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しおりを挟む「え!なに、なに?夜会?計画?それ、絶対に私が関係しているよね?デフくん?」
デフくんに小走りに近寄る。
最近はデフくんに少々のタメ口を絡める。
見た目が幼い私がタメ口で話しかけるのは、遠慮を知らない子供と話しているようで気にならないらしい。
そして、例え子供でも自分に気を使わない存在が珍しく、悪い気がしないと言ってくれた。
威厳が全身から放出しているデフくんにすべてタメ口は無理だけどね。
「ああ。その通りだ。」
背の高さから見下ろされる視線は私に向けられている。
「…その通りだ、じゃないですよ!せ、せ、説明を希望します!」
「来月…あと3週間後にセレスタンに夜会に呼ばれている。最初にいただろう?茶色の髪のローブを着ていない方の…。」
「あ!薄茶のどことなく態度がデカイ男の人!あの人、歳は私と同じくらいなのに、どっか横柄というか…偉い人なんですか?」
「…まあ、偉い方だな。歳は21だ。」
「1つ下か。公爵位のデフくんに対しても態度が大きい人でしたよ!」
「…そうだな。私よりも偉いと言えば偉い。今は。…それより、昼食にしよう。恐らく午後にはコーマスがドレスの手配をしているだろうから採寸になるだろう。」
「採寸?ドレスならすでにたくさん用意していただいてますよ。」
小首を傾げて尋ねる。
「夜会用はまだないはずだ。装飾品もいろいろ必要だ。この機会にいくつか用意しよう。」
そう言ってデフくんは食堂へ向かって歩き出す。
小さい私と手を繋ぐのを忘れない。
夜会用…。
ここに来てすぐに、ドレスなら本当にたくさん用意してくれた。
こんなにお金を掛けてくれて申し訳ない気がするが、何もわからないから従うけどね。
夜会ってパーティーでしょ?
たくさんに人に会うって事だよね。
私が行って大丈夫なのかな…。
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