滅せよ！ ジリ貧クエスト～悪鬼羅刹と恐れられた僧兵のおれが、ハラペコ女神の料理番（金髪幼女）に!?～

５：大森林観測村ＶＳガムラン町

７３３：大森林バウトのゆくえ、一刀両断さらば殲滅のビッグモクブート

「へっへぇーん♪　とっておきのぉ中なかのぉ、とっておきぃー！　あたくしさまである女神御神体の収納魔法・・・・・・・・・・おぉー、使つかったわのょん♪・」
　ヒュゴゴォォォォォッ――――!!!!

「何なんだとっ、そんな便利べんりな収納魔法ものがあるなら、これまでにもぉ、助たすかったことがぁ、山やまほどあっただ――――ニャァ♪」
　ヒュゴゴォォォォォッ――――!!!!

「（――なんて、言ってる場合ばあいじゃねぇっ!!!!）」
　念話ねんわで時間ときを止めた。止めんと落ちる！
　ブワッサ、バァサササササァ――――凄すげぇ風かぜだぜ！
　急きゅうに斑色じめんが消えたせいで、巻き込む風かぜに煽あおられる！

「うぉを――おぅ――!?」
「なん――さね――!?」
　虎型おれと一緒いっしょに落ちる、工房長ノヴァドと女将おかみさん。

「ヴッ――きゃ――ぁ!?」
　そんな声こえについ、見上みあげちまった！
　まくれ上がる猪蟹屋ししがにやの制服せいふく、露あらわになる蜂女ルガレイニアの白しろい両足あし！
　おれは咄嗟とっさに首くびを曲げ、工房長こうぼうちょうのむさ苦くるしい髭面つらを拝おがむ。
　巻き上がる髭ひげで、顔かおがまるで見えん。

「（ふふーん、残ざんっ念ねんっでぇしぃたぁ♪　何なんでもかんでもにわぁ、使つかえーまーせーんーのーでー！・）」
　『(ಠ︹ಠのぉでぇ)¹』
「（なんでだぁ!?）」
　何なんだぁその面つらぁ、止めんかぁ――！

「（だって、この収納魔法インベントリにわ無尽蔵むじんぞうに入はいるけどさ、一度入いちどいれたらソレしか入れられなく・・・・・・・・・・なっちゃう・・・・・ものっ！・）」
　『┐(￣へ￣ )¹┌』

「（はぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!?　お前まえさまめーっ――そんな大事だいじなもんおぉー、一瞬いっしゅんの躊躇ちゅうちょもなく使つかっちまいやがって――！）」
　そもそも御神体ごしんたいに、そんな機能きのうわぁ付けとらんぞぉ!?
　絵で板エディタを使つかって御神体ごしんたいを作った・・・のは、何なにを隠かくそう、おれだ。

　工房長こうぼうちょうと――「ぎゃ――おぅぉ――!?」――目が合った！
　あの豪快ごうかいな益荒男ますらおが、相当慌そうとうあわててやがる。
　そりゃそうだ。このままいきゃぁ――１０秒びょうもたたずに地にめり込む！

「（元もとはＭＳＰメガミスキルポイントの減少げんしょうを防ふせぐために作成さくせいされた、依代よりしろですが――イオノファラーが拡張した・・・・特別とくべつな機能きのうが多数たすう、確認かくにんされています・）」
　特別とくべつな機能きのうだとぉ？
　女将おかみさんとも――「ひゃ――あぁ？」――目が合った！
　此方こっちは、まだ余裕よゆうがある。
　流石さすがは現役げんえきの――魔導騎士団まどうきしだん総大将そうだいしょうさまだぜ！

　工房長ノヴァドと女将おかみさんは、迅雷おまえが何なんとか出来できるか？
「（はい。強化服きょうかふく特撃型改とくげきがたかいを使用しようします・）」
　よし使つかえ。其方そっちは任まかせるが――
　ヴヴッ――ポキュリンと空中くうちゅうに現あらわれる、淡あわい青色あおいろと、紫むらさきがかった紅色べにいろ。
　二匹にひきの強化服シシガニャン特撃型改とくげきがたかいが、空中ちゅうをジタバタと泳およぎ始はじめる。

「（――特別とくべつな機能きのうてぇのわぁ、どうことだぜ？）」
　どういうことだぜ？

　ふぉん♪
『＞＞女神御神体の隠された機能＞
　　　①私、迅雷の収納魔法に御神体の体を格納。
　　　　ソレを利用した、事実上の転移魔法。
　　　②格納された御神体のアイコンで、
　　　　収納魔法内部の食材を食せる（但し味はしない）。
　　　③短期的な枝分かれ可能。
　　　　※茅野姫による、仮想化女神御神体｜（視認不可）生成。
　ＮＥＷ＞④大量発生した〝超特選マドゥラーキノコ【区域】〟を、無限に格納。』

「（五百乃大角いおのはらの、要らん芸・・・・のことか！）」
　飯めしを食うことも、芸その一ひとつだ――ふぅぃ、まったく。

「ブモッ――ボファッ!?　ブモゴ――ファヴォ――ファァァァァ――ァァァァァッ――――！」
　おれが溜息ためいきを一ひとつ吐ついたら何なんでか、大人おとなしかった巨大猪《エリアボス》が息いきを吹き返かえした！
　先さきと変わらず、凄すさまじい咆哮ほうこう。

「ブモゴ――――――！」
　これで、二鳴き目・・・・――三回鳴さんかいなかれりゃ、また茸きのこで埋もれちまう。
「（五百乃大角いおのはらぁ、斑茸きのこが出たらぁ格納ししまってくれやぁ！）」
　ヴッ――――ぶわさささささぁぁぁぁっ！
　迅雷式隠じんらいしきかくれ蓑みのを身に纏まとう――風かぜに乗れば、落ちずに済むし――
　何なにより、巨大猪てきの上空うえを――確保出来とれる。

「（それわぁ無理むりなぁ、ご相談そうだんわよ？・）」
「（何なんでだぁ!?）」
　風かぜをつかんだおれや、杖つえや箒ほうきに乗る二人ふたりを置いて――
　次第しだいに落ちていく、二人ふたりを抱かかえた特撃型改シシガニャンたちと、ソレを見守みまもる迅雷ジンライ。
　そんな様子ようすに映うつり込む『('_'アイコン)¹』が、此方こっちを見上みあげ首くびを傾かしげた。

「（あたくしさまの収納魔法具インベントリわぁ、中身なかを空っぽにしないと・・・・・・・・、次が入れられません・・・・・・・・ので、悪し辛酢からずぅ――！・）」
　開いた口くちが塞ふさがらん。如何どうして此奴こやつはこうも・・・――儘ままならんのか！

「（シガミー、活路かつろが開ひらけたことに注目ちゅうもくしては？　あと一鳴ひとなき半はんの猶予・・があります・）」
　おれは念話中ねんわちゅうでも良く動うごく目を、まだとおい地面じめんへ向ける。
　巨大猪やつの目は見えんが……まるで諦あきらめてやがらねぇ！
　最後さいごの力ちからを振り絞しぼり――力ちからの限かぎりに叫さけびやがる！

「（ウカカカカカカッ――そうだぜ♪）」
　エリアボスってなぁ、御山おやまの大将たいしょうっだろ？
　そうでなくてわぁ・・・・・・・・、道理どうりが通とおらん。

「（はい。ガムラン町ちょうのエリアボスであるリカルル・リ・コントゥルを討伐とうばつしたので、ガムラン町ちょうエリアにおけるボスホルダー・・・・・・は、暫定的ざんていてきにシガミーのままです・）」
　ふぉん♪
『＞＞相手にとって、不足は無いかと』
　よせやぃ！　おれぁ、魔物まものじゃねぇぞぉ!?
　それを言うなら狐耳の姫さんリカルルも、ああ見えて実じつわぁ魔物まものではない。
　辺境伯名代ははおやの方ほうわぁ、歴れっきとした……化け狐まものだがなぁ。

「――ゴファヴォ――ファァァァァ――ァァァァァッ――――！」
　変異種バリアントと化す程ほどに丸々まるまると肥え太ふとった、巨大猪きょだいいのしし。
　大森林だいしんりんエリアボス、〝殲滅せんめつのビッグモクブート〟。
　見れば横よこたわる巨体きょたいの周まわり――
　魔弾タイフーンタター・ネネルドに砕くだかれた巨石きょせきが、散乱さんらんしてる。

　地に降り立ち、そのままバラバラに逃げていく特撃型改シシガニャンたち。
　〝血縁僧ちえんそう〟を拾ひろいに行くのか、迅雷ジンライが二匹にひきから離はなれたとき――
『▼▼▼ピピピッ♪』『▼▼▼ピピピッ♪』『▼▼▼ピピピッ♪』『▼▼▼ピピピッ♪』
『▼▼▼ピピピッ♪』『▼▼▼ピピピッ♪』『▼▼▼ピピピッ♪』『▼▼▼ピピピッ♪』
　動体検知アクティブトラッカーが何なにかを、捉とらえていく。

「「「「「「「「プギギギッィ、ブモォォォォォォォッォォォォォォッ!!」」」」」」」」
　巨石いわの欠片かけらをバガンと割り、中なかから蠢うごめき現あらわれたのは――
　無数むすうの瓜坊うりぼうたちだった。

　工房長こうぼうちょうが手近てぢかな瓜坊モクブートを、鉄塊てっかいのような金槌まほうつえで打ちつけ――
　女将おかみさんが逃げる瓜坊うりぼうへ、雷撃いかづちを迸ほとばしらせる！
　二人ふたりとも特撃型改シシガニャンの操作あつかいを、忘わすれてねぇようだな。
　尤もっとも、先さきを行く奴やつが居ねぇから、何処どこかで止まっちまうかもしれんがなぁ。

　――――――――ォォォォォォォォオォォゥゥゥゥン！
　辺あたりが騒然そうぜんとする中なか、おれは上空じょうくうをグルンと一回ひとまわりした。
　迅雷式隠じんらいしきかくれ蓑みのに仕込しこんだ機械腕プロダクトアームが、姿勢制御しせいせいぎょもやってくれるから――
　心持こころを、直下の敵エリアボスに集中出来しゅうちゅうできる。

　周囲しゅういの喧騒けんそうは消え――ォォン。

　ふむ、この間合まあい。
　巨大猪エリアボスの首くびまでの距離きょりと、太首くびの端はしまでの長さが・・・――

　ガムラン町ちょうの新しんギルド支部しぶの土台どだいを掘り抜いて――
　土壁はしから反対側の土壁にはしまで、放はなった〝滅の太刀・・・・〟。
　丁度ちょうど、あれくらい・・・・・なのだ。

　ヴッ――錫杖しゃくじょうを取り出し、その頭あたまをつかむ。
　ぎゃりりりぃぃぃぃぃん♪
　鳴る鉄輪てつわ。

　技わざの名なは無ぇがぁ――さしずめ〝滅めつ〟の太刀たち。
「（シガミーのバイタルに、〝滅めつの太刀たち〟波形はけいを検出けんしゅつ！・） 
　ふぉん♪
『＞＞【滅反応】を検出。動作半径に注意してください』

　しゅっかぁ――――ん♪
　しずかな剣筋けんすじ。
　修行しゅぎょうのさなか一度いちどきり、目のまえを通とおりかかった鳥とりを切った。
　その境地きょうち――この体現する体シガミーのからだなら、無我むがも自我じがもねぇ。
　立ち所どころに何度なんどでも、繰り出せる。
　何なんなら強化服シシガニャンを着た迅雷ジンライにも使つかえるように、〝滅モード化・・・・・〟してあるくらいだ。

　――――――かちん！
　おさめた刀かたな。
　巨大猪エリアボスの――大おお　／　首くび。
　ズ――レる視――界しかい。

　巨体きょたいが、縦一文字たていちもんじに斬りつけられ――――地を、空くうを、揺らした！

　どごごごごごごごごずずずずずずずずずずずずずずずずががががっががががががががががっがぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっどごごごごずずずぅむむん！
　轟音ごうおん。それ自体じたいが破壊力ＡＴＫを持つ、埒外らちがいの理ことわり。

「シガみー、自重じチょうとイう言葉こトばヲ覚おボえル必要ひつヨうがあるのでワ――？・」
　やかましぃと言いたいところだが、上空うえからの振り下ろしの滅の太刀・・・・・・・・・・。

　ボッゴゴゴゴォォォォッ――――ガァァッァァァァァァァァンッ!!!!!!!!!!
　沈しずむ大地もり。あと何なんでか――空そらが裂けた・・・。
　流ながれる雲くもまで、真っ二ぷたつの有様ありさま！
　こいつぁ駄目だめだ。
　人界じんかいを塵芥じんかいと化す、滅びの太刀・・・・・だぜ！

　ヒュヒュヒュン――ポギュ、ザクッ！
　吹っ飛んだ猪ヤツの剛毛くびげが、虎型おれの足あしを貫つらぬいた！
「痛いっってぇぇ――――ニャァ!?」
　つい、咄嗟とっさに脚あしで防ふせいじまった！

　ヴォォゥン♪
　表示ひょうじされる虎型ふくと、中の人シガミーの形かたち。
　赤あかく点滅てんめつするのは、虎型おれの右足みぎあし。
　毛は、おれの足あしの甲こうを、突き抜けていた。

　虎型用とらがたの鉄下駄げたを作つくるぞ――やることリストに入れとけ！
　おれの腕よか太い・・・・・巨大猪エリアボスの毛が刺されば、普通ふつうに死んじまう。
　本来ほんらい、強化服きょうかふくが破やぶれることなど、早々そうそうない。
　ソレだけ、この巨大猪エリアボスは、やばい相手あいてだったってことだ。

　延髄くびの剛毛けを粗方刈あらかたかり取られた巨大猪きょだいししに、スッと走はしる縦の赤い筋・・・・・。
　血が微かすかに滴したたってるが、命いのちを絶つには程ほどとおい！
　さっき太首くびを、斬ったように見えた・・・・・・・・・んだが!?

　地面じめんは目の前まえ、このまま踏むと――
　剛毛けが足あしの傷きずを、広ひろげちまう。
「（ぐぎぎぎっ――痛いってぇ――――なっ!!!!）」
　体からだを屈かがめ足あしの裏うらから――ズボッ！
　太杭ふとくいのようなソレを、引っこ抜いた。

「ヴヴヴヴヴヴッ――――!?」
　羽音はおとのような、蜂女の声ふるえるおと。
　ふぉん♪
『ルガレイニア＞シガミー、いま蘇生薬を」
　蜂女かのじょの、そんな一行表示ティッカーを視線めぢからで消した。

「要らん！　ったくよぉぉぉぉっ――――修験しゅげんの技わざっ、よぉぉぉぉぉぉぉっくっ、見ぃとぉけぇよぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉっ!!!!!!!!」
　虎型おれは地に降り立ち、虎型からだをぎゅるり・・・・と捻ねじる。

「迅雷ジンライ、虎型とらがたの手足てあしをリフトアップしろ！――ニャァ♪」
　〝血縁僧ちえんそう〟を回収かいしゅうし、戻もどってきた相棒あいぼうに――
　おれは蘇生薬ちりょうではない、用事ようじを言いつける。

　ヴッ――さっき一瞬見いっしゅんみえた〝やることリスト〟の中なかの項目こうもく。
　其奴そいつを試ためすことにした。
　ソレは前まえに作つくった、〝多重詠唱たじゅうえいしょう可能かのうになる鉢巻はちまきの運用つかいかたについて〟。
　取り出した鉢巻きソレを、ぽきゅっと猫頭かぶとに巻いた！

「「「「ＯｏＯｏｏＯおぉおぉぉおＯｕＮＮｎＮおぅんんんっ！！！！！！！！！！！」」」」
　唱となえるは真言マントラ。
　放はなつは、瀑布火炎ばくふかえんの術じゅつに非あらず。

　本式ほんしきでも、術じゅつでも、技わざですらねぇ。
　斬りつけた刀かたなや、放はなった術じゅつ。
　その終わりに唱となえると、どういう訳だか・・・・・・・――威力が上がる・・・・・・。

「（「こらっ、バカシガミー！　〝滅めっせよ禁止きんし〟わ――ょ!?・・」）」
　ふぉん♪
『イオノ２＞こらっ、バカシガミー！　〝滅せよ禁止〟わよ」
　うーるっせぇー、黙だまってろやぁぁぁぁぁっ!!!!
　上体じょうたいを捻ねじり、伸ばした膝下ひざしたを力任ちからまかせに、元もとに戻もどせば――
　虎型とらがたの猫足あしが、綺麗きれいな真円しんえんを描えがく。

　猫ねこの……いや虎とらの魔物風まものふうの――
　ちょっと不気味ぶきみなほどに足あしが長ながい、強化服きょうかふくシシガニャン。
　おれソレが見上みあげた正面しょうめん、巨大猪エリアボスの首くびの傷きず。

『　　　◇ポポポポポーッ♪
　　　　＜◇ポポポポポーッ♪
　　　　＜◇ポポポポポーッ♪
　　　　＜◇＞ポポポポポーッ♪
　　　　　◇＞ポポポポポーッ♪
　　　　［□］ポポポポポーッ♪
　　　　＜□］ポポポポポーッ♪
　　　＜◇□］ポポポポポーッ♪
　　＜＜＜□］］ポポポポポーッ♪＞
　　＜＜◇◇＞ポポポポポーッ♪＞
　　＜◇□］］◇＞ポポポポポーッ♪
　＜＜◇［□］＜◇＞＞ポポポポポーッ♪
　　＜［□］＞＞＞ポポポポポーッ♪
　　＜◇◇□◇＞ポポポポポーッ♪
　　　＜＜◇＞ポポポポポーッ♪
　　　◇［□］ポポポポポーッ♪
　　　□＜＜◇ポポポポポーッ♪
　　　　◇ポポポポポーッ♪＞
　　　　◇ポポポポポーッ♪□
　　　［◇＞ポポポポポーッ♪
　　　◇ポポポポポーッ♪』

　群むらがる無数むすうの、ロックオンカーソル。
　それは、まるで――
　田畑たはたを食い荒らす虫むしや、飢えた魚さかなの群れ・・のよう。
　こいつぁ、おれの視線だけ・・・・・・・……じゃねぇぞぉ・・・・・・――――ウカカカカッ♪

「滅めっ――せ――よ――！――ニャァ♪」
　ゴガァ――
　刀印いんを結むすぶと、どがん・・・と爆ぜた・・・！
　ふわぁり――気がとおくなる。

　間違まちがいなく、何なにかを断ち斬った・・・・・手応てごたえはあった。
　何なにかは為され、おれの精根せいこんが尽き果てる。

　猪ボスの断末魔だんまつまが、聞こえる気もするし――
　蜂女ルガさんの叫さけぶ声こえが、聞こえる気もする。

　七しちの型かたを放はなったとき同様どうよう――
　次つぎに目覚めざめたのは、まるで別べつの場所ばしょだった。