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第6話 チキンハート
しおりを挟むキスを交わした日の夜は、全く寝るに寝れなかった
思い返しても自分が恥ずかしくて仕方がなかった
私はその日、お昼にカレーを食べたので、伊藤君からしてみればひょっとしてカレーの味がしたんじゃないだろか
もしかしたら部活で動きまくってたので汗臭い味がしたんじゃないだろうか
考え出したらキリがなかったが考えずにはいられなかった
そんな事をずっと布団の中で自問自答しながら朝を迎えてしまった
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
翌朝、寝不足で学校に行くと早速、和美が小走りで私の所にやって来てくるなりニヤニヤした表情を浮かべ別室に連れて行かれ、そこから取調室での尋問が始まる
別室と言っても、教室の窓際の1番後ろの席だがそこにはすでにBOSSが座って待ち構えている
ただ単に、そこはマユの席なんだけどね
「さぁ、白状してもらおうか!昨日あれから伊藤君と何があったのかを⁉︎」
「何もないよ」
「何もないだぁー」
「軍曹!私は何もしておりません」
「どの口が何も無かったなんて言ってる」
「うっ・・・・・」
「証拠はあがってるんだよ!」
「えっ!何」
証拠って何?何、何、何
そこからは和美とマユの本職顔負けの尋問に耐えきれなかった私は全て洗いざらい白状してしまう
ただ本当に昨日の出来事に関して私からは何もしてないんだもん
そんな言い訳じみた事がこの2人に通用する訳もなかった
そりゃあ2人の鬼教官に攻められてしまっては、チキンハートの私ではどうする事も出来ない
2人からは「まだキスだけかぁ」
「まだまだやねぇ」
「先は長いかなぁ」
「伊藤君も案外、押しが足りんんのやねぇ」
だとか散々な事を言われてしまった
その後、和美とマユの彼氏とのやりとりを聞く羽目になる
そりゃあもうこの2人の話しを聞いてると私の事なんて、まあ可愛らしく思えてくる
やがて今日の授業も終わり部室に向かう
授業中に睡魔が襲い、そのまま眠りについてしまったので今日の授業の内容なんて全く頭に入っていないが体力的には多少回復している
その勢いのまま部活も終え、今日も伊藤君との待ち合わせの場所にすぐ向かう
部室を出た所に和美とその彼氏が一緒にいた
「和美!また明日ねぇー」
「美里、バァーイ!」
和美の横を通り過ぎがてら、和美がニヤニヤした顔で一言呟いたのが気になったが速攻で無視した
「美里、頑張っ!」
頑張っ!って、何を頑張るんですかぁー
そして昨日同様に伊藤君と合流してから今日も一緒に神社に向かって歩き始める
神社=キス
なんかそんな公式みたいなのが今日の授業中、寝てた時に聴こえたような気もしたが
既に私は色ボケになってるのか
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その途中間違えて投稿してしまいました…すぐ取り下げたのですがお気に入り入れてくれた方、ありがとうございます。ずいぶんとお待たせいたしました。
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