53 / 744
1:輪廻転生、おいでませガムラン町
53:冒険者パーティー『シガミー御一行様』、VS姫さん開始
しおりを挟む
――――――――ィィィィィィィィィィィィィィィィィィイイイィィィィイイイィィィィン!!
うおりゃっ――――ごろごろろっ、すたん、すたたーん!
ときどき来る、でけえのを、ちゃんと避けりゃ、なんとかなりそうだぜ。
ふぉふぉん♪
『最優先項目:〝不可視の剣尖〟解析終了まで――解析項目に修正あり。
>5時間25分(5分の短縮)
>5時間20分』
ふぉん♪
文字がかわる。
『おお急ぎ:〝見えない切先〟説破まで――問いかけに手直しあり。
>二刻半三百息(四十息はやくなりました)
>二刻半刻二百六十息』
逆にわかりづれえ、『時間』でかまわねえ――ふぉん♪
『おお急ぎ:〝見えない切先〟説破まで
>5時間20分』
ギリギリでかわせば『5分』、頓知がはやくなんのか。
迅雷の〝考え〟には、〝材料〟が要るってのはわかってる。
それは〝よく見て〟、〝よく聞く〟ことだ。
なら――背負った小太刀を、腰までまわす。
こうすっと、袈裟懸けにした紐をほどかずに、刀が抜ける。
――――ィィィィィィィィン!
おれは跳びのきざまに、居合を放つ。
ゴギッン――――小太刀の先が、くるくるまわる。
抜いた刀身が、目のまえで切れた。
これは、そうそうあるこっちゃねえ。
体ごと切られねえと、見れねえ光景だ。
からだが勝手に、うしろに跳ぶ。
というより、考えるよりさきに跳んでた。
むしろ跳んでなかったら――おれの鼻先を〝切れる気配〟がとおりすぎていく。
(どずずぅん!)
また遠くで、森の木が倒れた。
ものは試しと、やってはみたが――ふぉふぉん♪
『おお急ぎ:〝見えない切先〟説破まで――問いかけに手直しあり。
>5時間20分(15分はやくなりました)
>5時間5分』
刀を交えれば、たとえ刀を切られたとしても『15分』時間が稼げる。
うーん、割にあわねえ。
ごろがり起きた勢いのまま、跳ぶ。
――――ィィィィィィンッ!
――――ィィィィィィンッ!
――――ィィィィィィンッ!
だっ、だっ、だだっ――――ぼこ、ぼこ、ぼこぼこり!
狐耳の縁取りに、うごきはねえ。
おれの金剛力の、はやさについて来れねえのか?
それならそれで、位置どりが要になるだろ。
どういうつもりだ?
「錫杖出るか?」
試しに作っておいた、ジンライ鋼製の錫杖。
小太刀よか重いから、使うのはまだ先だと思ってたが――
ヴッルン!
目のまえにあらわれた、鈍くひかる棒。
あたまに鉄輪がついてて、良く鳴るから、〝試す〟のにちょうど良い。
迅雷の説破までは、迅雷で受けるわけにはいかねえ。
迅雷は、どうしたって要るもんだ。半分にされたら、生きてけねえ。
「この錫杖は定めて当たる、一撃必――――!」
ゴギィン――錫杖の先が落ちた。
――――ィィンッ、ィィィンッ、ィィィンッ!!!
感じる気配より先に――切られた!
ゴギャギャギャギャリィン!
わわっ――錫杖がどんどん短くなる――おしだす寸前だった腕をひきもどし、地面に倒れこむ。
ずざぁぁぁぁぁぁあぁっ――――ごどんごどんごごどどごどがららっ!
落ちるジンライ鋼。
半分どころか、十二等分された。
「くそっ、どうすんだ! もう投げるもんがねえぞ!」
どうせあたりゃしねえが、なにも武器がねえのは辛え!
