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プロローグ
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今日も無事に授業が終わり荷物を持って教室から出ようと歩き出す。
今日は彼女とは別で帰るらしい友人 がやってきて、二人で喋りながら教室の扉に向かうと近くの席にいる とある女子生徒と肩がぶつかった。
「あっ、ごめん」
「……気を付けて」
彼女は俺を思い切り睨みながらそう言った。
後ろにいる友人がブルブルと震えて後ろに隠れている。別に彼がぶつかった訳では無いのに。
「相変わらずよく平気だよな、あんな睨まれてさ…」
「まぁ、慣れてるからな」
そう、彼女はよく俺を睨んでくるのだ。それは中学二年の時のとある一件からである。
その時からずっとそうなので、今更何とも思いはしない。
それに俺は、彼女の魅力を知っているから余計にね。
家に帰り自分の部屋に荷物を置いて私服に着替えてリビングに向かう。
今日は家にお客さんが来るのだ、そのための準備もバッチリ。
スマホにもうすぐ着くとの連絡が入り、待ちきれない俺は、彼女を出迎えようと、玄関に向かって扉を開け外に出た。
「あっ…」
「お、いらっしゃい」
するとちょうど彼女がそこに来ていたようで、ジットリとした目を向けてきている。
彼女を中に入れて鍵をかけると後ろから腕を回される。
「……もう、ホントに気を付けてよね」
「あははっ、ごめん」
それはきっと教室でのことだろう、学校では彼女とは他人のフリをしているから。
別に特別な理由があるわけじゃないけれど、どちらともなくそうしようという話をしたのだ。
もちろん学校が終わればその限りではないので、その時は今みたいに甘えてくることが多い。というか大体彼女からそうしてくるので可愛くて仕方がない。
そんなことを考えていると、彼女がうなじをカプッと噛んだ。大して痛くないので甘噛みであるが、彼女はよくこうやって俺を噛むのだ。
ちなみに彼女は人間である、別に血を吸っている訳でもないのでただソレが好きなだけらしい。
「とりあえず、ここで立ちっぱなしなのもあれだし上がろうよ」
「ん…もうちょっと……」
彼女はそういうとそのまま噛んでいる場所を思い切り吸って口を離した。その時の音は妙に妖艶でに聞こえた。
すると彼女はやっと靴を脱ぎ始めたので俺もそれに続く。
「今日はもう我慢できないから、このままあなたの部屋に行ってもいい?」
「いいよ」
どうやら今日の彼女はだいぶエネルギーがあり余ってるようで、今すぐにでも事に及びたいらしい。俺も望むところなので迷うことはなかった。
しばらく時間が経ってあれから二時間ほど経とうとしている。
彼女は先程までの乱れた姿が なりを潜め、黒いワンピースをピシッと着こなしている。
その姿は普段から彼女が見せるクールなものであった。
「明日もまた来ていいかしら?」
「うん、なんなら明後日も大丈夫みたい」
「っ…♪」
俺がそう言うと彼女顔を真っ赤にして口角を上げて抱きついてくる。そんな甘えたがりな姿がとてもかわいい。
学校の連中は知らない、俺だけに見せてくれる姿だ。
「じゃあまた明日ね……大好き」
「うん、大好きだよ」
「っ……♪」
また彼女がニンマリと口角を上げて少し深めのキスをしてくる。本当に可愛いな。
周りに興味を示さない彼女だけど本当はこんなにも可愛いのだ、魅力的すぎる。
目つきも悪く普段からあまり声を出さないし、色んな男からの告白や遊びの誘いも断っているので、最初は彼女がこんな性格だとは思わなかった。
今ではこんなだけど、最初は俺も彼女に対して大層ビビっていたよ。
でも意外と慣れるのはすぐだった、どちらかというと無関心の期間のほうが長かったくらいだ。
それでもいつからか交際を始め、今では彼女がとても可愛らしい笑みを見せてくれるほどには関係値が高まったと思う。
他の人間には見せない姿を俺だけが知っているというのは優越感がすごい。付き合い始めた当初は気が狂ったように狂喜乱舞したもんだ。
これはそんな彼女との出会い、またそれからのお話
今日は彼女とは別で帰るらしい友人 がやってきて、二人で喋りながら教室の扉に向かうと近くの席にいる とある女子生徒と肩がぶつかった。
「あっ、ごめん」
「……気を付けて」
彼女は俺を思い切り睨みながらそう言った。
後ろにいる友人がブルブルと震えて後ろに隠れている。別に彼がぶつかった訳では無いのに。
「相変わらずよく平気だよな、あんな睨まれてさ…」
「まぁ、慣れてるからな」
そう、彼女はよく俺を睨んでくるのだ。それは中学二年の時のとある一件からである。
その時からずっとそうなので、今更何とも思いはしない。
それに俺は、彼女の魅力を知っているから余計にね。
家に帰り自分の部屋に荷物を置いて私服に着替えてリビングに向かう。
今日は家にお客さんが来るのだ、そのための準備もバッチリ。
スマホにもうすぐ着くとの連絡が入り、待ちきれない俺は、彼女を出迎えようと、玄関に向かって扉を開け外に出た。
「あっ…」
「お、いらっしゃい」
するとちょうど彼女がそこに来ていたようで、ジットリとした目を向けてきている。
彼女を中に入れて鍵をかけると後ろから腕を回される。
「……もう、ホントに気を付けてよね」
「あははっ、ごめん」
それはきっと教室でのことだろう、学校では彼女とは他人のフリをしているから。
別に特別な理由があるわけじゃないけれど、どちらともなくそうしようという話をしたのだ。
もちろん学校が終わればその限りではないので、その時は今みたいに甘えてくることが多い。というか大体彼女からそうしてくるので可愛くて仕方がない。
そんなことを考えていると、彼女がうなじをカプッと噛んだ。大して痛くないので甘噛みであるが、彼女はよくこうやって俺を噛むのだ。
ちなみに彼女は人間である、別に血を吸っている訳でもないのでただソレが好きなだけらしい。
「とりあえず、ここで立ちっぱなしなのもあれだし上がろうよ」
「ん…もうちょっと……」
彼女はそういうとそのまま噛んでいる場所を思い切り吸って口を離した。その時の音は妙に妖艶でに聞こえた。
すると彼女はやっと靴を脱ぎ始めたので俺もそれに続く。
「今日はもう我慢できないから、このままあなたの部屋に行ってもいい?」
「いいよ」
どうやら今日の彼女はだいぶエネルギーがあり余ってるようで、今すぐにでも事に及びたいらしい。俺も望むところなので迷うことはなかった。
しばらく時間が経ってあれから二時間ほど経とうとしている。
彼女は先程までの乱れた姿が なりを潜め、黒いワンピースをピシッと着こなしている。
その姿は普段から彼女が見せるクールなものであった。
「明日もまた来ていいかしら?」
「うん、なんなら明後日も大丈夫みたい」
「っ…♪」
俺がそう言うと彼女顔を真っ赤にして口角を上げて抱きついてくる。そんな甘えたがりな姿がとてもかわいい。
学校の連中は知らない、俺だけに見せてくれる姿だ。
「じゃあまた明日ね……大好き」
「うん、大好きだよ」
「っ……♪」
また彼女がニンマリと口角を上げて少し深めのキスをしてくる。本当に可愛いな。
周りに興味を示さない彼女だけど本当はこんなにも可愛いのだ、魅力的すぎる。
目つきも悪く普段からあまり声を出さないし、色んな男からの告白や遊びの誘いも断っているので、最初は彼女がこんな性格だとは思わなかった。
今ではこんなだけど、最初は俺も彼女に対して大層ビビっていたよ。
でも意外と慣れるのはすぐだった、どちらかというと無関心の期間のほうが長かったくらいだ。
それでもいつからか交際を始め、今では彼女がとても可愛らしい笑みを見せてくれるほどには関係値が高まったと思う。
他の人間には見せない姿を俺だけが知っているというのは優越感がすごい。付き合い始めた当初は気が狂ったように狂喜乱舞したもんだ。
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