310 / 744
3:ダンジョンクローラーになろう
310:仙果到達ルートC、惑星ヒース神(シガミー)降臨
しおりを挟む
なんか、
きこえた>ヒント>イオノ/イオノファラー(斧原イオノ17歳、牛霊正路御前大学大学非常勤講師)。美の女神、イオノフ教開祖。ガムラン町食育理事会代表取締役、猪蟹屋御神体――――――――チチチッ♪
>FATSシステム内線#10286から呼び出されています。
>FATSシステム内線#10286から呼び出されています。
>FATSシステム内線#10286から呼び出されています。
>FATSシステム内線#10286から呼び出されています。
>FATSシステム内線#10286から呼び出され――――
なんか、
めのまえの暗闇を、すさまじい勢いで登っていく赤い文字。
とても読めねえその文字をみてると、なんかが引っかかる。
「(こね――いっ――にゃ――にゅ――わ――――ぇい♪)」
声だか歌だかわからない、幽玄の調べまで聞こえて来やがった。
その声を一言でも聞くと、間違いなく面倒ごとに駆り出されるに決まってる。
この場は目を閉じて、やり過ごスヤァ――♪
ヴュザザザッ――――コワァァァンッ――――ゴォルァ、ジギャビー!
おぎんがぁっぁぁぁぁぁぁぁっ――――――――ビリビリビリビリッ!!!!
なにこの音声入力?うるさいですよ>echo please be quiet
>mute mic
ふう、静かになった。
よかった。
いまは日を浴びて、一刻も早く実を付けたい。
ひとり三個までだから、ええと――>netstat ーa
アクティブな接続
プロトコル ローカルアドレス 外部アドレス 状態
FATS 0.0.0.0:『蟹』 #44Ga3:0 LISTENING
FATS 0.0.0.0:『迅』 #44Ga3:1 LISTENING
FATS 0.0.0.0:『腹』 #44Ga3:2 LISTENING
FATS 0.0.0.0:『一』 #44Ga3:3 ESTABLISHED
FATS 0.0.0.0:『二』 #44Ga3:4 TIME_WAIT
FATS 0.0.0.0:『三』 #44Ga3:5 ESTABLISHED
FATS 0.0.0.0:『四』 #44Ga3:6 ESTABLISHED
FATS 0.0.0.0:『五』 #44Ga3:7 ESTABLISHED
FATS 0.0.0.0:『六』 #44Ga3:8 ESTABLISHED
FATS 0.0.0.0:『七』 #44Ga3:9 ESTABLISHED
FATS 0.0.0.0:『八』 #44Ga3:10 ESTABLISHED
FATS 0.0.0.0:『九』 #44Ga3:11 ESTABLISHED
FATS 0.0.0.0:『十』 #44Ga3:12 TIME_WAIT
UNFATS [e383aae382abe383abe383ab0d0a0d0a]736356 ※:※
UNFATS [e382a8e382afe383ace382a2]438463 ※:※
UNFATS [e383aae382aae383ace382a4e3838be382a2]690917 ※:※
UNFATS [e38395e38383e382ab]689730 ※:※
UNFATS [e383ace382a4e38380]1088643 ※:※
UNFATS [e382b2e383bce383ab]6271 ※:※
UNFATS [e3838be382b2e383ab]遺跡獣Σ267被害者0201 ※:※
UNFATS [e383a9e38397e38388e383ab]611395 ※:※
>えーっと、同一ネットワーク上にふたり、いや三人と――
>近い接続網に七人だから、全部で30個!?
>いそげいそげ、実を付けろ
>不老不死の妙薬、仙果、桃――ってことは、ここは隠れ世……隠れ里か?
>川がなくなってる?
