。リュウは、一つあると言い出した。
また勝ち誇ったような笑みで。
「西側の倉庫、あそこだけブザー音のスイッチがない。あそこなら、登っていける」
わたしたちは、西側に回り冷たい檻を登った。学校までも覆える高さのある檻。わたしたちは手を取り合って登る。
けれど……。
冷たい檻を、悲しい表情で見上げるシノ。檻に閉じ込められた鳥のよう。シノは泣きそうな表情で、こちらを見た。檻越しで。
「ここまでね。やっぱり、自由の翼がないと、どこにも飛ぶことはできないよね」
「残念だが」
リュウが口を開いた。わたしはその口を封じた。
「嫌だよ! シノが一緒じゃなきゃ、シノが、一番に知りたいでしょ!?」
シノは、首を振った。
「あなたが無事アリス様のもとに行って、それを聞いて、それを言伝すればいい。私はここで待ってるから」
穏やかで、見たこともない優しい表情。
本当は、自分が一番知りたいのに。シノのために、ここまで来たのに。シノには、自由の翼がないから自由に飛ぶことはできない。
諸刃の剣を持った彼女が、ここまで来た事自体、想定外だろう。
「嫌だ!」
ダイキが叫び、檻を降りてシノのいる向こう場所へ。
「一番知りたがってたくせに、ここで曲げるなんて、悔しいだろ! シノちゃんをここで置いていきたくない! バディだからもあるけれど、シノちゃんだから」
「で、でも」
驚いて、また滑舌が回らなくなっている。
オロオロして、わたしとダイキの顔を交互に見る。ダイキの熱い説得により、シノは本当の本音をわたしたちの前にぶち明けた。
「行きたい。知りたい。足があればこんなの、ひとっ飛びなのに。お願い。私を連れていって」
ポロポロと涙が頬を流れた。
感情がぽろりと溢れ、普段出てた皮が一枚剥がれる。ダイキは「任せろ!」と笑いシノをおんぶして、高い檻を登っていく。
リュウは記憶力と反射神経があり、ダイキには身体能力、動体視力が備わっている。
魔女の相棒にも、特殊な訓練をされている。魔女のわたしたちには知らない、とても、過酷な訓練。
わたしたちが慎重に手を取り合って、登ってきた檻を、ダイキはシノを背に抱えてあっという間に、こちら側に。
ダイキがこのときだけ、男前に見えてしまった。
赤点常習犯で砂糖ジュースのみすぎで虫歯になった男が、かっこよくみえる。もちろんリュウはこれよりもっとかっこいいけど。
わたしたちには聞こえない声量で、ぽつりとシノがダイキに「ありがと」と口にしたのは、リュウも知らない。ダイキだけが知ってる。
檻を抜け、わたしたちは校舎に入った。やっぱり全部窓が閉まっている。リュウはこれも想定内で、罠ばかりあった道中に石ころを集めて、それを一つの袋の中にいれ、それを窓ガラスに叩き込んだ。
西側の警備はほんとに甘い。窓ガラスを割っても、警報鳴らないし音で先生たちも来ない。自分が通う学校がこんなにも甘いと、失意が湧く。
窓ガラスを割り、ささっと校舎に侵入。エレベーターでアリス様がいる地下へ。
あの音で、少なからず先生たちは気づいてこちらに向かうかもしれない。早くアリス様のもとに向かわないと。
エレベーターが少しずつ下に降りていく。静かで、何も感じない。ドクンドクンと、心臓が高鳴る。緊張と不安が胸をざわつかせてる。三人も、似たように緊張してて口を閉じてる。
これから、アリス様を拝見する授業でもそうだった。アリス様のあの、包帯だらけで血肉を剃り落とされていた姿が瞼の裏で再び蘇る。
ぐっと吐き出しそうになった胃酸を、押し込みわたしはまだかまだか、と標示を見上げた。
エレベーターがだんだん下になっていく。下で先生たちが待ち構えていないか、不安がよぎった。ぽん、と軽い音がエレベーター内ですると、ドアが開き、最悪考えてたことは的中してない。良かった。わたしたちは急ぎ足でアリス様へと向かった。
