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件
あらすじ:
玲奈と京介の激しい戦いが終わり、つかの間の平穏を取り戻したかのように思えた。しかし、玲奈の父の死に隠された深い秘密と謎は、まだ完全には解決されていなかった。企業のトップは逮捕され、玲奈を狙っていた者たちも姿を消した。しかし、京介は胸の中で消えぬ不安を抱えていた。彼らの戦いは本当に終わったのか?
玲奈の父が遺した一通の謎めいたメモ、そして隠された証拠。それらが新たな真実を明らかにする。事件の背後に潜んでいた真の黒幕は、玲奈の母の兄、つまり彼女のおじさんだった。玲奈が知らなかった家族の闇に迫ることで、二人は再び命の危機に晒される。
京介は再びその命を懸けて玲奈を守り抜くと決意し、二人は過去の秘密に立ち向かう。だが、今回の試練はこれまでのものとは比べものにならないほど大きく、二人の絆が試される。
「君のすべてを、守りたい。」
京介の誓いが、二人の未来を照らす。
すべての謎が解け、隠された真実が明らかになるとき、玲奈と京介の愛と絆は、どこまで強くなるのか。
守りたいものがあるからこそ、二人は立ち上がる――愛と真実が交錯する緊迫のラブストーリー。続編、ここに完結。
文字数 8,103
最終更新日 2025.09.12
登録日 2025.09.12
あらすじ
現代の東京。
ボディガードとして凛と任務をこなす榊京介は、警護対象の若き実業家・氷川玲奈と出会う。
玲奈は父の死の真相を追いながらも、命を狙われる日々を送っていた。
冷静で無口な京介は、任務のために距離を置こうとするが、次第に玲奈への想いが芽生え、やがて二人はお互いに心を開いていく。
裏切りと陰謀が渦巻く中、ふたりは試練を乗り越え、深い信頼と絆を築いていく。
そして、過去の傷を抱えながらも、共に未来を歩む決意を固める――。
守るべき人と、守りたい想いが交差する、切なくも温かいラブストーリー。
文字数 8,300
最終更新日 2025.09.12
登録日 2025.09.12
あらすじ:
健太と遥は、共に過ごした夏の日々が、どんな時も心の中で色鮮やかに蘇る。二人はいつも、波の音を聞きながら、海辺で手をつないで歩いていた。遥の笑顔、共に語り合った夢、無邪気に笑ったあの瞬間すべてが、健太の心の中で特別な場所を占めている。
しかし、ある日を境に、健太はその夏の続きがどこにも見つからないことに気づく。時が経ち、周囲が変わり、健太も少しずつ大人になっていくが、心の中には遥との思い出がいつまでも生き続けていた。
日常の中で出会う人々や新しい出来事に少しずつ心を開こうとする健太。しかし、どんなに歩みを進めても、遥との「終わらない夏」は、健太の中で大きな存在として生き続ける。
遥との約束を胸に、健太は少しずつ前に進み、新しい未来を迎える準備を始める。しかし、遥が残したものは消えることなく、彼の心の中で永遠に輝き続ける。
文字数 5,123
最終更新日 2025.09.09
登録日 2025.09.09
あらすじ
拓実は、大学時代から付き合っていた恋人、友香を失った。彼女との日々が当たり前すぎて、何気なく過ごしていた時間。その「当たり前」が、突然崩れ去った。
彼女がいない世界で、拓実は何を支えに生きればいいのか分からなくなっていた。街を歩けば、どこもかしこも彼女との思い出が詰まっている。だが、それらの思い出がどんどん遠くに感じられるようになり、拓実はその空白を埋める方法を見つけられずにいる。
時間が過ぎる中で、彼は少しずつその空白に向き合いながら、彼女との関係、そして自分自身と向き合うようになる。しかし、前に進むためには、どこかで何かを受け入れなければならない。それが何かは、まだ分からない。
文字数 5,696
最終更新日 2025.09.08
登録日 2025.09.08
陽翔は、白血病を患っている澪と再会する。数年前、澪は治療のために記憶を失っていたが、陽翔だけがその過去を覚えている。彼は彼女のそばで支え続け、二人は再び絆を深めていく。
澪は病気を乗り越えるため、必死に戦いながらも、記憶の欠片を取り戻すことができないままだ。陽翔は、そんな澪を支えるために日々努力し、共に過ごす時間を大切にしていく。しかし、澪の病状は予想外の展開を迎え、二人の未来には思わぬ試練が訪れる。
文字数 7,091
最終更新日 2025.09.08
登録日 2025.09.08
あらすじ
山深い孤島でのサバイバル生活。失われた家族と過去の痛みを背負う菜月と、冷静で頼りがいのある悠斗は、遭難してから必死に生き延びる日々を送っていた。食料も限られ、水源も頼りない中、二人はお互いに支え合い、過酷な環境を乗り越えていく。
一度は絶望しそうになりながらも、二人の絆は深まり、互いに支え合うことで、サバイバルの中で心の傷も癒されていく。だが、予期しない災害が二人を再び試練に導く。そして、最後には見つけた舟での脱出を決意し、新たな希望を胸に、未知の世界へと漕ぎ出す。
「絶望の川を越えて」、その先に待つ未来とは──生きる力と絆を信じた二人の物語が、希望の光へと繋がっていく。
文字数 8,399
最終更新日 2025.09.05
登録日 2025.09.05
あらすじ
冬の山で遭難した亮介と美月。
偶然の出会いから始まった二人の過酷なサバイバルは、やがて深い絆と恋へと変わっていく。
命を懸けて支え合いながら、互いの過去や弱さに向き合い、心を通わせる二人。
雪と氷に閉ざされた孤独な世界の中で芽生えた感情は、彼らの人生を大きく変えていく。
試練を乗り越え、未来へと続く道を共に歩み始める二人の、切なくも温かい恋愛ドラマ。
文字数 8,268
最終更新日 2025.09.05
登録日 2025.09.05
あらすじ:『君が遺した、365通の手紙』
高校生の蒼真と美咲は、静かに育む初恋の真っ最中だった。
しかし、大学進学を目前に控えた春、美咲は余命宣告を受けていることを告げる。
「君の未来を止めたくない」と彼女は涙ながらに蒼真を遠ざけ、姿を消した。
1年後、蒼真のもとに届いたのは、亡き美咲からの365通の手紙。
彼女が生前に綴ったその手紙は、日々蒼真の心に寄り添い、彼の孤独と痛みをそっと癒す。
美咲の思い出と向き合いながら、蒼真は自分自身の未来を見つめ直す。
やがて辿り着くのは、彼女が遺した“最後の願い”の場所と、もう一つの新しい物語の始まりだった。
――これは、別れの悲しみと愛の強さが織りなす、涙なしでは読めない恋愛物語。
文字数 2,848
最終更新日 2025.09.04
登録日 2025.09.04
村の外れに広がる深い森。その森にまつわる伝説は、村の長老たちの口から語られることが多かった。曰く、満月の夜、森の中で一匹の狼が現れ、村を守ると。しかし、長い年月が経ち、もはやその狼の姿を見た者はいない。誰もがただの伝説だと考えていた。
アキラもその一人だった。村に生まれ育ち、成人した今でも、月明かりの祭りをただの行事として楽しんでいた。狼の話など、若い者にとっては一笑に付されるもので、夜の祭りも、賑やかな村の集まりの一つに過ぎなかった。
だが、今年の祭りは少し違っていた。
祭りの最中、アキラはふと、森の方に視線を向けた。その瞬間、何かに引き寄せられるように、足が動き出す。何かが、彼を呼んでいる気がした。それはただの直感だったが、彼の体はその感覚に従って歩き出す。
月明かりが森を照らし、木々の間から何かが見えた。それは、ただの狼ではなかった。その瞳に宿るものは、決して普通の動物のものではない。まるで人のような、意志を持った瞳。
「……あれは…?」
アキラは一歩踏み出し、森の奥へと進んだ。見失わないように、ゆっくりと歩みを進める。すると、彼の目の前に突然、その狼が現れた。
その狼は、アキラをじっと見つめた後、まるで彼を試すかのように、森の奥へと足を進める。アキラはその後を追う。
次第に、アキラの足音が静かに、そして不安げに響き始める。森は静まり返り、月明かりだけが頼りだ。突然、彼は背後から冷たい視線を感じ、振り返ると、誰かが立っていた。
その人物は、見覚えのない少女だった。細い肩に長い黒髪を垂らし、白いドレスが月明かりに輝いている。彼女はアキラをじっと見つめた後、静かに言った。
「あなたも、来てしまったのね。」
アキラは一瞬言葉を失った。彼女は、ただの村人のように見えたが、その目には何か深い秘密が隠されているように感じた。そして、ふと彼女の後ろに目を向けると、あの狼が姿を現していた。
その狼は、少女と目を合わせると、ゆっくりと尾を振りながら立ち去っていった。
「彼…あなたの…」
アキラが口を開くと、少女は静かに答えた。
「はい。あれは私の――家族です。」
文字数 7,503
最終更新日 2025.09.02
登録日 2025.09.02
舞台:
人里離れた山間の小さな村。周囲は深い森に囲まれ、外界とのつながりは薄い。ここでは、昔から「狼の呪い」や「森の精霊」の伝説が語り継がれてきた。
村人たちは、狼に対する恐怖を抱えつつも、日々の生活を送っている。森に足を踏み入れることは禁忌とされており、特に月夜に狼の遠吠えが聞こえると、何か恐ろしい出来事が起こると言われている。
登場人物:
主人公: 若い女性・綾乃(あやの)。村に生まれ育ち、最近都会から戻ってきたばかり。小さい頃から伝説や恐怖に関心を持ち、村人たちの話を聞くのが好きだったが、大人になり都市での生活に慣れ、久しぶりに戻ってきた。戻ってきた理由は、父の病気の看病だった。
村長: 年老いた男性・長谷川。村を仕切る存在で、長年村を守ってきたが、最近は失踪事件が続き、強いストレスを感じている。伝説や呪いの話には無関心だったが、徐々にその存在を信じ始める。
謎の男: 藤田(ふじた)。村に近い森の中でよく見かける若い男性。いつもどこか影があり、村人たちに警戒されている。彼の家は森の近くにあるため、村人たちは彼を「森の人」と呼んで恐れている。
失踪者: 複数の村人が失踪し、その中には主人公の幼なじみも含まれている。その失踪の謎を追うことが物語の中心となる。
文字数 5,901
最終更新日 2025.09.02
登録日 2025.09.02
東京から遠く離れた山間の小さな町。
都会の喧騒に疲れた女子大生・**橘 真琴(たちばな まこと)**は、祖母が住む田舎町へ夏の間だけ身を寄せることに。そこには携帯も圏外になるような自然が残されていた。
ある夜、真琴は森で傷を負った白い狼を助ける。
しかし次の日、祖母の家の前に見知らぬ青年が現れる。彼の名前は狩野 涼(かのう りょう)。どこか人間離れした美しさと冷たさを持つ彼は、真琴の助けた“あの狼”だった。
涼は「人に愛されると狼に戻れなくなる」という呪いを背負った“人狼”だった。
代々続く「月の血」を引く彼は、ある使命のためこの町に戻ってきたという。
真琴と涼は、ひと夏の間に少しずつ距離を縮めていくが、やがて町を脅かす奇妙な事件、そして涼の「人としての時間の終わり」が迫っていた。
登場人物:
橘 真琴(20)
大学2年生。真面目で気遣い屋。都会の生活に疲れ、祖母の家で癒しを求めていたところ、涼と出会う。どこか孤独な彼に惹かれていく。
狩野 涼(?歳)
人間に化ける狼。見た目は20代前半。言葉遣いや所作がどこか古風。人間の姿でいられるのは、月の加護がある間だけ。真琴に会ったことで心が揺れ始める。
橘 美代(まことの祖母)
町の古い風習や伝承に詳しい。涼の存在も何か知っている様子。
テーマ・雰囲気:
切ないひと夏の恋
人と“異種”の恋愛
月と狼、伝承や神話の要素を織り交ぜた現代幻想
最後に選ぶのは「人として生きること」か「狼として生きること」か…
最初のシーン(冒頭サンプル):
夏の終わりが近づく頃、私は都会を離れて祖母の家へと向かった。
携帯の電波は途切れ、代わりに蝉の声が窓から流れ込んでくる。
「——お前、なんでこんなとこで……!」
その夜、私は森で血を流して倒れていた白い狼に出会った。
翌朝、祖母の家の縁側に、知らない男が座っていた。
「昨夜は助けてくれて、ありがとう」
月明かりのような瞳で、彼は静かに笑った。
文字数 5,953
最終更新日 2025.09.02
登録日 2025.09.02
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