おれぁ、どーやって戻
§
ふぉん♪
『>イオノファラー、解析終了しました
シガミー魂跡とのアクセスが可能になりました』
「ばか、シガミィー! はやくかえってきなさぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁあああああぁぁっぁあっぁっぁぁぁぁぁぁぁぁっぁぁぁぁぁぁぁああああぁっっぁあぁぁあぁっっぁぁあっぁあぁっぁぁ――――げっほけほけほっ!?」
うるさいですよ。
もうすぐ、もうすぐ。
ちゃんと実が付くからさ。
そうしたら、おなかいっぱい食べてよ。
ぐぐぐぐぐっ――――ぽこん♪
ほらひとつ、実がなった。
わーいわぁーぃ♪
ポン♪
ポポポポポポポポポォン♪
んぁ? なんか、
>すっげぇ上の方からICMPパケットを投げつけられたぞ?
>あと、ちょっとまってよ
>あと30秒有れば、もう二個でひとりぶんの実が付くからさぁ
サラサラサラサラアァ――――――――なんか、地面の下からわき上がるわき水みたいなのが>ヒント>龍脈/活力の流れ。
「(本当にこんな物で――人の代わりになるのですか?)」
「(マ、マナを巡らせることさえ出来れば良いのなららぁん、これで十分ですらぁん!)」
「(ぎゃぁぁぁぁっ! シ、シガァミィィィィッ――――!?)」
「(駄目です、見てはいけません!)」
あれっ!?
たしかにマイクをオフにしたのに――なんか聞こえてきた。
ぐぬぬ、よっぽどわらわの実がほしいとみえる。
しかたないねぇ――――木をもう一本生やしますかねぇ。
きえぇーいっ――ぽこん――芽が出たと思うだろ?
一瞬で大木へと成長するから、見逃さないでよぉ――
めきめきめきょ――――んぐぐぐぐっ、ぽこん♪
ぃよぉし、やった!
元の木に二個目がなって、新しい木にもひとつ実がなった。
これでひとりぶん――――はぁはぁ、すこし疲れたから一息つこうかな>シガミー、早ク起きナいと例ノ隠してオいたマンドラゴーラヲ――
ヒント>五百乃大角に食べられてしまいますよ
「なんっだっとぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ――――ふざけりゅんぎゃありませんわよぉぉぉぉぅ、あれわぁ――――――――――女将さんの土産に取っといたんだぜっ――――こんのぉぉぉぉぉっ、駄飯神さまめぇぇぇぇぇぇっ――――!?」
仄暗い視界。
だれかが居る。
ちいせぇ丸いのが、おれの顔に乗ってやがる。
ぴーぴーうるせぇな。
こぽこぽこぽぽっん――――口に何かを流し込まれた?
「(の ん で、 シ ガ ミ ィー !)」
丸いのが、なんか言ってやがる。
ふぉ ふぉ ふぉふぉ っふぉ おふぉふぉ ふぉぉぉ ぉぉん♪♪♪
『緊急時戦術プロトコル作動
>WetWareID#44Ga3
対象アドレス:生体デバイス個体シガミー内/不随意記憶領域内/……/……
>Forced reboot with bootstrap
>Access to room #44Ga3
>Initiating bodycontrol
>シガミー、起きてください。
>んぁ?
>どれでしょうか、あなたさまはぁ?
>あらら? わたくしわぁ三途の川辺で、大木へと成長したはずですがぁ?
チチチチチチチピッ――♪
>小鳥が鳴いていますわ、うふふ♪
ヒュヒュヒュヒュヒュヒュヒュヒュヒュゥ――ン。
>これは馬かしら?
どっこぉん、どっごぉぉん――――!!
体の中まで、うるさ……そうぞうしいですわねぇ――――――――!!!
――――ごごごごごぉぉぉぉぉぉぉぉっ!
――もぉう。
ふぉん♪
『>うる』
――さい。
ふぉん♪
『>です』
――わぁ。
「すっはぁぁぁぁ――――!?」
気づけば、あたりが暗くなっていますわ。
「「「「「「「「「シガミィィィィィィィィィィィィイ――――――――♪」」」」」」」」」
大勢の人の声。
「――うるさいですわよぉうっ!」
わたくしの顔に張り付いた何かを、ひょいとつまみ上げると――なんですの?
「シガミぃぃぃぃー!」
蹴鞠のような根菜のような鏡餅のようにもみえる、なにかが小煩いですわ。
「ここはどちらでしょうか、見覚えがないのですが?」
あたりは……酷い有りさま。
丘をえぐり取ったような、大穴の真ん中――折れた木かしら?
そんなのが倒れていますわぁ。
「あれ? なんか、様子がおかしいですよ?」
「シガミー、大丈夫っ!? どこか痛くなぁい!?」
「シガミィー?」
わたくしは、背後を振りかえる。
ソコには誰も居らず、荒涼とした窪地が広がっているだけですわ。
首を傾げていると――
「「「「「「「「「シガミー?」」」」」」」」」
またもや聞き覚えのない名で、わたくしを呼ぶのです。
そのシガミイという方は、よっぽどわたくしに似ているのですね。
「ちがいますよ? こほん、わたくしは惑星ヒースの神です❤」
見知らぬひとたちの、おどろいた顔が面白くて――クスクスクスクス♪
わたくしとしたことが、大声で笑ってしまいましたわ。
きこえた>ヒント>イオノ/イオノファラー(斧原イオノ17歳、牛霊正路御前大学大学非常勤講師)。美の女神、イオノフ教開祖。ガムラン町食育理事会代表取締役、猪蟹屋御神体――――――――チチチッ♪
>FATSシステム内線#10286から呼び出されています。
>FATSシステム内線#10286から呼び出されています。
>FATSシステム内線#10286から呼び出されています。
>FATSシステム内線#10286から呼び出されています。
>FATSシステム内線#10286から呼び出され――――
なんか、
めのまえの暗闇を、すさまじい勢いで登っていく赤い文字。
とても読めねえその文字をみてると、なんかが引っかかる。
「(こね――いっ――にゃ――にゅ――わ――――ぇい♪)」
声だか歌だかわからない、幽玄の調べまで聞こえて来やがった。
その声を一言でも聞くと、間違いなく面倒ごとに駆り出されるに決まってる。
この場は目を閉じて、やり過ごスヤァ――♪
ヴュザザザッ――――コワァァァンッ――――ゴォルァ、ジギャビー!
おぎんがぁっぁぁぁぁぁぁぁっ――――――――ビリビリビリビリッ!!!!
なにこの音声入力?うるさいですよ>echo please be quiet
>mute mic
ふう、静かになった。
よかった。
いまは日を浴びて、一刻も早く実を付けたい。
ひとり三個までだから、ええと――>netstat ーa
アクティブな接続
プロトコル ローカルアドレス 外部アドレス 状態
FATS 0.0.0.0:『蟹』 #44Ga3:0 LISTENING
FATS 0.0.0.0:『迅』 #44Ga3:1 LISTENING
FATS 0.0.0.0:『腹』 #44Ga3:2 LISTENING
FATS 0.0.0.0:『一』 #44Ga3:3 ESTABLISHED
FATS 0.0.0.0:『二』 #44Ga3:4 TIME_WAIT
FATS 0.0.0.0:『三』 #44Ga3:5 ESTABLISHED
FATS 0.0.0.0:『四』 #44Ga3:6 ESTABLISHED
FATS 0.0.0.0:『五』 #44Ga3:7 ESTABLISHED
FATS 0.0.0.0:『六』 #44Ga3:8 ESTABLISHED
FATS 0.0.0.0:『七』 #44Ga3:9 ESTABLISHED
FATS 0.0.0.0:『八』 #44Ga3:10 ESTABLISHED
FATS 0.0.0.0:『九』 #44Ga3:11 ESTABLISHED
FATS 0.0.0.0:『十』 #44Ga3:12 TIME_WAIT
UNFATS [e383aae382abe383abe383ab0d0a0d0a]736356 ※:※
UNFATS [e382a8e382afe383ace382a2]438463 ※:※
UNFATS [e383aae382aae383ace382a4e3838be382a2]690917 ※:※
UNFATS [e38395e38383e382ab]689730 ※:※
UNFATS [e383ace382a4e38380]1088643 ※:※
UNFATS [e382b2e383bce383ab]6271 ※:※
UNFATS [e3838be382b2e383ab]遺跡獣Σ267被害者0201 ※:※
UNFATS [e383a9e38397e38388e383ab]611395 ※:※
>えーっと、同一ネットワーク上にふたり、いや三人と――
>近い接続網に七人だから、全部で30個!?
>いそげいそげ、実を付けろ
>不老不死の妙薬、仙果、桃――ってことは、ここは隠れ世……隠れ里か?
>川がなくなってる?
おれぁ、どーやって戻
§
ふぉん♪
『>イオノファラー、解析終了しました
シガミー魂跡とのアクセスが可能になりました』
「ばか、シガミィー! はやくかえってきなさぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁあああああぁぁっぁあっぁっぁぁぁぁぁぁぁぁっぁぁぁぁぁぁぁああああぁっっぁあぁぁあぁっっぁぁあっぁあぁっぁぁ――――げっほけほけほっ!?」
うるさいですよ。
もうすぐ、もうすぐ。
ちゃんと実が付くからさ。
そうしたら、おなかいっぱい食べてよ。
ぐぐぐぐぐっ――――ぽこん♪
ほらひとつ、実がなった。
わーいわぁーぃ♪
ポン♪
ポポポポポポポポポォン♪
んぁ? なんか、
>すっげぇ上の方からICMPパケットを投げつけられたぞ?
>あと、ちょっとまってよ
>あと30秒有れば、もう二個でひとりぶんの実が付くからさぁ
サラサラサラサラアァ――――――――なんか、地面の下からわき上がるわき水みたいなのが>ヒント>龍脈/活力の流れ。
「(本当にこんな物で――人の代わりになるのですか?)」
「(マ、マナを巡らせることさえ出来れば良いのなららぁん、これで十分ですらぁん!)」
「(ぎゃぁぁぁぁっ! シ、シガァミィィィィッ――――!?)」
「(駄目です、見てはいけません!)」
あれっ!?
たしかにマイクをオフにしたのに――なんか聞こえてきた。
ぐぬぬ、よっぽどわらわの実がほしいとみえる。
しかたないねぇ――――木をもう一本生やしますかねぇ。
きえぇーいっ――ぽこん――芽が出たと思うだろ?
一瞬で大木へと成長するから、見逃さないでよぉ――
めきめきめきょ――――んぐぐぐぐっ、ぽこん♪
ぃよぉし、やった!
元の木に二個目がなって、新しい木にもひとつ実がなった。
これでひとりぶん――――はぁはぁ、すこし疲れたから一息つこうかな>シガミー、早ク起きナいと例ノ隠してオいたマンドラゴーラヲ――
ヒント>五百乃大角に食べられてしまいますよ
「なんっだっとぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ――――ふざけりゅんぎゃありませんわよぉぉぉぉぅ、あれわぁ――――――――――女将さんの土産に取っといたんだぜっ――――こんのぉぉぉぉぉっ、駄飯神さまめぇぇぇぇぇぇっ――――!?」
仄暗い視界。
だれかが居る。
ちいせぇ丸いのが、おれの顔に乗ってやがる。
ぴーぴーうるせぇな。
こぽこぽこぽぽっん――――口に何かを流し込まれた?
「(の ん で、 シ ガ ミ ィー !)」
丸いのが、なんか言ってやがる。
ふぉ ふぉ ふぉふぉ っふぉ おふぉふぉ ふぉぉぉ ぉぉん♪♪♪
『緊急時戦術プロトコル作動
>WetWareID#44Ga3
対象アドレス:生体デバイス個体シガミー内/不随意記憶領域内/……/……
>Forced reboot with bootstrap
>Access to room #44Ga3
>Initiating bodycontrol
>シガミー、起きてください。
>んぁ?
>どれでしょうか、あなたさまはぁ?
>あらら? わたくしわぁ三途の川辺で、大木へと成長したはずですがぁ?
チチチチチチチピッ――♪
>小鳥が鳴いていますわ、うふふ♪
ヒュヒュヒュヒュヒュヒュヒュヒュヒュゥ――ン。
>これは馬かしら?
どっこぉん、どっごぉぉん――――!!
体の中まで、うるさ……そうぞうしいですわねぇ――――――――!!!
――――ごごごごごぉぉぉぉぉぉぉぉっ!
――もぉう。
ふぉん♪
『>うる』
――さい。
ふぉん♪
『>です』
――わぁ。
「すっはぁぁぁぁ――――!?」
気づけば、あたりが暗くなっていますわ。
「「「「「「「「「シガミィィィィィィィィィィィィイ――――――――♪」」」」」」」」」
大勢の人の声。
「――うるさいですわよぉうっ!」
わたくしの顔に張り付いた何かを、ひょいとつまみ上げると――なんですの?
「シガミぃぃぃぃー!」
蹴鞠のような根菜のような鏡餅のようにもみえる、なにかが小煩いですわ。
「ここはどちらでしょうか、見覚えがないのですが?」
あたりは……酷い有りさま。
丘をえぐり取ったような、大穴の真ん中――折れた木かしら?
そんなのが倒れていますわぁ。
「あれ? なんか、様子がおかしいですよ?」
「シガミー、大丈夫っ!? どこか痛くなぁい!?」
「シガミィー?」
わたくしは、背後を振りかえる。
ソコには誰も居らず、荒涼とした窪地が広がっているだけですわ。
首を傾げていると――
「「「「「「「「「シガミー?」」」」」」」」」
またもや聞き覚えのない名で、わたくしを呼ぶのです。
そのシガミイという方は、よっぽどわたくしに似ているのですね。
「ちがいますよ? こほん、わたくしは惑星ヒースの神です❤」
見知らぬひとたちの、おどろいた顔が面白くて――クスクスクスクス♪
わたくしとしたことが、大声で笑ってしまいましたわ。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
転生先はご近所さん?
フロイライン
ファンタジー
大学受験に失敗し、カノジョにフラれた俺は、ある事故に巻き込まれて死んでしまうが…
そんな俺に同情した神様が俺を転生させ、やり直すチャンスをくれた。
でも、並行世界で人々を救うつもりだった俺が転生した先は、近所に住む新婚の伊藤さんだった。
俺、何しに異世界に来たんだっけ?
右足の指
ファンタジー
「目的?チートスキル?…なんだっけ。」
主人公は、転生の儀に見事に失敗し、爆散した。
気づいた時には見知らぬ部屋、見知らぬ空間。その中で佇む、美しい自称女神の女の子…。
「あなたに、お願いがあります。どうか…」
そして体は宙に浮き、見知らぬ方陣へと消え去っていく…かに思えたその瞬間、空間内をとてつもない警報音が鳴り響く。周りにいた羽の生えた天使さんが騒ぎたて、なんだかポカーンとしている自称女神、その中で突然と身体がグチャグチャになりながらゆっくり方陣に吸い込まれていく主人公…そして女神は確信し、呟いた。
「やべ…失敗した。」
女神から託された壮大な目的、授けられたチートスキルの数々…その全てを忘れた主人公の壮大な冒険(?)が今始まる…!
『悪魔クロとやり直す最弱シーカー。十五歳に戻った俺は秘密の力で人間の頂点を狙う』
なべぞう
ファンタジー
ダンジョンが生まれて百年。
スキルを持つ人々がダンジョンに挑む世界で、
ソラは非戦闘系スキル《アイテムボックス》しか持たない三流シーカーだった。
弱さゆえに仲間から切り捨てられ、三十五歳となった今では、
満身創痍で生きるだけで精一杯の日々を送っていた。
そんなソラをただ一匹だけ慕ってくれたのは――
拾ってきた野良の黒猫“クロ”。
だが命の灯が消えかけた夜、
その黒猫は正体を現す。
クロは世界に十人しか存在しない“祝福”を与える存在――
しかも九つの祝福を生んだ天使と悪魔を封印した“第十の祝福者”だった。
力を失われ、語ることすら封じられたクロは、
復讐を果たすための契約者を探していた。
クロは瀕死のソラと契約し、
彼の魂を二十年前――十五歳の過去へと送り返す。
唯一のスキル《アイテムボックス》。
そして契約により初めて“成長”する力を与えられたソラは、
弱き自分を変えるため、再びダンジョンと向き合う。
だがその裏で、
クロは封印した九人の祝福者たちを狩り尽くすための、
復讐の道を静かに歩み始めていた。
これは――
“最弱”と“最凶”が手を取り合い、
未来をやり直す物語
50歳元艦長、スキル【酒保】と指揮能力で異世界を生き抜く。残り物の狂犬と天然エルフを拾ったら、現代物資と戦術で最強部隊ができあがりました
月神世一
ファンタジー
「命を捨てて勝つな。生きて勝て」
50歳の元イージス艦長が、ブラックコーヒーと海軍カレー、そして『指揮能力』で異世界を席巻する!
海上自衛隊の艦長だった坂上真一(50歳)は、ある日突然、剣と魔法の異世界へ転移してしまう。
再就職先を求めて人材ギルドへ向かうも、受付嬢に言われた言葉は――
「50歳ですか? シルバー求人はやってないんですよね」
途方に暮れる坂上の前にいたのは、誰からも見放された二人の問題児。
子供の泣き声を聞くと殺戮マシーンと化す「狂犬」龍魔呂。
規格外の魔力を持つが、方向音痴で市場を破壊する「天然」エルフのルナ。
「やれやれ。手のかかる部下を持ったもんだ」
坂上は彼らを拾い、ユニークスキル【酒保(PX)】を発動する。
呼び出すのは、自衛隊の補給物資。
高品質な食料、衛生用品、そして戦場の士気を高めるコーヒーと甘味。
魔法は使えない。だが、現代の戦術と無限の補給があれば負けはない。
これは、熟練の指揮官が「残り物」たちを最強の部隊へと育て上げ、美味しいご飯を食べるだけの、大人の冒険譚。
クラス全員で転移したけど俺のステータスは使役スキルが異常で出会った人全員を使役してしまいました
髙橋ルイ
ファンタジー
「クラス全員で転移したけど俺のステータスは使役スキルが異常で出会った人全員を使役してしまいました」
気がつけば、クラスごと異世界に転移していた――。
しかし俺のステータスは“雑魚”と判定され、クラスメイトからは置き去りにされる。
「どうせ役立たずだろ」と笑われ、迫害され、孤独になった俺。
だが……一人きりになったとき、俺は気づく。
唯一与えられた“使役スキル”が 異常すぎる力 を秘めていることに。
出会った人間も、魔物も、精霊すら――すべて俺の配下になってしまう。
雑魚と蔑まれたはずの俺は、気づけば誰よりも強大な軍勢を率いる存在へ。
これは、クラスで孤立していた少年が「異常な使役スキル」で異世界を歩む物語。
裏切ったクラスメイトを見返すのか、それとも新たな仲間とスローライフを選ぶのか――
運命を決めるのは、すべて“使役”の先にある。
毎朝7時更新中です。⭐お気に入りで応援いただけると励みになります!
期間限定で10時と17時と21時も投稿予定
※表紙のイラストはAIによるイメージです
【完結】剣の世界に憧れて上京した村人だけど兵士にも冒険者にもなれませんでした。
もる
ファンタジー
剣を扱う職に就こうと田舎から出て来た14歳の少年ユカタは兵役に志願するも断られ、冒険者になろうとするも、15歳の成人になるまでとお預けを食らってしまう。路頭に迷うユカタは生きる為に知恵を絞る。
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる