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Ⅴ 救済の魔女
第71話 初めて
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ポスターを何枚も印刷して、孤児院を出て、わたしたちは、いざ勧誘へ。街の人たちに配れば、きっとくるはず。
それは淡い希望だった。
ポスターを渡しても、スルーされていく。どんなにしつこくしても、みんなスルー。まるで、透明人間みたいになった気分だ。誰からも見向きもされない。自分がここにいるのか、存在しているのか分からなくなる。
何時間もそこにいて、ポスターを配ってみても受け取る人はいない。
「そっちは?」
マナミ先輩が聞いた。
「こっちもだめ」
ため息ついて、ナズナ先輩が呟いた。
みんな、腕に抱えてあるポスターの数は減っていない。何処も同じだったようだ。勧誘しても、見向きもされない。
わたしたちから流れる空気は、静かで冷たかった。このまま孤児院に戻るわけにはいかない。でも、全然見向きもされない相手を、どうしろと。
「皆さん、頑張りましょう。このまま帰ったら、子供たちに顔向けできません」
マドカ先輩が、強く言った。
脳裏に子供たちの笑顔がよぎった。ビー玉みたいな丸々な目が、キラキラしてて輝いている。
この世界が、どれほど残酷なことか、あの年で知っている。でもね、残酷だけど優しいところもあるって魅せたい。
良心か、エゴか。
でも、こんな世界でも前を向けることを知っているから。一度魅せてやりたい。
マドカ先輩が意気込んでも、ナズナ先輩たちは暗いまま。しょんぼりしている。
「そうですよね! このまま帰ったら、子供たちの笑顔が見れないですよね! 頑張りましょう!」
わたしも意気込んだ。
再びポスター配り。どんなに無視されても、めげずにやるんだ。子供たちのために。
わたしがポスターを配っていると、たまたま通りかかったのは、ハルト。ハルトはわたしを見かけると、目をぱちくり。
「え、何してんの?」
「ポスター配ってるの。そっちこそ、休日でこんな所、ぶらぶらしてるの?」
「おいおい、休日だからこそぶらぶらするんだろ?」
ハルトは、やれやれと手のひらを上に向かせた。まぁ、休日はそれぞれだけど、ここは、街の中では隅っこ。
繁華街はすぐそこにあるけど、ここは、光がない暗い場所だ。陰と陽があるなら、陰の場所。
ハルトはどちらかというと、繁華街にいて、そこでめちゃくちゃはしゃぐタイプ。着ている服も、なんだかチャラくて、この街では異様に浮いている。
ハルトがここにいるのは、珍しいのだ。ハルトはわたしからポスター一枚奪うと、ポスターを見て、なるほどと理解した。
「人が来ないから、ポスター配ってんの? 堅苦しいねぇ」
「か、堅苦しい!?」
ハルトはにやりと笑った。
何か、嫌な予感がする。この笑みは、とてつもなく嫌な予感がする。案の定当たっていた。白昼堂々、屋上から孤児院のバザーの紹介をされた。
昼間から、堂々と大きな声で紹介する。恥ずかしいたら、ありゃしない。でもハルトはイケるイケると押してくる。
「こんな昼間から、宣言すれば人来るでしょ」
ハルトがふふん、と笑った。
こちらが恥辱に置かされているのに。でも、ハルトが考案したこの方法では、人は来なかった。
「嘘だろ。だって、あんなに宣言したのに。はっ! 先輩の宣言力がなかったんだ!」
「あからさまにわたしのせいにしないで」
ハルトがわたしのせいにしてきたので、わたしはその口を封じた。でも結局、人が来ないのは変わらない。現状が変わっていない。
昼間から宣言したのに、人が来ないなんて、どれだけ避けられてるの。お子さんがいる大人も、聞いたはず。
この方法がうまくいかなかったので、ハルトは頭を抱えた。そして、またアイディアをだす。今度は、子供たちの絵を出した。ポスターの絵の中に、子供たちがこの前描いた絵を印刷して、配る。
子供の絵を餌にしてつることだ。
そうすると、今まで無視してきた人たちがポスターを受け取ってくれた。わたしたちが見えている。ハルトがポスターを見て「堅苦しい」て言ったのは、楽しいバザーがある気持ちを表現できていなかったんだ。
改めてみると、変な宗教の勧誘に思える。だからみんな、無視してたんだ。子供の絵を添えただけで、緊張が解れて、受け取る。
孤児院に戻ると、今までモノケの殻だったのに、人が蟻のように群れている。お祭り騒ぎだ。子供たちも盛り上がって、遊んでいる。
あぁ、見たかった景色だ。子供たちが普通に遊んで、楽しんで、騒いでいる。当たり前の光景なのに、この世界では絶対に目にしない光景。それが、目の前に広がっている。
孤児院のバザーが盛り上がってて、マドカ先輩たちもその中に。でも、ハルトは立ち竦んでいた。顔を覗くと、顔が強ばっている。
「どうしたの? 行かないの?」
「それが……子供を見るのが初めてで」
ハルトは、ぽつりぽつり呟いた。わたしは衝撃が走った。
「子供を見るのは初めて!? 一体どんな暮らしをしてきたのよ、いいところのお坊ちゃんだて噂だけど、本当だったんだ」
子供は殆ど、孤児院にいる。親が子を捨てないで、育てているケースは珍しくて、街の中にいるのは、稀だ。
いいところのお坊ちゃんなら、あまり街に降りなくて、だから珍しいんだと思う。こんなに小さな子がいるの。
「怖い?」
好奇心に訊いてみると、否定しなかった。ずっと強ばっている。こんな姿を見るのは初めてだ。少しからかっいすぎたかな。わたしは、そっとハルトの手を引いた。
「大丈夫だよ。みんな、優しい子だよ。それにみんなも、ハルトと遊びたいって」
わたしはハルトの手を引いて、子供たちの中へ。ハルトは、いつになくオロオロしていた。子供たちが足元に群がってきたからだ。
あれは動けないもんね。
ハルトは、子供たちに手を引っ張られてゲームに参加。これで、緊張がほぐれるといいけど。
ものの数分で、子供たちと一緒に遊んでいる。初対面なのに、そんなの関係なく接する子共って、凄いなぁ。
しかも、わたしのときも散々遊んでいたのに、今でも動き回っている。エネルギーに満ちている。
蟻のように訪れていたお客さんもいつか、どんどんいなくなり、開園時間が近づいてきた。辺りは黄昏。
オレンジの灯りが灯る時間。影が伸びて、建物と建物の影が重なる。周囲は明るくも、だんだんと闇に染まっていく。
歩く人たちも、昼より少なくなっていて、ここまでかな。子供たちも、いっぱい遊び疲れて、寝ている子が殆ど。
シノが、その子たちに布団を被せる。ダイキが園の中を指差した。
「ちょうどご飯作ったんだ。みんなも食いに行けよ」
そういえば、いい匂いが何処からかする。カレーの匂いだ。
「そういえば、お昼ご飯食べてなかったね」
マナミ先輩がお腹をさすった。ぐるぐるとお腹が鳴っている。
「お腹空いた~食べる!」
ナズナ先輩が先に食堂に。その後ろにマナミ先輩も後を追う。マドカ先輩は、少し苦笑しながらも続いて食堂へ。
ハルトがわたしたちに見つからないように、踵を返した。わたしは咄嗟に手を掴んだ。
「どうして帰るの」
見つからないように、踵を返したのに見つけられて動揺している。
「もうバザー終わったから、良いかなって」
「みんなと食べよう、お腹空いたでしょ?」
「いや、俺は……」
そういった側から、ハルトのお腹から盛大に腹の虫が鳴った。長いメロディみたい。ハルトは耳まで真っ赤にさせた。
「ほら、お腹空いてるじゃん」
「これは、携帯の音楽で――」
ハルトが否定するよりも、わたしは掴んだ手を引いた。スパイスの効いた香りが充満する場所へ。
わたしのお腹も盛大に鳴りそうだ。ハルトは、引っ張られて困惑している。玄関を上がって、右にいくとすぐに食堂がある。そこにみんな並んでいた。
わたしたちが来るのをずっと待っていたようだ。席も準備して、早くと急かす。わたしたちは急いで席に座る。ハルトは目を見開いて、唖然としていた。
「ほら、合掌だよ」
全員揃ったことだし、手を合わせている。ハルトは首をかしげていた。
「まさか、これも知らないの!? とりあえず手を合わせるの! 両手出して、胸の前に合わせる、簡単だよ」
わたしはお手本を見せた。
ハルトは不思議そうな眼差し。ぎこちない動きで、手を合わせる。「いただきます」という声が響き渡った。
ようやくご飯にありつけたのだから、みんなガッツで食べていく。これは、食堂のおばちゃんたちが、わたしたちのために作ったものらしい。美味しい。人の作った料理を食べるのは、久しぶりなんじゃないかな。
ふと、隣に視線がいった。ハルトはいただきますの姿勢で、じっとしている。
「何してんの? 食べなよ」
「え? もう食べるの?」
「当たり前だよ。宗教とか変なお祈りしてるらしいけど、ここは普通だからね。早く食べないと、取られちゃうよ」
ハルトは恐る恐るスプーンに手を伸ばす。最初はぎこちなかったけど、完食。
ハルトが凄いお偉いさんの息子なのは、よく分かったなぁ。
それは淡い希望だった。
ポスターを渡しても、スルーされていく。どんなにしつこくしても、みんなスルー。まるで、透明人間みたいになった気分だ。誰からも見向きもされない。自分がここにいるのか、存在しているのか分からなくなる。
何時間もそこにいて、ポスターを配ってみても受け取る人はいない。
「そっちは?」
マナミ先輩が聞いた。
「こっちもだめ」
ため息ついて、ナズナ先輩が呟いた。
みんな、腕に抱えてあるポスターの数は減っていない。何処も同じだったようだ。勧誘しても、見向きもされない。
わたしたちから流れる空気は、静かで冷たかった。このまま孤児院に戻るわけにはいかない。でも、全然見向きもされない相手を、どうしろと。
「皆さん、頑張りましょう。このまま帰ったら、子供たちに顔向けできません」
マドカ先輩が、強く言った。
脳裏に子供たちの笑顔がよぎった。ビー玉みたいな丸々な目が、キラキラしてて輝いている。
この世界が、どれほど残酷なことか、あの年で知っている。でもね、残酷だけど優しいところもあるって魅せたい。
良心か、エゴか。
でも、こんな世界でも前を向けることを知っているから。一度魅せてやりたい。
マドカ先輩が意気込んでも、ナズナ先輩たちは暗いまま。しょんぼりしている。
「そうですよね! このまま帰ったら、子供たちの笑顔が見れないですよね! 頑張りましょう!」
わたしも意気込んだ。
再びポスター配り。どんなに無視されても、めげずにやるんだ。子供たちのために。
わたしがポスターを配っていると、たまたま通りかかったのは、ハルト。ハルトはわたしを見かけると、目をぱちくり。
「え、何してんの?」
「ポスター配ってるの。そっちこそ、休日でこんな所、ぶらぶらしてるの?」
「おいおい、休日だからこそぶらぶらするんだろ?」
ハルトは、やれやれと手のひらを上に向かせた。まぁ、休日はそれぞれだけど、ここは、街の中では隅っこ。
繁華街はすぐそこにあるけど、ここは、光がない暗い場所だ。陰と陽があるなら、陰の場所。
ハルトはどちらかというと、繁華街にいて、そこでめちゃくちゃはしゃぐタイプ。着ている服も、なんだかチャラくて、この街では異様に浮いている。
ハルトがここにいるのは、珍しいのだ。ハルトはわたしからポスター一枚奪うと、ポスターを見て、なるほどと理解した。
「人が来ないから、ポスター配ってんの? 堅苦しいねぇ」
「か、堅苦しい!?」
ハルトはにやりと笑った。
何か、嫌な予感がする。この笑みは、とてつもなく嫌な予感がする。案の定当たっていた。白昼堂々、屋上から孤児院のバザーの紹介をされた。
昼間から、堂々と大きな声で紹介する。恥ずかしいたら、ありゃしない。でもハルトはイケるイケると押してくる。
「こんな昼間から、宣言すれば人来るでしょ」
ハルトがふふん、と笑った。
こちらが恥辱に置かされているのに。でも、ハルトが考案したこの方法では、人は来なかった。
「嘘だろ。だって、あんなに宣言したのに。はっ! 先輩の宣言力がなかったんだ!」
「あからさまにわたしのせいにしないで」
ハルトがわたしのせいにしてきたので、わたしはその口を封じた。でも結局、人が来ないのは変わらない。現状が変わっていない。
昼間から宣言したのに、人が来ないなんて、どれだけ避けられてるの。お子さんがいる大人も、聞いたはず。
この方法がうまくいかなかったので、ハルトは頭を抱えた。そして、またアイディアをだす。今度は、子供たちの絵を出した。ポスターの絵の中に、子供たちがこの前描いた絵を印刷して、配る。
子供の絵を餌にしてつることだ。
そうすると、今まで無視してきた人たちがポスターを受け取ってくれた。わたしたちが見えている。ハルトがポスターを見て「堅苦しい」て言ったのは、楽しいバザーがある気持ちを表現できていなかったんだ。
改めてみると、変な宗教の勧誘に思える。だからみんな、無視してたんだ。子供の絵を添えただけで、緊張が解れて、受け取る。
孤児院に戻ると、今までモノケの殻だったのに、人が蟻のように群れている。お祭り騒ぎだ。子供たちも盛り上がって、遊んでいる。
あぁ、見たかった景色だ。子供たちが普通に遊んで、楽しんで、騒いでいる。当たり前の光景なのに、この世界では絶対に目にしない光景。それが、目の前に広がっている。
孤児院のバザーが盛り上がってて、マドカ先輩たちもその中に。でも、ハルトは立ち竦んでいた。顔を覗くと、顔が強ばっている。
「どうしたの? 行かないの?」
「それが……子供を見るのが初めてで」
ハルトは、ぽつりぽつり呟いた。わたしは衝撃が走った。
「子供を見るのは初めて!? 一体どんな暮らしをしてきたのよ、いいところのお坊ちゃんだて噂だけど、本当だったんだ」
子供は殆ど、孤児院にいる。親が子を捨てないで、育てているケースは珍しくて、街の中にいるのは、稀だ。
いいところのお坊ちゃんなら、あまり街に降りなくて、だから珍しいんだと思う。こんなに小さな子がいるの。
「怖い?」
好奇心に訊いてみると、否定しなかった。ずっと強ばっている。こんな姿を見るのは初めてだ。少しからかっいすぎたかな。わたしは、そっとハルトの手を引いた。
「大丈夫だよ。みんな、優しい子だよ。それにみんなも、ハルトと遊びたいって」
わたしはハルトの手を引いて、子供たちの中へ。ハルトは、いつになくオロオロしていた。子供たちが足元に群がってきたからだ。
あれは動けないもんね。
ハルトは、子供たちに手を引っ張られてゲームに参加。これで、緊張がほぐれるといいけど。
ものの数分で、子供たちと一緒に遊んでいる。初対面なのに、そんなの関係なく接する子共って、凄いなぁ。
しかも、わたしのときも散々遊んでいたのに、今でも動き回っている。エネルギーに満ちている。
蟻のように訪れていたお客さんもいつか、どんどんいなくなり、開園時間が近づいてきた。辺りは黄昏。
オレンジの灯りが灯る時間。影が伸びて、建物と建物の影が重なる。周囲は明るくも、だんだんと闇に染まっていく。
歩く人たちも、昼より少なくなっていて、ここまでかな。子供たちも、いっぱい遊び疲れて、寝ている子が殆ど。
シノが、その子たちに布団を被せる。ダイキが園の中を指差した。
「ちょうどご飯作ったんだ。みんなも食いに行けよ」
そういえば、いい匂いが何処からかする。カレーの匂いだ。
「そういえば、お昼ご飯食べてなかったね」
マナミ先輩がお腹をさすった。ぐるぐるとお腹が鳴っている。
「お腹空いた~食べる!」
ナズナ先輩が先に食堂に。その後ろにマナミ先輩も後を追う。マドカ先輩は、少し苦笑しながらも続いて食堂へ。
ハルトがわたしたちに見つからないように、踵を返した。わたしは咄嗟に手を掴んだ。
「どうして帰るの」
見つからないように、踵を返したのに見つけられて動揺している。
「もうバザー終わったから、良いかなって」
「みんなと食べよう、お腹空いたでしょ?」
「いや、俺は……」
そういった側から、ハルトのお腹から盛大に腹の虫が鳴った。長いメロディみたい。ハルトは耳まで真っ赤にさせた。
「ほら、お腹空いてるじゃん」
「これは、携帯の音楽で――」
ハルトが否定するよりも、わたしは掴んだ手を引いた。スパイスの効いた香りが充満する場所へ。
わたしのお腹も盛大に鳴りそうだ。ハルトは、引っ張られて困惑している。玄関を上がって、右にいくとすぐに食堂がある。そこにみんな並んでいた。
わたしたちが来るのをずっと待っていたようだ。席も準備して、早くと急かす。わたしたちは急いで席に座る。ハルトは目を見開いて、唖然としていた。
「ほら、合掌だよ」
全員揃ったことだし、手を合わせている。ハルトは首をかしげていた。
「まさか、これも知らないの!? とりあえず手を合わせるの! 両手出して、胸の前に合わせる、簡単だよ」
わたしはお手本を見せた。
ハルトは不思議そうな眼差し。ぎこちない動きで、手を合わせる。「いただきます」という声が響き渡った。
ようやくご飯にありつけたのだから、みんなガッツで食べていく。これは、食堂のおばちゃんたちが、わたしたちのために作ったものらしい。美味しい。人の作った料理を食べるのは、久しぶりなんじゃないかな。
ふと、隣に視線がいった。ハルトはいただきますの姿勢で、じっとしている。
「何してんの? 食べなよ」
「え? もう食べるの?」
「当たり前だよ。宗教とか変なお祈りしてるらしいけど、ここは普通だからね。早く食べないと、取られちゃうよ」
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