長い廊下、狭い廊下。街頭もないので暗い。化物の口が待ち構えている。冷気の風が頬を伝い、ブルと寒気がたった。ここだけ極寒の寒さだ。
寒さを堪えて、先へ進む。
長くて狭い廊下を出ると、部屋が広くなる。天井が高くなり、棺桶みたいなものがある。アリス様へとたどり着いたんだ。
わたしたちは、柵を乗り越えてアリス様に近づいた。中々こんな至近距離で姿は見られない。
一部の教師、生徒、街の人は絶対この近くまで降りてこれない。監視の目があるから。アリス様は神聖。近づく者には、刑罰が下される。
「寝てる?」
わたしは恐る恐る訊いてみた。
巨人だって分かってたのに、こんなに目と鼻のさきになると、大きすぎて腰が抜けそう。横たわっているのに、頭の高さよりある。
「死んでるかも」
シノが縁起悪いことさらりと言った。
「すごい切り刻まれてるもんな」
ダイキが言った。確かに、いつも先生たちに肉片を切り刻まれ、住民たちに渡されてる。アリス様の体は、厚い包帯でぐるぐるまきだった。
包帯をまいても、滲み出る赤い血。それは、アリス様が生きている証拠。
そして、近くになると血の匂いが頭をガンガンいわせる。鼻孔を通り、頭を殴られた匂いだ。それほど、アリス様の血の匂いが充満している。
うえのほうではしなかったのに、下に潜ると、この凄まじい臭いが充満して、鼻が曲がりそう。
「そういえば、どうやって聞くの?」
わたしが怪訝に言った。
「考えてなかったの? 言い出しぺのひとが」
シノの言葉が軽く刺さる。
「寝てたら申し訳ねぇしな」
ダイキがつんつんとアリス様の体を突いた。仮にもこの学校、世界の神聖たる神様なのにそんのふうに突いたら、大目玉だよ。
「ここまで来て、食い下がるわけにはいかない。アリス様、起きて下さい」
わたしはアリス様に囁きかけた。
当然、アリス様は起きてこない。ピクリとも動かない。死んでるのか、生きているのかも分からない。包帯越しからでも微かに動くであろう、胸はピクリとも動いていない。
本当に死んでいるみたいだ。
何の答えも聞こえない。
わたしたちは暫く待った。アリス様が待っても答えてくれないなら、もう素直に帰ろうと提案。すると――。
〈あぁ、やっと来てくれたのですね〉
他の誰でもない第三者の声が。
小鳥の囀りのように清らかで、頭によく響く声。どこからしているのか、わたしたちはキョロキョロした。声の主は、なんとアリス様だった。
「これは、一般的には女性マッサージ機。けれど、アダルトビデオでは女性器を押したり挿れたり、女性快楽マッサージ機。よく単体で行為をやるときに女性がこれを使うもの」
シノが淡々とソレを紹介した。
どんな表情でソレを熱く言ったのか想像つかん。
「なんでこんなもん持ってんだっ!」
リュウが顔を真っ赤にし、わなわな震え、怒鳴ってきた。わたしはソレのことを知らないでずっと持っていた。まさか、アレをするための道具だったなんて。
「快楽っ……!? ブハッ!!」
快楽と聞いただけで、ダイキが鼻血をだし倒れた。土台だった部分が失い、崩れるように崩壊した。
倒れてもわたしたちの姿を晒さないほど、大きくて助かったけど、いきなり倒れてしかも、ダイキは鼻血出して失神中。これじゃ、動けない。
こんな長身下半身デブが歩いてても、気にも留めなかったのに、それが倒れたら心配して住民が駆けつけるではないか。
近づいてきたら、もう一貫の終わりだ。優しいけど、今は嬉しくない。
失神するダイキを平手打ちで叩き起こしたのは、相棒であるシノ。
パチン、と弾ける音が響く。
ダイキの頬は痛々しく赤くなっている。
ダイキは蠢きながら、細目を開けた。ダイキは何が起きたのか分からない表情。寝起きみたいにボーッとしている。
「え……俺」
咄嗟に手を鼻にもっていく。
もうすでに血が止まっている鼻を。
「大丈夫。もう血は止まってるから。それと、刺激が強すぎたようね」
シノは申し訳なさそうに眉をハチの字に曲げた。
「もう近づいてくるぞ! 態勢整えろ!」
外を見張っていたリュウが指示。
ダイキも起きたし、わたしたちは元の姿勢を再現した。リュウがダイキの肩にのって、わたしがその上を乗る。
またあのゾクゾクかんがきたら、と思うと嫌だけど、ここは致し方なし。
また長身下半身デブの風貌の出来上がり。倒れたかと思いきや、すぐに立って丈夫に歩き出したので、心配した住民たちはゾロゾロと引いていった。
良かった。
良かったのは、ダイキのほうも。倒れたとき、みんなの下敷きになったけど、丈夫な体持ちしてて良かった。
バイブはリュウに没収された。早くナノカに帰すべきだった。
学校の門は当然閉まっている。ここからどう侵入するか。敷地内のセキュリティは厳しい。石ころ入っただけでブザー音が鳴り響くほど頑丈だ。
リュウがここでまたしても、記憶力を発揮させる。
学校の敷地内に入るには、セキュリティの甘い場所がないと入れない。けれど、そんなものない。リュウは、一つあると言い出した。
また勝ち誇ったような笑みで。
「西側の倉庫、あそこだけブザー音のスイッチがない。あそこなら、登っていける」
わたしたちは、西側に回り冷たい檻を登った。学校までも覆える高さのある檻。わたしたちは手を取り合って登る。
けれど……。
冷たい檻を、悲しい表情で見上げるシノ。檻に閉じ込められた鳥のよう。シノは泣きそうな表情で、こちらを見た。檻越しで。
「ここまでね。やっぱり、自由の翼がないと、どこにも飛ぶことはできないよね」
「残念だが」
リュウが口を開いた。わたしはその口を封じた。
「嫌だよ! シノが一緒じゃなきゃ、シノが、一番に知りたいでしょ!?」
シノは、首を振った。
「あなたが無事アリス様のもとに行って、それを聞いて、それを言伝すればいい。私はここで待ってるから」
穏やかで、見たこともない優しい表情。
本当は、自分が一番知りたいのに。シノのために、ここまで来たのに。シノには、自由の翼がないから自由に飛ぶことはできない。
諸刃の剣を持った彼女が、ここまで来た事自体、想定外だろう。
「嫌だ!」
ダイキが叫び、檻を降りてシノのいる向こう場所へ。
「一番知りたがってたくせに、ここで曲げるなんて、悔しいだろ! シノちゃんをここで置いていきたくない! バディだからもあるけれど、シノちゃんだから」
「で、でも」
驚いて、また滑舌が回らなくなっている。
オロオロして、わたしとダイキの顔を交互に見る。ダイキの熱い説得により、シノは本当の本音をわたしたちの前にぶち明けた。
「行きたい。知りたい。足があればこんなの、ひとっ飛びなのに。お願い。私を連れていって」
ポロポロと涙が頬を流れた。
感情がぽろりと溢れ、普段出てた皮が一枚剥がれる。ダイキは「任せろ!」と笑いシノをおんぶして、高い檻を登っていく。
リュウは記憶力と反射神経があり、ダイキには身体能力、動体視力が備わっている。
魔女の相棒にも、特殊な訓練をされている。魔女のわたしたちには知らない、とても、過酷な訓練。
わたしたちが慎重に手を取り合って、登ってきた檻を、ダイキはシノを背に抱えてあっという間に、こちら側に。
ダイキがこのときだけ、男前に見えてしまった。
赤点常習犯で砂糖ジュースのみすぎで虫歯になった男が、かっこよくみえる。もちろんリュウはこれよりもっとかっこいいけど。
わたしたちには聞こえない声量で、ぽつりとシノがダイキに「ありがと」と口にしたのは、リュウも知らない。ダイキだけが知ってる。
檻を抜け、わたしたちは校舎に入った。やっぱり全部窓が閉まっている。リュウはこれも想定内で、罠ばかりあった道中に石ころを集めて、それを一つの袋の中にいれ、それを窓ガラスに叩き込んだ。
西側の警備はほんとに甘い。窓ガラスを割っても、警報鳴らないし音で先生たちも来ない。自分が通う学校がこんなにも甘いと、失意が湧く。
窓ガラスを割り、ささっと校舎に侵入。エレベーターでアリス様がいる地下へ。
あの音で、少なからず先生たちは気づいてこちらに向かうかもしれない。早くアリス様のもとに向かわないと。
エレベーターが少しずつ下に降りていく。静かで、何も感じない。ドクンドクンと、心臓が高鳴る。緊張と不安が胸をざわつかせてる。三人も、似たように緊張してて口を閉じてる。
これから、アリス様を拝見する授業でもそうだった。アリス様のあの、包帯だらけで血肉を剃り落とされていた姿が瞼の裏で再び蘇る。
ぐっと吐き出しそうになった胃酸を、押し込みわたしはまだかまだか、と標示を見上げた。
エレベーターがだんだん下になっていく。下で先生たちが待ち構えていないか、不安がよぎった。ぽん、と軽い音がエレベーター内ですると、ドアが開き、最悪考えてたことは的中してない。良かった。わたしたちは急ぎ足でアリス様へと向かった。
長い廊下、狭い廊下。街頭もないので暗い。化物の口が待ち構えている。冷気の風が頬を伝い、ブルと寒気がたった。ここだけ極寒の寒さだ。
寒さを堪えて、先へ進む。
長くて狭い廊下を出ると、部屋が広くなる。天井が高くなり、棺桶みたいなものがある。アリス様へとたどり着いたんだ。
わたしたちは、柵を乗り越えてアリス様に近づいた。中々こんな至近距離で姿は見られない。
一部の教師、生徒、街の人は絶対この近くまで降りてこれない。監視の目があるから。アリス様は神聖。近づく者には、刑罰が下される。
「寝てる?」
わたしは恐る恐る訊いてみた。
巨人だって分かってたのに、こんなに目と鼻のさきになると、大きすぎて腰が抜けそう。横たわっているのに、頭の高さよりある。
「死んでるかも」
シノが縁起悪いことさらりと言った。
「すごい切り刻まれてるもんな」
ダイキが言った。確かに、いつも先生たちに肉片を切り刻まれ、住民たちに渡されてる。アリス様の体は、厚い包帯でぐるぐるまきだった。
包帯をまいても、滲み出る赤い血。それは、アリス様が生きている証拠。
そして、近くになると血の匂いが頭をガンガンいわせる。鼻孔を通り、頭を殴られた匂いだ。それほど、アリス様の血の匂いが充満している。
うえのほうではしなかったのに、下に潜ると、この凄まじい臭いが充満して、鼻が曲がりそう。
「そういえば、どうやって聞くの?」
わたしが怪訝に言った。
「考えてなかったの? 言い出しぺのひとが」
シノの言葉が軽く刺さる。
「寝てたら申し訳ねぇしな」
ダイキがつんつんとアリス様の体を突いた。仮にもこの学校、世界の神聖たる神様なのにそんのふうに突いたら、大目玉だよ。
「ここまで来て、食い下がるわけにはいかない。アリス様、起きて下さい」
わたしはアリス様に囁きかけた。
当然、アリス様は起きてこない。ピクリとも動かない。死んでるのか、生きているのかも分からない。包帯越しからでも微かに動くであろう、胸はピクリとも動いていない。
本当に死んでいるみたいだ。
何の答えも聞こえない。
わたしたちは暫く待った。アリス様が待っても答えてくれないなら、もう素直に帰ろうと提案。すると――。
〈あぁ、やっと来てくれたのですね〉
他の誰でもない第三者の声が。
小鳥の囀りのように清らかで、頭によく響く声。どこからしているのか、わたしたちはキョロキョロした。声の主は、なんとアリス様だった。
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