儚き願い

I&Rin

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第25話 ショッキング

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 先日、不動産屋からの連絡で明日金曜日の夕方にひろちゃんと一緒に物件情報を確認しに立ち寄る事にしていた

 ただここ最近、私におかしな事が起こっている


 ずっと頻繁に起こるフラッシュバックが凄く気になっていたのだが、今回はいつものと違う

 先週の結婚式の打ち合わせが終わってから2回、変な夢を観てしまった

 しかも同じ様な内容のものだ


 いつもはカフェでひろちゃんを待っている時にしか起きなかった断片的な記憶の映像だった


 その記憶は私が今まで自分がそうしたいと願ってる妄想が実現してる位しか思ってなかった

 しかし今回は明らかに違う


 1回目に観た時は

 「うわぁー!嫌な夢観たよ!」

 2回目に観た時は

 「あれっ⁉︎この夢は一昨日も観たぞ!!うわぁー最悪」


 これで今日も同じ様な夢を観たらどおしよう

 そんな事を思うから余計に観てしまうと思って、今日は早めに寝る事にした


 朝起きて声が出ない!

 枕がびっしょり涙で濡れていた

 同じ内容の夢を3回も観てしまった

 「・・・・・・・・」

 
 絶句して言葉が出ない………
 

 私は普段から、よっぽどじゃ無ければ極力メールでのやりとりで済ますんだが、焦った私はすぐひろちゃんの携帯に電話した

  トゥルルルルルル、トゥルルルルルル、

     トゥルルルルルル、ガチャ!

 『おはよう、ひろちゃん!!大丈夫?』

 「おはよう、美里!どしたん?」

 『大丈夫だよね?』

 「ん?大丈夫やけど、美里は大丈夫?」

 『うん、私は全然、大丈夫だよ・・・グスン・・・・グスン・・・良かったぁー・・・グスン』

 「どうした、美里?何かあった?」


 『ごめんね、朝早くに!』

 「んっ、べつにいいよお!そろそろ起きないかんやったからね」

 『ありがとっ!今日ひろちゃんに聴いてもらいたい話しがあるから、早く会いたい!』

 「うん、ちゃんと聴くよ美里!!そして俺も早く会いたい!!」

 『ひろちゃん、だーい好き!』

 「仕事が終わったら、いつものとこにすぐ行くね!!愛してる、美里!」

 すごく、すごく、すごく安心した

 『うん、待ってる!私も愛してるよ!ひーろちゃん!!』

 
 私が何故そんなに安心したのか

 それは夢で観た内容があまりにもショッキング過ぎたから


 何気なくたまに観る嫌な夢なら、翌日の朝にはほとんど忘れてるんだけど、今回は1日おきに3回も似た内容の夢を観た事なんて今までに1度もなかった

 
 3回も観た夢の内容があまりにもショッキング過ぎて、じわりじわりと私の記憶に刻み込まれた感じがしてならなかった

 それが私に対する警告なのか、それとも何かの予兆なのか私の高まる不安は拭い取る事が出来なかったがひろちゃんの声を聞けた事で安心する事が出来た
 
 

 
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