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第一章
一件落着
しおりを挟む書斎に走り込んでいけば扉付近にエドさん
そして、ソファに腰掛けていた二人は私に気づいて一緒に立ち上がった
子供なりに全力疾走したからハアハアと息が上がってる
息が整うまで二人の様子を伺う
部屋に入った瞬間は気づかなかったけど、寄り添うように立っている二人の手はしっかりと重ねられていた
横にいるエドさんを見れば、エドさんは優しく微笑んで頷いてくれた
ゆっくり一歩一歩二人に近づいてく
二人も私に向かってくる
「もう大丈夫なんですの?」
「あぁ」
「ちゃんと全部気持ちはさらけ出せました?」
「えぇ、全部セツィーリアのおかげよ」
「離縁しない?」
「「絶対にしない」」
同じタイミングで即答した二人に少しだけ笑いがこみ上げてくる
そうか、ちゃんと仲直りしたのか
私のやったことは、ちゃんと実を結んだってことだよね
もう…本当に…
「こんのド天然バカ夫婦がああああああ!!次変なことで喧嘩したら絶対口利きませんからね!!?」
叫ぶや否や私は二人の腕に飛び込んでった
しっかりと抱きしめられ温かい腕が背中に回される
「セツィーリアのおかげでアメリアに気持ちを伝えられた。本当にありがとう」
「私達のためにありがとうセツィーリア。流石私達の娘ですわ」
「当たり前のことをしただけです、私も、お二人が仲直りしてくれて嬉しいです」
本当に、良かった…
私は転生者だけど、それでも今の私のお父様とお母様はこの二人しか居ないから…だからこの二人の誤解が解けて本当に良かった
「お母様もお父様も、今日は最高に良い顔してますわね。流石私のお父様とお母様ですわ」
この二人の幸せそうな顔も見れたしね
私が笑えばお母様も綺麗な笑みを浮かべて
そしてお父様も、いつもの眉間の皺は消えうせ目を細めて笑ってくれた
今日は本当に大変で、騒がしくて、どうなることやらの一日だったけど
新しい発見も出来た一日だった
「お嬢様を娘にするには無理そうですね」
「えぇ、残念ですわ」
エドさんとミリアーナさんが思った以上にノリが良いことや
「一件落着だな」
クロスが以外にも天然たらしだったことや
「夢みたいだ。こんな風にお前達と抱き合えるなんて…俺は幸せ者だな」
お父様は笑うとえくぼが出来ることや
「あっ、そうですわ!セツィーリア?つい流されるとこでしたけど、レディの言葉遣いとしてなっていない時がありましたわ」
お母様が実は意外と図太い部分あり厳しいってことが
ていうか!!
「そこは流してくれたほうが良かったですわ!!」
「あら、そうはいかないわ!早速今日からお母様と一緒にさらなる淑女になるためのレッスンをしましょ?」
突然張り切りだすお母様についていけず私は早速レッスンではなく逃走を始めた
せっかくの良い雰囲気が台無しだよー!!
そう心の中でぼやきながらも、私の顔は緩んでいた
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