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第一章 ルード皇国 編
勇者一行の帰路・その2
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帰路23日目
~勇者・ジークの視点~
俺たちは未だに森から抜け出せずにいた。同じところを何度も彷徨っているようだった。
そこで、マヤカが星を参考にして脱出をしようと提案した。しかし、空に広がる星は俺の知ってるそれとは違っていた。
マヤカは古文書に書かれた神話に詳しかった。それによると、北の大地から見上げた星には動かぬ星ノルスがあり、それを参考にすれば、人と友好を持つ都市に行きつくことができる。というのだ。古文書に書かれた都市が今も存在するとは思えなかった。しかし、やみくもに動くよりはと思いその通りにしてみた。
俺達は慎重に、魔獣に見つからぬよう動いていた。その進み方は非常に遅かった。いつもなら、ガラフが先頭に立って行動をするのだが、どうも調子が悪いらしかった。そこで、魔力感知に長けたティーエが先頭に立っていた。基本、戦うのではなく、魔獣を発見したら逃げるためである。
そうして、何日か歩くと、森が開けて、大きな湖のある場所に出た。だが、そこでティーエがわけのわからないことを言い出した。
「こ、これは、間違いなく罠です。引き返すべきです。私の魔力感知がそう言っています。」
このティーエは魔法使いとしては優秀なのだが、まだ子供であるせいか、ときどき間の抜けたことをしてしまう。いわゆるドジっ娘というやつだった。そして、自分の力を過信しすぎな気がしていた。だから、何か勘違いしているのではと思い、ティーエを押しのけて進んでみた。すると、魔力感知ができない俺にも、これ以上進むのは危ない何かを感じさせた。この場にいるのもおぞましい何かを感じさせたのだ。
「たしかに……引き返すか……」
俺はティーエに同意した。その時、ティーエが俺を哀れんだ目で見た気がして、少し気に障ってしまった。
しかし、すぐにそのよくない感情を打ち消した。どうやら、予定通りにいかないこの帰路に、俺は精神がかなり参ってきているようだった。他のみんなも、あの洞窟の一件以来何かがおかしかった。
俺がしっかりせねば。そう強く思った。
帰路32日目
~魔法使い・ティーエの視点~
先日、湖を発見しました。冒険者にとって水の確保は非常に重要な事。しかし、水属性の魔法を操ることができる、この天才魔導師にかかれば、水不足に陥る事はありません。
あの湖が罠だという事は私でなければ、見抜けなかったことでしょう。ジークは、近づいていこうとしましたが、最終的に私の言うことに賛成してくれました。ジークは、自分にも感じたと言ってましたが魔力感知がないので、たぶん見栄をはったんでしょう。私に負けたくなかったのかもしれません。
どうもジークは私の事を子供だと思って軽く見てる傾向にありますからね。
私達のパーティーは今どこかおかしい感じがします。あの洞窟からです。特にマヤカの体調に異変があります。昼は普通に過ごしているのですが、夜になると息が荒くなって、うなされているようです。
夜は私の土属性の魔法で地下に寝室を作っていました。私とマヤカは同じ部屋で寝て、少し離れたところにジークとガラフの寝室を作り出していました。なので、あの2人はまだマヤカの異変に気付いてもいないでしょう。私がなんとかしなければ………
帰路35日目
~ドワーフ・ガラフの視点~
どうやら、森を南下することに成功したようだ。来るときに見た平原が森の右手に広がっていた。ワシは次に魔獣に襲われたら必ず前に出ると決意した。
帰路41日目
~僧侶・マヤカの視点~
私はティーエが眠ったのを確認した。これは、最近毎日のように行っている気がする。私は体の疼きの頻度が増していた。最初のうちは1週間という間隔だったのが日に日に短くなって、ここ最近はほぼ毎日のように疼きを感じていた。妄想の中で、私は魔王に私の貞操が奪われるのに抵抗するが、最後は魔王のものを受け入れてしまっていた。そして、魔王が私の体に入ってくるのを想像して私の興奮は最高潮に達した。そして、それを考えながら、私は自分の感じる部分を愛撫し自分で慰めた。前までは腕を口に当てて我慢していた吐息が、少し漏れるようになってしまった。
「あっ……んっ……」
少し大きな音を立ててしまった。
その時ティーエの寝ている方向から、少し音が聞こえた気がした。『まずい。』そう思った時、何かかが私の上に覆いかぶさった。そして、私の口に何か液体を流し込んだ。
『奇跡の水』 残数 9本
~勇者・ジークの視点~
俺たちは未だに森から抜け出せずにいた。同じところを何度も彷徨っているようだった。
そこで、マヤカが星を参考にして脱出をしようと提案した。しかし、空に広がる星は俺の知ってるそれとは違っていた。
マヤカは古文書に書かれた神話に詳しかった。それによると、北の大地から見上げた星には動かぬ星ノルスがあり、それを参考にすれば、人と友好を持つ都市に行きつくことができる。というのだ。古文書に書かれた都市が今も存在するとは思えなかった。しかし、やみくもに動くよりはと思いその通りにしてみた。
俺達は慎重に、魔獣に見つからぬよう動いていた。その進み方は非常に遅かった。いつもなら、ガラフが先頭に立って行動をするのだが、どうも調子が悪いらしかった。そこで、魔力感知に長けたティーエが先頭に立っていた。基本、戦うのではなく、魔獣を発見したら逃げるためである。
そうして、何日か歩くと、森が開けて、大きな湖のある場所に出た。だが、そこでティーエがわけのわからないことを言い出した。
「こ、これは、間違いなく罠です。引き返すべきです。私の魔力感知がそう言っています。」
このティーエは魔法使いとしては優秀なのだが、まだ子供であるせいか、ときどき間の抜けたことをしてしまう。いわゆるドジっ娘というやつだった。そして、自分の力を過信しすぎな気がしていた。だから、何か勘違いしているのではと思い、ティーエを押しのけて進んでみた。すると、魔力感知ができない俺にも、これ以上進むのは危ない何かを感じさせた。この場にいるのもおぞましい何かを感じさせたのだ。
「たしかに……引き返すか……」
俺はティーエに同意した。その時、ティーエが俺を哀れんだ目で見た気がして、少し気に障ってしまった。
しかし、すぐにそのよくない感情を打ち消した。どうやら、予定通りにいかないこの帰路に、俺は精神がかなり参ってきているようだった。他のみんなも、あの洞窟の一件以来何かがおかしかった。
俺がしっかりせねば。そう強く思った。
帰路32日目
~魔法使い・ティーエの視点~
先日、湖を発見しました。冒険者にとって水の確保は非常に重要な事。しかし、水属性の魔法を操ることができる、この天才魔導師にかかれば、水不足に陥る事はありません。
あの湖が罠だという事は私でなければ、見抜けなかったことでしょう。ジークは、近づいていこうとしましたが、最終的に私の言うことに賛成してくれました。ジークは、自分にも感じたと言ってましたが魔力感知がないので、たぶん見栄をはったんでしょう。私に負けたくなかったのかもしれません。
どうもジークは私の事を子供だと思って軽く見てる傾向にありますからね。
私達のパーティーは今どこかおかしい感じがします。あの洞窟からです。特にマヤカの体調に異変があります。昼は普通に過ごしているのですが、夜になると息が荒くなって、うなされているようです。
夜は私の土属性の魔法で地下に寝室を作っていました。私とマヤカは同じ部屋で寝て、少し離れたところにジークとガラフの寝室を作り出していました。なので、あの2人はまだマヤカの異変に気付いてもいないでしょう。私がなんとかしなければ………
帰路35日目
~ドワーフ・ガラフの視点~
どうやら、森を南下することに成功したようだ。来るときに見た平原が森の右手に広がっていた。ワシは次に魔獣に襲われたら必ず前に出ると決意した。
帰路41日目
~僧侶・マヤカの視点~
私はティーエが眠ったのを確認した。これは、最近毎日のように行っている気がする。私は体の疼きの頻度が増していた。最初のうちは1週間という間隔だったのが日に日に短くなって、ここ最近はほぼ毎日のように疼きを感じていた。妄想の中で、私は魔王に私の貞操が奪われるのに抵抗するが、最後は魔王のものを受け入れてしまっていた。そして、魔王が私の体に入ってくるのを想像して私の興奮は最高潮に達した。そして、それを考えながら、私は自分の感じる部分を愛撫し自分で慰めた。前までは腕を口に当てて我慢していた吐息が、少し漏れるようになってしまった。
「あっ……んっ……」
少し大きな音を立ててしまった。
その時ティーエの寝ている方向から、少し音が聞こえた気がした。『まずい。』そう思った時、何かかが私の上に覆いかぶさった。そして、私の口に何か液体を流し込んだ。
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