ふぉふぉん♪
『おお急ぎ:〝見えない切先〟説破まで――問いかけに大幅な手直しあり。
>5時間20分(1時間45分はやくなりました)
>3時間35分』
「へ?」
ごろごろごろ、地面をころがりながら、『3時間35分』て文字をよく見る。
見まちがいじゃねえ、一気に時間をかせげた。
ヴヴッルン!
もういちど、あらわれる錫杖。
こいつは、地面に落ちた細切れの錫杖を迅雷があつめて、もう一回取りだしたもんだ。
ぱしん!
あれ、かるい?
くるくるくる――――ぴたり♪
「なんか短かくなってねえか?」
目のまえの景色が――――ずれる。
――――ィィィィィンッ!
姫さんのぶった切りの速度が――あがってる!?
あっぶねぇぇぇぇっ!
真っ二つになった錫杖が消え――ヴヴッルン!
ぱしん、くるくるくる――――ぴたり♪
「まじで短けえじゃねぇかよ!」
目のまえの景色が――――ずれる。
ブゥォォォォンッ――――!!!
こんどは錫杖を、〝ずれた景色に〟思いっきり叩きつける!
何の手応えもねえ――――ィィィィンッ!
うっわっとっひゃっ!?
〝切る気配〟を放ってから次の〝気配〟がくるまでのあいだが、なくなった。
――――ィィィィィィイィィン!
よこっとびに一回転。
――――ィィィィィィイィィン!
錫杖を突きたて、たかく跳ぶ。
――――ィィィィィィイィィン!
ゴゴッガギュッ!
切られた錫杖を投げすて、地をころがる。
――――ィィィィィィイィィン!
トトトォォン――――逆立ちのまま走る。
とおくに居るレイダたちが、逆さまだ。
この金剛力があると、手も足も関係なく、いっぽんの力で数メートルうごける。
まるで軽業師だ。
食いつめたときゃ、レイダに猿回しでもやらせるか。
もちろん、おれが猿をやる。
ふふぉん♪
『>希少現象を連続的に観測。
>強化学習による事象ライブラリの再構築が完了しました』
わからん。
ふぉふぉん♪
『おお急ぎ:〝見えない切先〟説破まで――問いかけに重大な手直しあり。
>3時間35分(3時間35分はやくなりました)
>解析終了
>対話型インターフェース復帰しました』
よくわからん。終わったって書いてあるが――――
「(話せまs――――――――――――ィィィィィィィィッィィィィィィィィイイイイイイイインンンンッ!!!
草地に伏せたが、気配が低い!
四つ足で跳びあがる!
ちっ、狙いまで細かくなってきやがった。
どうせ邪魔されんなら、やっぱり内緒話はなしだ!
とんぼを切り、全力で駆けだす。
「そもさん――――!」
「説破デす、シガミー。ですがソのまえに――」
ふぉん♪
『Equipment_Box(Minimum_Storage)
>アイテムを一件、作成しました』
わからん。
ーーー
強化学習/周囲の環境下において、報酬が最大になるよう行動することで、予測精度を高められる機械的な学習方法。
そもさん/疑問を投げかける言葉。禅問答で修行者が答えを問うときに使う。
説破/説き伏せること。論破。禅問答で師が修行者を説き伏せるときに使う。
うおりゃっ――――ごろごろろっ、すたん、すたたーん!
ときどき来る、でけえのを、ちゃんと避けりゃ、なんとかなりそうだぜ。
ふぉふぉん♪
『最優先項目:〝不可視の剣尖〟解析終了まで――解析項目に修正あり。
>5時間25分(5分の短縮)
>5時間20分』
ふぉん♪
文字がかわる。
『おお急ぎ:〝見えない切先〟説破まで――問いかけに手直しあり。
>二刻半三百息(四十息はやくなりました)
>二刻半刻二百六十息』
逆にわかりづれえ、『時間』でかまわねえ――ふぉん♪
『おお急ぎ:〝見えない切先〟説破まで
>5時間20分』
ギリギリでかわせば『5分』、頓知がはやくなんのか。
迅雷の〝考え〟には、〝材料〟が要るってのはわかってる。
それは〝よく見て〟、〝よく聞く〟ことだ。
なら――背負った小太刀を、腰までまわす。
こうすっと、袈裟懸けにした紐をほどかずに、刀が抜ける。
――――ィィィィィィィィン!
おれは跳びのきざまに、居合を放つ。
ゴギッン――――小太刀の先が、くるくるまわる。
抜いた刀身が、目のまえで切れた。
これは、そうそうあるこっちゃねえ。
体ごと切られねえと、見れねえ光景だ。
からだが勝手に、うしろに跳ぶ。
というより、考えるよりさきに跳んでた。
むしろ跳んでなかったら――おれの鼻先を〝切れる気配〟がとおりすぎていく。
(どずずぅん!)
また遠くで、森の木が倒れた。
ものは試しと、やってはみたが――ふぉふぉん♪
『おお急ぎ:〝見えない切先〟説破まで――問いかけに手直しあり。
>5時間20分(15分はやくなりました)
>5時間5分』
刀を交えれば、たとえ刀を切られたとしても『15分』時間が稼げる。
うーん、割にあわねえ。
ごろがり起きた勢いのまま、跳ぶ。
――――ィィィィィィンッ!
――――ィィィィィィンッ!
――――ィィィィィィンッ!
だっ、だっ、だだっ――――ぼこ、ぼこ、ぼこぼこり!
狐耳の縁取りに、うごきはねえ。
おれの金剛力の、はやさについて来れねえのか?
それならそれで、位置どりが要になるだろ。
どういうつもりだ?
「錫杖出るか?」
試しに作っておいた、ジンライ鋼製の錫杖。
小太刀よか重いから、使うのはまだ先だと思ってたが――
ヴッルン!
目のまえにあらわれた、鈍くひかる棒。
あたまに鉄輪がついてて、良く鳴るから、〝試す〟のにちょうど良い。
迅雷の説破までは、迅雷で受けるわけにはいかねえ。
迅雷は、どうしたって要るもんだ。半分にされたら、生きてけねえ。
「この錫杖は定めて当たる、一撃必――――!」
ゴギィン――錫杖の先が落ちた。
――――ィィンッ、ィィィンッ、ィィィンッ!!!
感じる気配より先に――切られた!
ゴギャギャギャギャリィン!
わわっ――錫杖がどんどん短くなる――おしだす寸前だった腕をひきもどし、地面に倒れこむ。
ずざぁぁぁぁぁぁあぁっ――――ごどんごどんごごどどごどがららっ!
落ちるジンライ鋼。
半分どころか、十二等分された。
「くそっ、どうすんだ! もう投げるもんがねえぞ!」
どうせあたりゃしねえが、なにも武器がねえのは辛え!
ふぉふぉん♪
『おお急ぎ:〝見えない切先〟説破まで――問いかけに大幅な手直しあり。
>5時間20分(1時間45分はやくなりました)
>3時間35分』
「へ?」
ごろごろごろ、地面をころがりながら、『3時間35分』て文字をよく見る。
見まちがいじゃねえ、一気に時間をかせげた。
ヴヴッルン!
もういちど、あらわれる錫杖。
こいつは、地面に落ちた細切れの錫杖を迅雷があつめて、もう一回取りだしたもんだ。
ぱしん!
あれ、かるい?
くるくるくる――――ぴたり♪
「なんか短かくなってねえか?」
目のまえの景色が――――ずれる。
――――ィィィィィンッ!
姫さんのぶった切りの速度が――あがってる!?
あっぶねぇぇぇぇっ!
真っ二つになった錫杖が消え――ヴヴッルン!
ぱしん、くるくるくる――――ぴたり♪
「まじで短けえじゃねぇかよ!」
目のまえの景色が――――ずれる。
ブゥォォォォンッ――――!!!
こんどは錫杖を、〝ずれた景色に〟思いっきり叩きつける!
