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2話・静かな境界と、分け合うパン
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2話・静かな境界と、分け合うパン
「――酷い臭いだ。こんな掃き溜めに、まだ生き損ないが潜んでいたとはね」
ゼウスは不快そうに目を細めると、無造作に右手をかざしました。
その瞬間、彼の掌に向かって、周囲のわずかな活気が目に見えない奔流となって引き寄せられました。壁を這う蔦はみるみる生気を失い、湿った苔は瞬時に色褪せていきます。
それは漏れ出た力ではありません。ゼウスが己の優位を示すために、あえて周囲の命を「刈り取って」自らの魔力に上乗せしているのです。
「例の娘はどこだ? この区画の徴収が滞っていると聞いたが。命の使い道くらい、私が教えてやらねばならないようだな」
奪ったエネルギーを弄ぶように指先で火花に変え、ゼウスは鼻で笑いました。
カイルは、膝の上の猫を抱き上げ、壁の影に深く身を潜めました。
魔力を失った今のカイルには、その略奪的な行為がいかに無慈悲なものか、肌に刺さるような寒気として伝わってきます。
(……あいつは、わざとやっている)
かつての自分もそうでした。力があることを証明するために、無意味に周囲を枯らし、畏怖を買った。今のゼウスが行っているのは、この世界の「魔法」という名の、あまりにも洗練された暴力でした。
カイルの腕の中で、猫がじっとゼウスを見つめています。
猫にとっては、男がどれほどこの世界の生命力をかき集めようとも、それは「魂」という根源の力とは、交わることのない全く別種のノイズに過ぎませんでした。
ゼウスは、膝をつくリーシャには目もくれず、壁の影に身を潜める男の方を向いて、低く笑いました。
「……いつまで隠れているつもりだ、カイル・ヴァン・ディス。そのボロを纏えば、かつての『魔王』が死んだことにできるとでも?」
カイルは、心臓を直接掴まれたような衝撃に息を呑みます。
隠し通せていたと思っていた過去が、最も会いたくない男の口から突きつけられました。
ゼウス。
かつてカイルの背中を追い、誰よりも熱心に「効率的な奪い方」を学んでいた男。
「失望しましたよ、閣下。あれほど強大だったあなたが、今や路地裏で猫とパンを分け合う『人道主義者』ですか。反吐が出る」
ゼウスの一歩ごとに、周囲の空気が重く、冷たく研ぎ澄まされていきます。それは、かつてカイル自身が彼に教え込んだ、生命力を魔力へ変換する際の「極意」そのものでした。
ゼウスは退屈そうに周囲を見渡し、最後にカイルが潜む影の方へ、わざとらしく視線を向けました。
「さて……。この区画の徴収だが、金がないというなら、相応の『誠意』を見せてもらわねばならない。……例えば、そうだな」
ゼウスは、カイルが大切に思っているであろうリーシャを、獲物を品定めするような目で見据えました。
「お前だ、リーシャ。お前がここで、皆の身代わりとして『生気』を差し出せば、今月の分は不問にしてやろう。……どうだ、カイル? 目の前でこの娘が干からびていく様は、かつてのあなたが好んだ極上の光景だろう?」
「……っ!」
カイルが隠れていることを確信した上での、明白な挑発でした。
ゼウスは、カイルが耐えかねて飛び出してくるのを待っていたのです。かつての王が、一人の少女のためにどれほど無様に足掻くのかを拝むために。
「やめてください……!」
リーシャが怯えて後退りした瞬間、ゼウスは待ってましたと言わんばかりに、愉悦に歪んだ顔で彼女の腕を掴み上げました。
「遠慮はいらない。私の術は、あなたの命を余すところなく『有効活用』してあげるからね!」
ゼウスの掌が、リーシャの顔を覆おうと光を放ちます。
その殺意に近い魔力の高まりを見た瞬間、カイルの思考は真っ白になりました。
「やめろぉぉ!!」
カイルは物陰から飛び出し、リーシャとゼウスの間に、文字通り体ごと割り込みました。
「……っ、が……!」
ゼウスの指先が、リーシャに届く寸前でカイルの胸に触れました。
本来、他者の生命力を吸い取るための術です。魔力を持たない今のカイルが受ければ、それはただ死を早めるだけの無謀な行為でした。
カイルは、肺から空気がすべて引き抜かれるような激痛に悶えながらも、背後のリーシャを必死に庇い、ゼウスの手を掴み返します。
「……こいつには、触らせない……!」
「ハハハ! 素晴らしい! ついに姿を現しましたか、閣下!」
ゼウスはカイルを突き飛ばすこともせず、その顔を間近で覗き込んで嘲笑いました。
「見なさい、リーシャ。あなたを助けようとしているこの男こそ、かつて何千もの民から、今私が行っているように命を奪い尽くした、史上最悪の略奪者ですよ!」
ゼウスの言葉が、カイルの胸にナイフのように突き刺さります。
それは否定できない事実でした。自分がリーシャに隠し、最も恐れていた過去。今のリーシャは、それを受け入れているが――鋭いナイフに深くえぐり取られるような感覚です。
カイルは、震える膝に力を込め、ゼウスの冷たい掌を、弱々しくも真っ向から押し返しました。
「……ああ、そうだ。俺は、クズだ。……だが、お前のような、過去の俺の『なり損ない』に……こいつを渡すわけには、いかないんだよ……!」
ゼウスは、泥にまみれたカイルの胸ぐらを掴み上げ、嘲るように笑いました。
「……しかし、滑稽だな。お前たちが互いに、相手に隠して何をしてきたか知っているか?」
カイルの動きが止まります。ゼウスは背後のリーシャを指差しました。
「カイル、お前……俺に黙って、裏でこそこそとあの娘を助けていただろう? 自分の乏しい寿命を削ってまで、彼女の作業を裏から支えていた」
そして、ゼウスは冷酷な笑みを深め、震えるリーシャを追い詰めました。
「だが娘、お前も大概だ。……お前、この男の正体を知りながら、あの**『廃人の老人』**を、裏で密かに助け続けていただろう?」
カイルの目が見開かれました。
「……! まさか、お前……」
「そうだ、閣下。あなたがかつてその手で魔力を吸い尽くし、抜け殻にして捨てた、あの元副官ですよ。あなたが罪悪感から、せめて食い扶持だけでもと、自分の食事を削って密かに届けていたあの男だ。……だが、あなたが届けていたパンだけじゃ、あの老いぼれはとっくに野垂れ死んでいた」
ゼウスは楽しそうに、絶望に染まるカイルの顔を覗き込みました。
「この娘が、自分の少ない給金を割いて薬を買い、あのアトリエに通って、あなたの代わりに老人の世話を焼いていたのですよ。あなたが守りたかった『罪の証』を、あなたがこれ以上傷つかないように、この娘がたった一人で繋ぎ止めていたんだ!」
カイルは衝撃に打たれ、リーシャを振り返りました。
リーシャは顔を伏せ、ボロボロの袖をぎゅっと握りしめています。
「……だって、カイルさんが夜中に一人で、あの人の家の前で泣いているのを見たから……。私、あんな悲しい顔、見てられなかったんだもん……」
リーシャの小さな、震える声。
カイルは、自分がたった一人で背負っていると思っていた「罪」を、この少女が何も言わずに半分肩代わりしてくれていたことを知ったのです。
「ハハハ! 素晴らしい『おままごと』だ! 互いに自分を削り合って、泥沼の中で手を握り合っている! だが、それも今日で終わりだ。お前たちのその無意味な『善意の連鎖』ごと、私がすべて食らい尽くしてやる!」
ゼウスが右手を掲げました。
二人が守り合ってきた、そのささやかな命の火を、今この場で踏みにじるために。
「やめろ……っ、そんなことは、絶対に……っ!」
カイルが叫び、必死に手を伸ばしたその時。
ずっと二人の足元で静止していた猫が、ふい、と、ゼウスの足元へ歩み寄りました。
その瞳には、もはや憐れみすらなく、ただ絶対的な「拒絶」の輝きが宿っていました――。
「――酷い臭いだ。こんな掃き溜めに、まだ生き損ないが潜んでいたとはね」
ゼウスは不快そうに目を細めると、無造作に右手をかざしました。
その瞬間、彼の掌に向かって、周囲のわずかな活気が目に見えない奔流となって引き寄せられました。壁を這う蔦はみるみる生気を失い、湿った苔は瞬時に色褪せていきます。
それは漏れ出た力ではありません。ゼウスが己の優位を示すために、あえて周囲の命を「刈り取って」自らの魔力に上乗せしているのです。
「例の娘はどこだ? この区画の徴収が滞っていると聞いたが。命の使い道くらい、私が教えてやらねばならないようだな」
奪ったエネルギーを弄ぶように指先で火花に変え、ゼウスは鼻で笑いました。
カイルは、膝の上の猫を抱き上げ、壁の影に深く身を潜めました。
魔力を失った今のカイルには、その略奪的な行為がいかに無慈悲なものか、肌に刺さるような寒気として伝わってきます。
(……あいつは、わざとやっている)
かつての自分もそうでした。力があることを証明するために、無意味に周囲を枯らし、畏怖を買った。今のゼウスが行っているのは、この世界の「魔法」という名の、あまりにも洗練された暴力でした。
カイルの腕の中で、猫がじっとゼウスを見つめています。
猫にとっては、男がどれほどこの世界の生命力をかき集めようとも、それは「魂」という根源の力とは、交わることのない全く別種のノイズに過ぎませんでした。
ゼウスは、膝をつくリーシャには目もくれず、壁の影に身を潜める男の方を向いて、低く笑いました。
「……いつまで隠れているつもりだ、カイル・ヴァン・ディス。そのボロを纏えば、かつての『魔王』が死んだことにできるとでも?」
カイルは、心臓を直接掴まれたような衝撃に息を呑みます。
隠し通せていたと思っていた過去が、最も会いたくない男の口から突きつけられました。
ゼウス。
かつてカイルの背中を追い、誰よりも熱心に「効率的な奪い方」を学んでいた男。
「失望しましたよ、閣下。あれほど強大だったあなたが、今や路地裏で猫とパンを分け合う『人道主義者』ですか。反吐が出る」
ゼウスの一歩ごとに、周囲の空気が重く、冷たく研ぎ澄まされていきます。それは、かつてカイル自身が彼に教え込んだ、生命力を魔力へ変換する際の「極意」そのものでした。
ゼウスは退屈そうに周囲を見渡し、最後にカイルが潜む影の方へ、わざとらしく視線を向けました。
「さて……。この区画の徴収だが、金がないというなら、相応の『誠意』を見せてもらわねばならない。……例えば、そうだな」
ゼウスは、カイルが大切に思っているであろうリーシャを、獲物を品定めするような目で見据えました。
「お前だ、リーシャ。お前がここで、皆の身代わりとして『生気』を差し出せば、今月の分は不問にしてやろう。……どうだ、カイル? 目の前でこの娘が干からびていく様は、かつてのあなたが好んだ極上の光景だろう?」
「……っ!」
カイルが隠れていることを確信した上での、明白な挑発でした。
ゼウスは、カイルが耐えかねて飛び出してくるのを待っていたのです。かつての王が、一人の少女のためにどれほど無様に足掻くのかを拝むために。
「やめてください……!」
リーシャが怯えて後退りした瞬間、ゼウスは待ってましたと言わんばかりに、愉悦に歪んだ顔で彼女の腕を掴み上げました。
「遠慮はいらない。私の術は、あなたの命を余すところなく『有効活用』してあげるからね!」
ゼウスの掌が、リーシャの顔を覆おうと光を放ちます。
その殺意に近い魔力の高まりを見た瞬間、カイルの思考は真っ白になりました。
「やめろぉぉ!!」
カイルは物陰から飛び出し、リーシャとゼウスの間に、文字通り体ごと割り込みました。
「……っ、が……!」
ゼウスの指先が、リーシャに届く寸前でカイルの胸に触れました。
本来、他者の生命力を吸い取るための術です。魔力を持たない今のカイルが受ければ、それはただ死を早めるだけの無謀な行為でした。
カイルは、肺から空気がすべて引き抜かれるような激痛に悶えながらも、背後のリーシャを必死に庇い、ゼウスの手を掴み返します。
「……こいつには、触らせない……!」
「ハハハ! 素晴らしい! ついに姿を現しましたか、閣下!」
ゼウスはカイルを突き飛ばすこともせず、その顔を間近で覗き込んで嘲笑いました。
「見なさい、リーシャ。あなたを助けようとしているこの男こそ、かつて何千もの民から、今私が行っているように命を奪い尽くした、史上最悪の略奪者ですよ!」
ゼウスの言葉が、カイルの胸にナイフのように突き刺さります。
それは否定できない事実でした。自分がリーシャに隠し、最も恐れていた過去。今のリーシャは、それを受け入れているが――鋭いナイフに深くえぐり取られるような感覚です。
カイルは、震える膝に力を込め、ゼウスの冷たい掌を、弱々しくも真っ向から押し返しました。
「……ああ、そうだ。俺は、クズだ。……だが、お前のような、過去の俺の『なり損ない』に……こいつを渡すわけには、いかないんだよ……!」
ゼウスは、泥にまみれたカイルの胸ぐらを掴み上げ、嘲るように笑いました。
「……しかし、滑稽だな。お前たちが互いに、相手に隠して何をしてきたか知っているか?」
カイルの動きが止まります。ゼウスは背後のリーシャを指差しました。
「カイル、お前……俺に黙って、裏でこそこそとあの娘を助けていただろう? 自分の乏しい寿命を削ってまで、彼女の作業を裏から支えていた」
そして、ゼウスは冷酷な笑みを深め、震えるリーシャを追い詰めました。
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カイルの目が見開かれました。
「……! まさか、お前……」
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カイルは衝撃に打たれ、リーシャを振り返りました。
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「……だって、カイルさんが夜中に一人で、あの人の家の前で泣いているのを見たから……。私、あんな悲しい顔、見てられなかったんだもん……」
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カイルは、自分がたった一人で背負っていると思っていた「罪」を、この少女が何も言わずに半分肩代わりしてくれていたことを知ったのです。
「ハハハ! 素晴らしい『おままごと』だ! 互いに自分を削り合って、泥沼の中で手を握り合っている! だが、それも今日で終わりだ。お前たちのその無意味な『善意の連鎖』ごと、私がすべて食らい尽くしてやる!」
ゼウスが右手を掲げました。
二人が守り合ってきた、そのささやかな命の火を、今この場で踏みにじるために。
「やめろ……っ、そんなことは、絶対に……っ!」
カイルが叫び、必死に手を伸ばしたその時。
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