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『あなたの噓』
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「あなたの事は愛してないわ、最初から。」
私にいつかそう言った。
私の容姿、学歴、収入にしか興味が無かったと。
私はあなたに同意する。
「あなたの事は愛してないわ、最初から。」
私にもう一度いつかと同じ言葉を残し眼を閉じた。
忘れていた言葉だった。
最後にもう一度聞くとは思わなかった。
あなたはおしどり夫婦を装った。
あなたは良妻賢母を装った。
あなたは幸せな家庭を装った。
最後まで装って欲しかった。
最後まで嘘をついて欲しかった。
それなら私も言わせてもらおう。
私はあなたの容姿にしか興味が無かったんだ。
こんな美人の彼女がいれば…
こんな美人の妻がいれば…
「あなたの事は愛してないよ、
最初から。」
私にいつかそう言った。
私の容姿、学歴、収入にしか興味が無かったと。
私はあなたに同意する。
「あなたの事は愛してないわ、最初から。」
私にもう一度いつかと同じ言葉を残し眼を閉じた。
忘れていた言葉だった。
最後にもう一度聞くとは思わなかった。
あなたはおしどり夫婦を装った。
あなたは良妻賢母を装った。
あなたは幸せな家庭を装った。
最後まで装って欲しかった。
最後まで嘘をついて欲しかった。
それなら私も言わせてもらおう。
私はあなたの容姿にしか興味が無かったんだ。
こんな美人の彼女がいれば…
こんな美人の妻がいれば…
「あなたの事は愛してないよ、
最初から。」
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