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三十五話 想定外の見物人
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ものすごいものを見てしまった、付き合ってるとはいえあんなことをしてるなんてな……
呼ばれていないアタシがあそこにいたなんて、樹も七瀬も知らないだろう。
はぁ……もしアタシに婚約者なんかがいなければ、樹を押し倒してあんなことやこんなことをヤりまくってやるのに……羨ましい。
しかもアイツのあんな表情、エロすぎて見てるこっちが興奮してしまう。
別にアタシは動物みたいに発情期があるわけじゃないけど、アレをみせられたらそうなってしまうのも仕方ないだろう。
「樹ってあんなにエロかったんだな、はぁ……」
どうにもため息がとまらず、もしアタシが七瀬の立場ならばと思って、疼く自分の身体を慰める手が止まらない。
アタシはこんなにもアイツが好きだったのかと、そんなことを考える。
七瀬に頼んで樹のエッチな写真でも撮ってきてもらおうかな?どうせヤることやってるだろうし、手を出さないかわりにそれくらいは許して欲しい。
まったく、どうして樹より良い男がいないんだ!おかしいだろ!
そんな考えが頭に過ぎる。
それとも壱斗に頼んで樹が着替えてるところを撮った写真でももらうか。
そういや壱斗は誰が好きなんだろうな?もしウチだったらどうだろ、さすがにそんことはないかもしれないが、万が一そうなら流石にそんなことを頼むのは可哀想だ。
そのことについてもちゃんと話をしないとな……でも今は樹だ、アイツが好きすぎてたまらない。
でもアタシは婚約者がいるし……あぁもう!
めんどくせぇな、どうしてアタシと壱斗の親ってのは自分勝手なんだ!
恋くらい好きにさせろっての!
「クソっ、たつきぃ……」
既にアタシから正気が消え失せ、その感情のまま樹に電話を掛けた。
数回 コール音が鳴るものの出る気配もないので、諦めて切ろうと思ったその矢先に彼の声が聞こえた。大好きな声。
『もしもしっ、ごめん燈璃…おっ遅くなった…っ…』
「あっ、ぁぁいやこっちこそごめんな、いきなり電話して」
もし冷静になっていたら気付いたのだろうが、今の樹は様子がおかしい。
しかしアタシは彼の声が聞けたことで有頂天になっていて、そのことに全く気付かなかった。
『それで、どうしたんだ……? っ…』
「いやその、樹の声が聞きたくなったんだよっ!ごめんいきなり」
『いやっ…ぜっ全然大丈夫だっ……あ、ちょっ!』
何か様子が変であるが、どうしたのかと首を傾げる。
その奥から七瀬のものとみられる声が一瞬聞こえたのだが、今は二人で遊んでいるのだろうと気にしなかった。
今のアタシには樹しか眼中になく、すぐに声の事は忘れてしまった。
そしてアタシが思ったのは、樹の声があまりにも艶っぽいということだ。そのせいでまた内に眠るモノが滾ってくる。
「なんかアレだな……エロいな、樹」
『ぃえっ!?』
「あっ、ごめん!変なこと言った!」
'' 向こう '' でなにが起きてるのかを知らないアタシは呑気にそんなことを言った。
そりゃ樹だって驚くだろうな、言い当てるような真似なんかしたら。
「まっマジでごめん!その……もっもう切るな!じゃあ!」
『あっ、じっじゃあな!……ぅっ』
樹が最後に出した声にアタシは気付くことなく電話を切った。
やったやった!聞けた!樹の声!最高!
心の中でそんなことを叫びながらアタシはニヤニヤとしていた。
なんか様子が変だったけどどうしたんだろう?まぁ樹の声が聞けたからいっか!と呑気にそんなことを考えていた。恋をすると人はこうもアホになってしまうのか。
あの二人が電話の向こうで盛っているだなんて、正気じゃないアタシに気付けというのがおかしいのだ。
しかも疼いた身体まで持て余しているし、結構余裕がなかったりする。
アタシも含めてどいつもこいつも変態ばっかだ!
呼ばれていないアタシがあそこにいたなんて、樹も七瀬も知らないだろう。
はぁ……もしアタシに婚約者なんかがいなければ、樹を押し倒してあんなことやこんなことをヤりまくってやるのに……羨ましい。
しかもアイツのあんな表情、エロすぎて見てるこっちが興奮してしまう。
別にアタシは動物みたいに発情期があるわけじゃないけど、アレをみせられたらそうなってしまうのも仕方ないだろう。
「樹ってあんなにエロかったんだな、はぁ……」
どうにもため息がとまらず、もしアタシが七瀬の立場ならばと思って、疼く自分の身体を慰める手が止まらない。
アタシはこんなにもアイツが好きだったのかと、そんなことを考える。
七瀬に頼んで樹のエッチな写真でも撮ってきてもらおうかな?どうせヤることやってるだろうし、手を出さないかわりにそれくらいは許して欲しい。
まったく、どうして樹より良い男がいないんだ!おかしいだろ!
そんな考えが頭に過ぎる。
それとも壱斗に頼んで樹が着替えてるところを撮った写真でももらうか。
そういや壱斗は誰が好きなんだろうな?もしウチだったらどうだろ、さすがにそんことはないかもしれないが、万が一そうなら流石にそんなことを頼むのは可哀想だ。
そのことについてもちゃんと話をしないとな……でも今は樹だ、アイツが好きすぎてたまらない。
でもアタシは婚約者がいるし……あぁもう!
めんどくせぇな、どうしてアタシと壱斗の親ってのは自分勝手なんだ!
恋くらい好きにさせろっての!
「クソっ、たつきぃ……」
既にアタシから正気が消え失せ、その感情のまま樹に電話を掛けた。
数回 コール音が鳴るものの出る気配もないので、諦めて切ろうと思ったその矢先に彼の声が聞こえた。大好きな声。
『もしもしっ、ごめん燈璃…おっ遅くなった…っ…』
「あっ、ぁぁいやこっちこそごめんな、いきなり電話して」
もし冷静になっていたら気付いたのだろうが、今の樹は様子がおかしい。
しかしアタシは彼の声が聞けたことで有頂天になっていて、そのことに全く気付かなかった。
『それで、どうしたんだ……? っ…』
「いやその、樹の声が聞きたくなったんだよっ!ごめんいきなり」
『いやっ…ぜっ全然大丈夫だっ……あ、ちょっ!』
何か様子が変であるが、どうしたのかと首を傾げる。
その奥から七瀬のものとみられる声が一瞬聞こえたのだが、今は二人で遊んでいるのだろうと気にしなかった。
今のアタシには樹しか眼中になく、すぐに声の事は忘れてしまった。
そしてアタシが思ったのは、樹の声があまりにも艶っぽいということだ。そのせいでまた内に眠るモノが滾ってくる。
「なんかアレだな……エロいな、樹」
『ぃえっ!?』
「あっ、ごめん!変なこと言った!」
'' 向こう '' でなにが起きてるのかを知らないアタシは呑気にそんなことを言った。
そりゃ樹だって驚くだろうな、言い当てるような真似なんかしたら。
「まっマジでごめん!その……もっもう切るな!じゃあ!」
『あっ、じっじゃあな!……ぅっ』
樹が最後に出した声にアタシは気付くことなく電話を切った。
やったやった!聞けた!樹の声!最高!
心の中でそんなことを叫びながらアタシはニヤニヤとしていた。
なんか様子が変だったけどどうしたんだろう?まぁ樹の声が聞けたからいっか!と呑気にそんなことを考えていた。恋をすると人はこうもアホになってしまうのか。
あの二人が電話の向こうで盛っているだなんて、正気じゃないアタシに気付けというのがおかしいのだ。
しかも疼いた身体まで持て余しているし、結構余裕がなかったりする。
アタシも含めてどいつもこいつも変態ばっかだ!
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