何の手応えもねえ――――ィィィィンッ!
うっわっとっひゃっ!?
〝切る気配〟を放ってから次の〝気配〟がくるまでのあいだが、なくなった。
――――ィィィィィィイィィン!
よこっとびに一回転。
――――ィィィィィィイィィン!
錫杖を突きたて、たかく跳ぶ。
――――ィィィィィィイィィン!
ゴゴッガギュッ!
切られた錫杖を投げすて、地をころがる。
――――ィィィィィィイィィン!
トトトォォン――――逆立ちのまま走る。
とおくに居るレイダたちが、逆さまだ。
この金剛力があると、手も足も関係なく、いっぽんの力で数メートルうごける。
まるで軽業師だ。
食いつめたときゃ、レイダに猿回しでもやらせるか。
もちろん、おれが猿をやる。
ふふぉん♪
『>希少現象を連続的に観測。
>強化学習による事象ライブラリの再構築が完了しました』
わからん。
ふぉふぉん♪
『おお急ぎ:〝見えない切先〟説破まで――問いかけに重大な手直しあり。
>3時間35分(3時間35分はやくなりました)
>解析終了
>対話型インターフェース復帰しました』
よくわからん。終わったって書いてあるが――――
「(話せまs――――――――――――ィィィィィィィィッィィィィィィィィイイイイイイイインンンンッ!!!
草地に伏せたが、気配が低い!
四つ足で跳びあがる!
ちっ、狙いまで細かくなってきやがった。
どうせ邪魔されんなら、やっぱり内緒話はなしだ!
とんぼを切り、全力で駆けだす。
「そもさん――――!」
「説破デす、シガミー。ですがソのまえに――」
ふぉん♪
『Equipment_Box(Minimum_Storage)
>アイテムを一件、作成しました』
わからん。
ーーー
強化学習/周囲の環境下において、報酬が最大になるよう行動することで、予測精度を高められる機械的な学習方法。
そもさん/疑問を投げかける言葉。禅問答で修行者が答えを問うときに使う。
説破/説き伏せること。論破。禅問答で師が修行者を説き伏せるときに使う。
1
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
転生先はご近所さん?
フロイライン
ファンタジー
大学受験に失敗し、カノジョにフラれた俺は、ある事故に巻き込まれて死んでしまうが…
そんな俺に同情した神様が俺を転生させ、やり直すチャンスをくれた。
でも、並行世界で人々を救うつもりだった俺が転生した先は、近所に住む新婚の伊藤さんだった。
『悪魔クロとやり直す最弱シーカー。十五歳に戻った俺は秘密の力で人間の頂点を狙う』
なべぞう
ファンタジー
ダンジョンが生まれて百年。
スキルを持つ人々がダンジョンに挑む世界で、
ソラは非戦闘系スキル《アイテムボックス》しか持たない三流シーカーだった。
弱さゆえに仲間から切り捨てられ、三十五歳となった今では、
満身創痍で生きるだけで精一杯の日々を送っていた。
そんなソラをただ一匹だけ慕ってくれたのは――
拾ってきた野良の黒猫“クロ”。
だが命の灯が消えかけた夜、
その黒猫は正体を現す。
クロは世界に十人しか存在しない“祝福”を与える存在――
しかも九つの祝福を生んだ天使と悪魔を封印した“第十の祝福者”だった。
力を失われ、語ることすら封じられたクロは、
復讐を果たすための契約者を探していた。
クロは瀕死のソラと契約し、
彼の魂を二十年前――十五歳の過去へと送り返す。
唯一のスキル《アイテムボックス》。
そして契約により初めて“成長”する力を与えられたソラは、
弱き自分を変えるため、再びダンジョンと向き合う。
だがその裏で、
クロは封印した九人の祝福者たちを狩り尽くすための、
復讐の道を静かに歩み始めていた。
これは――
“最弱”と“最凶”が手を取り合い、
未来をやり直す物語
俺、何しに異世界に来たんだっけ?
