75 / 130
第二章
コントラスト
しおりを挟む三人揃って真向かいを向けば、そこにはかわいらしい笑い声に相応しいかわいらしすぎる笑みを浮かべているソフィがいた
いや、てか向かいつったらソフィしかいないんだけどね
私ら三人から見られてソフィは少し照れくさそうにしていた
うっわ、美少女
「ごめんごめん、つい三人のやり取りが面白くって」
「ソフィ!!これは!姉の!名誉と!尊厳が!かかってる大事な!!話し合」
「セツ姉うっっっさい」
「はーいさらに私の大事な二つが磨り減ったー!てかそこまで言う?そんな小さい"つ"入れる!?」
私の顔面を手で押し潰した後になぜかまた拗ねて頬を膨らませるユーリ
やだーこの子今日本当に情緒不安定ー
「ふふっ、ユーリ殿はセツのことが大好きなんだね」
少しユーリのことが心配になった時だった
ソフィの口から思わぬ言葉が出たのは
ポカーンッと口をあんぐりあける私と大して驚いた様子のないクロス
そしてユーリと言えば
私と同じあんぐり顔を数秒したかと思ったら
「な、なな何言ってるんだよ!!!」
立ち上がって真っ赤になった顔でソフィに怒鳴った
あらあらまあまあまあ、白と赤のコントラストが余計ユーリの美しさを引き出してるわ~
「お前はほんっと、こんな時にも考えることがそれなのか一回頭取り替えて来い」
クロスの毒舌によりまたしても自分の考えが口から漏れ出ていたことに気づいた
ていうかどいつもこいつも本当に私に対して酷くない!?確かに頭取り替えたほうがいいって私も何回も思ったことあるけどさー!
でも自分が思うのと人から言われるのは違うじゃーん?
私が心の中でぶつぶついじけている間にもかわいいvsかわいいの対決?は続いていた
「あれ?何かおかしいこと言った?」
「言ったも言った!!そもそも最初からあんたはおかしなことしか言ってない!!セツ姉の婚約者とかセツ姉のことが好きとか!ぼ、僕がセツ姉のこと、す、好きとか…!」
「?何もおかしいところはないと思うけど、全部事実じゃないか?」
「そ、そんなこと…!」
「それとも、ユーリ殿はセツのことが嫌いなのかい?」
「なんですとー!!?それは聞き捨てならんぞユーリ!!」
なんともかわいらしい言い合いにもなっていない言い合いを聞いていたが、ユーリが私のことを嫌っているかもしれないという話題が出ちゃあこの自他共にブラコンと認める私が黙っているわけにはいかないだろう
「ユーリ!!お姉ちゃんはこんなにもユーリのことを愛しているのにユーリはお姉ちゃんのことが嫌いだと言うの!?」
少し芝居っぽく言ってはいるが言葉は本当だ
「なっ!?べ、別に…嫌いなんて言ってないじゃん」
「じゃあ好き?」
「……」
「ユーリ~?」
「……」
「お姉ちゃんのこと好き~?」
「……」
「私のこと好き~?」
「……………好きだよ!!これでいい!!?」
「うん!!もう大満足!!」
真っ赤になりながらもはっきりと好きと口にしてくれたユーリがかわいくってしょうがない
いや~、やっぱいくら喧嘩するほど仲がいいっていう姉弟でもたまにはこうして姉弟愛を確かめ合わないとね~!
そのままうりうり~とユーリの頭を撫で回していればじいーっとこっちを見ているソフィの視線が気になった
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
悪役令嬢だったので、身の振り方を考えたい。
しぎ
恋愛
カーティア・メラーニはある日、自分が悪役令嬢であることに気づいた。
断罪イベントまではあと数ヶ月、ヒロインへのざまぁ返しを計画…せずに、カーティアは大好きな読書を楽しみながら、修道院のパンフレットを取り寄せるのだった。悪役令嬢としての日々をカーティアがのんびり過ごしていると、不仲だったはずの婚約者との距離がだんだんおかしくなってきて…。
今日も学園食堂はゴタゴタしてますが、こっそり観賞しようとして本日も萎えてます。
柚ノ木 碧/柚木 彗
恋愛
駄目だこれ。
詰んでる。
そう悟った主人公10歳。
主人公は悟った。実家では無駄な事はしない。搾取父親の元を三男の兄と共に逃れて王都へ行き、乙女ゲームの舞台の学園の厨房に就職!これで予てより念願の世界をこっそりモブ以下らしく観賞しちゃえ!と思って居たのだけど…
何だか知ってる乙女ゲームの内容とは微妙に違う様で。あれ?何だか萎えるんだけど…
なろうにも掲載しております。
ゲーム未登場の性格最悪な悪役令嬢に転生したら推しの妻だったので、人生の恩人である推しには離婚して私以外と結婚してもらいます!
クナリ
ファンタジー
江藤樹里は、かつて画家になることを夢見ていた二十七歳の女性。
ある日気がつくと、彼女は大好きな乙女ゲームであるハイグランド・シンフォニーの世界へ転生していた。
しかし彼女が転生したのは、ヘビーユーザーであるはずの自分さえ知らない、ユーフィニアという女性。
ユーフィニアがどこの誰なのかが分からないまま戸惑う樹里の前に、ユーフィニアに仕えているメイドや、樹里がゲーム内で最も推しているキャラであり、どん底にいたときの自分の心を救ってくれたリルベオラスらが現れる。
そして樹里は、絶世の美貌を持ちながらもハイグラの世界では稀代の悪女とされているユーフィニアの実情を知っていく。
国政にまで影響をもたらすほどの悪名を持つユーフィニアを、最愛の恩人であるリルベオラスの妻でいさせるわけにはいかない。
樹里は、ゲーム未登場ながら圧倒的なアクの強さを持つユーフィニアをリルベオラスから引き離すべく、離婚を目指して動き始めた。
乙女ゲームのヒロインに転生したのに、ストーリーが始まる前になぜかウチの従者が全部終わらせてたんですが
侑子
恋愛
十歳の時、自分が乙女ゲームのヒロインに転生していたと気づいたアリス。幼なじみで従者のジェイドと準備をしながら、ハッピーエンドを目指してゲームスタートの魔法学園入学までの日々を過ごす。
しかし、いざ入学してみれば、攻略対象たちはなぜか皆他の令嬢たちとラブラブで、アリスの入る隙間はこれっぽっちもない。
「どうして!? 一体どうしてなの~!?」
いつの間にか従者に外堀を埋められ、乙女ゲームが始まらないようにされていたヒロインのお話。
オバサンが転生しましたが何も持ってないので何もできません!
みさちぃ
恋愛
50歳近くのおばさんが異世界転生した!
転生したら普通チートじゃない?何もありませんがっ!!
前世で苦しい思いをしたのでもう一人で生きて行こうかと思います。
とにかく目指すは自由気ままなスローライフ。
森で調合師して暮らすこと!
ひとまず読み漁った小説に沿って悪役令嬢から国外追放を目指しますが…
無理そうです……
更に隣で笑う幼なじみが気になります…
完結済みです。
なろう様にも掲載しています。
副題に*がついているものはアルファポリス様のみになります。
エピローグで完結です。
番外編になります。
※完結設定してしまい新しい話が追加できませんので、以後番外編載せる場合は別に設けるかなろう様のみになります。
前世ブラックOLの私が転生したら悪役令嬢でした
タマ マコト
ファンタジー
過労で倒れたブラック企業勤めのOLは、目を覚ますと公爵令嬢アーデルハイトとして転生していた。しかも立場は“断罪予定の悪役令嬢”。だが彼女は恋愛や王子の愛を選ばず、社交界を「市場」と見抜く。王家の財政が危ういことを察知し、家の莫大な資産と金融知識を武器に“期限付き融資”という刃を突きつける。理想主義の王太子と衝突しながらも、彼女は決意する――破滅を回避するためではない。国家の金脈を握り、国そのものを立て直すために。悪役令嬢の経済戦争が、静かに幕を開ける。
悪役令嬢に転生したけど、知らぬ間にバッドエンド回避してました
神村結美
恋愛
クローデット・アルトー公爵令嬢は、お菓子が大好きで、他の令嬢達のように宝石やドレスに興味はない。
5歳の第一王子の婚約者選定のお茶会に参加した時も目的は王子ではなく、お菓子だった。そんな彼女は肌荒れや体型から人々に醜いと思われていた。
お茶会後に、第一王子の婚約者が侯爵令嬢が決まり、クローデットは幼馴染のエルネスト・ジュリオ公爵子息との婚約が決まる。
その後、クローデットは体調を崩して寝込み、目覚めた時には前世の記憶を思い出し、前世でハマった乙女ゲームの世界の悪役令嬢に転生している事に気づく。
でも、クローデットは第一王子の婚約者ではない。
すでにゲームの設定とは違う状況である。それならゲームの事は気にしなくても大丈夫……?
悪役令嬢が気付かない内にバッドエンドを回避していたお話しです。
※溺れるような描写がありますので、苦手な方はご注意ください。
※少し設定が緩いところがあるかもしれません。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる