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第二章 初級講習
18 安定供給! 香車ウサギの角 中編
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「魔力が5も上がるなんて……! これも自分で納品するようになって、直接角に触れたからか」
思わぬ収穫にほくほくだ。
先ほどまで角を握っていた両手を見て、感動に打ち震える俺。最初は納品をインストラクター任せにしていたから、そんな効果があるだなんて気が付かなかった。
あ、ちなみにギルドへの直接納品は今回で2回目です。……でも、前回は緊張しちゃってて、あまり覚えてないんだよね。
実生活でも馴染みのコンビニ店員さんとの会話以外はどうしてもちょっと緊張する。コンビニ定員さんは美味しいホットスナックを売ってくれる神だから平気。
あと、新商品の情報をいち早く教えてくれる悪魔でもある。悪魔のささやきには全力で乗らせていただきますよ。美味しいは正義。
「魔力なら前回の納品で既に『2』ほど上がっていましたよ。だから今日は『+3』ですね。太田様、お気づきになられませんでしたか? それより見ました? 体重も随分減ってきましたね。ランニングの効果が出ています!」
「えっ! 本当ですか。前回はポイントしか見てなくて気が付かなかった!! あと、前回も今回も体重はまったく気にしていませんでした」
ノーチェックだった。帰ったらもう一度量ってみよう。
呆れたような目でインストラクターに見られたが、結果がすべて。体重が減って、魔力が増えて、ポイントを稼げたならお祝いしなきゃ!!
――という訳で。
「あの……まだ、時間ありますよね?」
チラリ……と食堂を見て言う俺。
そう。このギルドには食堂が併設されている。しかも、提供されている料理の美味そうなこと。体重はノーチェックでも、そのことにはしっかりと気が付いた俺は秘かに機会を狙っていた。
「ああ、ちょうどお昼時ですね! 食事休憩としましょうか。丁度いいからポイントの使い方をお教えします」
ポイントの使い方は簡単だった。どうやらこちらでは先払いが常識のようだ。料理を注文し、店員さんの持つ魔法陣にカードをかざす。光ったらお支払い完了。
そして、本日俺が選んだのは……。
串刺しラビットの煮込み~溶岩ソースを添えて~
――2500ポイント
思わぬ収穫にほくほくだ。
先ほどまで角を握っていた両手を見て、感動に打ち震える俺。最初は納品をインストラクター任せにしていたから、そんな効果があるだなんて気が付かなかった。
あ、ちなみにギルドへの直接納品は今回で2回目です。……でも、前回は緊張しちゃってて、あまり覚えてないんだよね。
実生活でも馴染みのコンビニ店員さんとの会話以外はどうしてもちょっと緊張する。コンビニ定員さんは美味しいホットスナックを売ってくれる神だから平気。
あと、新商品の情報をいち早く教えてくれる悪魔でもある。悪魔のささやきには全力で乗らせていただきますよ。美味しいは正義。
「魔力なら前回の納品で既に『2』ほど上がっていましたよ。だから今日は『+3』ですね。太田様、お気づきになられませんでしたか? それより見ました? 体重も随分減ってきましたね。ランニングの効果が出ています!」
「えっ! 本当ですか。前回はポイントしか見てなくて気が付かなかった!! あと、前回も今回も体重はまったく気にしていませんでした」
ノーチェックだった。帰ったらもう一度量ってみよう。
呆れたような目でインストラクターに見られたが、結果がすべて。体重が減って、魔力が増えて、ポイントを稼げたならお祝いしなきゃ!!
――という訳で。
「あの……まだ、時間ありますよね?」
チラリ……と食堂を見て言う俺。
そう。このギルドには食堂が併設されている。しかも、提供されている料理の美味そうなこと。体重はノーチェックでも、そのことにはしっかりと気が付いた俺は秘かに機会を狙っていた。
「ああ、ちょうどお昼時ですね! 食事休憩としましょうか。丁度いいからポイントの使い方をお教えします」
ポイントの使い方は簡単だった。どうやらこちらでは先払いが常識のようだ。料理を注文し、店員さんの持つ魔法陣にカードをかざす。光ったらお支払い完了。
そして、本日俺が選んだのは……。
串刺しラビットの煮込み~溶岩ソースを添えて~
――2500ポイント
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