右足の指
ファンタジー
「目的?チートスキル?…なんだっけ。」
主人公は、転生の儀に見事に失敗し、爆散した。
気づいた時には見知らぬ部屋、見知らぬ空間。その中で佇む、美しい自称女神の女の子…。
「あなたに、お願いがあります。どうか…」
そして体は宙に浮き、見知らぬ方陣へと消え去っていく…かに思えたその瞬間、空間内をとてつもない警報音が鳴り響く。周りにいた羽の生えた天使さんが騒ぎたて、なんだかポカーンとしている自称女神、その中で突然と身体がグチャグチャになりながらゆっくり方陣に吸い込まれていく主人公…そして女神は確信し、呟いた。
「やべ…失敗した。」
女神から託された壮大な目的、授けられたチートスキルの数々…その全てを忘れた主人公の壮大な冒険(?)が今始まる…!
50歳元艦長、スキル【酒保】と指揮能力で異世界を生き抜く。残り物の狂犬と天然エルフを拾ったら、現代物資と戦術で最強部隊ができあがりました
月神世一
ファンタジー
「命を捨てて勝つな。生きて勝て」
50歳の元イージス艦長が、ブラックコーヒーと海軍カレー、そして『指揮能力』で異世界を席巻する!
海上自衛隊の艦長だった坂上真一(50歳)は、ある日突然、剣と魔法の異世界へ転移してしまう。
再就職先を求めて人材ギルドへ向かうも、受付嬢に言われた言葉は――
「50歳ですか? シルバー求人はやってないんですよね」
途方に暮れる坂上の前にいたのは、誰からも見放された二人の問題児。
子供の泣き声を聞くと殺戮マシーンと化す「狂犬」龍魔呂。
規格外の魔力を持つが、方向音痴で市場を破壊する「天然」エルフのルナ。
「やれやれ。手のかかる部下を持ったもんだ」
坂上は彼らを拾い、ユニークスキル【酒保(PX)】を発動する。
呼び出すのは、自衛隊の補給物資。
高品質な食料、衛生用品、そして戦場の士気を高めるコーヒーと甘味。
魔法は使えない。だが、現代の戦術と無限の補給があれば負けはない。
これは、熟練の指揮官が「残り物」たちを最強の部隊へと育て上げ、美味しいご飯を食べるだけの、大人の冒険譚。
クラス全員で転移したけど俺のステータスは使役スキルが異常で出会った人全員を使役してしまいました
髙橋ルイ
ファンタジー
「クラス全員で転移したけど俺のステータスは使役スキルが異常で出会った人全員を使役してしまいました」
気がつけば、クラスごと異世界に転移していた――。
しかし俺のステータスは“雑魚”と判定され、クラスメイトからは置き去りにされる。
「どうせ役立たずだろ」と笑われ、迫害され、孤独になった俺。
だが……一人きりになったとき、俺は気づく。
唯一与えられた“使役スキル”が 異常すぎる力 を秘めていることに。
出会った人間も、魔物も、精霊すら――すべて俺の配下になってしまう。
雑魚と蔑まれたはずの俺は、気づけば誰よりも強大な軍勢を率いる存在へ。
これは、クラスで孤立していた少年が「異常な使役スキル」で異世界を歩む物語。
裏切ったクラスメイトを見返すのか、それとも新たな仲間とスローライフを選ぶのか――
運命を決めるのは、すべて“使役”の先にある。
毎朝7時更新中です。⭐お気に入りで応援いただけると励みになります!
期間限定で10時と17時と21時も投稿予定
※表紙のイラストはAIによるイメージです
【完結】剣の世界に憧れて上京した村人だけど兵士にも冒険者にもなれませんでした。
もる
ファンタジー
剣を扱う職に就こうと田舎から出て来た14歳の少年ユカタは兵役に志願するも断られ、冒険者になろうとするも、15歳の成人になるまでとお預けを食らってしまう。路頭に迷うユカタは生きる為に知恵を絞る。
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる