399 / 744
3:ダンジョンクローラーになろう
399:美の女神の料理番(シガミー)、温泉と下剋上その3
しおりを挟む
「(おい、おにぎりどもわぁ、どこにいやがる?)」
視線をさまよわせると、レイド村周辺の地図が大写しになった。
いま居るのが●の、村はずれだろ――?
おにぎりどもをあらわす印が……見当たらない。
ふぉふぉん♪
『>少々お待ちください』
座布団に直立していた棒が、すすっと上空に飛んでいき――
即座に『▼』、『▼』、『▼』の三つの現在地点を、送ってよこした。
おれも鉄鎧鬼の角がありゃ、超高速移動体の類推索敵くらい出来るんだが。
いま頭に生えてる枝葉みたいな角じゃ、無理っぽい。
ピヒューゥン、ピョヒュヒュヒュヒュゥーン♪
▼は、レイド村のまわりをグルグルと、走り回っている。
ほとんど重なってるのは、たぶん子馬に乗って移動してるからだろう。
しかし、あの子馬。見た目と違って相当な速さだぜ。
「(村の周囲に温泉があるのか?)」
そういや、ガムランの温泉も町の端、石垣の中に湧いたっけなぁ――
ふぉん♪
『イオノ>ちょっと、シガミー?』
五百乃大角を見ると、座布団には乗ってなくて。
茅の姫の手のひらに、乗せられている。
「(なんでぇい、邪魔するなってんだぜ? お前さんが、星神の軍門に降るってことで、話が付いただろーが?」
「それなんだけどさぁー、なーんかまだ問題があるみたいよぉん?」
「あぁん? まだ何かあんのかぁ?」
うつむく星神のまえに、ぽきゅりと座る。
ふぉふぉん♪
『ホシガミー>私がこの世界に存在すると、
せっかく整えた龍脈環境が、
また歪んでしまいますわ。ぐすぐす?
「(歪むと、どうなる?)」
あぐらをかいた両膝を、ぎゅっと猫手でつかみ――
星神に顔を寄せた。
ふぉふぉん♪
『ホシガミー>変異種とミノタウロースが、
無限に湧き続けますわ、ぐすぐす?』
「みゃにゃぁ、んにゃみゃーにゃん?」
かといって、彼岸に送りかえすのは忍びねぇ。
綺麗な場所だが三途の川は、生者が行く場所ではない。
ふぉふぉん♪
『ホシガミー>やはり仕方がありません。
他界することにいたしましょう』
「みゃんみゃ、にゃにゃやーんにゃ!」
あー、怒鳴るとつい猫共用語が出ちまう。
せっかくお前さまも、この世に居るんだぜ!
うまい物をたらふく食って、健やかに生活してもらう。
そして、あわよくば猪蟹屋の戦力になっていただく。
「(五百乃大角ぁ、なんとかしろぃ!)」
「えームリムリっ、そもそも星神なんてさぁー、乗ってないよ……ぺらぺらり……攻略本にわぁー?」
ちっ、だらしねぇな。
迅雷、なんか手はねぇか?
ふぉふぉん♪
『>イオノファラー。類推による高速な思考形態を、
使用してもよろしいでしょうか?」
ふぉん♪
『イオノ>え、何で聞くのぉん? どんどんやっっちゃってぇー!』
ふぉふぉふぉふぉん♪
『>では〝特撃型10号改〟と〝鉄鎧鬼〟を含む、全システムの精査と、星神茅野姫との共存方法を類推、模索します』
おう、〝おお急ぎ〟で頼むぜ。
おれも、もう少しの頭の冴えがありゃぁ、良い頓知も浮かびそうだが。
ぽこん――ギュガッチャゴゴォォン♪
誰も居ない所をみつめ――
ニゲルが言うには〝ロボットプラモ〟――
〝鉄鎧鬼〟を取りだした――――ドゴズズゥゥン!
地が揺れ、倒れる星神と御神体。
バッシャ――ガシャガシャガシャ!
開いた背中から現れたのは、まるで馬の鞍のような座席。
ぽぎゅぽぎゅぎゅむむ――這いつくばるように、中に乗り込んだ。
ギュギュガッチャコン、ギュギュギュギチギチギチ――――ピピピピプヒュゥ――ン♪
特撃型の重さで凹んでいた〝鞍のような形〟。
それが波打ち――硬くなった。
カヒューィ、ガゴゴンッ!
隔壁が閉じられ――ヴュパパパパパパパパッ♪
積層化された巨大モニタが、目のまえに広がった!
「こいつぁ、すげぇ。これなら、さっきのあれが出来るぜ――ニャァ♪」
ガキュンッ――おれは角に手をかざした。
壊れたり曲がったりしてた、多種多様な複合ロッドアンテナを――生身のスキルで修理した。
同時に――電波減衰サイクルと回析限界を利用した、高分解能化に成功。
精度を増した〝動体検知〟が、走り回る子馬〝天ぷら号〟の軌跡を――
詳細にトレースする。
ピュピピピピピピピッ――――――――♪
とうとう村の中まで、入って来やがったぞ?
どうも、おれたちが居る辺りを中心にして、走り回ってるみたいだ。
こりゃ高確率で、この辺から温泉が出そうだぜ。
積層化されたモニタは、おれの思考に追従して――
めまぐるしく色や形を、変えていくが――
まるで騒々しく感じない。
ふう――やっぱり、おれの頭が冴え渡ってやがる。
「どうだぁ迅雷ィ――ニャァ?」
ふぉふぉふぉん♪
『>INTタレットの演算単位を100と評価した場合、この鉄鎧と特撃型をあわせての演算単位評価は20です』
まえに聞いたのと、変わらねぇのか。
ふぉふぉん♪
『>変わりませんが拡張されたシガミーを、
INTタレットのサブシステム、
INTシガミーとして運用すれば、
その類推思考は幾何級数的に高速化する、
可能性があります』
澄み渡った今のおれの頭でも、わからん。
ふぉふぉん♪
『解析指南>INTタレット迅雷を、最大長まで伸ばしてください』
はぁ? そりゃ迅雷は、おれの体の長さまでなら自在に伸びるが。
ガッシャ、ガッキュゥーン♪
上空から降りてきた、爪楊枝みてぇな相棒をつまんだ。
カシャカシャカシャカシャ、シュッカァァン――――!!!
細く長い針金のように、独古杵が伸びた瞬間。
「そもさん――ニャァ!」
そんな言葉が、口をついて出た。
視線をさまよわせると、レイド村周辺の地図が大写しになった。
いま居るのが●の、村はずれだろ――?
おにぎりどもをあらわす印が……見当たらない。
ふぉふぉん♪
『>少々お待ちください』
座布団に直立していた棒が、すすっと上空に飛んでいき――
即座に『▼』、『▼』、『▼』の三つの現在地点を、送ってよこした。
おれも鉄鎧鬼の角がありゃ、超高速移動体の類推索敵くらい出来るんだが。
いま頭に生えてる枝葉みたいな角じゃ、無理っぽい。
ピヒューゥン、ピョヒュヒュヒュヒュゥーン♪
▼は、レイド村のまわりをグルグルと、走り回っている。
ほとんど重なってるのは、たぶん子馬に乗って移動してるからだろう。
しかし、あの子馬。見た目と違って相当な速さだぜ。
「(村の周囲に温泉があるのか?)」
そういや、ガムランの温泉も町の端、石垣の中に湧いたっけなぁ――
ふぉん♪
『イオノ>ちょっと、シガミー?』
五百乃大角を見ると、座布団には乗ってなくて。
茅の姫の手のひらに、乗せられている。
「(なんでぇい、邪魔するなってんだぜ? お前さんが、星神の軍門に降るってことで、話が付いただろーが?」
「それなんだけどさぁー、なーんかまだ問題があるみたいよぉん?」
「あぁん? まだ何かあんのかぁ?」
うつむく星神のまえに、ぽきゅりと座る。
ふぉふぉん♪
『ホシガミー>私がこの世界に存在すると、
せっかく整えた龍脈環境が、
また歪んでしまいますわ。ぐすぐす?
「(歪むと、どうなる?)」
あぐらをかいた両膝を、ぎゅっと猫手でつかみ――
星神に顔を寄せた。
ふぉふぉん♪
『ホシガミー>変異種とミノタウロースが、
無限に湧き続けますわ、ぐすぐす?』
「みゃにゃぁ、んにゃみゃーにゃん?」
かといって、彼岸に送りかえすのは忍びねぇ。
綺麗な場所だが三途の川は、生者が行く場所ではない。
ふぉふぉん♪
『ホシガミー>やはり仕方がありません。
他界することにいたしましょう』
「みゃんみゃ、にゃにゃやーんにゃ!」
あー、怒鳴るとつい猫共用語が出ちまう。
せっかくお前さまも、この世に居るんだぜ!
うまい物をたらふく食って、健やかに生活してもらう。
そして、あわよくば猪蟹屋の戦力になっていただく。
「(五百乃大角ぁ、なんとかしろぃ!)」
「えームリムリっ、そもそも星神なんてさぁー、乗ってないよ……ぺらぺらり……攻略本にわぁー?」
ちっ、だらしねぇな。
迅雷、なんか手はねぇか?
ふぉふぉん♪
『>イオノファラー。類推による高速な思考形態を、
使用してもよろしいでしょうか?」
ふぉん♪
『イオノ>え、何で聞くのぉん? どんどんやっっちゃってぇー!』
ふぉふぉふぉふぉん♪
『>では〝特撃型10号改〟と〝鉄鎧鬼〟を含む、全システムの精査と、星神茅野姫との共存方法を類推、模索します』
おう、〝おお急ぎ〟で頼むぜ。
おれも、もう少しの頭の冴えがありゃぁ、良い頓知も浮かびそうだが。
ぽこん――ギュガッチャゴゴォォン♪
誰も居ない所をみつめ――
ニゲルが言うには〝ロボットプラモ〟――
〝鉄鎧鬼〟を取りだした――――ドゴズズゥゥン!
地が揺れ、倒れる星神と御神体。
バッシャ――ガシャガシャガシャ!
開いた背中から現れたのは、まるで馬の鞍のような座席。
ぽぎゅぽぎゅぎゅむむ――這いつくばるように、中に乗り込んだ。
ギュギュガッチャコン、ギュギュギュギチギチギチ――――ピピピピプヒュゥ――ン♪
特撃型の重さで凹んでいた〝鞍のような形〟。
それが波打ち――硬くなった。
カヒューィ、ガゴゴンッ!
隔壁が閉じられ――ヴュパパパパパパパパッ♪
積層化された巨大モニタが、目のまえに広がった!
「こいつぁ、すげぇ。これなら、さっきのあれが出来るぜ――ニャァ♪」
ガキュンッ――おれは角に手をかざした。
壊れたり曲がったりしてた、多種多様な複合ロッドアンテナを――生身のスキルで修理した。
同時に――電波減衰サイクルと回析限界を利用した、高分解能化に成功。
精度を増した〝動体検知〟が、走り回る子馬〝天ぷら号〟の軌跡を――
詳細にトレースする。
ピュピピピピピピピッ――――――――♪
とうとう村の中まで、入って来やがったぞ?
どうも、おれたちが居る辺りを中心にして、走り回ってるみたいだ。
こりゃ高確率で、この辺から温泉が出そうだぜ。
積層化されたモニタは、おれの思考に追従して――
めまぐるしく色や形を、変えていくが――
まるで騒々しく感じない。
ふう――やっぱり、おれの頭が冴え渡ってやがる。
「どうだぁ迅雷ィ――ニャァ?」
ふぉふぉふぉん♪
『>INTタレットの演算単位を100と評価した場合、この鉄鎧と特撃型をあわせての演算単位評価は20です』
まえに聞いたのと、変わらねぇのか。
ふぉふぉん♪
『>変わりませんが拡張されたシガミーを、
INTタレットのサブシステム、
INTシガミーとして運用すれば、
その類推思考は幾何級数的に高速化する、
可能性があります』
澄み渡った今のおれの頭でも、わからん。
ふぉふぉん♪
『解析指南>INTタレット迅雷を、最大長まで伸ばしてください』
はぁ? そりゃ迅雷は、おれの体の長さまでなら自在に伸びるが。
ガッシャ、ガッキュゥーン♪
上空から降りてきた、爪楊枝みてぇな相棒をつまんだ。
カシャカシャカシャカシャ、シュッカァァン――――!!!
細く長い針金のように、独古杵が伸びた瞬間。
「そもさん――ニャァ!」
そんな言葉が、口をついて出た。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
転生先はご近所さん?
フロイライン
ファンタジー
大学受験に失敗し、カノジョにフラれた俺は、ある事故に巻き込まれて死んでしまうが…
そんな俺に同情した神様が俺を転生させ、やり直すチャンスをくれた。
でも、並行世界で人々を救うつもりだった俺が転生した先は、近所に住む新婚の伊藤さんだった。
俺、何しに異世界に来たんだっけ?
右足の指
ファンタジー
「目的?チートスキル?…なんだっけ。」
主人公は、転生の儀に見事に失敗し、爆散した。
気づいた時には見知らぬ部屋、見知らぬ空間。その中で佇む、美しい自称女神の女の子…。
「あなたに、お願いがあります。どうか…」
そして体は宙に浮き、見知らぬ方陣へと消え去っていく…かに思えたその瞬間、空間内をとてつもない警報音が鳴り響く。周りにいた羽の生えた天使さんが騒ぎたて、なんだかポカーンとしている自称女神、その中で突然と身体がグチャグチャになりながらゆっくり方陣に吸い込まれていく主人公…そして女神は確信し、呟いた。
「やべ…失敗した。」
女神から託された壮大な目的、授けられたチートスキルの数々…その全てを忘れた主人公の壮大な冒険(?)が今始まる…!
『悪魔クロとやり直す最弱シーカー。十五歳に戻った俺は秘密の力で人間の頂点を狙う』
なべぞう
ファンタジー
ダンジョンが生まれて百年。
スキルを持つ人々がダンジョンに挑む世界で、
ソラは非戦闘系スキル《アイテムボックス》しか持たない三流シーカーだった。
弱さゆえに仲間から切り捨てられ、三十五歳となった今では、
満身創痍で生きるだけで精一杯の日々を送っていた。
そんなソラをただ一匹だけ慕ってくれたのは――
拾ってきた野良の黒猫“クロ”。
だが命の灯が消えかけた夜、
その黒猫は正体を現す。
クロは世界に十人しか存在しない“祝福”を与える存在――
しかも九つの祝福を生んだ天使と悪魔を封印した“第十の祝福者”だった。
力を失われ、語ることすら封じられたクロは、
復讐を果たすための契約者を探していた。
クロは瀕死のソラと契約し、
彼の魂を二十年前――十五歳の過去へと送り返す。
唯一のスキル《アイテムボックス》。
そして契約により初めて“成長”する力を与えられたソラは、
弱き自分を変えるため、再びダンジョンと向き合う。
だがその裏で、
クロは封印した九人の祝福者たちを狩り尽くすための、
復讐の道を静かに歩み始めていた。
これは――
“最弱”と“最凶”が手を取り合い、
未来をやり直す物語
50歳元艦長、スキル【酒保】と指揮能力で異世界を生き抜く。残り物の狂犬と天然エルフを拾ったら、現代物資と戦術で最強部隊ができあがりました
月神世一
ファンタジー
「命を捨てて勝つな。生きて勝て」
50歳の元イージス艦長が、ブラックコーヒーと海軍カレー、そして『指揮能力』で異世界を席巻する!
海上自衛隊の艦長だった坂上真一(50歳)は、ある日突然、剣と魔法の異世界へ転移してしまう。
再就職先を求めて人材ギルドへ向かうも、受付嬢に言われた言葉は――
「50歳ですか? シルバー求人はやってないんですよね」
途方に暮れる坂上の前にいたのは、誰からも見放された二人の問題児。
子供の泣き声を聞くと殺戮マシーンと化す「狂犬」龍魔呂。
規格外の魔力を持つが、方向音痴で市場を破壊する「天然」エルフのルナ。
「やれやれ。手のかかる部下を持ったもんだ」
坂上は彼らを拾い、ユニークスキル【酒保(PX)】を発動する。
呼び出すのは、自衛隊の補給物資。
高品質な食料、衛生用品、そして戦場の士気を高めるコーヒーと甘味。
魔法は使えない。だが、現代の戦術と無限の補給があれば負けはない。
これは、熟練の指揮官が「残り物」たちを最強の部隊へと育て上げ、美味しいご飯を食べるだけの、大人の冒険譚。
クラス全員で転移したけど俺のステータスは使役スキルが異常で出会った人全員を使役してしまいました
髙橋ルイ
ファンタジー
「クラス全員で転移したけど俺のステータスは使役スキルが異常で出会った人全員を使役してしまいました」
気がつけば、クラスごと異世界に転移していた――。
しかし俺のステータスは“雑魚”と判定され、クラスメイトからは置き去りにされる。
「どうせ役立たずだろ」と笑われ、迫害され、孤独になった俺。
だが……一人きりになったとき、俺は気づく。
唯一与えられた“使役スキル”が 異常すぎる力 を秘めていることに。
出会った人間も、魔物も、精霊すら――すべて俺の配下になってしまう。
雑魚と蔑まれたはずの俺は、気づけば誰よりも強大な軍勢を率いる存在へ。
これは、クラスで孤立していた少年が「異常な使役スキル」で異世界を歩む物語。
裏切ったクラスメイトを見返すのか、それとも新たな仲間とスローライフを選ぶのか――
運命を決めるのは、すべて“使役”の先にある。
毎朝7時更新中です。⭐お気に入りで応援いただけると励みになります!
期間限定で10時と17時と21時も投稿予定
※表紙のイラストはAIによるイメージです
【完結】剣の世界に憧れて上京した村人だけど兵士にも冒険者にもなれませんでした。
もる
ファンタジー
剣を扱う職に就こうと田舎から出て来た14歳の少年ユカタは兵役に志願するも断られ、冒険者になろうとするも、15歳の成人になるまでとお預けを食らってしまう。路頭に迷うユカタは生きる為に知恵を絞る。
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる