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Ⅴ 救済の魔女
第85話 拒否
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わたしたちは、恐る恐る門のところに向かった。木の葉の中に隠れるなら、同じ木の葉に。服装はドレス。
真っ赤なドレスで、片方の肩を出しているドレス。こんなの着たことない。ドレスがキラキラ輝いて、わたしだけが浮いてる感じ。
「このドレス、いくらかかるんですか?」
恐る恐るナズナ先輩に訊く。ナズナ先輩が用意したドレスだ。
「そうねぇ、それは確か三十万だったような」
聞いた瞬間、この服は絶対汚さないようにしようと、覚悟した。死んでも絶対汚さないようにしないと。
「堂々としてください」
マドカ先輩が小声で呟いた。
周りは有名芸能人、金持ちが揃っている。そんな中で、挙動不審は怪しまれる。マドカ先輩は、カツカツとハイヒールを鳴らし、軽快に歩き、堂々としていた。自信に満ちた風貌。
マドカ先輩の言うとおり、ここはしゃきっとしないと。門に行く前に、あっさり警備の人に捕まった。
「申し訳ございません。身分証をお出しくれませんか?」
丁寧に言ってても、目は鋭い。怪しい人物を見る目だ。ハルトは、少し帽をあげた。シルクハットの帽子で、顔を隠していた。
星印のほくろを見せると、警備の人は、猫みたいに跳ね飛んだ。
「これは、大変失礼しました! ご無礼をお許しください。お連れの方はご友人ですか?」
「そうだ。早く通せ」
「失礼いたしました!」
鋭い眼差しがあっさり、解放された。
星印のほくろを見ただけで、あんなにびっくりされるなんて、それほど影響あったんだ。急に、ハルトが遠く感じた。
警備の人から解放され、ハルトはすぐに帽子を深くかぶった。顔が真っ青だ。
「大丈夫?」
「何とかね。吐きそうだけど。魔女の人たちの為にも、動かないとね。この門を潜り抜けたら、俺は帰るから」
「うん、分かった」
今にでも倒れそうな様子。微かに震えているのが分かった。門を潜り抜けたら、人混みに混じって、帰ったほうが良さそうだ。
「警備の人に捕まったときは、もうここで終わりかと思っちゃった」
マナミ先輩がクスクス笑った。ダイヤモンドのアクセサリーや指輪をはめて、この中で一番きらびやか。
「分かる分かる」
ナズナ先輩がコクコク頷いた。
「皆さん、緊張感を持ってください。門を潜りますよ」
マドカ先輩が鋭く言った。
それと同時に、わたしたちは大きな門を通った。宮殿が目の前にある。いつも遠目から見る景色が、目と鼻の先に存在している。
大きい。窓硝子いっぱいだ。
「それじゃ俺はここで――」
ハルトが踵を返した。
だが、ときすでに遅し。門はゆっくり閉じていく。このタイミングで門を抜けると、怪しまれる。外からも厳重な監視がついており、どう足掻いても逃げられない。
「クソっ」
ハルトは、舌打ちした。
門はゆっくり閉じていき、そして、完全に閉鎖。閉じ込められた。仕方なくハルトも、同行することに。
「すみません。私が無理言ったからですね」
マドカ先輩がハルトの顔色をうかがった。
今にでも死にそうなほど、青白い。ほんとに帰りたくないんだな。
「いえ、大丈夫です……いつか、帰らないといけない日がくる、それが早まっただけ」
ハルトは帽子を深くかぶり、地面を見据えた。
宮殿内に無事入ると、ここからはマドカ先輩が誘導してくれた。流石、王室管理職。この広い敷地内を迷うことなくたどり着いた。
広い室内に、たくさんの人がいる。それを見下ろす場所がある。わたしたちは、忍者みたいに警備の人たちの隙を見て、裏から回った。
朱い絨毯、ユグドラシルの樹ほど大きな天井、シャンデリア、見る景色全部、住む範囲が違う。場違いすぎる。
鼻孔がくすぐるいい香りが裏からも漂ってくる。女性陣が楽しそうに、シュワシュワしたものを飲んでいた。
喉がカラカラだ。
何か飲みたいな。
「王様がお見えです!」
マドカ先輩が叫んだ。
わたしちは一斉に身を隠して、息を潜めた。向こうから、女性や男性などを後ろにつけて歩いて来る人影が。
ちょび髭を生やし、白髪した髪の毛、体型はずんぐりとした横に広がっている。頭の上には、王冠を。
目の下には、ハルトと同じ星印のほくろが。
わたしはその人物に、目を奪われた。王冠を被って、朱いマントを着て、朱い絨毯を歩いている。それはまるで、童話や御伽に出てくる王様みたい。
わたしの横で、ハルトは切なそうに王様のことを見ていた。置いてけぼりにされた子供のような表情。
「今です! 行きましょう!」
マドカ先輩が小声で叫んだ。ナズナ先輩が待ったをかけた。
「このタイミングで!? 周りに人いるし、捕まったら元もこうもないじゃん」
「何をおっしゃる。このタイミングしかありません」
シノも賛成した。
お茶会の場で顔を出せば、わたしたちは話はできない。まだ出していない、この廊下で話をするしかない。
行くなら今だ。
マドカ先輩のゴウサインで、一斉に王様のところへと駆け寄った。王様の周りにいる護衛、侍女が騒いだ。
「驚かせて申し訳ございません。王様、話があるんです」
そう言ったのは、マドカ先輩。
この面子の中で、知っているであろう。マドカ先輩が姿を出したおかげで、一部分は安堵した様子。でも、護衛の人はわたしたちを囲っている。警戒心は解かれていない。
緊迫の空気。
一歩動けば、両手取り押さえられ捕まる。
「君は、王室管理の……周りにいるのは誰かね?」
おっとりした口調。
辺りの緊迫とした空気が一瞬、穏やかになる。この人が王様。優しそうだけど、クーデターのことに関して、関わっている。
「彼女たちは、私と同じ魔女です。王様、話はクーデターのことについてです」
マドカ先輩から、わたしたちが魔女だと伝わると一斉に顔を険悪の表情に。
汚いものでも触れるように、距離をとる。
魔女だから、険悪され距離をとられるのは、初めてじゃない。これが普通の態度だ。
「クーデターに関して?」
ハテ、と首をかしげた。
わたしはマドカ先輩の隣に立った。
「クーデターは、永遠の命が欲しいだけにあばれまわっています。まだ純粋な子供まで使います。魔女じゃない一般人も狙われてます。王様、どうか、クーデターを抑えてください。このままだと、国内が荒れます」
空気がひんやりした。
静まり返っている。お茶会のほうから、騒がしい声だけが聞こえる。でもここは、死人のように静かだ。
すると、背後にいた警護の人たちが襲いかかってきた。シノも、ナズナ先輩も、リュウも全員床に伏せられる。
「残念だが、魔女と話すことはないね」
優しい口調で、そう言い切った。
目の前にいるのに、見えない壁がある。とても分厚い壁が。
見放されたような感じだ。ハルトが宮殿を出た理由が納得した。この人は、王様は、わたしたち民のことを見えてない。目の前にいる人間のことも。
自分自身のことしか考えていない。
マドカ先輩も捕らえられて、ハルトまでも。王様は、くるりと踵を返した。途端、足を止めた。
恐る恐る振り返った。この世のものではないものを見る目。
「待て」
王様は止めた。
わたしたちの拘束じゃない。ハルトを見て、そう言った。ハルトを拘束していた警護の人は、すぐに退いた。床に伏せられたまま、王様のこと見向きもしない。
帽子は取られてある。
王様はハルトの顔をじっと見下ろした。暫く続き、口を開いた。
「ハルトか?」
やっぱり、親だから分かるんだね。
見事当てられたハルトは、観念したのか起き上がった。親子の再会だ。王様はハルトの肩をぽんと置いた。「無事で何より」と軽い挨拶で別れた。
待って。七年間行方不明だった自分の子がようやく見つかったんだよ。抱擁とか涙とかないの。
ハルトは捕まらなくて良かったけど、わたしたちは王様に楯突いた刑で、牢屋に。暗く狭い場所。
糞のような臭いが強烈で、涙が出そう。牢の中にひとり一人入る。一人だけなのに、狭い場所。
上空の光が隙間でも注いでくれればいいのに。隙間一ミリもない。ここは地下なのだろうか。目隠しをされてつれて来られたので、場所なんて分からない。
「うわーん、極刑じゃん。やっぱり極刑じゃん!」
ナズナ先輩とマナミ先輩がわんわん泣いた。地下だからなのか、余計に響く。
「落ち着いてください! お二人とも!」
マドカ先輩が怒鳴った。
ここ、広いから何処までも反響するの。キィィンとする。
「これが落ち着けと!?」
がっしゃん、と鉄の檻が揺れる音が。
鉄の壁があるから、みんなが何処にいるのか分からない。けど、声だけ聞こえる。
「俺たちこれからどうなるんだろう」
ダイキの不安にくもった声が。
「拷問されて、処刑」
シノが縁起でもないことをボソリと呟いた。二人の声は近い。たぶん、隣の牢にいるな。
「縁起でもないことを言うな。表はお茶会があるから、今日中には殺されないな」
リュウが険しく言った。リュウの声が遠い。離れた場所の牢にいる。
真っ赤なドレスで、片方の肩を出しているドレス。こんなの着たことない。ドレスがキラキラ輝いて、わたしだけが浮いてる感じ。
「このドレス、いくらかかるんですか?」
恐る恐るナズナ先輩に訊く。ナズナ先輩が用意したドレスだ。
「そうねぇ、それは確か三十万だったような」
聞いた瞬間、この服は絶対汚さないようにしようと、覚悟した。死んでも絶対汚さないようにしないと。
「堂々としてください」
マドカ先輩が小声で呟いた。
周りは有名芸能人、金持ちが揃っている。そんな中で、挙動不審は怪しまれる。マドカ先輩は、カツカツとハイヒールを鳴らし、軽快に歩き、堂々としていた。自信に満ちた風貌。
マドカ先輩の言うとおり、ここはしゃきっとしないと。門に行く前に、あっさり警備の人に捕まった。
「申し訳ございません。身分証をお出しくれませんか?」
丁寧に言ってても、目は鋭い。怪しい人物を見る目だ。ハルトは、少し帽をあげた。シルクハットの帽子で、顔を隠していた。
星印のほくろを見せると、警備の人は、猫みたいに跳ね飛んだ。
「これは、大変失礼しました! ご無礼をお許しください。お連れの方はご友人ですか?」
「そうだ。早く通せ」
「失礼いたしました!」
鋭い眼差しがあっさり、解放された。
星印のほくろを見ただけで、あんなにびっくりされるなんて、それほど影響あったんだ。急に、ハルトが遠く感じた。
警備の人から解放され、ハルトはすぐに帽子を深くかぶった。顔が真っ青だ。
「大丈夫?」
「何とかね。吐きそうだけど。魔女の人たちの為にも、動かないとね。この門を潜り抜けたら、俺は帰るから」
「うん、分かった」
今にでも倒れそうな様子。微かに震えているのが分かった。門を潜り抜けたら、人混みに混じって、帰ったほうが良さそうだ。
「警備の人に捕まったときは、もうここで終わりかと思っちゃった」
マナミ先輩がクスクス笑った。ダイヤモンドのアクセサリーや指輪をはめて、この中で一番きらびやか。
「分かる分かる」
ナズナ先輩がコクコク頷いた。
「皆さん、緊張感を持ってください。門を潜りますよ」
マドカ先輩が鋭く言った。
それと同時に、わたしたちは大きな門を通った。宮殿が目の前にある。いつも遠目から見る景色が、目と鼻の先に存在している。
大きい。窓硝子いっぱいだ。
「それじゃ俺はここで――」
ハルトが踵を返した。
だが、ときすでに遅し。門はゆっくり閉じていく。このタイミングで門を抜けると、怪しまれる。外からも厳重な監視がついており、どう足掻いても逃げられない。
「クソっ」
ハルトは、舌打ちした。
門はゆっくり閉じていき、そして、完全に閉鎖。閉じ込められた。仕方なくハルトも、同行することに。
「すみません。私が無理言ったからですね」
マドカ先輩がハルトの顔色をうかがった。
今にでも死にそうなほど、青白い。ほんとに帰りたくないんだな。
「いえ、大丈夫です……いつか、帰らないといけない日がくる、それが早まっただけ」
ハルトは帽子を深くかぶり、地面を見据えた。
宮殿内に無事入ると、ここからはマドカ先輩が誘導してくれた。流石、王室管理職。この広い敷地内を迷うことなくたどり着いた。
広い室内に、たくさんの人がいる。それを見下ろす場所がある。わたしたちは、忍者みたいに警備の人たちの隙を見て、裏から回った。
朱い絨毯、ユグドラシルの樹ほど大きな天井、シャンデリア、見る景色全部、住む範囲が違う。場違いすぎる。
鼻孔がくすぐるいい香りが裏からも漂ってくる。女性陣が楽しそうに、シュワシュワしたものを飲んでいた。
喉がカラカラだ。
何か飲みたいな。
「王様がお見えです!」
マドカ先輩が叫んだ。
わたしちは一斉に身を隠して、息を潜めた。向こうから、女性や男性などを後ろにつけて歩いて来る人影が。
ちょび髭を生やし、白髪した髪の毛、体型はずんぐりとした横に広がっている。頭の上には、王冠を。
目の下には、ハルトと同じ星印のほくろが。
わたしはその人物に、目を奪われた。王冠を被って、朱いマントを着て、朱い絨毯を歩いている。それはまるで、童話や御伽に出てくる王様みたい。
わたしの横で、ハルトは切なそうに王様のことを見ていた。置いてけぼりにされた子供のような表情。
「今です! 行きましょう!」
マドカ先輩が小声で叫んだ。ナズナ先輩が待ったをかけた。
「このタイミングで!? 周りに人いるし、捕まったら元もこうもないじゃん」
「何をおっしゃる。このタイミングしかありません」
シノも賛成した。
お茶会の場で顔を出せば、わたしたちは話はできない。まだ出していない、この廊下で話をするしかない。
行くなら今だ。
マドカ先輩のゴウサインで、一斉に王様のところへと駆け寄った。王様の周りにいる護衛、侍女が騒いだ。
「驚かせて申し訳ございません。王様、話があるんです」
そう言ったのは、マドカ先輩。
この面子の中で、知っているであろう。マドカ先輩が姿を出したおかげで、一部分は安堵した様子。でも、護衛の人はわたしたちを囲っている。警戒心は解かれていない。
緊迫の空気。
一歩動けば、両手取り押さえられ捕まる。
「君は、王室管理の……周りにいるのは誰かね?」
おっとりした口調。
辺りの緊迫とした空気が一瞬、穏やかになる。この人が王様。優しそうだけど、クーデターのことに関して、関わっている。
「彼女たちは、私と同じ魔女です。王様、話はクーデターのことについてです」
マドカ先輩から、わたしたちが魔女だと伝わると一斉に顔を険悪の表情に。
汚いものでも触れるように、距離をとる。
魔女だから、険悪され距離をとられるのは、初めてじゃない。これが普通の態度だ。
「クーデターに関して?」
ハテ、と首をかしげた。
わたしはマドカ先輩の隣に立った。
「クーデターは、永遠の命が欲しいだけにあばれまわっています。まだ純粋な子供まで使います。魔女じゃない一般人も狙われてます。王様、どうか、クーデターを抑えてください。このままだと、国内が荒れます」
空気がひんやりした。
静まり返っている。お茶会のほうから、騒がしい声だけが聞こえる。でもここは、死人のように静かだ。
すると、背後にいた警護の人たちが襲いかかってきた。シノも、ナズナ先輩も、リュウも全員床に伏せられる。
「残念だが、魔女と話すことはないね」
優しい口調で、そう言い切った。
目の前にいるのに、見えない壁がある。とても分厚い壁が。
見放されたような感じだ。ハルトが宮殿を出た理由が納得した。この人は、王様は、わたしたち民のことを見えてない。目の前にいる人間のことも。
自分自身のことしか考えていない。
マドカ先輩も捕らえられて、ハルトまでも。王様は、くるりと踵を返した。途端、足を止めた。
恐る恐る振り返った。この世のものではないものを見る目。
「待て」
王様は止めた。
わたしたちの拘束じゃない。ハルトを見て、そう言った。ハルトを拘束していた警護の人は、すぐに退いた。床に伏せられたまま、王様のこと見向きもしない。
帽子は取られてある。
王様はハルトの顔をじっと見下ろした。暫く続き、口を開いた。
「ハルトか?」
やっぱり、親だから分かるんだね。
見事当てられたハルトは、観念したのか起き上がった。親子の再会だ。王様はハルトの肩をぽんと置いた。「無事で何より」と軽い挨拶で別れた。
待って。七年間行方不明だった自分の子がようやく見つかったんだよ。抱擁とか涙とかないの。
ハルトは捕まらなくて良かったけど、わたしたちは王様に楯突いた刑で、牢屋に。暗く狭い場所。
糞のような臭いが強烈で、涙が出そう。牢の中にひとり一人入る。一人だけなのに、狭い場所。
上空の光が隙間でも注いでくれればいいのに。隙間一ミリもない。ここは地下なのだろうか。目隠しをされてつれて来られたので、場所なんて分からない。
「うわーん、極刑じゃん。やっぱり極刑じゃん!」
ナズナ先輩とマナミ先輩がわんわん泣いた。地下だからなのか、余計に響く。
「落ち着いてください! お二人とも!」
マドカ先輩が怒鳴った。
ここ、広いから何処までも反響するの。キィィンとする。
「これが落ち着けと!?」
がっしゃん、と鉄の檻が揺れる音が。
鉄の壁があるから、みんなが何処にいるのか分からない。けど、声だけ聞こえる。
「俺たちこれからどうなるんだろう」
ダイキの不安にくもった声が。
「拷問されて、処刑」
シノが縁起でもないことをボソリと呟いた。二人の声は近い。たぶん、隣の牢にいるな。
「縁起でもないことを言うな。表はお茶会があるから、今日中には殺されないな」
リュウが険しく言った。リュウの声が遠い。離れた場所の牢にいる。
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