330 / 744
3:ダンジョンクローラーになろう
330:惑星ヒース神(シガミー)、マジック・スクロールをつかう
しおりを挟む
「お別れと言っても、たった一年ですよ。私やお嬢さまのように、専門的な教育を受けるなら二年になりますけれど」
レイダを引きよせ、抱きしめるメイド。
「そうだな、たった一年だしよ。そもそも今はイオノファラーさまのおかげで、央都との行き来は一瞬だろ……う――?」
厳つい工房長の口が、パカリと開いたままになった。
その顔を見ていたメイドの口も、パカリ。
その顔を見ていた少女の口も、おくれてパカリ。
それはまるで、何か大事なことに初めて思い至ったような。
「シガミーが元に戻ったらっ、カヤノヒメちゃんはどうなるのっ!?」
そんな少女の声。
自然と二本の立木の根元に、目が向くが――
「あら、そんなことは何の問題でもありませんわ。わたくしは星の神、万物を司り、神々の叡知を統べるものですので――如何様にでも、くすくす、うふふ♪」
立木は一切動じず、口元に手を添えた。
「イオノファラー、やハり……ひそひそ……、目が笑っていまマせん」
「そうわねぇん。ひとまず……ひそひそ……頭の木が邪魔なのだけは、確かよねぇん。超女神像の間から出るのも……ひと苦労でしょアレ」
「それではスクロールを持って、おにぎりさんのまえに立ってくださいな。レイダちゃん♪」
その目は笑っていない。
「い、痛いのは、いやだよぅ?」
おずおずと、猫の魔物に近寄る子供。
「にゃみゃごぉー♪」
陽気な猫の魔物が、巻紙を受け取った。
「にゃみゃにゃ、にゃがにゃがぁみゃんや♪」
パラリと紐解かれるマジック・スクロール。
ふぉん♪
『おにぎり>だいじょうぶだもの。きっとすてきな、
スキルが手に入るもの♪』
木板はいつの間にか紐で、首につり下げられていた。
猫の魔物一号(顔の中は空っぽ)が――
『報酬倍化スキル』のマジック・スクロールを――
幼気な少女に向けた。
タンッ――ジャラララララッララッ♪
騒々しく舞い踊る、カヤノヒメ。
その頭上の立木。
その枝には、アーティファクト迅雷……女神の眷属が渡してある。
猫の魔物の尻尾は、猫の置物に突き刺さり――
ビュギボビン、ギュボガラランッ――――ビロロロロロッロン♪
激しく光を発するジュークボックスを――
ふたたびとぐろを巻き始めた、星神の後光が覆い隠していく。
「な、なんの呪いの儀式だ!?」
「カ、カヤノヒメさま、やっぱりちょっとおまちくださ――――!?」
おそれる大人たち。
「にゃみゃおぉーーん♪」
猫の魔物が鳴くと――
ギュギュッと、猫の置物に吸い込まれる光の霧。
ヴヴヴヴヴォォォォン♪
テーブルや椅子。金槌や給仕服の裾が、ビリビリと震える。
ガタガタガタッ、ガチャガチャガチャン、バサバサバサッ!
ガタンゴロロゴロロロッ――倒れた美の女神御神体が、テーブルから落っこちた。
少女レイダの足下に浮かび上がる――光輪と複雑な文様。
「わっ、きゃぁぁぁぁっ――――!?」
地が揺れ、室内だというのに――――ゴロロロロッ――ピッシャンッ!
きらめく雷光が床を転がっていた――御神体へ落ちた!
「痛った! なにこの地震と……雷ぃ!?」
プスプス、ゴンゴロロッ――靴に当たった女神御神体を、つかみ上げる少女。
「イ、イオノファラーさ――――」
少女と抱えられた御神体が――――フッ!
魔方陣をのこして、少女の姿が消えた。
「消えたっ!? キャァァァァァッ――――レイダッ!?」
給仕服の女性が半狂乱になり、ポケットから身長ほどの長さの立派な魔法杖を取り出した!
「あわてなくても大丈夫ですわ。コレは通常のマジック・スクロールの手続きですので、スグに戻ってきますわ♪」
コォォォォォォッ、シュルシュルシュルルッ!
「魔方陣が、回り出したぜ!?」
かまえた金槌が、魔方陣へ向けられた。
シュルルルッ、ギュリュリュッ、ギャリィィィンッ!
「キャァァァァッ――――レ、レイダ! イオノファラーさまっ!」
目に見えない速さで回転しだした魔方陣へ、魔法杖が向けられる!
「にゃみゃぁご♪」
――――パッリィン!
割れる魔方陣。
「「「っ――!?」」」
息を呑む、金槌と鳥仮面と木に渡された銀の棒。
ぼっしゅるるるるりゅっ――――少女のいた場所に、立ちこめていた光の霧が渦を巻く。
カカカカァァァァァァァッ!
