15 / 103
十四話 秘め事
しおりを挟む
そっと触れるだけの、そんな甘い口付けは俺にとって初めてのキスであった。
唇を離した繭奈と見つめ合うが、ドクドクと高鳴る胸の衝撃がハッキリと感じられる。それは俺のものなのか、彼女のものなのかは分からない。
「ごめんなさい龍彦くん、我慢出来なくてつい……」
「とか言いつつ笑ってんじゃない」
「だって仕方ないじゃない、嬉しいものは嬉しいんだから♪」
謝りつつもニコニコとしている繭奈にそのことを敢えて指摘すると、彼女はその感情を露わにしながらそう言った。
「それと、我慢できないついでなんだけど……」
胸ポケットから何かを出しながら、彼女は言った。その頬はすごく赤い、とても熱そうなほどに。
その手に持っていたのは……男女の営みに使うための、アレであった。
……………………え?
「……………………え?」
「せっかくだし、どうかしら?」
事態が飲み込めない俺は、ただ膝の上に乗ったまま首を傾げた繭奈を見つめることしかできなかった。……正気か?
「いや、でもまだ付き合ってるとかそういう訳じゃ……」
「あら、もしかしてあなたは恋や性行為をそこまで崇高なものだとでも思ってるのかしら?」
俺はまっとうなことを言ったつもりなのだが、彼女はそう返した。どゆこと???
「えっ、でもやっぱりそういうのってちゃんとした相手とかとした方が……」
「龍彦くんは純情なのね、そんなあなたも可愛くて素敵よ♪でもいいの。今だから、あなただからこそ……シたいの」
俺の額に自身の額をくっつけながら言った繭奈に俺は言葉を失ってしまう。
ただ、勇気を出してそう言ってくれた彼女の願いを無下にもしたくない。応えてあげたいと思った。
「えっと、その……初めてだから、もしかしなくても多分、満足させられないかもだけど……」
「初めてなんてそんなものよ?だからいいの。ほら……見せて♪」
囁くような声の繭奈が、あまりに暴力的な色っぽさで俺の服を脱がせてくる。
その息は少し荒い。
「ふぉぉ……夢にまでまた龍彦くんの……ッ♪」
俺の服を脱がせて恍惚としている彼女だが、思い出したかのようにハッとして いそいそと服を脱ぎ始めている。可愛いなおい。
脱ぎ終わった彼女が、そのままの姿で抱きついてきた。
「はぁぁぁぁぁ……幸せ……♪」
「これは……ヤバッ……!」
スベスベとした肌の感覚がお互いを癒し、しばらくの間それを堪能した。というかしていた、主に繭奈がね?まぁ俺も便乗したけどさ。
「さて、じゃあ……ハジめましょうか?」
「えっと……」
ソレを片手に言った彼女が、ついにといった様子でそう言った。しかし俺は全くの未経験なのでなんて言えばいいのか分からない。
「大丈夫よ、私に任せてくれればいいから……」
そう言った繭奈は、とても同い年の女の子とは思えないほどに色っぽかった。
「はふぅ……気持ちよかったわ♪」
「疲れました」
先程までのたどたどしさを感じさせないほどにツヤツヤとなった彼女が布団を被ってそう言った。
しかし行為を始める前の余裕はどこへ行ってしまったんだ?
「しかし任せてくれれば……ねぇ?」
「うぅ、言わないでぇ……」
そう、あれだけの風格を纏っていた繭奈は思いっきりスベってしまったのだ。
わざわざ雰囲気を出すために胸ポケットに新品の箱から取り出したゴムは、ポケットに忍ばせておいただけなそうで、使うのは今日が初めてだったらしい。
俺のソレにゴムを付けようとしたときの彼女があまりに可愛すぎて忘れられそうにない。
『あっあれ……だっ大丈夫よ、だから私に任せて……えっとえっと、あれっ付けれな……っ』
さすがに繭奈のあんなたどたどしい姿を見てしまえば緊張も解けてしまうもので、思い切り吹き出してしまい彼女に睨まれてしまった。
その後はなんとか付けることができ、無事に事に及べたのだが快楽に喘ぐ彼女もすごく可愛くてとても良かった。
無理にリードしようとして自爆しまくっている繭奈だが、やっぱり初めてだったみたい。
「あれだけ余裕たっぷりだったのに実は未経験でしたって言うのもなかなか……」
「うぅ……いじわる」
更にいじろうとしたところで彼女が布団で顔を半分隠してしまったので、あまりの可愛さに座っていた俺も布団に潜り込んで彼女を抱きしめた。
暫く経って、お互いシャワーを浴びて今から繭奈を家まで送るところ。
荷物を持って玄関に向かったところで、なんと母さんが帰ってきた。思えば結構楽しんだので、もうそんな時間だったみたいだ。
「ただいま龍彦……あら、そちらの方は?」
「あっ、はじめまして、私は白雪 繭奈と申します」
帰ってきた母さんが俺たちを見て目をぱちくりとさせたところで、繭奈がすかさず自己紹介をした。ちなみに俺は軽くパニクっている。ひゃー!
「へぇ、繭奈さんね。龍彦のお友達ってところかしら?」
「そう、ですね……」
「いや、彼女だよ」
母さんの質問に頷こうとする繭奈だが、俺はそれを遮りこう言った。
繭奈は驚いてこちらを向き、母さんは口元に手を当てて微笑んだ。繭奈も微笑みながら、俺の手を握る。
「そう……繭奈さん、龍彦をよろしくね」
「あっ、はい!こちらこそよろしくお願いします!」
俺の手を握りながらお辞儀をする繭奈が可愛くて笑ってしまうが、そろそろ行かないとどんどん時間が遅くなってしまう。
「今から繭奈を家に送るところだから、ちょっと出てくるよ」
「それなら私が送ろうか?」
そういえばウチは両親共に車を持っていたしその方が安全と思い、繭奈と一緒に改めて母さんにお願いして送って貰うことにした。
唇を離した繭奈と見つめ合うが、ドクドクと高鳴る胸の衝撃がハッキリと感じられる。それは俺のものなのか、彼女のものなのかは分からない。
「ごめんなさい龍彦くん、我慢出来なくてつい……」
「とか言いつつ笑ってんじゃない」
「だって仕方ないじゃない、嬉しいものは嬉しいんだから♪」
謝りつつもニコニコとしている繭奈にそのことを敢えて指摘すると、彼女はその感情を露わにしながらそう言った。
「それと、我慢できないついでなんだけど……」
胸ポケットから何かを出しながら、彼女は言った。その頬はすごく赤い、とても熱そうなほどに。
その手に持っていたのは……男女の営みに使うための、アレであった。
……………………え?
「……………………え?」
「せっかくだし、どうかしら?」
事態が飲み込めない俺は、ただ膝の上に乗ったまま首を傾げた繭奈を見つめることしかできなかった。……正気か?
「いや、でもまだ付き合ってるとかそういう訳じゃ……」
「あら、もしかしてあなたは恋や性行為をそこまで崇高なものだとでも思ってるのかしら?」
俺はまっとうなことを言ったつもりなのだが、彼女はそう返した。どゆこと???
「えっ、でもやっぱりそういうのってちゃんとした相手とかとした方が……」
「龍彦くんは純情なのね、そんなあなたも可愛くて素敵よ♪でもいいの。今だから、あなただからこそ……シたいの」
俺の額に自身の額をくっつけながら言った繭奈に俺は言葉を失ってしまう。
ただ、勇気を出してそう言ってくれた彼女の願いを無下にもしたくない。応えてあげたいと思った。
「えっと、その……初めてだから、もしかしなくても多分、満足させられないかもだけど……」
「初めてなんてそんなものよ?だからいいの。ほら……見せて♪」
囁くような声の繭奈が、あまりに暴力的な色っぽさで俺の服を脱がせてくる。
その息は少し荒い。
「ふぉぉ……夢にまでまた龍彦くんの……ッ♪」
俺の服を脱がせて恍惚としている彼女だが、思い出したかのようにハッとして いそいそと服を脱ぎ始めている。可愛いなおい。
脱ぎ終わった彼女が、そのままの姿で抱きついてきた。
「はぁぁぁぁぁ……幸せ……♪」
「これは……ヤバッ……!」
スベスベとした肌の感覚がお互いを癒し、しばらくの間それを堪能した。というかしていた、主に繭奈がね?まぁ俺も便乗したけどさ。
「さて、じゃあ……ハジめましょうか?」
「えっと……」
ソレを片手に言った彼女が、ついにといった様子でそう言った。しかし俺は全くの未経験なのでなんて言えばいいのか分からない。
「大丈夫よ、私に任せてくれればいいから……」
そう言った繭奈は、とても同い年の女の子とは思えないほどに色っぽかった。
「はふぅ……気持ちよかったわ♪」
「疲れました」
先程までのたどたどしさを感じさせないほどにツヤツヤとなった彼女が布団を被ってそう言った。
しかし行為を始める前の余裕はどこへ行ってしまったんだ?
「しかし任せてくれれば……ねぇ?」
「うぅ、言わないでぇ……」
そう、あれだけの風格を纏っていた繭奈は思いっきりスベってしまったのだ。
わざわざ雰囲気を出すために胸ポケットに新品の箱から取り出したゴムは、ポケットに忍ばせておいただけなそうで、使うのは今日が初めてだったらしい。
俺のソレにゴムを付けようとしたときの彼女があまりに可愛すぎて忘れられそうにない。
『あっあれ……だっ大丈夫よ、だから私に任せて……えっとえっと、あれっ付けれな……っ』
さすがに繭奈のあんなたどたどしい姿を見てしまえば緊張も解けてしまうもので、思い切り吹き出してしまい彼女に睨まれてしまった。
その後はなんとか付けることができ、無事に事に及べたのだが快楽に喘ぐ彼女もすごく可愛くてとても良かった。
無理にリードしようとして自爆しまくっている繭奈だが、やっぱり初めてだったみたい。
「あれだけ余裕たっぷりだったのに実は未経験でしたって言うのもなかなか……」
「うぅ……いじわる」
更にいじろうとしたところで彼女が布団で顔を半分隠してしまったので、あまりの可愛さに座っていた俺も布団に潜り込んで彼女を抱きしめた。
暫く経って、お互いシャワーを浴びて今から繭奈を家まで送るところ。
荷物を持って玄関に向かったところで、なんと母さんが帰ってきた。思えば結構楽しんだので、もうそんな時間だったみたいだ。
「ただいま龍彦……あら、そちらの方は?」
「あっ、はじめまして、私は白雪 繭奈と申します」
帰ってきた母さんが俺たちを見て目をぱちくりとさせたところで、繭奈がすかさず自己紹介をした。ちなみに俺は軽くパニクっている。ひゃー!
「へぇ、繭奈さんね。龍彦のお友達ってところかしら?」
「そう、ですね……」
「いや、彼女だよ」
母さんの質問に頷こうとする繭奈だが、俺はそれを遮りこう言った。
繭奈は驚いてこちらを向き、母さんは口元に手を当てて微笑んだ。繭奈も微笑みながら、俺の手を握る。
「そう……繭奈さん、龍彦をよろしくね」
「あっ、はい!こちらこそよろしくお願いします!」
俺の手を握りながらお辞儀をする繭奈が可愛くて笑ってしまうが、そろそろ行かないとどんどん時間が遅くなってしまう。
「今から繭奈を家に送るところだから、ちょっと出てくるよ」
「それなら私が送ろうか?」
そういえばウチは両親共に車を持っていたしその方が安全と思い、繭奈と一緒に改めて母さんにお願いして送って貰うことにした。
7
あなたにおすすめの小説
わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...
MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。
ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。
さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか?
そのほかに外伝も綴りました。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
中1でEカップって巨乳だから熱く甘く生きたいと思う真理(マリー)と小説家を目指す男子、光(みつ)のラブな日常物語
jun( ̄▽ ̄)ノ
大衆娯楽
中1でバスト92cmのブラはEカップというマリーと小説家を目指す男子、光の日常ラブ
★作品はマリーの語り、一人称で進行します。
清掃員と僕の密やかな情状
MisakiNonagase
恋愛
都心のオフィスビルで働く会社員の26歳・高城蓮(たかぎれん)。彼の無機質な日常に唯一の彩りを与えていたのは、夕方から現れる70歳の清掃員・山科和子だった。
青い作業服に身を包み、黙々と床を磨く彼女を、蓮は「気さくなおばあちゃん」だと思っていた。あの日、立ち飲み屋で私服姿の彼女と再会するまでは――。
肉じゃがの甘い湯気、溶けゆく氷の音、そして重ねた肌の温もり。
44歳の年齢差を超え、孤独を分かち合った二人が辿り着いた「愛の形」とは。これは、一人の青年が境界線の向こう側で教わった、残酷なまでに美しい人生の記録。
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる