未プレイの乙女ゲーの悪役令嬢に転生したみたいだけど、これってフラグ回避方法分かんなくね?

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第二章

コントラスト

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三人揃って真向かいを向けば、そこにはかわいらしい笑い声に相応しいかわいらしすぎる笑みを浮かべているソフィがいた
いや、てか向かいつったらソフィしかいないんだけどね

私ら三人から見られてソフィは少し照れくさそうにしていた
うっわ、美少女


「ごめんごめん、つい三人のやり取りが面白くって」

「ソフィ!!これは!姉の!名誉と!尊厳が!かかってる大事な!!話し合」

「セツ姉うっっっさい」

「はーいさらに私の大事な二つが磨り減ったー!てかそこまで言う?そんな小さい"つ"入れる!?」


私の顔面を手で押し潰した後になぜかまた拗ねて頬を膨らませるユーリ
やだーこの子今日本当に情緒不安定ー


「ふふっ、ユーリ殿はセツのことが大好きなんだね」


少しユーリのことが心配になった時だった
ソフィの口から思わぬ言葉が出たのは


ポカーンッと口をあんぐりあける私と大して驚いた様子のないクロス
そしてユーリと言えば

私と同じあんぐり顔を数秒したかと思ったら


「な、なな何言ってるんだよ!!!」


立ち上がって真っ赤になった顔でソフィに怒鳴った

あらあらまあまあまあ、白と赤のコントラストが余計ユーリの美しさを引き出してるわ~

「お前はほんっと、こんな時にも考えることがそれなのか一回頭取り替えて来い」

クロスの毒舌によりまたしても自分の考えが口から漏れ出ていたことに気づいた
ていうかどいつもこいつも本当に私に対して酷くない!?確かに頭取り替えたほうがいいって私も何回も思ったことあるけどさー!
でも自分が思うのと人から言われるのは違うじゃーん?

私が心の中でぶつぶついじけている間にもかわいいvsかわいいの対決?は続いていた


「あれ?何かおかしいこと言った?」

「言ったも言った!!そもそも最初からあんたはおかしなことしか言ってない!!セツ姉の婚約者とかセツ姉のことが好きとか!ぼ、僕がセツ姉のこと、す、好きとか…!」

「?何もおかしいところはないと思うけど、全部事実じゃないか?」

「そ、そんなこと…!」

「それとも、ユーリ殿はセツのことが嫌いなのかい?」

「なんですとー!!?それは聞き捨てならんぞユーリ!!」


なんともかわいらしい言い合いにもなっていない言い合いを聞いていたが、ユーリが私のことを嫌っているかもしれないという話題が出ちゃあこの自他共にブラコンと認める私が黙っているわけにはいかないだろう


「ユーリ!!お姉ちゃんはこんなにもユーリのことを愛しているのにユーリはお姉ちゃんのことが嫌いだと言うの!?」


少し芝居っぽく言ってはいるが言葉は本当だ


「なっ!?べ、別に…嫌いなんて言ってないじゃん」

「じゃあ好き?」

「……」

「ユーリ~?」

「……」

「お姉ちゃんのこと好き~?」

「……」

「私のこと好き~?」

「……………好きだよ!!これでいい!!?」

「うん!!もう大満足!!」

真っ赤になりながらもはっきりと好きと口にしてくれたユーリがかわいくってしょうがない
いや~、やっぱいくら喧嘩するほど仲がいいっていう姉弟でもたまにはこうして姉弟愛を確かめ合わないとね~!

そのままうりうり~とユーリの頭を撫で回していればじいーっとこっちを見ているソフィの視線が気になった



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