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死の大陸編 青年期
第241話. 鍾乳洞
しおりを挟む今回はルーゴスタ王国であったろう場所をゆっくりと探索する事も出来ず、それどころか、アースのせいで獣人が食糧危機に陥る事態となり、ある意味で僕達はそこから逃げ出す様にトラスト山脈に向かって飛んでいる
僕の予想だとルーゴスタ王国からトラスト山脈まではそんなに離れてないと思い、帰りにまたルーゴスタ王国に寄ろうと思っていたので、川の近くに建てた住居は今回そのままにしている
朝イチに飛び立って1時間位しか経過していないが…
見渡す限りの標高の高い山々が連なり、こんな所を昔のヒト族が歩きや馬で移動すると考えたら相当な体力と日数がかかっていただろう
移動だけでなく、至る所に魔物がいるので、その相手もしなくちゃいけなくなる
その点、空を飛べるとショートカットにもなるので、楽ちんだ!
実はもう既に先程、高出力で探知してみるとダークドラゴンであろう反応を見つけている
ただ見つけはしたが、魔力の反応が何故だかあまりにも小さく感じとれるので、魔族との戦いで相当傷つき、弱っているのだろう
ダークドラゴンが居ると思われるトラスト山脈が観えてくる
周りにある山とは全く規模が違い、その山は一際目立ち、雲を貫き聳えたっていた
アースとエミリーにあの山にダークドラゴンがいる事を伝え、そのまま反応がある頂上の方へと向かうべく高度を上げて飛んで行く
「リィーン、お腹空いたよぉー」
グーギュルルルルーーーー
「アース!もうちょっと我慢しな!タイミング見計らってからご飯にするから」
「うん、分かったぁ」
グーギュルルルルーーーー
雲を突き抜けるとようやく、頂上が観えてくる。
頂上はまだ先だがダークドラゴンの反応はもう近かったので、高度をキープしたまま山の開けた場所を眺める
ビックリする事に、こんな過酷と思われる環境の中に大きな湖と緑が生い茂っている場所がある
近くには長年の月日をかけて、自然に作られた思われる大規模な鍾乳洞があり、奥へと続いている
僕達は鍾乳洞の入口付近に降り立ち、そこから歩いて奥へと進む
ダークドラゴンのものだと思われる微弱な反応はこの奥から感じ取られ、魔力の圧も感じる
鍾乳洞の中へと足を踏み入れると、すぐに警告される
「何者だ⁉︎そこで止まれ!!」
重低音の響く声で警告してきた主は、おそらくダークドラゴンだと思い、すぐに僕の方から返事する
「僕はリンです。貴方はダークドラゴンですか?」
「何故ここに来た?」
「ダークドラゴンを探しに来ました!」
グーギュルルルルーーーー
ギュルルルルーーーー
アースのお腹の音だけが鳴り響く!
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