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第一章 ルード皇国 編
体育の授業・その2
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授業内容は前世とは違うものが多かった。
生物の授業は、魔物の生息地帯や攻撃方法などの知識から植物の種類によってどれが食べられ、どれが毒なのか等その知識は多岐に渡った。
さらに、武器に関する授業や、魔法に関する授業等があった。
残念ながら、魔法は魔力結晶を媒介にして、どのような事が出来るかということに終始していたので、俺が魔法を使えるようにはならなかった。それで、その授業が面白くなかったかというとそうではなかった。すべての知識が新鮮で聞いてて飽きることはなかった。
前世と似ているものもあった。
地理の授業は内容は違うが、知識の種類は一緒だった。大陸の名前や、いろいろな場所の地名、その場所の気候などだ。
計算というのもあったが、これはそう難しいことを勉強するわけではなく、足し算、引き算、掛け算、割り算くらいを教えられるだけであった。これ以上の知識も存在するが、それは各自で必要と思うなら勉強しなさい。とのことだった。
自分で勉強するために、図書館が解放されており、放課後や休みの日には自由に利用しても良かった。
まずは、生きるための知識というものを身につけさせるようにカリキュラムが考えられていた。
テストというものが存在せず、必要と思った事を各自が学んでいくスタイルだった。
授業中に度々、フレイ達3人が俺を馬鹿にしてこなければ、授業は前世よりも楽しく受けられただろう。
体育の授業は週の初めに毎週行われた。2週目は4試合が行われた。先週勝ったもの5人の中からくじで、対戦相手を決めた。そして負けた5人の中からも同様に対戦相手を決めた。俺は、第3試合と決まった。対戦相手は、いつも本を読み漁っているエレオノールだった。
先週は、第1試合で気絶したので他の戦いを見ることができなかった。しかし今回は、2試合見ることができた。今日の第1試合もフレイだった。その強さは、他よりも頭一つ抜きん出ているようで、すぐに試合が終わった。
第2試合は、お互い激しい打撃戦を繰り広げていた。竜人は防御力があるので、相手の攻撃をあまり躱そうとしていないように見えた。片方の拳がカウンターで相手の顔面にクリーンヒットして相手が倒れたところで、先生により勝負ありの宣言がなされた。
まだ全員が、魔法を使えるわけではないようだった。それなら、戦い方によれば勝機があるように感じられた。竜人の皮膚には俺の攻撃力ではダメージが通らなそうだが、顎へ上手いことヒットすれば、脳を揺さぶって、一時的に立てなくすることはできるかもしれない。
作戦を立てて、いざ開始線へと立った。
相手のエレオノールは中性的な顔立ちをした美青年だった。フレイやイグニスに比べて、体の線が細かった。
開始の合図が宣言されても、エレオノールから攻めて来ることはなかった、このまま見つめあっても仕方ないので、俺の方から近づいていった。お互いの拳が届く距離まで近づいた瞬間エレオノールの拳が飛んできた。
俺はそれをいなして、体で受けないようにする。
「へー、前にも見たけど君の戦い方はおもしろいな。」
俺には、何が面白いかわからなかったが、作戦を実行するために牽制の左ジャブを入れようとした、
「こうか」
そうエレオノールが言うと、彼の右肩目掛けてまっすぐ放ったジャブは軌道を変えて、エレオノールの左手側へと流れていった。
「たしかに、一切ダメージを負わないな・・・」
何か小さいことをぶつぶつ呟いていたが俺にも聞こえる声で、
「もっとパンチを打ち込んでくれないか?こちらから攻撃はしないよ。」
そう言ってきた。
何かの罠かと思ったが、2、3発パンチを打ってみたが、向こうから攻撃する感じは全く受けなかった。
「もっと打ってきなよ。」
舐められているのかもしれない。そう思い、必死に攻撃をした。しかし、その攻撃は当たる前に軌道が変えられた。それよりも、最後の方は俺が拳を放つといなすだけでなく、その方向に少し力を加えて、俺は拳の方向へ吹き飛ぶようになっていた。
俺はコンビネーションを考えず、力いっぱい顎をめがけて拳を突き出した。
彼はそれをなんなく躱すと何か考えていた。
「なるほどね。」
何がなるほどかは分からなかった。
「じゃあ、そろそろ終わりにするよ。僕も反撃するね。」
そう言うと、エレオノールの左肩から先が見えなくなり、俺は意識を失った。
気が付くと第4試合が終わろうとしていた。どうやらまた気絶して負けたらしかった。エレオノールを見てみると俺とは反対側の場所で本を読みながら試合を観戦しているようだった。
3週目は不戦勝だったものと一方の勝利者が戦った。そしてその負けたものと、2週目に負けたどちらかが戦うことになった。俺はくじで今日は戦わないことに決まった。しかし、来週9位か10位が決まる戦いをしなければならなかった。
その次の週、3位と7位が決まった状態で、それ以外の順位を決める戦いが行われた。俺の9位と10位を決める対戦が第1試合だった。そして、その対戦相手はフレイの取り巻きの1人、サムシーであった。
こいつには負けたくなかった。開始と共に俺からしかけた。俺の拳はサムシーの体にヒットした。ヒットはするもののダメージは与えれてないようだった。しかし、サムシーの拳はすべて、いなすことができた。ダメージは通らないが、こちらも攻撃を躱すことができた。
『これなら、いける。』
そう思い、サムシーの出した拳に合わせてカウンターで顎にヒットさせることに成功した。
しかし、意識を刈り取ることはおろか、ダウンさせることもできなかった。それでも、少し効果があったようで、頭を振って立ち直ろうとしていた。
『今がチャンス。』
右ストレートを顎めがけて放った。
当たる間際に、サムシーの口が開いたと思ったら、俺の全身に電流が走った。
「奥の手は隠しておくものでやんす。」
そう言うと、身動きの取れない俺のボディーにパンチを打った。
そこで、先生によるやめの合図がかかった。
俺はサムシーに負けた。
こうして1回目の格闘訓練は終わった。俺の順位は最下位だった。
そして、フレイは1位だった。
生物の授業は、魔物の生息地帯や攻撃方法などの知識から植物の種類によってどれが食べられ、どれが毒なのか等その知識は多岐に渡った。
さらに、武器に関する授業や、魔法に関する授業等があった。
残念ながら、魔法は魔力結晶を媒介にして、どのような事が出来るかということに終始していたので、俺が魔法を使えるようにはならなかった。それで、その授業が面白くなかったかというとそうではなかった。すべての知識が新鮮で聞いてて飽きることはなかった。
前世と似ているものもあった。
地理の授業は内容は違うが、知識の種類は一緒だった。大陸の名前や、いろいろな場所の地名、その場所の気候などだ。
計算というのもあったが、これはそう難しいことを勉強するわけではなく、足し算、引き算、掛け算、割り算くらいを教えられるだけであった。これ以上の知識も存在するが、それは各自で必要と思うなら勉強しなさい。とのことだった。
自分で勉強するために、図書館が解放されており、放課後や休みの日には自由に利用しても良かった。
まずは、生きるための知識というものを身につけさせるようにカリキュラムが考えられていた。
テストというものが存在せず、必要と思った事を各自が学んでいくスタイルだった。
授業中に度々、フレイ達3人が俺を馬鹿にしてこなければ、授業は前世よりも楽しく受けられただろう。
体育の授業は週の初めに毎週行われた。2週目は4試合が行われた。先週勝ったもの5人の中からくじで、対戦相手を決めた。そして負けた5人の中からも同様に対戦相手を決めた。俺は、第3試合と決まった。対戦相手は、いつも本を読み漁っているエレオノールだった。
先週は、第1試合で気絶したので他の戦いを見ることができなかった。しかし今回は、2試合見ることができた。今日の第1試合もフレイだった。その強さは、他よりも頭一つ抜きん出ているようで、すぐに試合が終わった。
第2試合は、お互い激しい打撃戦を繰り広げていた。竜人は防御力があるので、相手の攻撃をあまり躱そうとしていないように見えた。片方の拳がカウンターで相手の顔面にクリーンヒットして相手が倒れたところで、先生により勝負ありの宣言がなされた。
まだ全員が、魔法を使えるわけではないようだった。それなら、戦い方によれば勝機があるように感じられた。竜人の皮膚には俺の攻撃力ではダメージが通らなそうだが、顎へ上手いことヒットすれば、脳を揺さぶって、一時的に立てなくすることはできるかもしれない。
作戦を立てて、いざ開始線へと立った。
相手のエレオノールは中性的な顔立ちをした美青年だった。フレイやイグニスに比べて、体の線が細かった。
開始の合図が宣言されても、エレオノールから攻めて来ることはなかった、このまま見つめあっても仕方ないので、俺の方から近づいていった。お互いの拳が届く距離まで近づいた瞬間エレオノールの拳が飛んできた。
俺はそれをいなして、体で受けないようにする。
「へー、前にも見たけど君の戦い方はおもしろいな。」
俺には、何が面白いかわからなかったが、作戦を実行するために牽制の左ジャブを入れようとした、
「こうか」
そうエレオノールが言うと、彼の右肩目掛けてまっすぐ放ったジャブは軌道を変えて、エレオノールの左手側へと流れていった。
「たしかに、一切ダメージを負わないな・・・」
何か小さいことをぶつぶつ呟いていたが俺にも聞こえる声で、
「もっとパンチを打ち込んでくれないか?こちらから攻撃はしないよ。」
そう言ってきた。
何かの罠かと思ったが、2、3発パンチを打ってみたが、向こうから攻撃する感じは全く受けなかった。
「もっと打ってきなよ。」
舐められているのかもしれない。そう思い、必死に攻撃をした。しかし、その攻撃は当たる前に軌道が変えられた。それよりも、最後の方は俺が拳を放つといなすだけでなく、その方向に少し力を加えて、俺は拳の方向へ吹き飛ぶようになっていた。
俺はコンビネーションを考えず、力いっぱい顎をめがけて拳を突き出した。
彼はそれをなんなく躱すと何か考えていた。
「なるほどね。」
何がなるほどかは分からなかった。
「じゃあ、そろそろ終わりにするよ。僕も反撃するね。」
そう言うと、エレオノールの左肩から先が見えなくなり、俺は意識を失った。
気が付くと第4試合が終わろうとしていた。どうやらまた気絶して負けたらしかった。エレオノールを見てみると俺とは反対側の場所で本を読みながら試合を観戦しているようだった。
3週目は不戦勝だったものと一方の勝利者が戦った。そしてその負けたものと、2週目に負けたどちらかが戦うことになった。俺はくじで今日は戦わないことに決まった。しかし、来週9位か10位が決まる戦いをしなければならなかった。
その次の週、3位と7位が決まった状態で、それ以外の順位を決める戦いが行われた。俺の9位と10位を決める対戦が第1試合だった。そして、その対戦相手はフレイの取り巻きの1人、サムシーであった。
こいつには負けたくなかった。開始と共に俺からしかけた。俺の拳はサムシーの体にヒットした。ヒットはするもののダメージは与えれてないようだった。しかし、サムシーの拳はすべて、いなすことができた。ダメージは通らないが、こちらも攻撃を躱すことができた。
『これなら、いける。』
そう思い、サムシーの出した拳に合わせてカウンターで顎にヒットさせることに成功した。
しかし、意識を刈り取ることはおろか、ダウンさせることもできなかった。それでも、少し効果があったようで、頭を振って立ち直ろうとしていた。
『今がチャンス。』
右ストレートを顎めがけて放った。
当たる間際に、サムシーの口が開いたと思ったら、俺の全身に電流が走った。
「奥の手は隠しておくものでやんす。」
そう言うと、身動きの取れない俺のボディーにパンチを打った。
そこで、先生によるやめの合図がかかった。
俺はサムシーに負けた。
こうして1回目の格闘訓練は終わった。俺の順位は最下位だった。
そして、フレイは1位だった。
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