滅せよ! ジリ貧クエスト~悪鬼羅刹と恐れられた僧兵のおれが、ハラペコ女神の料理番(金髪幼女)に!?~

スサノワ

文字の大きさ
625 / 744
5:大森林観測村VSガムラン町

625:大森林探索行、成体ファローモの生態

しおりを挟む
 目がひらかん。
 それでも、あたりになにがあるのかが分かる。
 丁度ちょうどあたまなか迅雷じんらいと、はなしをしているようなかんじだ。
 なにもねぇのに、あたま裏側うらがわに居る気配けはい

うですか? わたし姿すがたは、観えていますか・・・・・・・?」
 おれのそばに居るような気がするし、こえみみに聞こえているような気もする。

「そぅいわれてもよぉう? おまえさまはおれが考えた御仁で・・・・・・本当うつつに居るわけじゃ在るまい?」
 おれがくうで、とらえた姿形すがた
 それは木の葉を編んだふくまとった、おとこ姿すがたではなく――
 ひたいからちいさなえだを生やした、珍妙ちんみょうおんなだ。
 
は、もうすこつよほうが――」
 その姿形すがたが、そうくちうごかすと――

 おれがかんがえただけの、珍妙ちんみょうおんなから――
 めきめきとつのが生え、枝分かれしていく・・・・・・・・

「――良い゛のがじら?」
 そのつのかず左右さゆうで差があり、おおほうくびかたむいた。

 ――――ギッギィィィンッ!?
いてえっぐわっ――ぎゃぁぁっ!?」
 そこに居るような気がする、おんな姿すがたが――
 さっき見たつのおとこに、変わっていた。

 今度こんどは、おれのあたまなかあらわれやがっ――「ぎゃひっ!」
 おとこふたたび――ピカッ!
 バリバリバリヴァリリッ――――巨大きょだいつのから雷光らいこうほとばしらせた!

「やめろー! 痛だだだだっ、つのを生やすんじゃぁねぇやぁ!」
 念話痛ねんわいてぇ――超痛ちょういてぇーっ!

「カヤノヒメさま……くどいようですが本当ほんとうに、シガミーはこのままで良いのですか?」
「はい。いまゆめを見ているだけですので、くすくすくす

 ばっがぁん――――つの一本いっぽんつよひかり、またはじけた!
 すると――左右さゆうつのかずそろった。
 角男おとこかたむいたくびが、もともどる――――がららん、ごろろぉん♪

「ぐぎゃぁぁっ――――!?」
 騒々そうぞうしい金音おとに、みみふさぐと――
 米噛こめかみのあたりりに、ゴリゴリとした感触かんしょく
 おれに生えていた、小枝こえだのような太髪ふとかみ
 それが太枝ふとえだのように、そだってるぞ?

「ひどい悪夢あくむを……見ているようですが?」
 ひたいを撫でる、かすかな感触かんしょく
 うしあたまもやんわりと、持ち上げられてる気がする。

「プププ-ッ、クスクスクース♪ さきほどもりぬしの〝森気しんきに当てられた〟ことを、おもい出しているのでは? ねぇ村長そんちょうさん
 くそぅ星神ほしがみめ!
 こいつぁ――おまえさまが、おれのあたまに生やした――この枝のせい・・・・・・じゃねぇーのかっ!

「痛だだだでだだだっ――――!!!」
 みんなこえ手前じぶんこえは、あたまひびかねぇから、幾分いくぶんましだが――
 ずごーん、どがーんと、鼓動こどうあたまを――はち切れさせる!

 おれはうでを伸ばし、藻掻もがく。
 そして同時どうじに、生え伸びる木で埋め尽くされようとしている――
 瞼の裏あたまのなかを、じっと見つめた。

小猿こざる……いえ、シガミーは頑丈がんじょうな子ですので、心配しんぱいいらないとはおもいますけれど――どうなんですのジューク?」
 ふぉん♪
『ゲスロットリンデト>どうなんですの?』
 大申女こいつ一発いっぱつで、黒板くろいた使つかいこなしてやがっ――――痛でだだだっ!

 ティッカーという、〝文字もじでやり取り出来できる、画面表示がめんひょうじ〟。
 〝一行表示ティッカー〟という呼び名にはじまり、五百乃大角いおのはらからおそわった――
 神々かみがみ道具どうぐあつかうえでの、基本きほんとなる記述法ひっぽう
 迅雷ジンライ機械腕うでを借り、どうにかおぼえた――おれの立つ瀬がねぇ!

 もっとも、この『ゲスロットリンデト』とやらは、日の本生もとうまれのうたがいがある。
 ニゲル同様どうよう、のちの世に生きていたなら――黒板くろいたくらい使つかえても、不思議ふしぎではない!

ぼくに聞かれてもこまるけど、うぅぅーん。だぶん、大丈夫だいじょうぶだとおもうよ。トゥナがまえもりぬしに取り付かれたときも、こんなふうになったことがあるけど、起きたときには――けろっとしてたから」
 うえからかおのぞき込まれている、気配けはいかんじる!

「「「「「取り憑かれた・・・・・・!?」」」」」
 子供らがきどもこえ鉄板てっぱんたたいたような、ゴワーンドバターンという足音あしおと
 全員ぜんいん無事ぶじ、さっきの魔法具建物まほうぐたてものうえ辿たどり着いたのは僥倖ぎょうこうだ。
 あのたかさを這い上がる魔物まものは、そうそう居ないからな!

「まてまてっ、つのを生やされるとあたまなかすげおとがするから、勘弁かんべんしてくれぇ――――!!!」
 ずずごごぉん、どがががぁーん♪
 鼓動こどう早鐘はやがねを打つ――――痛ぇ゛ぇぇぇえっ!

つの……シガミーに生った木の実は、どうするの?」
 ビビビーのこえが、おれのよこ移動いどぷした。

「ばかやろうめ、おれに木の実なんかぁ――生るわけがねぇだろうが!」
 こりゃぁ、瞼の裏あたまのなか絵空事えそらごとだぜ――!

「やっぱりすごく、はっきりした寝言ねごとっ!」
 反対側はんたいがわみみにも、レイダの気配こえ

   §

「ふぅ、その姿すがたで居てくれ」
 角男つのおとこでも枝毛女えだげおんなでも、どっちでも構うかぃ。
 あたまいたくされるよか、無辺倍増むへんばいましだぜ。

は、はなしをしましょう。わたしむすめはどこに居ますか?」
 大渦おおうずえがいた着流きながしのようなふく
 ひたいから小枝こえだを生やした、やさしげに見える――
 珍妙ちんみょうおんなが、正面しょうめんに浮かんでいて――
 かすかに目を、つり上げた。

「あー、おれたちが今居いまいる、ひょろなげ建物たてものなかだろぅ? さっきおまえさまが、踏んでこわした」
@すめ姿すがたが見えなくなったので、さがしに来たのですが――踏んでしまいましたか?」
 おとここえが、かすかにしずむ。

 目に見えているわけでもない相手あいてとの、みみに聞こえているわけでもない会話かいわ
 そんなくもをつかむような考え・・を――何時いつまでも、止められねぇ・・・・・・
 なんだか二のうであたりも、ぞわぞわっするしよぉ。

「いや、あのなかは見た目よかひろいから、心配しんぱいは要らん。そんなことより、おまえさまがファロコとかいうつのを生やしたむすめ母親ははおやだってのは――本当ほんとうか?」
 ようやはなし出来できる。
 聞くのもこたえるのも、頭の裏おれだがな。

母親@はおやと言うと相違そういがありますけれど、あの子をそだてているものです。この森の主をしています」
 おんなからおとここえがすると、すこし気色きしょくわりぃ。
 それでも五百乃大角いおのはらよか、よっぽど神らしいことをする御仁ごじんから――
 目を伏せれいをされちゃぁ、かえさねぇわけにもいくまい。

「おれぁ、もり迷子まいごになった、おまえさまのむすめさがしに来た――ただの坊主ぼうず・シガミーだぜ」
 片足かたあしを引いて、前掛まえかけけのすそかるく、持ち上げた。
 地にあしが付いていなくても、そんなことくらいは出来できる。
 なんせ、この場の全てを考えている・・・・・・・・のは……おれだからな。

いえ、あなたは坊主ぼうず・シガミーではありません」
 は? おれがかんがえただけのやつに、おれがシガミーじゃねぇと言われた。
 メキメキメキメキバキョバキョゴキャキャキャッ――――――――♪

「はぁ? おれが坊主ぼうずじゃ無かったら、一体何いったいなんだって言うんだぜ?」
 いやちがった。本当ほんとう薬草師やくそうしだった。

龍脈@ゅうみゃくからだ宿やどすもの。それは樹界虫きかいちゅうです」
 気づけば、彼女かのじょうでさきひづめだった。
 その二股ふたまたに分かれたけもの前足あしが、おれの胸元むなもとを――
 とんと突いた。

なんたらちゅうだとぉ? おれぁむしじゃねぇやい。ガムランちょうのアイドル、シガミーさまだぜ?」
 おれは錫杖しゃくじょうを――ヴッ♪

   §

「なんだろぅ? くすくす♪」
 小首こくびかしげる、生意気なまいき子供こども
なにかを、つかもうとしてる? うふふふ♪」
 おなじく小首こくびかしげる、物怖ものおじしない子供こども

「では、シガミーさんが欲しがりそうなものを、持たせてあげましょう――か
 おなじく小首こくびかしげ、金糸きんしかみを揺らす少女しょうじょ

   §

虫呼むしよばわりされちゃぁ、退治たいじするしか在るまい?」
 ウカカカカッ――――がしりっ!
 そうそう、おれぁこの〝名物めいぶつガムラン饅頭まんじゅう〟で――

「はぁ!? 錫杖しゃくじょう何処どこいきやがったぁ!?」
 たしかに錫杖しゃくじょうあたまなかで出したはずなのに、饅頭まんじゅうが出て来たぜ!?

「ぷぷうふーぅ、面白おもしろい!」
つぎつくえとかクッションとか、おおきいものを持たせてみようよ?」
 きゃいきゃい、わわわい♪

「ぬぅ――なんだぜ? 座布団ざぶとんじゃんか!?」
 こんなものは要らん。
 かたなでもやりでもなんでも良いから――「てきを突く道具どうぐを、寄越よこせやぁ!」

すごいうるさいね、寝言ねごと!」
 はぁはぁはぁはぁ――――ゴガン!

「あらあら、リオレイニアさん。面白い・・・のはわかりますけれど、お気をたしかに――――プププークス
「じゃぁ、そろそろファロコとトゥナを、出してあげないと――」
「ちょっと、お待ちなさい。いま小銭こぜにを、出しますわ♪」

 なんだか外様とざまが、うるせぇやい!

 錫杖しゃくじょうかたなも、出て来やがらねぇーしっ!
 目のまえ空中ちゅうに、浮かぶのは――

 背のひくつくえに、座布団ざぶとん
 茶釜ちゃがまに、村長そんちょうから分けてもらった茶葉ちゃば
 そして、最初さいしょに出てきた饅頭まんじゅう

 とうとうなんでか、ちゃ支度したくがぁ……調ととのっちまったぜ。

 男の声の女もりのぬしが、すとんと座布団ざぶとんすわると――ごぉん。
 とんでもなくおおきな切りかぶうえに、おれは立っていた。

 あたりには木漏こもれれ日が差し込み、目のまえには――ちゃ支度一式したくいっしき

「しゃぁねぇなぁ、ちょっと待ってろ」
 おれは頭の中で・・・・ちゃを入れはじめた。
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

転生先はご近所さん?

フロイライン
ファンタジー
大学受験に失敗し、カノジョにフラれた俺は、ある事故に巻き込まれて死んでしまうが… そんな俺に同情した神様が俺を転生させ、やり直すチャンスをくれた。 でも、並行世界で人々を救うつもりだった俺が転生した先は、近所に住む新婚の伊藤さんだった。

『悪魔クロとやり直す最弱シーカー。十五歳に戻った俺は秘密の力で人間の頂点を狙う』

なべぞう
ファンタジー
ダンジョンが生まれて百年。 スキルを持つ人々がダンジョンに挑む世界で、 ソラは非戦闘系スキル《アイテムボックス》しか持たない三流シーカーだった。 弱さゆえに仲間から切り捨てられ、三十五歳となった今では、 満身創痍で生きるだけで精一杯の日々を送っていた。 そんなソラをただ一匹だけ慕ってくれたのは―― 拾ってきた野良の黒猫“クロ”。 だが命の灯が消えかけた夜、 その黒猫は正体を現す。 クロは世界に十人しか存在しない“祝福”を与える存在―― しかも九つの祝福を生んだ天使と悪魔を封印した“第十の祝福者”だった。 力を失われ、語ることすら封じられたクロは、 復讐を果たすための契約者を探していた。 クロは瀕死のソラと契約し、 彼の魂を二十年前――十五歳の過去へと送り返す。 唯一のスキル《アイテムボックス》。 そして契約により初めて“成長”する力を与えられたソラは、 弱き自分を変えるため、再びダンジョンと向き合う。 だがその裏で、 クロは封印した九人の祝福者たちを狩り尽くすための、 復讐の道を静かに歩み始めていた。 これは―― “最弱”と“最凶”が手を取り合い、 未来をやり直す物語

俺、何しに異世界に来たんだっけ?

右足の指
ファンタジー
「目的?チートスキル?…なんだっけ。」 主人公は、転生の儀に見事に失敗し、爆散した。 気づいた時には見知らぬ部屋、見知らぬ空間。その中で佇む、美しい自称女神の女の子…。 「あなたに、お願いがあります。どうか…」 そして体は宙に浮き、見知らぬ方陣へと消え去っていく…かに思えたその瞬間、空間内をとてつもない警報音が鳴り響く。周りにいた羽の生えた天使さんが騒ぎたて、なんだかポカーンとしている自称女神、その中で突然と身体がグチャグチャになりながらゆっくり方陣に吸い込まれていく主人公…そして女神は確信し、呟いた。 「やべ…失敗した。」 女神から託された壮大な目的、授けられたチートスキルの数々…その全てを忘れた主人公の壮大な冒険(?)が今始まる…!

50歳元艦長、スキル【酒保】と指揮能力で異世界を生き抜く。残り物の狂犬と天然エルフを拾ったら、現代物資と戦術で最強部隊ができあがりました

月神世一
ファンタジー
​「命を捨てて勝つな。生きて勝て」 50歳の元イージス艦長が、ブラックコーヒーと海軍カレー、そして『指揮能力』で異世界を席巻する! ​海上自衛隊の艦長だった坂上真一(50歳)は、ある日突然、剣と魔法の異世界へ転移してしまう。 再就職先を求めて人材ギルドへ向かうも、受付嬢に言われた言葉は―― 「50歳ですか? シルバー求人はやってないんですよね」 ​途方に暮れる坂上の前にいたのは、誰からも見放された二人の問題児。 子供の泣き声を聞くと殺戮マシーンと化す「狂犬」龍魔呂。 規格外の魔力を持つが、方向音痴で市場を破壊する「天然」エルフのルナ。 ​「やれやれ。手のかかる部下を持ったもんだ」 ​坂上は彼らを拾い、ユニークスキル【酒保(PX)】を発動する。 呼び出すのは、自衛隊の補給物資。 高品質な食料、衛生用品、そして戦場の士気を高めるコーヒーと甘味。 ​魔法は使えない。だが、現代の戦術と無限の補給があれば負けはない。 これは、熟練の指揮官が「残り物」たちを最強の部隊へと育て上げ、美味しいご飯を食べるだけの、大人の冒険譚。

クラス全員で転移したけど俺のステータスは使役スキルが異常で出会った人全員を使役してしまいました

髙橋ルイ
ファンタジー
「クラス全員で転移したけど俺のステータスは使役スキルが異常で出会った人全員を使役してしまいました」 気がつけば、クラスごと異世界に転移していた――。 しかし俺のステータスは“雑魚”と判定され、クラスメイトからは置き去りにされる。 「どうせ役立たずだろ」と笑われ、迫害され、孤独になった俺。 だが……一人きりになったとき、俺は気づく。 唯一与えられた“使役スキル”が 異常すぎる力 を秘めていることに。 出会った人間も、魔物も、精霊すら――すべて俺の配下になってしまう。 雑魚と蔑まれたはずの俺は、気づけば誰よりも強大な軍勢を率いる存在へ。 これは、クラスで孤立していた少年が「異常な使役スキル」で異世界を歩む物語。 裏切ったクラスメイトを見返すのか、それとも新たな仲間とスローライフを選ぶのか―― 運命を決めるのは、すべて“使役”の先にある。 毎朝7時更新中です。⭐お気に入りで応援いただけると励みになります! 期間限定で10時と17時と21時も投稿予定 ※表紙のイラストはAIによるイメージです

【完結】剣の世界に憧れて上京した村人だけど兵士にも冒険者にもなれませんでした。

もる
ファンタジー
 剣を扱う職に就こうと田舎から出て来た14歳の少年ユカタは兵役に志願するも断られ、冒険者になろうとするも、15歳の成人になるまでとお預けを食らってしまう。路頭に迷うユカタは生きる為に知恵を絞る。

【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。

三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎ 長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!? しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。 ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。 といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。 とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない! フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!

処理中です...