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死の大陸編 青年期
第156話 偵察
しおりを挟む新しい朝が来た!!
昨日は一晩中洞窟の外では魔物がウロついていたが、僕達は見つかる事もなくずっと寝ていた
僕はいつも通りすぐに眠りに就いたが、慣れてないエミリーはずっとソワソワしていて不安もあったに違いないだろうが、その後すぐに寝れたのだろう
朝、僕が目を覚ますと目の前にはエミリーの顔があり、不安のかけらもないくらいの満足した寝顔だ
でもまぁ、それでちゃんとエミリーが寝れたのなら僕はそれでいいと思う
でも起きたらちゃんと一言エミリーには言っておかないといけない
「うぅーーん」
「起きたかい!エミリー」
「おはようございます、リン様!」
「うん、おはよう!エミリー、何故ここに君がいるのかなぁ⁉︎」
「・・・・・・・昨日いた魔物が怖かったです」
「ほぉーう!それは仕方ないよねえ!怖かったんだよねぇー!」
でもその魔物より今の君の方が全然強いからね!
「はい、一晩中魔物がいたと思うと恐怖でした」
「でも、寝れたよね?」
「はい、何故だかリン様の隣だとすぐに寝れました!」
「エミリー!次から気をつけようね」
「はい!リン様」
「今日の朝は昨日と一緒で魚にしようと思うけどエミリーに任せてもいいかい⁉︎」
「はい、リン様!お任せ下さい!」
念の為にこの周辺を探知で確認しても、魔物の反応はなかったので防護壁を解除する
魚釣りをエミリーに任せ、アースを呼び出す
「おはよおぉー!リン!」
「おはよう、アース!」
「お腹空いたねぇ、リーン」
「そうだね、今からエミリーに魚を釣ってもらうから、アースは適当に魔物を狩ってきてもらえるかな」
「うん、分かったぁ」
アースには朝ごはんの調達だけでなく調査も兼ねて行ってきてもらいたかったので、川の上流の方角を指示すると、速攻で飛んで行ってしまった
魔物は狩ってくるだろけど、調査する方はあまり期待できないだろう
昨日はローズヴィックに1つの強力な反応を確認したけど、先程範囲を拡大して調べてみると、川の上流方向の先にも強力な反応が1つあったのが気になり、食材確保を兼ねてアース君には出向いてもらったのだ
それで何か分かればラッキー位の軽い気持ちで行ってもらったけど、お腹を空かせたアースがどこまで覚えてるかが心配だ
エミリーは昨日ずっと僕と一緒に魚釣りをしていたので、要領も分かっていてすでに川の上で魚を釣り始めている
僕は昨日の魔物を調べようと思い焼き場のところを見てまわる
なんせ昨日は焼いてる途中に魔物が近付いて来たので、痕跡を残さず洞窟に入ったが、どうやら嗅覚に優れた魔物がいたようで、焼き場付近を念入りに調べていたようだ
調べてみると獣の足跡もあるんだが、それに混じりヒトのような足跡があるのも確認することができ、かなりの数が此処に集まって来ていたようだ
匂いに釣られてやって来たとは考えずらいので焼いた煙を見て偵察がてら来たのだったら、なんだか揉めそうな気がしてならない
どちらにせよ、ヒト型の足跡も気になるし、かなりの探知能力者がいるのかもしれないので興味が湧いてきた
なので昨日と同じ条件で今日も朝からこのまま魚を焼いてみることにする
ローズヴィックの場所で気になる1つの反応を調べたいが、まずはこちらから調べてみることにするが、アースが行ってる方向にも変わらず大きな反応があるので、今回は何かといろいろありそうな予感がしてならない
さて、この後どうなる事やら!
エミリーは黙々と大漁に釣っていて、今回は自分に焼かせて欲しいとお願いしてきたので、そのまま焼き場で焼き始めてもらう
アースはすでに何往復もしており、魔物をきちんと置いている
やはり調査なんてしてないな
仕方なく僕はアース君が狩ってきた魔物の下処理を始める
しばらくしてアースが戻ってくるが、お腹が空きすぎて狩るのをやめてしまい、朝ごはんを食べたい催促ポーズをしながら僕の横で待っているので、焼き上がった肉からアースの前に置いてあげる
「アースが魔物を狩ってた場所で何か気になるような事はなかったかい⁉︎」
「なんかねぇ、巨人族をあちこちで見かけたよぉ」
おっ!
アース君をみくびり過ぎていた!
ちゃんと言われたことを覚えていたじゃありませんか
なので、このまま食べていてもらおう
「あまり食べる時間はないと思うけど、じゃんじゃん食べていいからね、アース!」
「ほんとっ、やったぁー」
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