星の神の頭の木が、光を放つ。
ヴォォ――――ォォン!?
枝に渡されていた棒が、より強烈に光り輝く――――!
「うをわっ、まぶしいぜ!」
「きゃぁぁっ、レイダァ!」
渦は、人の姿をかたちどり――――シュルルルッキュゥウッ!
スタンッ!
「「「レイダッ!」」」
渦の中から現れた少女が――床へ降りたつ。
「レイダッ――!」
メイドが駈け寄り――むぎゅり♪
「むぎゅぅぅ――!」
抱きすくめられ、身動きが取れなくなるレイダ。
「「(ちょっと、ちょっと、リオレイニアちゃん落ちついてねぇん!)」」
くぐもる御神体の声が、二重に聞こえる。
「ああ、ごめんなさい。どこか痛い所はございませんか?」
体を離し、今度はガタガタと、小さな体を揺さぶるメイド。
「大丈夫だよう、リオレイニアさん――それより」
手にした二つの御神体を、掲げる少女。
やがて、ジュークボックスからチャリチャリチャリチャリと、硬貨が落ちる音。
その音は、いつまでも続き――――
霧が晴れてなお、止まらない。
ふぉふぉん♪
猫の置物の顔には――
『CONGRATULATION!
JACKPOT CALL ATTENDANT.』
「「ん、そうぞうしいわね? どうしたのみんなぁ?」」
少女に抱えられた御神体。
「くすくすくすくす、そうなるのですねぇ――――イオノファラーさま、おめでとうございます♪」
ジャラララララッ、ジャンジャラララララッ――――♪
鳴らされる、タンバリン。
「「おめでとうって、何がぁ?」」
首を傾げる御神体。
「神格が二倍になりましたわ、くすくす?」
そう言われ、少女に抱えられていた御神体が――
左右対称に、自分を見た。
レイダを引きよせ、抱きしめるメイド。
「そうだな、たった一年だしよ。そもそも今はイオノファラーさまのおかげで、央都との行き来は一瞬だろ……う――?」
厳つい工房長の口が、パカリと開いたままになった。
その顔を見ていたメイドの口も、パカリ。
その顔を見ていた少女の口も、おくれてパカリ。
それはまるで、何か大事なことに初めて思い至ったような。
「シガミーが元に戻ったらっ、カヤノヒメちゃんはどうなるのっ!?」
そんな少女の声。
自然と二本の立木の根元に、目が向くが――
「あら、そんなことは何の問題でもありませんわ。わたくしは星の神、万物を司り、神々の叡知を統べるものですので――如何様にでも、くすくす、うふふ♪」
立木は一切動じず、口元に手を添えた。
「イオノファラー、やハり……ひそひそ……、目が笑っていまマせん」
「そうわねぇん。ひとまず……ひそひそ……頭の木が邪魔なのだけは、確かよねぇん。超女神像の間から出るのも……ひと苦労でしょアレ」
「それではスクロールを持って、おにぎりさんのまえに立ってくださいな。レイダちゃん♪」
その目は笑っていない。
「い、痛いのは、いやだよぅ?」
おずおずと、猫の魔物に近寄る子供。
「にゃみゃごぉー♪」
陽気な猫の魔物が、巻紙を受け取った。
「にゃみゃにゃ、にゃがにゃがぁみゃんや♪」
パラリと紐解かれるマジック・スクロール。
ふぉん♪
『おにぎり>だいじょうぶだもの。きっとすてきな、
スキルが手に入るもの♪』
木板はいつの間にか紐で、首につり下げられていた。
猫の魔物一号(顔の中は空っぽ)が――
『報酬倍化スキル』のマジック・スクロールを――
幼気な少女に向けた。
タンッ――ジャラララララッララッ♪
騒々しく舞い踊る、カヤノヒメ。
その頭上の立木。
その枝には、アーティファクト迅雷……女神の眷属が渡してある。
猫の魔物の尻尾は、猫の置物に突き刺さり――
ビュギボビン、ギュボガラランッ――――ビロロロロロッロン♪
激しく光を発するジュークボックスを――
ふたたびとぐろを巻き始めた、星神の後光が覆い隠していく。
「な、なんの呪いの儀式だ!?」
「カ、カヤノヒメさま、やっぱりちょっとおまちくださ――――!?」
おそれる大人たち。
「にゃみゃおぉーーん♪」
猫の魔物が鳴くと――
ギュギュッと、猫の置物に吸い込まれる光の霧。
ヴヴヴヴヴォォォォン♪
テーブルや椅子。金槌や給仕服の裾が、ビリビリと震える。
ガタガタガタッ、ガチャガチャガチャン、バサバサバサッ!
ガタンゴロロゴロロロッ――倒れた美の女神御神体が、テーブルから落っこちた。
少女レイダの足下に浮かび上がる――光輪と複雑な文様。
「わっ、きゃぁぁぁぁっ――――!?」
地が揺れ、室内だというのに――――ゴロロロロッ――ピッシャンッ!
きらめく雷光が床を転がっていた――御神体へ落ちた!
「痛った! なにこの地震と……雷ぃ!?」
プスプス、ゴンゴロロッ――靴に当たった女神御神体を、つかみ上げる少女。
「イ、イオノファラーさ――――」
少女と抱えられた御神体が――――フッ!
魔方陣をのこして、少女の姿が消えた。
「消えたっ!? キャァァァァァッ――――レイダッ!?」
給仕服の女性が半狂乱になり、ポケットから身長ほどの長さの立派な魔法杖を取り出した!
「あわてなくても大丈夫ですわ。コレは通常のマジック・スクロールの手続きですので、スグに戻ってきますわ♪」
コォォォォォォッ、シュルシュルシュルルッ!
「魔方陣が、回り出したぜ!?」
かまえた金槌が、魔方陣へ向けられた。
シュルルルッ、ギュリュリュッ、ギャリィィィンッ!
「キャァァァァッ――――レ、レイダ! イオノファラーさまっ!」
目に見えない速さで回転しだした魔方陣へ、魔法杖が向けられる!
「にゃみゃぁご♪」
――――パッリィン!
割れる魔方陣。
「「「っ――!?」」」
息を呑む、金槌と鳥仮面と木に渡された銀の棒。
ぼっしゅるるるるりゅっ――――少女のいた場所に、立ちこめていた光の霧が渦を巻く。
カカカカァァァァァァァッ!
星の神の頭の木が、光を放つ。
ヴォォ――――ォォン!?
枝に渡されていた棒が、より強烈に光り輝く――――!
「うをわっ、まぶしいぜ!」
「きゃぁぁっ、レイダァ!」
渦は、人の姿をかたちどり――――シュルルルッキュゥウッ!
スタンッ!
「「「レイダッ!」」」
渦の中から現れた少女が――床へ降りたつ。
「レイダッ――!」
メイドが駈け寄り――むぎゅり♪
「むぎゅぅぅ――!」
抱きすくめられ、身動きが取れなくなるレイダ。
「「(ちょっと、ちょっと、リオレイニアちゃん落ちついてねぇん!)」」
くぐもる御神体の声が、二重に聞こえる。
「ああ、ごめんなさい。どこか痛い所はございませんか?」
体を離し、今度はガタガタと、小さな体を揺さぶるメイド。
「大丈夫だよう、リオレイニアさん――それより」
手にした二つの御神体を、掲げる少女。
やがて、ジュークボックスからチャリチャリチャリチャリと、硬貨が落ちる音。
その音は、いつまでも続き――――
霧が晴れてなお、止まらない。
ふぉふぉん♪
猫の置物の顔には――
『CONGRATULATION!
JACKPOT CALL ATTENDANT.』
「「ん、そうぞうしいわね? どうしたのみんなぁ?」」
少女に抱えられた御神体。
「くすくすくすくす、そうなるのですねぇ――――イオノファラーさま、おめでとうございます♪」
ジャラララララッ、ジャンジャラララララッ――――♪
鳴らされる、タンバリン。
「「おめでとうって、何がぁ?」」
首を傾げる御神体。
「神格が二倍になりましたわ、くすくす?」
そう言われ、少女に抱えられていた御神体が――
左右対称に、自分を見た。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
転生先はご近所さん?
フロイライン
ファンタジー
大学受験に失敗し、カノジョにフラれた俺は、ある事故に巻き込まれて死んでしまうが…
そんな俺に同情した神様が俺を転生させ、やり直すチャンスをくれた。
でも、並行世界で人々を救うつもりだった俺が転生した先は、近所に住む新婚の伊藤さんだった。
俺、何しに異世界に来たんだっけ?
右足の指
ファンタジー
「目的?チートスキル?…なんだっけ。」
主人公は、転生の儀に見事に失敗し、爆散した。
気づいた時には見知らぬ部屋、見知らぬ空間。その中で佇む、美しい自称女神の女の子…。
「あなたに、お願いがあります。どうか…」
そして体は宙に浮き、見知らぬ方陣へと消え去っていく…かに思えたその瞬間、空間内をとてつもない警報音が鳴り響く。周りにいた羽の生えた天使さんが騒ぎたて、なんだかポカーンとしている自称女神、その中で突然と身体がグチャグチャになりながらゆっくり方陣に吸い込まれていく主人公…そして女神は確信し、呟いた。
「やべ…失敗した。」
女神から託された壮大な目的、授けられたチートスキルの数々…その全てを忘れた主人公の壮大な冒険(?)が今始まる…!
『悪魔クロとやり直す最弱シーカー。十五歳に戻った俺は秘密の力で人間の頂点を狙う』
なべぞう
ファンタジー
ダンジョンが生まれて百年。
スキルを持つ人々がダンジョンに挑む世界で、
ソラは非戦闘系スキル《アイテムボックス》しか持たない三流シーカーだった。
弱さゆえに仲間から切り捨てられ、三十五歳となった今では、
満身創痍で生きるだけで精一杯の日々を送っていた。
そんなソラをただ一匹だけ慕ってくれたのは――
拾ってきた野良の黒猫“クロ”。
だが命の灯が消えかけた夜、
その黒猫は正体を現す。
クロは世界に十人しか存在しない“祝福”を与える存在――
しかも九つの祝福を生んだ天使と悪魔を封印した“第十の祝福者”だった。
力を失われ、語ることすら封じられたクロは、
復讐を果たすための契約者を探していた。
クロは瀕死のソラと契約し、
彼の魂を二十年前――十五歳の過去へと送り返す。
唯一のスキル《アイテムボックス》。
そして契約により初めて“成長”する力を与えられたソラは、
弱き自分を変えるため、再びダンジョンと向き合う。
だがその裏で、
クロは封印した九人の祝福者たちを狩り尽くすための、
復讐の道を静かに歩み始めていた。
これは――
“最弱”と“最凶”が手を取り合い、
未来をやり直す物語
50歳元艦長、スキル【酒保】と指揮能力で異世界を生き抜く。残り物の狂犬と天然エルフを拾ったら、現代物資と戦術で最強部隊ができあがりました
月神世一
ファンタジー
「命を捨てて勝つな。生きて勝て」
50歳の元イージス艦長が、ブラックコーヒーと海軍カレー、そして『指揮能力』で異世界を席巻する!
海上自衛隊の艦長だった坂上真一(50歳)は、ある日突然、剣と魔法の異世界へ転移してしまう。
再就職先を求めて人材ギルドへ向かうも、受付嬢に言われた言葉は――
「50歳ですか? シルバー求人はやってないんですよね」
途方に暮れる坂上の前にいたのは、誰からも見放された二人の問題児。
子供の泣き声を聞くと殺戮マシーンと化す「狂犬」龍魔呂。
規格外の魔力を持つが、方向音痴で市場を破壊する「天然」エルフのルナ。
「やれやれ。手のかかる部下を持ったもんだ」
坂上は彼らを拾い、ユニークスキル【酒保(PX)】を発動する。
呼び出すのは、自衛隊の補給物資。
高品質な食料、衛生用品、そして戦場の士気を高めるコーヒーと甘味。
魔法は使えない。だが、現代の戦術と無限の補給があれば負けはない。
これは、熟練の指揮官が「残り物」たちを最強の部隊へと育て上げ、美味しいご飯を食べるだけの、大人の冒険譚。
クラス全員で転移したけど俺のステータスは使役スキルが異常で出会った人全員を使役してしまいました
髙橋ルイ
ファンタジー
「クラス全員で転移したけど俺のステータスは使役スキルが異常で出会った人全員を使役してしまいました」
気がつけば、クラスごと異世界に転移していた――。
しかし俺のステータスは“雑魚”と判定され、クラスメイトからは置き去りにされる。
「どうせ役立たずだろ」と笑われ、迫害され、孤独になった俺。
だが……一人きりになったとき、俺は気づく。
唯一与えられた“使役スキル”が 異常すぎる力 を秘めていることに。
出会った人間も、魔物も、精霊すら――すべて俺の配下になってしまう。
雑魚と蔑まれたはずの俺は、気づけば誰よりも強大な軍勢を率いる存在へ。
これは、クラスで孤立していた少年が「異常な使役スキル」で異世界を歩む物語。
裏切ったクラスメイトを見返すのか、それとも新たな仲間とスローライフを選ぶのか――
運命を決めるのは、すべて“使役”の先にある。
毎朝7時更新中です。⭐お気に入りで応援いただけると励みになります!
期間限定で10時と17時と21時も投稿予定
※表紙のイラストはAIによるイメージです
【完結】剣の世界に憧れて上京した村人だけど兵士にも冒険者にもなれませんでした。
もる
ファンタジー
剣を扱う職に就こうと田舎から出て来た14歳の少年ユカタは兵役に志願するも断られ、冒険者になろうとするも、15歳の成人になるまでとお預けを食らってしまう。路頭に迷うユカタは生きる為に知恵を絞る。
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる