終わらない夏

夕暮れ狼

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第7章:捜索の続き

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第7章:捜索の続き
翌日、健太は再び避難所に足を運び、遥を探し続けた。自分の無力さに打ちひしがれながらも、彼は諦めることができなかった。どこかで遥が無事でいてくれると信じていたかった。だが、町はもはやすっかり瓦礫と化しており、捜索の進展は限られていた。
どこに行っても、同じように失われた人々の姿しか見当たらない。行方不明者リストに遥の名前が載っている以上、希望を持ち続けることがどれほど難しいか、痛いほど分かっていた。それでも、健太は続けて捜索し続けた。
その日の夜、避難所の空気は重く、沈黙に包まれていた。何もできない自分が、次第に虚しく感じられてきた。遥にできることは、もう何もなかったのかもしれない。けれど、あきらめきれない自分がそこにいた。
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