滅せよ! ジリ貧クエスト~悪鬼羅刹と恐れられた僧兵のおれが、ハラペコ女神の料理番(金髪幼女)に!?~

スサノワ

文字の大きさ
563 / 744
4:龍撃の学院

563:おとぎ話と龍撃戦、王族と目玉焼き

しおりを挟む
「ッチィィィィィィィィイィィィッェェェェェェェェッィィィィィィィイィィィィィィィィィッ――――!!!」
 青年せいねん姿すがたが消え――伝説でんせつ建国けんこく龍撃戦たたかいが、開始かいしされた。

 ここに居る全員ぜんいん猪蟹屋装備ししがにやそうびを着せられたのは、ソレまでのいろんな経緯けいいが無ければ不可能ふかのうだった。
 そういう意味いみでは、伝説でんせつりゅうとのたたかいいを余儀よぎなくされたことは――僥倖ぎょうこうであったのかもしれない。

「――ではシガミー。わたくしたちは邪魔じゃまになるといけないので、魔物境界線まものきょうかいせんとりで退避たいひしますが――」
 耳栓経由みみせんけいゆの、しっとりとした落ち着いたこえ
 たしかに予想そようしていたよりも、巨木てきが生えしげうごきがはげしくて、子供レイダたちをそばに置いておけない。

「――この絵本えほん、置いていきましょうか?――」
 うすくておおきなほんを、たかかかげて見せる――はち魔物まもののような、ギラリ!
「はぁ? 要らん――ニャァ♪」
 ガッキュゥゥン――バッゴォォン、バギバキョメキョ!
 青年ニゲルを追って跳ね上がった木の根を、こぶし粉砕ふんさいする。

「――ですがヒーノモトー生まれのシガミーは〝建国けんこくたたかい〟の、おはなしを知らないのでは?――」
 パラパラとめくられるほん

たしかに知らんがぁ、子供向こどもむけのものわぁ、読む必要ひつようねぇだろうがぁ! おれぁガキじゃねぇーんだぜっ――ニャァ♪」
 ヒュヒィィィィィィイィィィィィィィ――――――――ドガァァァァァァアンッ!!!!
 いきおいよく背中の大筒スラスターを、点火てんかする。
 シュゴゴォォォォォッ――ォォォォォッ!
 大筒おおづついきおいをせばめると、轟雷ごうらいおも鉄鎧からだが――ゴコンと浮いた。

「「――子供こどもだよねー?――」」
 うるせぇぞ、子供こどもらめ。

 ふぉん♪
『>伝承の中に強敵攻略のヒントが隠されていることは、往々にしてあります』
 ふぉん♪
『イオノ>そうわね。この世界はVRMMORPGだしね』
 五百乃大角おまえさまがうまいめしを食うための、世界うつつだって言うんだろ。

「ルガレイニアちゃん! 折角せっかくだしさ、それぇ読んでぇ聞かせてよー♪」
 丸茸さまいおのはらめ、かおのまえでわめくなや。うるせぇぞ。
 こちとら巨木きょぼくたこみてぇな、つるねや太枝ふとえだかわすので精一杯せいっぱいだぜっ!

「――かまいませんが。では魔物境界線まものきょうかいせんとりでまでの道中どうちゅう、お聞かせいたしましょう♪――」

   §

 ぱらり♪
『おうさまはいいました。
「ちょっとそこの、おしょうゆとってくれなぁい?」と。』
 リオレイニアも魔法杖つえすわり、ほんを読みはじめた。

 ふぉん♪
『>ベースはイオノファラーの居る現代日本の様ですね』
 ふぉん♪
『>そうわね♪ なにかヒントでも見つかれば、良いのだけれど?』

 ははは、意味いみわからん!
 どのみち、ガムランちょう程近ほどちかい、こんな場所ばしょに〝木龍きりゅう〟を置いておけねぇだろうが!
 おれは――ヴッ♪
 超極太ちょうごくぶと錫杖しゃくじょうを取り出した――――ギュルルルルン、ジャギリリリン♪

「かかって来やがれ……やぁ――ニャァ♪」
 ガッキュキュゥゥゥゥンッ――――あれ?

「ココォォォォォン!? ボッゴォウワワワワワッ――――♪」
「な、なんでぼくからみついてくるんだっぁぁあぁっぁっぁっ!」
 巨木木龍きょぼくきりゅうはどうやら、赤い淑女リカルルと――安物の青年ニゲルせいねん敵視てきししている。
 一番図体いちばんずうたいのでかいおれには、目もくれなくなったぞ?

 ふぉん♪
『>類推の域を出ませんが、リカルルの聖剣の柄と、ニゲルの安物の聖剣の刃を狙っているようです』
 子細しさいわからんがひょっとして――「(巨木てきふたつに分かれた・・・・聖剣せいけんを、狙ってるんじゃね?)」

 ふぉん♪
『イオノ>坊主(略)』
 うる(略)。


 ぱらりと絵本えほんを、めくるおと
『すると、りゅうのまものはいいました。
 「はぁ? めだまやきには、ソースでしょ?」と。』

 ほんと意味いみわからん。
 〝目玉焼めだまやき〟にゃ、だろがょ?
 世のことわりだぜ。

   §

「ニィゲェルゥーさまぁぁっおぉおぉ-、目のかたきにするなんてぇー! このぉ木のぉ魔物まものめぇぇぇぇっ!!!!」

 離脱りだつするルガレイニアと入れ替わるように、こっちへ向かってくる馬車程度ばしゃていどおおきさ。
 それは巨木きょぼくの根にからめ取られることも無く、土砂どしゃ土煙つちけむりをまき散らし――接近せっきんしてくる。

 あらたたにあらわれたメイド姿すがた
 そのあたまには、しろいヒラヒラじゃなくて――宝石ほうせきが付いた頭飾あたまかざり。
 ふぉん♪
『ヒント>ティアラ/婦人用の頭飾り。正装に用いられ、宝石や花などがあしらわれる』

 彼女かのじょが駆る四つあしの、蜘蛛くもみたいなやつは――
 おれが央都おうとでぶった切った、かべある巨大きょだいなゴーレムに似ていた。

 ニゲルの窮地きゅうちに駆けつけたのは、まさかのラプトル第一王女だいいちおうじょ殿下でんかだった。
 いか心頭しんとうはっし、いつもの「ららぁん」が抜けてやがる。

「ぅぎゃっ!? ラプトル王女おうじょ――さまっ!?」
 巨木きょぼく執拗しつよう追跡ついせきに、かたいきをしていたニゲル青年せいねん
 その両目りょうめ見開みひらかれ――

 こともあろうか〝鍵剣かぎけんセキュア〟を、ポロリと落としやがった!
 せま太枝ふとえだ
 猪蟹屋ししがにや標準装備ひょうじゅんそうび重ね着・・・までしてるんだから、そうそう死ぬようなことにはならんとおもうが――

「ららぁぁん――最優先さいゆうせんららぁん! ニゲルさまを、おまもりするらららぁぁんっ!!!」
 今度こんどぎゃくに、ららぁぁんばっかりか。

 彼女おうじょ猪蟹屋ししがにや標準装備ひょうじゅんそうび給仕服メイドふくに身を包み、前掛けエプロンそでいろんなかたちの――
 ふぉん♪
『ヒント>ぬいぐるみ/動物や人の形の布に綿を詰めた、おもちゃの人形』
 そう、そんなのを矢鱈やたら沢山たくさん、ぶら下げていやがる。
 そして背中せなかには、それの超特大ちょうとくだいやつ背負せおってた。

 見た目はまるでいさましくねぇ。
 けどそれが合戦かっせんいどむ、戦装束いくさしょうぞくだとわかる。
 あのふわふわした……ぬいぐるみてのは、むしり取って投げると――
 身の毛がよだつ姿すがたをした、魔導人形ゴーレムに変わるからな。

「1ばんから3ばんまでっ、一斉射撃いっせいしゃげきららぁん!」
 ぬいぐるみをむしり取り、ぽいぽいぽぽいと投げ捨てた!

 人形ぬいぐるみ姿すがたが――――異形いぎょうに変わる。

 目を形作かたちづくる、円らな・・・宝石ひとみ
 くちからは、銃口あなの空いた黒金くろがね銃身じゅうしん
 ぬいぐるみはうまのようなやつに、変化しばけた!
 長首ながくび先端さき一対にほんつのが、生えているから――
 鹿しかのつもり……なのかもしれない。

 ふぉん♪
『>まだまだ完全ではありませんが、多少の緩和が見られるのでは?』
 もとの〝目がとがてんを衝く〟狂気きょうき姿形すがたかたちは、鳴りをひそめていた・・・・・・・・・
 おうよ。軍用ぐんよう全天球ぜんてんきゅうレンズを日々ひび納品のうひんしてきた甲斐かいも有るぜ!

 角付つのつきの四つあしは、ふと不格好ぶかっこうだが――ドキャドキャドキャキャ♪
 とんでもなく、あしはえぇ――!

 王女ラプトル杓子しゃくしが、びっとしめさき
 標的ターゲットとなったニゲル青年せいねんかおが、恐怖きょうふゆがむ。

 ドッゴゴッドドッゴゴッドォォン!!
 一斉いっせいはなたれたのは――大筒おおづつか?
 ろくに当たらんなら撃つな、あぶねぇ――――ぬぅ!?
 チチチピピピピッ――――ばっがぁぁん!
 大筒おおづつたま破裂はれつして――ガキュッ♪
 ガキュ、ガキュッゥゥン♪

 大筒おおづつたま破裂はれつしたあとに、あたまの無い四つあしが――
 それぞれ4匹程度ひきていど、湧いた。
 今度こんど魔導人形ゴーレムは、ちいさな蜘蛛くも……いやかにか?

 ドッゴゴッドドッゴゴッドォォン!!
 鹿しかゴーレムはくちから、たまを撃ちつづける!

 チチチピピピピッ――――ばっがぁぁん!
 チチチピピピピッ――――ばっがぁぁん!
 チチチピピピピッ――――ばっがぁぁん!
 チチチピピピピッ――――ばっがぁぁん!

 ワサワサササッ、キャチャキャチャチャッ♪
 何十体なんじゅったいもの四つ足・・・が、青年ニゲル突進とっしんしていく。
 おおきさこそ〝にぎめしつつみ〟くらいしか無いが、あのかずたかられると――

「うっわぁぁぁぁっ――――!?」
 ニゲルがたかく飛んだ!
 ばかやろう、足場あしばがねぇうえに踏み込んだら――逃げられなくて、木龍りゅうに捕らえられちまうだろがっ!

 だがニゲルはとおくのいわうえに、無事着地ぶじちゃくちした。

 わらわらわらららっ――巨木きょぼく先端さきむらがる、四つあしの群れ。
 ガギガギガギガギ、ギュギギギッ――――ズガガゴォン!
 うごめ太枝ふとえだが為すすべも無く――それこそ蛸足たこあしのようにすぱすぱと、切り落とされていく。

「はぁはぁはぁっ――――!」
 よし、ニゲルが一休ひとやすみしている。
 そもそも、あのニゲルがなん窮地きゅうちいちいっているのかと言えば――

 ニゲルの速い足ブレイブステップは――てき挑むときに・・・・・発揮はっきされる。
 厳密げんみつにはてきじゃなくても、「いど相手あいてが居れば、だれでも良い」って言ってたけど。

 つまりは、これだけのおおきさの木龍きょぼく相手あいてにすると、いくら素早すばやうごけたところで――分がわりぃってことだ。
 なんせ太枝てき正面しょうめんが、べつ太枝てき背後はいごになる。
 これで巨木きょぼくの根が分かれていたなら・・・・・・・・此処ここまで不利ふりには、なってなかったんだろうが――

「(多分たぶんいつもの〝てきと打ち合うための、はやさ〟が、打ち消し有ってる・・・・・・・・。そういうことだろう?)」
 ふぉふぉん♪
『イオノ>『>坊主|(略)』』
 ふぉん♪
『シガミー>うる|(略)』

「おい、かりにも一国いっこくひめさんがよぉ。あまりやり過ぎねぇほうがぁ、あとあと良いんじゃぁねぇのかぁぁっ!?――ニャァ!?」
 王女ラプトルが乗るおおきな四つ足・・・足下あしもとをすくいに来た、青々あおあおしげ太枝ふとえだを――ドガバキィン!
 踏みつけて粉砕ふんさいする。

「ぎゃっ――鬼族オーガ!? じゃなくて、シガミーさん! たすかりましたけれど――」
 安物の青年にしかずみとむと、赤い四つ足の令嬢リカルルリコントゥルを狙っていた木龍てき矛先ほこさきが――
 めきめきめきめきょっ!
 今度こんど王女殿下ラプトルラスクトールへ向いた。


 ぱらりと絵本えほんを、めくるおと
『りゅうのゆうじんであるきつねは、こういいました。
 「ふたりともおくれてるわね?
  めだまやきには、マヨネーズでしょ?」と。
 それはだいいちじめだまやきろんそうの、ぼっぱつでした。』
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

転生先はご近所さん?

フロイライン
ファンタジー
大学受験に失敗し、カノジョにフラれた俺は、ある事故に巻き込まれて死んでしまうが… そんな俺に同情した神様が俺を転生させ、やり直すチャンスをくれた。 でも、並行世界で人々を救うつもりだった俺が転生した先は、近所に住む新婚の伊藤さんだった。

俺、何しに異世界に来たんだっけ?

右足の指
ファンタジー
「目的?チートスキル?…なんだっけ。」 主人公は、転生の儀に見事に失敗し、爆散した。 気づいた時には見知らぬ部屋、見知らぬ空間。その中で佇む、美しい自称女神の女の子…。 「あなたに、お願いがあります。どうか…」 そして体は宙に浮き、見知らぬ方陣へと消え去っていく…かに思えたその瞬間、空間内をとてつもない警報音が鳴り響く。周りにいた羽の生えた天使さんが騒ぎたて、なんだかポカーンとしている自称女神、その中で突然と身体がグチャグチャになりながらゆっくり方陣に吸い込まれていく主人公…そして女神は確信し、呟いた。 「やべ…失敗した。」 女神から託された壮大な目的、授けられたチートスキルの数々…その全てを忘れた主人公の壮大な冒険(?)が今始まる…!

『悪魔クロとやり直す最弱シーカー。十五歳に戻った俺は秘密の力で人間の頂点を狙う』

なべぞう
ファンタジー
ダンジョンが生まれて百年。 スキルを持つ人々がダンジョンに挑む世界で、 ソラは非戦闘系スキル《アイテムボックス》しか持たない三流シーカーだった。 弱さゆえに仲間から切り捨てられ、三十五歳となった今では、 満身創痍で生きるだけで精一杯の日々を送っていた。 そんなソラをただ一匹だけ慕ってくれたのは―― 拾ってきた野良の黒猫“クロ”。 だが命の灯が消えかけた夜、 その黒猫は正体を現す。 クロは世界に十人しか存在しない“祝福”を与える存在―― しかも九つの祝福を生んだ天使と悪魔を封印した“第十の祝福者”だった。 力を失われ、語ることすら封じられたクロは、 復讐を果たすための契約者を探していた。 クロは瀕死のソラと契約し、 彼の魂を二十年前――十五歳の過去へと送り返す。 唯一のスキル《アイテムボックス》。 そして契約により初めて“成長”する力を与えられたソラは、 弱き自分を変えるため、再びダンジョンと向き合う。 だがその裏で、 クロは封印した九人の祝福者たちを狩り尽くすための、 復讐の道を静かに歩み始めていた。 これは―― “最弱”と“最凶”が手を取り合い、 未来をやり直す物語

50歳元艦長、スキル【酒保】と指揮能力で異世界を生き抜く。残り物の狂犬と天然エルフを拾ったら、現代物資と戦術で最強部隊ができあがりました

月神世一
ファンタジー
​「命を捨てて勝つな。生きて勝て」 50歳の元イージス艦長が、ブラックコーヒーと海軍カレー、そして『指揮能力』で異世界を席巻する! ​海上自衛隊の艦長だった坂上真一(50歳)は、ある日突然、剣と魔法の異世界へ転移してしまう。 再就職先を求めて人材ギルドへ向かうも、受付嬢に言われた言葉は―― 「50歳ですか? シルバー求人はやってないんですよね」 ​途方に暮れる坂上の前にいたのは、誰からも見放された二人の問題児。 子供の泣き声を聞くと殺戮マシーンと化す「狂犬」龍魔呂。 規格外の魔力を持つが、方向音痴で市場を破壊する「天然」エルフのルナ。 ​「やれやれ。手のかかる部下を持ったもんだ」 ​坂上は彼らを拾い、ユニークスキル【酒保(PX)】を発動する。 呼び出すのは、自衛隊の補給物資。 高品質な食料、衛生用品、そして戦場の士気を高めるコーヒーと甘味。 ​魔法は使えない。だが、現代の戦術と無限の補給があれば負けはない。 これは、熟練の指揮官が「残り物」たちを最強の部隊へと育て上げ、美味しいご飯を食べるだけの、大人の冒険譚。

クラス全員で転移したけど俺のステータスは使役スキルが異常で出会った人全員を使役してしまいました

髙橋ルイ
ファンタジー
「クラス全員で転移したけど俺のステータスは使役スキルが異常で出会った人全員を使役してしまいました」 気がつけば、クラスごと異世界に転移していた――。 しかし俺のステータスは“雑魚”と判定され、クラスメイトからは置き去りにされる。 「どうせ役立たずだろ」と笑われ、迫害され、孤独になった俺。 だが……一人きりになったとき、俺は気づく。 唯一与えられた“使役スキル”が 異常すぎる力 を秘めていることに。 出会った人間も、魔物も、精霊すら――すべて俺の配下になってしまう。 雑魚と蔑まれたはずの俺は、気づけば誰よりも強大な軍勢を率いる存在へ。 これは、クラスで孤立していた少年が「異常な使役スキル」で異世界を歩む物語。 裏切ったクラスメイトを見返すのか、それとも新たな仲間とスローライフを選ぶのか―― 運命を決めるのは、すべて“使役”の先にある。 毎朝7時更新中です。⭐お気に入りで応援いただけると励みになります! 期間限定で10時と17時と21時も投稿予定 ※表紙のイラストはAIによるイメージです

【完結】剣の世界に憧れて上京した村人だけど兵士にも冒険者にもなれませんでした。

もる
ファンタジー
 剣を扱う職に就こうと田舎から出て来た14歳の少年ユカタは兵役に志願するも断られ、冒険者になろうとするも、15歳の成人になるまでとお預けを食らってしまう。路頭に迷うユカタは生きる為に知恵を絞る。

【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。

三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎ 長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!? しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。 ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。 といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。 とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない! フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!

処理中です...