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死の大陸編 幼少期
第8話. 自然破壊
しおりを挟む既にクレーターがあった場所に追い討ちをかける被害状況だった
ジャコウの屍があった場所に、火の塊が着弾すると辺り一面が更に吹き飛び、火柱が空高く舞い上がり被害が拡大してしまう事態となってしまった
そんな中、何故か僕は爽快感に満ち溢れていた!
先程の一撃といい、自分でもこんな事が出来るとは思っていなかったので、これが偶然でない事が分かったので、この先なんとか自分の身だけは守れそうだと思いながらも爆心地を見て、改めて魔法を使う際は加減と調整の練習が必要だと思った!
それにしても凄い!
これが魔法なのかぁ‼︎
すると森の方から、白銀の毛をなびかせながら走って来るフェンリルが僕の視界に入ってきた
初めて明るい空の下でその姿を目にしたが、太陽の光りを受け、フェンリルが纏う白銀の毛並みが一段とキラキラと輝き、とても綺麗で神々しく見えた
凄い速さであっという間にフェンリルは僕の所にやって来る
「何、何、何、今何か攻撃してきたのぉ⁉︎凄い魔力を感じたよぉ‼︎」
フェンリルが心配してくれたのか、僕は今までの事を説明する
「へぇー、名前が分かったんだぁ……リンって言うんだ!良かったねぇ。」
「それにしてもあれをリンがやったんだぁ!!凄い事になってるねぇ!!」
「魔法が使えたんだったら、土属性の魔法も試してみようよぉ⁉︎」
「土属性の魔法って?」
「昨日の夜、僕がしてたの見てたよねー」
フェンリルからそう言われて、昨日の夜の出来事を思い返しながら、あの岩が地面から飛び出てきたのを思い出し、試しにやってみる事にした。
「うんっ、分かった!とりあえず昨日、君が見せてくれたのをイメージしてやってみるよっ!」
「ワンっ!」
んっ⁉︎今ワンって言わなかったか?犬か⁉︎
フェンリルは面白そうにしっぽを振りながら昨夜の場所を見ているが、そこはすでに昨夜とは全く違う地形になっていた
「じゃあ試してみるね」
僕は集中力を高めながら魔力を練り上げ、準備が出来ると片膝を付き、目標物であるクレーターを見定める
準備が整う
「行くよっ!!」
右手を地面に当て、エネルギーを注ぎ込むように流し込む!
ゴゴゴゴゴゴゴオオォォーーー!!!!
直後、地響きのような振動と音が響き渡るのが聴こえてくる
その瞬間・・・
眼の前に観える無残な大地が、一転して地中から凄い勢いで岩が飛び出し、瞬く間にその場所は岩山が聳え立っていた。
それを見てフェンリルは一目散に岩山にすっ飛んで行く
今、僕がいる洞窟の入口は地上からは5m位の高さに位置しているが
僕が土魔法で創り上げた岩山は地上からおよそ50m位の高さがあり、見上げてしまうほどだった
先程から景色と地形が変わってしまい、自然破壊もいい所だ
再びフェンリルが僕の所に戻ってくる
「リン凄いねー!凄いねー!ひょっとしてヒト族の変異種なの⁉︎」
僕はまだこの世界のことを全く知らないし、ヒト族すら見てもいない!!
それどころか自分がヒト族かどうかも分からない
見たのはヒト族以外のフェンリルとジャコウと蛇の死骸だけだ‼︎
しかも倒れてた場所から50m位の行動範囲で、どこにもまだ行ってない!!
お腹も空いてるし、とにかくまずは顔を洗いたい!
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